JPS60157520A - 油圧式クラツチ装置 - Google Patents

油圧式クラツチ装置

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JPS60157520A
JPS60157520A JP59014103A JP1410384A JPS60157520A JP S60157520 A JPS60157520 A JP S60157520A JP 59014103 A JP59014103 A JP 59014103A JP 1410384 A JP1410384 A JP 1410384A JP S60157520 A JPS60157520 A JP S60157520A
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JP
Japan
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hole
clutch
check valve
valve
hydraulic
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JP59014103A
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English (en)
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Yoshimasa Nagayoshi
永吉 由昌
Takeo Hiramatsu
平松 健男
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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    • F16D25/12Details not specific to one of the before-mentioned types
    • F16D25/14Fluid pressure control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油圧式のクラッチ装置に関し、特に自動変速
機に組込んで好適な油圧式クラッチ装置に関する。
一般に、車両用エンジンの自動変速機は、トルクコンバ
ータと歯車変速装置とを組合わせて構成されているが、
この歯車変速装置内には、油圧シリンダへ供給する圧油
の給徘により回転体と被回転体との結合または解除を行
なう複数の油圧式クラッチ装置が組込まれており、これ
らのクラッチ装置を適宜接断することにより、所望の変
速段に設定で外るようになっている。
ところで、これらのクラッチ装置のなかには、その油圧
シリンダからの圧油の排出を制御するため、油圧シリン
ダのシリンダ部またはピストン部にチェック弁機構をそ
なえたものがある。
そして、このチェック弁機構は、大径円筒穴、小径円筒
穴およびこれらの円筒穴を結ぶ円錐穴とから成るバルブ
穴と、大径円筒穴内において円錐穴の円錐面をバルブシ
ートとするポール弁体とで構成されているが、バルブ穴
が回転軸とほぼ平行に配設されているため、くあるいは
十分低くならないと、チェック弁機構が閉鎖あるいは開
放しない。すなわちチェック弁機構の開放特性と閉鎖特
性との間のヒステリシスが極めて大きいのである。
したがって、このような従来の油圧式クラッチ装置では
、その結合、解放に時間を要するため、これが原因で、
変速時間が長くなって、その間にクラッチがスリップし
て焼損したり、解放すべ慇クラッチが解放せずこれによ
り変速しないような事態が発生して自動変速機としての
機能を発揮しないような場合があったりするという問題
点がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、チェック弁機構の開放特性と閉鎖特性との間のヒステ
リシスを小さくできるようにして、クラッチの結合およ
び解放を迅速に行なえるようにした、油圧式クラッチ装
置を提供することを目的とする。
このため、本発明の油圧式クラッチ装置は、回転体と被
回転体との結合または解除を行なうクラッチ部と、同ク
ラッチ部を圧油の給徘により作動させる油圧シリンダと
、同油圧シリンダからの圧油の排出を制御すべく同油圧
シリンダのシリンダ部またはピストン部に設けられたチ
ェック弁機構とをそなえ、同チェック弁機構が、大径円
筒穴、小径円筒穴およびこれらの円筒穴を結ぶ円錐穴と
から成るバルブ穴と、上記大径円筒穴内において上記円
錐穴の円錐面をバルブシートとするボール弁体とで構成
され、上記チェック弁機構の開放特性と閉鎖特性との間
のヒステリシスを小さくすべく、上記バルブ穴が外方へ
向は傾斜して配設されるとともに、上記バルブ穴の傾き
角と上記円錐面におけるシート角とが所望の相互関係で
設定されていることを特徴としている。
以下、図面により本発明の一実施例としての油圧式クラ
ッチ装置について説明す葛と、12〜13図は本装置を
有する車両用エンジンの自動変速機を示すもので、第2
図はその概略構成を示す模式図、第3図はその要部を詳
細に示す部分断面図、第4,5図はそれぞれ第3図のn
、 V部を拡大して示す部分断面図、第6〜9図はいず
れもその作用を説明するためのグラフ、pA10〜13
図はいずれもその作用を説明するための模式図である。
第2図に示すごとく、111両の動力源となるエンジン
2のクランク軸4は、トルクコンバータ6のポンプ8に
直結されている。トルクフンパータロは、ポンプ8゜タ
ービン10.ステータ12.ワンウェイクラッチ14を
有し、ステータ12はワンウェイクラッチ14を介して
ケース16に結合され、このワンウェイクラッチ14に
よりステータ12はクランク軸4と同方向へは回転する
が、その逆方向の回転は許容されない構造となっている
タービン10に伝えられたトルクは、回転体としての入
力軸20によってその後部に配設された前進4段後進1
段の変速段を達成する歯iB変速装置22に伝達される
この歯車変速装置22は、3組のクラッチ24゜26.
28.2組のブレーキ30,32.1組のワンウェイク
ラッチ34および1組のラビニョ型遊星歯車磯この遊星
歯車機構36は、リングギヤ38tロングピニオンギヤ
40.ショートビニオンギヤ42tフロントサンギヤ4
4.リヤサンギヤ461両ピニオンギヤ40.42を回
転自在に支持し自身も回転可能なキャリア48から構成
されており、リングギヤ38は出力軸50に連結され、
70ントサンギヤ44はキックダウンドラム52.フロ
ントクラ・ンチ24を介して入力軸20に連結され、リ
ヤサンギヤ46はりャクラッチ26を介して入力軸20
に連結され、キャリア48は機能上並列となるように配
設されたローリバースブレーキ32とワンウェイクラッ
チ34とを介してケース16に連結されるとともに歯車
変速装置22の後端に配設された4速クラツチ28を介
して入力軸20に連結されている。
なお、キックダウンドラム52はキックダウンブレーキ
30によってケース16に固定的に連結可能となってい
る。
また、遊星歯車機構36を通ったトルクは、出力軸を経
て被駆動ギヤ64に伝達され、さらに被駆動ギヤ64に
固着されたトランス7アシヤ7)661ヘリカルギヤ6
8を介して駆動軸70が連結された差動歯車装置72に
伝達される。
上記各クラッチ、ブレーキはそれぞれ係合用シリング装
置あるいはサーボ装置等を備えた摩擦係合装置で構成さ
れており、トルクコンバータ、6のポンプ8に連結され
ることによりエンジン2により駆動されるオイルポンプ
で発生する油圧によって作動される。
そして、この油圧は、図示しない油圧制御装置によって
、種々の運転状態検出装置により検出された運転状態に
応じて各クラッチ、ブレーキに選択的に供給され、これ
らのクラッチやブレーキの作動の組み合わせによって、
前進4段後進1段の変速段が達成される。次表は各クラ
ッチ、ブレーキの作動と変速段状況との関係を示したも
のであり、同表においてO印は各クラッチまたはブレー
キの係合状態を示し、0印は変速時のローリバースブレ
ーキ32が係合される直前においでワンウェイクラッチ
34の作用でキャリア48の回転が停止されていること
を示している。
以上、自動変速磯の概略構成と作用とを述べたが、次に
本発明が適用されているクラッチ装置について詳細に述
べる。すなわち本発明はフロントクラッチ24に適用さ
れるが、この70ントクラツチ24は第2,3図に示す
ごとく、回転体としての入力軸20と被回転体としての
キックダウンドラム52との間に介装されている。
そして、このフロントクラッチ24は、第3図に示すご
とく、油圧シリング241をそなえており、この油圧シ
リンダ241は、入力軸20に対し外嵌めされるととも
にキックダウンドラム52に対し内嵌めされたシリング
部241aと、このシリング部241aに嵌合するリン
グ状ピストン部241bと、このピストン部241+)
を第3図中左方へ付勢するリターンスプリング241c
とをそなえて構成されている。
また、油圧シリンダ241のピストン部241bには、
第3,4図に示すごとく、フロントクラッチ24の#、
断を制御するチェック弁機構Mが設けられており、この
チェック弁機構Mはチェック弁242をそなえて構成さ
れている。
チェック弁242は、大径円筒穴242a、小径円筒穴
242bおよびこれらの円筒穴を結ぶ円錐穴242cか
ら成るバルブ穴242Aと、このバルブ穴242Aの大
径円筒穴242a内にあって円錐穴242cの円錐面を
バルブシートとするボール弁体242Bとで構成されて
いる。
ところで、円錐穴242cの円錐面におけるシート角a
が90°〜110°の範囲内で所望の値に設定さ〜45
°の範囲内で所望の値となるよう傾斜して配設されてお
り、しかもバルブ穴242Aの傾き角θと、円錐面にお
けるシート角aとがチェック弁242の開放特性と閉鎖
特性との間のヒステリシスを小さくするように、所望の
相互関係(第6図の符号aで示す特性参照)で設定され
ている。
なお、特性aは、例えば α=0.01θ2+0.1θ+85 なる2次曲線にほぼ沿うように設定されているが、かか
る2*曲線は実験によりめられたものであり、その他に
この特性aを1次直線を折線でつないで近似してもよい
また、実際は第6図にハツチングを施した範囲、即ちシ
ート角aで±3°の許容範囲内の値を満足すればよいこ
とも、経験や実験によってわかっている。
次に、シート角αを900〜110°の範囲内で設定し
、傾き角θを15°〜45°の範囲内で設定する理由に
ついて説明する。
まず第10図に示すごとく、バルブ穴Hと回転軸とが平
行であるとした場合を考える。この場合ボール弁体Bに
作用する力F。は、回転によるボール弁体自身の遠心力
F、と、かかる遠心力F、に基づく油圧(以下「遠心油
圧」という)F2との合力である。
今、簡単のために、これらの力がボール弁体Bの中心に
働くものと考え、また断りのない限り、これらの力はベ
クトルであるとする。
ところで、合力F、がボール弁体Bとシート面Cとの接
点Aを通るときの供給油圧が臨界油圧であるが、かかる
臨界状態にあるときに、供給油圧を増大させると、合力
F。は接点Aよりも内周側を通るため、ボール弁体Bは
転動してバルブを閉鎖する。逆に供給油圧を低下させる
と、合力F。は接点Aよりも外周側を通るため、ボール
弁体Bはバルブを開放する。
これがチェック弁の開閉の原理であるが、供給油圧が第
10図に示すごとく臨界値にあるとして、第11図に示
すごとく、シート角αのみを大きくした場合を考える。
このようにシート角αを大きくすると、シート面Cとボ
ール弁体Bとの接点は、第11図に符号A′で示すごと
く、シート角αを天外くする前の接点Aよりも内周側に
移動するため、合力F。
は点A′の外側をとおる。したがって臨界状態にあった
ボール弁体Bは、シート角αを大きくすることにより、
転動してバルブを開放状態にすることができる。
さらにボール弁体Bの受圧面積を考えると、これはボー
ル弁体Bとシート面Cとが接して描く円の面積である。
シート角aを天外くする前と後とでこの受圧面積を比較
すると、後の方が小さい。したがって供給油圧が一定で
ある場合、遠心油圧による力F、はシート角aを大きく
することで小さくなり、前に記したFl、F2一定とし
た場合よりも実際にはF、は小さくF2′となるため、
合力の方向もさらに外側に内外(第11図中の符号F。
″参照)、ボール弁体Bは非常に転動しやすくなってい
る。逆にいえば、シート角αを大きくすることによって
、大きくする前よりも高い供給油圧でバルブを開放する
ことができるので、閉鎖状態にあったバルブを開放する
ため供給油圧を下げていった時、シート角αを大きくす
る前よりも早く開放でき従って応答性がよくなる。
このようにして、シート角αは大きくした方が開放特性
を改善できることがわかったが、実際には、第7図に示
すように、シート角αが110°よりも大きくなると、
遠心油圧排出時間が急に長くなり、遠心油圧の排出能力
は大幅に低下する。このためシート角αは110°以下
でなければならないのである。
なお、第7図の特性はバルブ穴の傾き角θおよび(大径
円筒穴径/ボール弁体径)を一定にして、シート角aの
みを変化させたものであるが、傾き角θなどを変えても
、シート角αが110° を超えると、やはり特性は飽
和して、遠心油圧排出時間が急に長くなる。
また、シート角aの下限4irI±90’ であみ六C
−シート角αがこの値よりも小さくなると、lllll
a時のボール弁体Bの受圧面積が大きくなって、開放圧
力が低くなって、バルブが開かなくなるからである。
したがって、シート角αは90°〜110“の範囲内で
設定されるのである。
(2)バルブ穴の傾き角θの設定について上記のように
シート角αを大きくすることによj)開放特性は改善さ
れるが、閉鎖特性は逆に悪化する。
これはシート角αを大外くすることによりボール弁体B
とシート面Cとの接点A′が内側に移動したために、力
F2を大きくしないと、つまり供給油圧を高くしないと
、力F0がこの接点A′を通過しないためである。
次に閉鎖特性を改善するためにはバルブ穴Hな回転軸に
対して傾斜させればよいことについて説明する。まず、
バルブの開放はボール弁体Bとシート面Cとのクリアラ
ンスによって遠心油圧を排出することにより行なうが、
供給油圧を増すと同クリアランスがオリフィスの役割を
果たし、クリアランス部分を境として大径円曲大側(高
圧)と小径円筒穴側(低圧)とで差圧を生じ、これによ
ってバルブが閉鎖する。このクリアランスは大径円筒穴
径とボール弁体径およびシート角とで決まるもので、こ
のクリアランスが小さいほど差圧が大きくなるため、バ
ルブは閉鎖しやすくなる。
今、ptS12図に示すごとく、バルブ穴Hが回転軸に
対して平行で、バルブが開放している場合を考え、第1
3図に示すごとく、シート角、ボール弁体Bに作用する
遠心力F1およびオリフィス前後の差圧による合力F、
をそのままにして、バルブ穴Hを回転軸に対して傾け、
合力F。とシート面Cとが直交するD点よりも、傾けた
ことによって生じる合力F4が内周側にくるようにする
と、開放状態にあったバルブは閉鎖する。つまり同じ供
給油圧で開放状態にあったバルブを閉鎖させることかで
外、平行な場合よりも低い供給油圧でr1′1鎖できる
なお、第12.13図中の矢印01】はライン!よりも
矢印方向へ行けばバルブが開となることを意味しており
、矢印CIはラインρよりも矢印方向へ行けばバルブが
閉となることを意味している。
上記のように、シート角を大径クシた場合バルブ穴を傾
けた方が、即ちバルブ開放時にボール弁体が接している
側のシート面と回転軸とのなす角[(α/2)−〇]が
小さい方が、閉鎖特性を改善でトることがわかったが、
実際にはバルブ穴の傾き角θの値にも上限および下限が
ある。
まず傾き角θの上限について説明する。すなわち第6図
に、符号すて示すように、遠心力でバルブが開かなくな
る特性(この特性の傾きは2である)を描くことができ
るが、この特性すがシート角90′ となる傾き角θ(
=45°)が上限値となる。
また、傾き角θの下限は、第6図に符号Cで示すヒステ
リシス圧h(閉鎖圧力ー開放圧力)の特性が比較的急に
立ちあがるところで決まる。すなわち第6図から傾き角
θの下限は15′であることがわかる。
したがって、傾き角θは15°〜45゛の範囲内で設定
されるのである。
なお、f56図の特性aは開放特性を一定としたとこの
特性であり、ヒステリシス圧力特性Cは回転軸の回転数
が300Orpmで行なったものである。
また、ボール弁体とバルブ穴とのクリアランス1このク
リアランスは大径円筒穴径をり、ボール弁体径をdとす
ると、(D−d)cos(θ/2)で表わされる]はシ
ート角やボール弁体径を決定した場合、大径円筒穴径に
よって決まるが、これが大きすぎると、クリアランス部
前後の差圧が小さくなり、バルブが閉鎖しにくくなる。
さらに、大径円筒穴径が小さすぎると、クリアランスが
小さくなり、油圧排出能力が低下する。
そこで、シート角90°〜1100の範囲内においで、
(大径円筒穴径D/ボール弁体径d)は、第8図に示す
実験結果から、1.05〜1.10が適当であることが
わかった。
このように、シート角aを90゛ 〜1100の範囲内
で大きくし、このシート角aに対応する所定の角度θに
バルブ穴を傾けることにより、第9図に示すごと(、バ
ルブを開放するときは、高い油圧で開放することができ
るとともに、バルブを閉じるとbは、低い油圧で閉鎖す
ることがで終る、即ちチェック弁機構Mの開放特性と閉
鎖特性との間のヒステリシスを小さくできる。
これによりクラッチの結合および解放が迅速に行なえる
のである。
また、油圧シリンダ241の油室241dへ供給する圧
油の給徘により、ピストン部241bは軸方向に駆動さ
れるようになっているが、このピストン部241bによ
って、入力軸20側の摩擦クラッチ板244aと、キッ
クダウンドラム52側の摩擦クラッチ板244bとの結
合または解除を行なうクラッチ部244が設けられてい
る。
なお、第3.5図に示すごとく、シリング部241aに
おける比較的遠心力の作用を受けにくい内周寄りの部分
には、チェック弁242とほぼ同じ構成ではあるがその
バルブ穴が入力軸20と平行な空気−り入れ用ボール式
チェック弁245が設けられている。このチェック弁2
45は、クラッチ断時に行なう圧油排出を促1−するも
のである。すなわちチェック弁機構Mのチェッり弁24
2が開いて、油室241dの油圧が下がると、このチェ
ック弁245が開き、空気が油室241d内へ侵入して
くるので、チェック弁242からの圧油の排出が促進さ
れるのである。なお、チェック弁242が閉じて、油室
241d内の油圧が上がると、チェック弁245は即座
にpnt、る。
上述の構成により、油圧シリンダ241の油室241d
への圧油の非供給時には、チェック弁242のボール弁
体242B自体の遠心力が、遠心油圧に勝っているため
、ボール弁体242Bが転動して、チェック弁242は
開状態となっている。このような状態から、圧油を供給
すると、従来よりも低い遠心油圧でも、チェック弁24
2のボール弁体242B自体の遠心力に打ち勝つため、
チェック弁242が閉じる。これによりクラッチの結合
を迅速に行なうことができる。
なお、再度圧油の供給をやめると、従来上りも高い油圧
状態でチェック弁242が開ト、これにより迅速に70
ントクラツチ24を断状態へ移行で鰺る。このとト他の
チェック弁245がら空気が取1)入れられるので、圧
油の排出を促進できる。
また、チェック弁242をシリンダ部241aに設けて
もよく、チェック弁245をピストン部241bに設け
てもよい。
なお、チェック弁242と閉鎖特性の異なるチェック弁
を他に1個以上設けてもよく、このようにすれば、上記
実施例で得られる効果ないし利点のほか、クラッチ接時
に生じる変速シミツクも大幅に緩和でトるという利点が
得られる。
なお、本発明は、フロントクラッチ24のほかのクラッ
チにも適用で外、更に自動変速機以外の用途に使用され
る摩擦クラッチにも適用で終る。
以上詳述したように、本発明の油圧式クラッチ装置によ
れば、回転体と被回転体との結合または解除を行なうク
ラッチ部と、同クラッチ部を圧油の給徘により作四jさ
せる油圧シリンダと、同油圧シリンダからの圧油の排出
を制御すべく同油圧シリンダのシリンダ部またはピスト
ン部に設けられたチェック弁機構とをそなえ、同チェッ
ク弁機構が、大径円筒穴、小径円筒穴およびこれらの円
筒穴を結ぶ円錐穴とから成るバルブ穴と、上記大径円部
穴内において上記円錐穴の円錐面をバルブシートとする
ボール弁体とで構成され、上記チェック弁機構の開放特
性と閉鎖特性との開のヒステリシスを小さくすべく、上
記バルブ穴が外方へ向は傾斜して配設されるとともに、
上記バルブ穴の傾き角と上記円錐面におけるシート角と
が所望の相互関係で設定されているので、クラッチの結
合および解放を極めて迅速に行なうことができ、これに
よりクラッチの焼損事故を招いたり、クラッチ本来の機
能を阻害したりすることがなくなるという利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧クラッチ装置の作用を説明するため
のグラフであり、第2〜13図は本発明の一実施例とし
ての油圧クラッチ装置を有する車両用エンジンの自動変
速機を示すもので、第2図はその概略構成を示す模式図
、第3図はその要部を詳細に示す部分断面図、第4,5
図はそれぞれ第3図のIV、V部を拡大して示す部分断
面図、第6〜9図はいずれもその作用を説明するための
グラフ、第10〜13図はいずれもその作用を説明する
ための模式図である。 2・・エンジン、4・・クランク軸、6・・トルクコン
バータ、8・・ポンプ、10・・タービン、12・・ス
テータ、14・・ワンウェイクラッチ、16・・ケース
、20・・回転体としての入力軸、22・・歯車変速装
置、24.26.28・・クラッチ、30.32・・プ
レー幹、34・・ワンウェイクラッチ、36・・ラビニ
ョ型遊星歯車機構、38・・リングギヤ、40・・ロン
グピニオンギヤ、42φφシS −)ピニオンギヤ、4
4・・フロントサンギヤ、46・・リヤサンギヤ、48
・・キャリア、50・φ出力軸、52・・被回転体とし
てのキックダウンドラム、60・・出力ギヤ、62・・
アイドルギヤ、64・・被駆動ギヤ、66・・トランス
77シヤ7)、68・・ヘリカルギヤ、70・・駆動軸
、72・・差動歯車装置、241・・油圧シリンダ、2
41&・・シリンダ部、241b・・ピストン部、24
1c・・リターンスプリング、241d・・油室、24
2・・チェック弁、242A・・バルプ穴、242B・
・ボール弁体、242a・・大径円部穴、242b・・
小径円筒穴、242C・・円錐穴、244・争クラッチ
部、244a、244bL1・摩擦フランチ板、245
・・空気取り入れ用チェック弁、M・・チェ□ツク弁m
溝。 代理人 弁理士 飯沼義彦 第1図 回転数− 第9図 回転我− 第3図 第4図 第5図 第10図 第12図 第1I図 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転体と被回転体との結合または解除を行なうクラッチ
    部と、同クラッチ部を圧油の給徘により作動させる油圧
    シリンダと、同油圧シリンダからの圧油の排出を制御す
    べく同油圧シリンダのシリンダ部またはピストン部に設
    けられたチェック弁機構とをそなえ、同チェック弁機構
    が、大径円筒穴、小径円筒穴およびこれらの円筒穴を結
    ぶ円錐穴とから成るバルブ穴と、上記大径円筒穴内にお
    いて上記円錐穴の円錐面をバルブシートとするボール弁
    体とで構成され、上記チェック弁機構の開放特性と閉鎖
    特性との間のヒステリシスを小さくすべく、上記バルブ
    穴が外方へ向は傾斜して配設されるとともに、上記バル
    ブ穴の傾き角と上記円錐面におけるシート角とが所望の
    相互関係で設定されていることを特徴とする、油圧式ク
    ラッチ装置。
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