JPS62216829A - 自動車の２車軸駆動を行うため、ギヤボツクス差動歯車装置ロツク用のマルチデイスククラツチを切り替える装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （又上立上月±１ 本発明は自動車の２車軸駆動を行うため、ギヤボックス
差動歯車装置ロック用のマルチディスククラッチを、締
付位置と解放位置との間において切り替えるための装置
であって、ディスク集合体の一方の端部ディスクに設け
られた押圧リングと、ディスク集合体を支承するため他
方の端部ディスクに設けられた支承部材と、液圧力を友
ぼし作動圧力室の圧力作用を受ける軸方向ピストンとを
介して、発条力によりと記一方の位置へ、液圧力により
上記他方の位置へそれぞれ切り替えられ、上記作動圧力
室が制御弁により作動圧力下にある作動圧力導管に、或
はほぼ圧力解放された貯液槽に至る返送導管に接続され
ることができ、上記押圧リングはクラッチ軸線方向に運
動可能であるが、上記支承部材はクラッチ軸線の上記押
圧リングから遠ざかる方向において、クラッチ半部のデ
ィスクを相対的に回転しないように保持するディスク保
持部材に対して、運動しないようになされている切り替
え装置に関するものである。

従」諺と１劣− この種の公知装置（西ドイタ特許出願公開第３２１２４
８５号公報）においては、走行速度、ハンドル旋回角度
或いは原動機回転モーメントのような自動車のパラメー
タに対応して、マルチディス運転情況に完全に自動的に
適合させることを意図している。この目的を達成するた
め、ディスクスプリングの形態における解放発条に対し
て液圧作動圧力を及ぼすことによりディスククラッチを
閉じる（締付装置に切り替える）ようになされており、
上記パラメータによる作動圧力を制御してロック作用を
調整することができる。

が　・　しようと　るｌｉｉ　　屯 このような装置における技術的課題は、マルチディスク
クラッチを更に少ないエネルギ消費で、更に長い耐用時
間にわたって作動することができ、所定の切り替え信号
の生起に際して、上記の作動圧力が常に遅滞なく、予め
定められた安定した経過でもたらされ得るようにするこ
とである。

ｌ７ＩＴ１１々　　・Ｌ　るための− 上述した技術的課題は、特許請求の範囲第１項に示され
た特徴を有する本発明により解決され得ることが見出さ
れた。

−ｆ−ｎ　［旧しプヒス貝古ｊ乃しデ松いでｌ＋　債幼
待署ｔ７左スマルチディスククラッチがクラッチの全耐
用時間にわたって常態的に隣接状態に僅かれる。従って
、本発明装置はマルチディスククラッチが特に限定され
た時間内に閉じられなければならない場合、伝動回転モ
ーメントの一定の時間的経過が要求される場合などに有
利に使用される。本発明装置においては、クラッチディ
スクが常に隣接状態にあるので最小限度の閉止ストロー
クを可能とする。更に切り替え時間、すなわちクラッチ
ディスクが完全に当接するまでの時間が、マルチデイク
クラッチを閉じるための発条手段の特性或いはこの発条
手段の製造条件により相違することがかい。本発明装置
において、クラッチディスクの摩耗が切り替え時点の遅
延乃至切り替え過程の適長により影響を受けない点も有
利である。

本発明装置の更に他の利点は、特殊な切り替え弁を使用
して、作動圧力液のために切り替え時点が到来するまで
大きな、従ってまた縮少された供給源遮断をする必要が
ないことである。

また本発明装置においては、僅少量の圧力媒体の流出に
より切り替えの際のノイズは少ない。

支−呈一上 以下において添付図面を参照しつつ本発明の実施例を更
に詳細に説明する。

まずｆｆｌｌａ図において、ギヤボックスケーシング（
２８）内に主回転＠線（１５−１５）と同心的乃至共軸
的に差動歯車装置（４）が設けられており、これは慣用
の動力伝達装置を経て原動機により回転され得る入力軸
（２９）と、この入力軸（２９）と回転フレーム（３２
）を介して駆動回転可能に係合されている外方中央歯車
（３１）と、互いに噛合する内方及び外方遊星歯車（３
４）及び（３５）を有する太陽歯車（３３）と、この太
陽歯車に対し相対的に回転しないように係合されている
出力軸（３０）と、該出力軸（３０）を包囲する環状内
方中央歯車〔３６〕と、該内方中央歯車（３６）に対し
相対的に回転しないように係合されており内方出力軸（
３０）と同心的に配置されている出力軸（２６）と、該
出力軸（２６）と同心的に配置されている外方駆動軸（
３７）と、該駆動軸（３７）上に対し相対的に運動しな
いように装着された入力歯車（３８）と、該入力歯車（
３８）と共に上記駆動軸（３７）をギヤボックスケーシ
ング（２８）上に支承する軸承部材（３９）と、丘記入
力歯車及び太陽歯車（３３）の間に配置されたマルチデ
ィスククラッチ（３）と、太陽歯車（３３）に近接して
配置される終端ディスク（５）と当接し得るようになさ
れた押圧リング（７）と、該押圧りング（７）に直接作
用し得るディスクスプリング（１８）と、上記マルチデ
ィスククラッチ（３）及び入力歯車（３８）の間に配置
され、ギヤボックスケーシング（２日）に穿設する環状
作動圧力室（９）と、該作動圧力室（９）内において軸
方向連動可能に嵌装された環状軸方向ピストン（ｌＯ）
と、該ピストン（１０）により作動され上記押圧リング
（７）を作動するマルチディスククラッチ解放装置（４
０）とを具備する。

入力軸（２８）により駆動される外方中央歯車（３１）
は外方遊星歯車（３４）と噛合するが、出力軸（２６）
とに対し相対的に回転しないように結合され同心中央歯
車（３６）は内方遊星歯車（３５）と噛合する。マルチ
ディスククラッチ（３）に陽培する十鳴少市（３３）の
内方側壁部材（４１）は、ディスク保持部材を構成する
ため、その半径方向外周においてドラム状のフランジ部
（４２）を有し、該フランジ部内周面には軸方向のノツ
チ（４３）が形成され、マルチディスククラッチ（３）
の外方ディスク集合体を回転しないように保持する。こ
の各外方ディスク（２１）の間には軸側内方ディスク群
がそれぞれ挿入されている。この内方ディスク集合体も
上記と同様に内方ディスク保持部材（１７）の軸方向ノ
ツチにより回転しないように、しかしながら軸方向にお
いては移動可能に保持されている。押圧リング（７）と
相互作用する終端ディスク（５）は外方ディスク保持部
材（４２）に保持されているが、これと反対側の終端デ
ィスク（６）は内方ディスク保持部材に保持されており
、しかも調整部材（２０）を介して１記内方ディスク保
持部材と結合されている環状支承部材（８）によって支
承される。調整部材（２０）は、支承部材（８）とディ
スク保持部材（１７）との間に在るねじ継ぎ（２５）を
有し、このねじ継ぎの回転方向運動は規制されている。

その解除方向への回転ではディスク保持部材〔１７）と
支承部材（８）との間に在る螺旋発条（１９）は、支承
部材（８）が押圧リング（７）の方へ向けて移動するよ
うに作用する。螺旋発条（１９）の外方周縁は支承部材
（８）内に保持されているが、その内方周縁はディスク
保持部材（１７）内に保持される。内方ディスク保持部
材（１７）はディスク（Ｅｌ、ＩＢ）の内方においてハ
ブ（４６）を有し、このハブはキー溝係ＩＦ装置（４７
）により相対的回転不能に駆動軸（２１３）　）に装着
され、両端のストッパー（４８゜４９）により軸方向に
おいて移動不能になされる。

出力軸として使用される駆動軸（２６）にはハブ（４８
）と内方中央歯車（３６）の間において周面ノツチ（２
７）が形成され、これに角形のベアリングリング（５０
）及びストッパーリング（２２）がクラッチ軸線乃至主
駆動回転軸線（１５−１５）の長手方向において運動不
能に装着されている。上記ストッパーリング（２２）は
、押圧リング（７）が主駆動回転軸線（１５−１５）の
方向においてディスク保持部材（１７）に向って移動′
しないように固定する支承部材を形成する。上記ベアリ
ングリング（５０）は補助リング（５６）を介在させて
ディスクスプリング（１８）のための支承部材を形成し
、このスプリング（１８）の内周縁は主駆動回転＠１１
線（１５−１５）の方向においてディスク保持部材（１
７）に向って運動しないように太陽歯車（３３）、１−
に装着される。前記釈放装置（４０）は押圧リング（５
１）を有し、これは前記軸方向ピストン（１０）と一体
重に形成され、ローラベアリング（５５）を介して調整
カラー（５４）に作用し、これはハブ（４６）の溝穴（
５３）に適合するがなお運動自在に嵌合された球体（５
２）を介して押圧リング（７）に作用してこれをクラッ
チ釈放方向に連動させる。

前記圧力室（９）には圧力溝穴（５７）が開口しており
、これは制御弁（１１）に至る圧力導管（５８）に接続
されている。この制御弁（１１）は発条力により切り替
えられる弁位置（２４）を有する。この位置（２４）に
おいて、圧力導管（５８）は圧力を解放した貯液槽（１
３）に至る返送導管（１４）と接続される。該導管（１
４）には液圧絞り装置（２３）が設けられている。電気
的切り替え信号により解放される弁位１（５９）におい
て上記圧力導管（５８）は作動圧力導管（１２）と接続
され、この作動圧力導管は圧力液ポンプ（６０）の吐出
口に接続されている。圧力液ポンプ（６０）は貯液槽（
１３）から導管（８１）を経て圧力液を吸引する。

制御弁（１１）の位置（２４）において、作動圧力室（
９）は返送導管（１４）を経て圧力解放され、マルチデ
ィスククラッチ（３）はディスクスプリング（１８）に
より完全に閉じられる。従ってその内方中央歯車（３６
）は太陽歯車（３３）と完全に噛合し、差動歯車装置は
ロックされ、一体重に駆動回転される。これにより入力
軸（２９）は出力軸（３０）と確実に結合される。

制御弁（１１）が電気的切り替え信号により位置（５９
）に切り替えられると、返送導管（１４）は圧力導管（
５８）に対して閉鎖遮断され、該圧力導管は作動圧力導
管と接続される。従って軸方向ピストン（ｌＯ）は作動
圧力室（８）内において圧力を受け、これと一体の押圧
リング（５１）及び釈放装置（４０）を介して押圧リン
グ（７）を作動し、その支承部材（２２）に当接する解
放、４８嬬位置にもたらす、押圧リング（７）のこの位
置において、外方ディスク保持部材（４２）のディスク
（２１）及び（５）は内方ディスク保持部材（１７）の
ディスク（６）及び（１６）に対して回転モーメント伝
達係合関係を失い、従ってマルチディスククラッチ（３
）は開かれるが、個々のディスクは依然として隣接して
おり、しかも木質的に空転状態は存在しない。押圧リン
グ（７）、ディスク（５，８，ｌｅ　、２１）乃至支承
部材（８）に摩擦の徴候が現われた場合には、これは調
整部材（２０）により補償され、マルチディスククラッ
チ（３）にはその全耐用時間にわたり空転状態は生じな
い。第２図の時点　ｔ。においてクラッチ閉Ｉ）：用の
切り替え信号乃至インパルスが生じた場合１作動圧力室
（９）内の作動圧力ｐは遅滞なく、しかも絞り装置（２
３）の特性に対応していわば線型特性をもって低下する
。

同様にしてクラッチモーメントＭは遅滞なく、しかも経
時的に累進的に増大する。

本発明装置において入力歯車（３日）がその駆動軸（３
７）と共に直接的に出力軸（２６）により駆動されるか
、或いは更に他の切り替え可能のマルチデイスククラッ
チの介在下に駆動されるべきかは発明の木質にかかわる
ものではない。

第１ｂ図の他の実施例においては、第１ａ図において押
圧リング（７）のた、）の支承部材として使用された保
全リング（２２）の代すイこ、［ヒめねじ（６２）が使
用されている。そのボルトはディスク保持部材（１７）
のハブ（４６）にクラッチ軸線方向に平行に穿ったねじ
穴（６５）にねじ込まれ、同様に押圧リング（７）に穿
った溝穴（６４）を貫通する。本来の支承部材として作
用する１ヒめねじ（６２）の頭部は溝穴（６４）の相ち
オる突出部（６３）に当接する。押圧リング（７）はこ
れに穿った溝穴（６４）によりディスク保持部材（１７
）に対して回転しないように固定的に保持されており、
その保持部材と一体の／＼ブ（４６）は第１図の実施例
と同様にキー溝係合（４７）及び両端ストッパーリング
（４Ｂ、４Ｑ）により同心的出力軸に対し運動不能に固
定されており、これはまた押圧リング（７）を介してク
ラッチを閉じるディスクスプリング（１８）を支承する
ための支承部材としてスペーサリング（５０，５６）を
有する。止めねじ（６２）はクラッチ軸線に対し、調整
カラー（５４）及び図示平面Ｉ−には示されていない球
体を介して押圧リング（７）に対してクラッチ解放方向
に作用する作動圧カビストンの押圧リング（５１）と同
様に半径方向に配置される。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は差動歯車装置の一部及びこれをロックするた
めに使用されるマルチディスククラッチならびにこれを
閉じ或は開くための本発明装置の第１実施例を示す部分
断面図。 第１ｂ図は第１ａ図装置における押圧リングのための支
承部材及びその非回転結合の改変形を示す第２実施例の
部分断面図。 第２図は第１図に示される本発明装置を使用した場合の
クラッチモーメントＭ及び作動圧力ｐが切り替え時間ｔ
において変化するその挙動を説明するダイアグラムであ
る。 ３・・・・・・マルチディスククラッチ、５．８．１６
．２１・・・・・・ディスク。 ？・・・・・・押圧リング。 ８・・・・・・支承部材、 ９・・・・・・作動圧力室、 １０・・・・・・環状軸方向ピストン。 １１・・・・・・制御弁、 １２・・・・・・作動圧力導管、 １３・・・・・・貯液槽、 １４・・・・・・返送導管。 １５−１５・・・・・・クラッチ軸線（主駆動回転軸線
）。 １日・・・・・・ディスクスプリング、１８・・・・・
・螺旋発条、 ２０・・・・・・調整部材、 ２２・・・・・・ストッパーリング、 ２７・・・・・・図面ノツチ、 ２８・・・・・・ギヤボックスケーシング、２９・・・
・・・入力軸。 ３０・・・・・・出力軸。 ３１・・・・・・外方中央歯車、 ３３・・・・・・太陽歯車、 ３４．３５・・・・・・疏星歯車、 ３６・・・・・・内方中央歯車、 ３７・・・・・・駆動軸。 ３８・・・・・・入力山車、 ３８・・・・・・軸承部材。 ５１・・・・・・押圧リング、 ５２・・・・・・球体、 ５４・・・・・・調整カラー、

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動車の２車軸駆動を行うため、ギヤボックス差
   動歯車装置ロック用のマルチディスククラッチを、締付
   位置と解放位置との間において切り替えるための装置で
   あって、ディスク集合体の一方の端部ディスクに設けら
   れた押圧リングと、ディスク集合体を支承するため他方
   の端部ディスクに設けられた支承部材と、液圧力を及ぼ
   し作動圧力室の圧力作用を受ける軸方向ピストンとを介
   して、発条力により上記一方の位置へ、液圧力により上
   記他方の位置へそれぞれ切り替えられ、上記作動圧力室
   が制御弁により作動圧力下にある作動圧力導管に、或は
   ほぼ圧力解放された貯液槽に至る返送導管に接続される
   ことができ、上記押圧リングはクラッチ軸線方向に運動
   可能であるが、上記支承部材はクラッチ軸線の上記押圧
   リングから遠ざかる方向において、クラッチ半部のディ
   スクを相対的に回転しないように保持するディスク保持
   部材に対して、運動しないようになされている切り替え
   装置において、上記締付位置に発条力（ディスクスプリ
   ング１８）により切り替え可能に、上記支承部材が更に
   他の発条力（螺旋発条１９）によりもっぱらクラッチ軸
   線（１５−１５）の上記押圧リング（７）に向う方向に
   おいてのみ上記ディスク保持部材に対して移動可能に、
   また上記押圧リング（７）がクラッチ軸線（１５−１５
   ）のディスク（５、６、１６、２１）支承部材（８）か
   ら遠ざかる方向においてディスク保持部材（１７）に装
   着された他の支承部材（ストッパー２２、止めねじ６２
   ）に対して係合可能にそれぞれなされており、上記返送
   導管（１４）が液圧絞り装置（２３）を具備し、これに
   よりクラッチ（３）を締付位置にもたらすべき制御弁（
   １１）の位置（２４）において作動圧力室（９）と貯液
   槽（１３）との間において作用するように切り替えられ
   ることを特徴とする切り替え装置。
2. （２）マルチディスククラッチ（３）を締付けるための
   発条力が押圧リング（７）に直接作用するディスクスプ
   リング（１８）により生起せしめられることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載による切り替え装置。
3. （３）ディスク（５、６、１６、２１）支承部材（８）
   がねじで変位可能に、かつねじれ発条（螺旋発条１９）
   によりディスク保持部材（１７）と係合せしめられてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項或は第２項記
   載による切り替え装置。
4. （４）ねじ結合が自己解除されることを特徴とする特許
   請求の範囲第３項記載による切り替え装置。
5. （５）ねじれ発条として螺旋発条（１９）が使用される
   ことを特徴とする特許請求の範囲第３項或は第４項記載
   による切り替え装置。
6. （６）ディスク保持部材（１７）がクラッチ軸線（１５
   −１５）に対して同心的に設けられている歯車軸（２６
   ）に非可動的に装着可能であり、押圧リング（７）の支
   承部材として歯車（２６）の周面ノッチ（２７）内に保
   持されたストッパーリング（２２）を使用することがで
   きることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第５項
   に記載の何れかによる切り替え装置。
7. （７）押圧リング（７）用の支承部材としてクラッチ軸
   線（１５−１５）に対して平行にディスク保持部材（１
   ７）にねじ込まれた複数本の止めねじ（６２）が使用さ
   れ、これらが押圧リング（７）に衝合するクラッチ解放
   手段（球体５２）と同様の間隔を置いて配置されること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第５項に記載の
   何れかによる切り替え装置。