JPH0580315A - 調光パネル - Google Patents

調光パネル

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Publication number
JPH0580315A
JPH0580315A JP24356691A JP24356691A JPH0580315A JP H0580315 A JPH0580315 A JP H0580315A JP 24356691 A JP24356691 A JP 24356691A JP 24356691 A JP24356691 A JP 24356691A JP H0580315 A JPH0580315 A JP H0580315A
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JP
Japan
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liquid crystal
layer
light control
control panel
transparent electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP24356691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tauchi
内 比登志 田
Kiyotaka Nakai
井 清 隆 中
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機高分子中に液晶が分散している有機分散
型液晶層3と、該有機分散型液晶層3の上下表面に接着
されている透明電極層2と、該透明電極層2の上下表面
に付着されている樹脂層1,6からなる液晶本体4,4
0と、該液晶本体4,40の少なくとも1つの面にガラ
ス板5,8を配して、前記透明電極層2間に電圧を印加
することで前記有機分散型液晶層3を透明、不透明にス
イッチングさせる調光パネルにおいて、前記ガラス板
5,8に空隙層11を設けたことを特徴とする調光パネ
ル。 【効果】 液晶部の上部に空洞層を設けているために、
空洞層が断熱層としてはたらき、液晶部の温度の上昇を
妨げることにより、耐熱性が向上し、液晶が劣化する恐
れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眩しい光を低減させた
り、カットしたりする液晶を利用した調光パネルに関す
るもので、自動車のサンルーフや建築用の窓枠等に利用
される。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の調光パネルとしては、実
開平1−172029号公報及び特開昭63−2878
20号公報に示されるものが知られている。前者は、2
枚の平らなガラスセルの間に液晶を挟み込んだもので、
電界を印加することにより光反射率を低下させて、防眩
状態にスイッチングさせている。一方、後者は、熱硬化
性一液性エポキシ樹脂硬化物に液晶を分散させた液晶フ
ィルムを2枚の平らなガラス板に挟み込んだものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した2種
の調光パネルでは、太陽光によりガラス表面が熱せられ
た際に、この熱が直接液晶層に伝達するために、液晶の
温度が上昇し液晶の特性が劣化してしまう。
【0004】故に、本発明は、上記の問題点を解決する
ことをその技術的課題とするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記の技術的課題を解
決するための技術的手段は、有機高分子中に液晶が分散
している有機分散型液晶層と、該有機分散型液晶層の上
下表面に接着されている透明電極層と、該透明電極層の
上下表面に付着されている樹脂層からなる液晶本体と、
該液晶本体の少なくとも1つの面にガラス板を配して、
前記透明電極層間に電圧を印加することで前記有機分散
型液晶層を透明、不透明にスイッチングさせる調光パネ
ルにおいて、前記ガラス板に空隙層を設けたことを特徴
とする調光パネルである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5の図面を
用いて説明する。
【0007】図1は、実施例1による液晶本体4の断面
図を示し、図1に示すように、液晶本体4は、有機高分
子中に液晶が分散した有機分散型液晶層3と、有機分散
型液晶層3の上下表面に接着された透明電極層(IT
O)2と、透明電極層2の上下表面に付着されたPET
樹脂製フィルム1とから構成されている。
【0008】図2は、実施例1による調光パネル200
の断面図を示し、図2に示すように、実施例1による調
光パネル200は、液晶本体4と、この液晶本体4の上
下部に接着された片面が開放された空隙層11を有する
ガラス板5とから構成されている。
【0009】図3は、実施例2において液晶本体40を
硬化させる際の説明図を示し、図3に示すように、液晶
本体40は、有機高分子中に液晶が分散した有機分散型
液晶層3と、有機分散型液晶層3の上下表面に接着され
た透明電極層2と、透明電極層2の上部表面に付着され
たPET樹脂製フィルム1と、透明電極層2の下部表面
に付着されたアクリル樹脂板6とから構成されている。
【0010】図4は、実施例2による調光パネル300
の断面図を示し、図4に示すように、実施例2による調
光パネル300は、液晶本体40と、この液晶本体40
の上部に接着される空隙層11を有するアクリル樹脂か
らなるガラス板8とから構成されている。
【0011】図5は、実施例3による調光パネル400
の断面図を示し、図5に示すように、実施例3による調
光パネル400は、液晶本体4と、この液晶本体4の上
下部に接着される空隙部11を有するガラス板5及び一
方に空隙部11を有するガラス板5の表面上に接着され
た赤外線カット層9から構成されている。
【0012】図6は、比較例1による調光パネルの断面
図を示し、図6は、比較例2による調光パネルの断面図
を示している。
【0013】本発明は、透明電極層2間に電圧を印加す
ることで有機分散型液晶層3が透明,不透明にスイッチ
ングする調光パネルを利用したもので、液晶本体4,4
0の上部または上下部に空隙層11を設けることによ
り、熱が液晶本体4,40に伝達することを防ぎ、液晶
の熱劣化を防ごうとしている。
【0014】尚、本発明では、空隙層11が片面が開放
されていたガラス板であつたが、このガラス板の中に空
隙層11が存在してもよい。
【0015】〔実施例1〕アクリル樹脂(三菱レイヨン
製,商品名「アクリペット#VH」)100重量部を塩
化メチレン500重量部に溶解させた。この溶液に液晶
(メルク製,商品名「BDH E−44」)を重量比が
1:1になるように混合して、有機分散型液晶を生成し
た。一方、厚さが50ミクロンのPET樹脂製フィルム
1の片側に蒸着することにより、透明電極層(ITO)
2を形成した。PET樹脂製フィルム1の片側に形成さ
れた透明電極層(ITO)2の表面上に、有機分散型液
晶をバーコーターを用いて厚さが25ミクロンになるよ
うに塗布し、塩化メチレンを揮発させた。その後、PE
T樹脂製フィルム1の片側に再度形成された透明電極層
(ITO)2を、有機分散型液晶層3に接するように張
り合わせ、図1に示すような液晶本体4を作成した。
【0016】次に、図2に示すように、空隙層11を有
する2枚のガラス板5の間に液晶本体4を挟み込み、接
着剤で接着した。以上のようにして形成された調光パネ
ル200の性能の評価を表1に示す。
【0017】〔実施例2〕紫外線硬化型のアクリル樹脂
(東洋インキ製,商品名「ライオキュアAS−15
3」)とゲストホスト液晶(三井東圧染料製,商品名
「AS−M−137」)を重量比で1:1になるように
混合して、有機分散型液晶を生成した。一方、アクリル
樹脂板6の片側に蒸着することにより、透明電極層(I
TO)2を形成した。アクリル樹脂板6の片側に形成さ
れた透明電極層(ITO)2の表面上に、有機分散型液
晶をバーコーターを用いて厚さが15ミクロンになるよ
うに塗布した。一方、厚さが50ミクロンのPET樹脂
製フィルム1の片側に蒸着することにより、透明電極層
(ITO)2を形成した。その後、PET樹脂製フィル
ム1の片側に形成された透明電極(ITO)2を、有機
分散型液晶層3に接するように配し、図3に示すよう
に、紫外線ランプ7によつて紫外線を照射して硬化さ
せ、液晶本体40を作成した。ここで、紫外線は、2k
wの高圧水銀灯を用いて150mmの距離で15秒間照
射した。
【0018】次に、図4に示すように、液晶本体40の
表面上に空隙層11を有するアクリル樹脂からなるガラ
ス板8を接着剤で接着した。以上のようにして形成され
た調光パネル300の性能の評価を表1に示す。
【0019】〔実施例3〕赤外線の透過量を減少させる
ために、図5に示すように、実施例1による調光パネル
200における太陽光が直接照射される一方に空隙層1
1を有するガラス板5表面に、0.1ミクロンの金を蒸
着することにより、赤外線カット層9を形成した。この
ようにして形成された調光パネル400の性能の評価を
表1に示す。
【0020】〔比較例1〕実施例1による調光パネル2
00において、空隙層11を有するガラス板5の代わり
に両側とも平らなガラス板10を使用した。比較例1に
よる調光パネルの性能の評価を表1に示す。
【0021】〔比較例2〕赤外線の透過量を減少させる
ために、比較例1による調光パネルにおける太陽光が直
接照射される両側とも平らなガラス板10表面に、0.
1ミクロンの金を蒸着することにより、赤外線カット層
9を形成した。比較例2による調光パネルの性能の評価
を表1に示す。
【0022】表1を見ると、実施例1〜3では、有機分
散型液晶層3の温度があまり上昇していないことが分か
る。また、耐熱性に優れており、液晶が劣化する恐れが
ない。一方、比較例1及び2では、有機分散型液晶層3
の温度が非常に上昇してしまい、液晶が正常に作動しな
いために、光を調節する機能が果たせなくなる。そし
て、2枚の空隙層11を有するガラス板5を用い、上部
ガラス板表面に赤外線カット層9を形成した実施例3に
よる調光パネル400が最も熱が液晶本体4まで伝達し
にくい構造になつていることが分かる。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明は、液晶部の上部に空洞層を設け
ているために、以下の如く効果を有する。
【0025】空洞層が断熱層としてはたらき、液晶部の
温度の上昇を妨げることにより、耐熱性が向上し、液晶
が劣化する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1による液晶本体4の断面図である。
【図2】実施例1による調光パネル200の断面図であ
る。
【図3】実施例2において液晶本体40を硬化させる際
の説明図である。
【図4】実施例2による調光パネル300の断面図であ
る。
【図5】実施例3による調光パネル400の断面図であ
る。
【図6】比較例1による調光パネルの断面図である。
【図7】比較例2による調光パネルの断面図である。
【符号の説明】
1 PET樹脂製フィルム(樹脂層) 2 透明電極層 3 有機分散型液晶層 4,40 液晶本体 5,8 ガラス板 6 アクリル樹脂板(樹脂層) 9 赤外線カット層 11 空洞層 200,300,400 調光パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機高分子中に液晶が分散している有機
    分散型液晶層と、該有機分散型液晶層の上下表面に接着
    されている透明電極層と、該透明電極層の上下表面に付
    着されている樹脂層からなる液晶本体と、 該液晶本体の少なくとも1つの面にガラス板を配して、
    前記透明電極層間に電圧を印加することで前記有機分散
    型液晶層を透明、不透明にスイッチングさせる調光パネ
    ルにおいて、前記ガラス板に空隙層を設けたことを特徴
    とする調光パネル。
JP24356691A 1991-09-24 1991-09-24 調光パネル Pending JPH0580315A (ja)

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JP24356691A JPH0580315A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 調光パネル

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JP (1) JPH0580315A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083532A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Fujikura Ltd 調光シャッター及びその製造方法
JP2021060561A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 大日本印刷株式会社 調光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083532A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Fujikura Ltd 調光シャッター及びその製造方法
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