JPH0733212Y2 - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPH0733212Y2
JPH0733212Y2 JP5775390U JP5775390U JPH0733212Y2 JP H0733212 Y2 JPH0733212 Y2 JP H0733212Y2 JP 5775390 U JP5775390 U JP 5775390U JP 5775390 U JP5775390 U JP 5775390U JP H0733212 Y2 JPH0733212 Y2 JP H0733212Y2
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JP
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film
liquid crystal
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plastic tape
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JP5775390U
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晟 中西
蕃 遠藤
順市 奥田
力 橋本
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電圧印加によって光の透過状態を制御する液晶
調光体あるいは偏光フィルムなどの機能性フィルムを2
枚の透明板状体により積層した調光用あるいは装飾用な
どの積層体に関し、特に積層体の端面封止構造に関する
ものである。
[従来の技術] 近年、液晶を表示用以外に光の透過率を制御する調光用
として、あるいは偏光フィルムを装飾用として建築物あ
るいは乗物などの窓等に応用する試みがなされ、種々の
提案も行われている。
このような積層体として一対の電極付きの透明フィルム
間に、樹脂マトリックスに液晶物質を分散させた液晶層
を挟持した液晶シートあるいは偏光フィルムを2枚の透
明板状体により、中間膜を介して挟持、積層した液晶調
光体が知られているが、液晶シート、偏光フィルムなど
の機能性フィルムは一般的に水分の侵入、中間膜中の可
塑剤の移行などにより、フィルムが収縮したり、特性を
損ねるものが多いので、その封止構造について、実開昭
64−32522号、特開平2−24630号などの提案がある。
しかしながら、このような封止構造はシール材が有機溶
剤を含み硬化性であるので、オートクレーブで合わせ処
理を行うときに溶剤が蒸発して中間膜に発泡、剥離など
の悪影響を与える恐れがあり、また、外力が加えられた
ときに吸収能がないので損傷する恐れもあった。また、
後者の第3図(B)のように接着剤付きフィルムにより
電極付き基板の表裏面にまで被覆すると、2枚の板ガラ
スにポリビニールブチラールなどの中間膜を介して挟持
し合わせガラスとする場合に基板端部に段差があるので
泡残り、基板と中間膜との未接着部分が生ずるなどの欠
点があった。
[考案の目的] 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、耐
湿性、耐水性に優れ、中間膜に発泡、剥離などを生ずる
ことなく、外力に対する吸収能を高め、さらには作業性
をも向上させた積層体の封止構造を提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、液晶調光シートあるいは偏光フィルムなどの
機能性フィルムを2枚の透明板状体により中間膜を介し
て挟持、積層した積層体において、該積層体の端面を、
非硬化性ブチルゴム付きプラスチックテープにより封止
するようにしたことを特徴とする。
[作用] 本考案では、液晶調光シート、偏光フィルムなどの機能
性フィルムの端面だけでなく、積層体の端面を積層後、
封止するものであるから、合わせ処理時に封止材が中間
膜へ発泡、剥離などの悪影響を与えることがない。
また、封止材として有機溶剤を含まない非硬化性のブチ
ルゴム付きプラスチックテープを用いるので、高い耐湿
性、耐水性を有するだけでなく、封止の前後とも可塑性
を保っているので、作業性が良く、しかも外力に対する
吸収能も高い。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本考案を詳細に説明する。
第1図、第2図は、それぞれ本考案の実施例1、実施例
2における積層体を示す要部概略図である。
実施例1 機能性フィルム1として液晶調光シートを用いた例であ
り、液晶調光シートはITO膜、NESA膜などの透明電極1
a、1a′がそれぞれ形成されたポリエチレンテレフタレ
ートなどの透明フィルム1b、1b′間に、脂肪族エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂などの樹脂マトリックス中にネマテ
ィック液晶などの液晶組成物を含浸させた液晶層1cを挟
持しものであり、この液晶調光シート1を2枚の透明板
状体2、2′としての板ガラスによりポリビニールブチ
ラールなどの中間膜3、3′を介して挟持して通常のオ
ートクレーブ処理をして積層体4を得る。
その後、積層体4の端面全長にわたり、ポリプロピレン
などのプラスチックテープ5aの幅方向中央部に、有機溶
剤を含まず非硬化性の厚さが約1mmのブチルゴム5bが盛
られた非硬化性ブチルゴム付きプラスチックテープ5を
押し当て、端面に空隙がないように封止する。
このようにして得られた積層体4に対して50℃−95%の
飽和水蒸気中で7日間の暴露試験を行ったが外観、性能
的に全く異常がなかった。また、この積層体は電圧を印
加しないとき(無電圧時)、乳白色の良好な不透明性を
示し、透明電極1a、1a′に交流100Vの電圧を印加する
と、良好な透視性を示した。
実施例2 機能性フィルム1として液晶調光シートに代えて偏光処
理したポリビニールアルコールよりなる偏光フィルムを
用いた例であり、非硬化性ブチルゴム付きプラスチック
テープ5を積層体4表裏面の一部にまで及ぶように被覆
して封止した以外は実施例1と同じ構成にしたものであ
る。
このようにして得られた積層体4は50℃−95%の飽和水
蒸気中における7日間の暴露試験に対して実施例1同様
異常がなく、視認する角度によって色が変り良好な装飾
性を示した。これに対して封止をしない積層体は水分の
侵入による偏光フィルムの収縮が発生し、実用に供しえ
ないものであった。
以上、好適な実施例により説明したが、本考案はこれら
に限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
非硬化性ブチルゴム付きプラスチックテープについて
は、封止後も可塑性を維持し、有機溶剤を含まないブチ
ルゴムを好ましくは0.5〜1.0mm厚さにしてプラスチック
テープに付着させたものでプラスチックテープはポリプ
ロピレンテープ以外にもポリエチレンテレフタレート、
ポリエステルなどのプラスチックテープが好適である。
また、積層体は窓用のサッシなどに収納して使用するこ
とになるので、その構造によって、実施例2のように積
層体の表裏面の一部にまで及ぶようにするか、実施例1
のように端面部分で止めるかは適宜選択すればよい。
機能性フィルムについては、実施例の液晶シート、偏光
フィルム以外にも、ポリエチレンテレフタレートに模様
を印刷した装飾用フィルムなど、湿気の侵入を嫌う各種
のフィルムに好適に応用することができる。
透明板状体については、板ガラス以外にも、アクリル、
ポリカーボネートなどの透明樹脂板でもよい。また、板
状体は平面だけでなく、曲面形状でもよい。
中間膜については、ポリビニールブチラール以外にも、
エチレン酢ビ共重合体など各種の中間膜を使用すること
ができる。
[考案の効果] 本考案の積層体は合わせ処理時に中間膜に泡残り剥離な
どを生ずることなく、耐湿性に優れ、外力に対する吸収
能も高めるとともに、作業性をも向上させるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、それぞれ本考案の実施例1、実施例
2における積層体を示す要部断面図である。 1……機能性フィルム 2、2′……透明板状体 3、3′……中間膜 4……積層体 5……非硬化性ブチルゴム付きプラスチックテープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶調光シートあるいは偏光フィルムなど
    の機能性フィルムを2枚の透明板状体により中間膜を介
    して挟持、積層した積層体において、該積層体の端面
    を、非硬化性ブチルゴム付きプラスチックテープにより
    封止するようにしたことを特徴とする積層体。
JP5775390U 1990-05-31 1990-05-31 積層体 Expired - Lifetime JPH0733212Y2 (ja)

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CN101790702B (zh) * 2007-08-31 2012-03-21 西铁城控股株式会社 液晶板及液晶板的制造方法
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JP5009394B2 (ja) * 2010-04-22 2012-08-22 株式会社正興電機製作所 封止テープ、調光構造体及び調光構造体の製造方法

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