JPH0580054B2 - - Google Patents

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JPH0580054B2
JPH0580054B2 JP15896585A JP15896585A JPH0580054B2 JP H0580054 B2 JPH0580054 B2 JP H0580054B2 JP 15896585 A JP15896585 A JP 15896585A JP 15896585 A JP15896585 A JP 15896585A JP H0580054 B2 JPH0580054 B2 JP H0580054B2
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Shinichi Tanaka
Haruo Isaka
Juji Tanaka
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8686301731T priority patent/DE3675056D1/de
Priority to KR8601708A priority patent/KR900002997B1/ko
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学的情報再生装置、特にそのトラ
ツキング制御に関するものである。
従来の技術 近年、ビデオデイスクやデイジタル・オーデイ
オ・デイスクなど記録媒体から光学的に情報を読
み取る光学的情報再生装置が多く用いられてい
る。これらは微細な幅の情報トラツクに情報が記
録されており、これから情報を再生するためには
一般に精密なトラツキング制御が必要である。ト
ラツキング制御を行うためにはトラツキング誤差
の検出が必要であり、通常これを光学的手段を利
用して行う。このトラツキング誤差の検出を光学
的に行うために、情報読取用の光スポツトとは別
の補助的な光スポツトを用いる方法と、情報読取
用と同一の光スポツトを用いてトラツキング誤差
検出も行う方法とが知られている。補助光スポツ
トを用いない方法の中でも、検出光を受光して電
気信号を出力する光電検出機の2つの部分から出
力されるそれぞれの信号を位相差からトラツキン
グ誤差を検出する方式(以後これを位相差方式と
呼ぶ)は、光学系が簡単で記録媒体の反りなどに
よる影響を受け難いという特徴を有している。
以下図面を参照しながら、上述した従来の光学
的情報再生装置の一例について説明する。
第9図は従来の光学的情報再生装置における位
相差方式を用いたトラツキング誤差の検出手段を
示すものである。第9図において、1は読取ヘツ
ド、2は記録媒体、100aおよび100bは加
算器、101aおよび101bは波形整形手段、
102は位相比較手段である。以上のように構成
された従来のトラツキング誤差検出手段につい
て、以下その動作を説明する。
読取ヘツド1からは2種類の検出信号Aおよび
Bが出力される。検出信号AおよびBは読取ヘツ
ド1に含まれる光電検出器のことなる部分からの
出力信号で、実際にはそれぞれが複数の信号で構
成され、外部で加算される場合が多いが、ここで
は1つの信号とみなすことにする。これらの検出
信号が光電検出器上に形成された検出光の遠視野
像を情報トラツクの射影される方向およびこれに
垂直な方向に4分割したそれぞれの対角方向の和
の信号となるようにすれば、トラツキング誤差に
よつてこれらの検出信号の間に位相差が生じるこ
とが知られている(詳しくは特開昭52−93222号
公報参照)。検出信号AおよびBには発振器10
3から出力される同一の信号が加算器100aお
よび100bによつてそれぞれ加算される。波形
整形手段101aおよび101bはそれぞれ加算
器100aおよび100bの出力を波形整形して
それぞれデイジタル検出信号を得る。これら2つ
のデイジタル検出信号は位相比較手段102によ
つて位相比較すればトラツキング誤差信号を得る
ことができる。記録媒体の欠陥などのために検出
信号AあるいはBの振幅が低下しても、発振器1
03から出力されるかなり大きな同相の信号をそ
れぞれの検出信号に加算しているため波形整形手
段101aおよび101bの動作が安定で雑音を
発生しにくいためトラツクキング制御が安定であ
るという特長を有する。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成では位相差の検出感度
は検出信号と発振器103の出力信号の振幅の比
に依存するため、検出信号のレベルが変動する
と、それにともなつてトラツキング誤差の検出感
度も変動し、したがつてトラツキング制御の利得
も変動するという欠点があつた。また記録媒体上
の引つ掻き傷などによる大きな振幅の雑音が検出
振幅に混入したときに発生する雑音に対してはあ
まり効果がなく、トラツキング制御の安定生が改
善されないという問題も有していた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、検
出信号の増幅変動によるトツキング誤差の検出感
度の変動が少なく、記録媒体上の引つ掻き傷によ
るトラツキング誤差信号の雑音を抑制することに
よつて、トラツキング制御を安定にするものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の光学的情
報再生装置は、2つの検出信号を波形整形して2
つのデイジタル検出信号とし、これらのデイジタ
ル検出信号の位相を比較してその位相差に応じて
トラツキング誤差信号を得るが、上記2つのデイ
ジタル検出信号が互いに等価な状態から一方のデ
イジタル検出信号が2回続けて状態反転して再び
元の等価な状態になつた場合にはその状態反転部
分の位相差を実質的に零とみなすようにする。
作 用 本発明は上記した構成により、以下のような作
用を有する。
すなわち、2つの検出信号をそれぞれ波形整形
したデイジタル検出信号の位相を比較してその位
相差を検出するように構成しているので、検出信
号の振幅によらず常に正確な位相差を検出するこ
とができる。また、記録媒体からの反射光を検出
して光電検出器上に遠視野像を形成し、この遠視
野像の略中心を通つて情報トラツクの射影される
方向に平行な分割線およびこれに垂直な分割線に
よつて上記光電検出器を4分割したとき、これら
の光電検出器の対角同士を加算して得られる2つ
の検出信号には、トラツキング誤差に比例した位
相差が生じることが既に知られている(例えば、
特開昭52−93222号公報参照)。したがつて検出信
号の振幅によらず、常に一定の検出感度によつて
トラツキング誤差を検出することが可能である。
さらに本発明は、検出信号にこれと同じ程度の
振幅の雑音が引つ掻き傷などのために混入すると
きにも、これによるトラツキング制御の乱れを抑
圧することができる。なぜならば、引つ掻き傷な
どのよる大きな雑音が検出信号に混入すると一方
のデイジタル検出信号が変化しないにもかかわら
ず他方のデイジタル検出信号が続けて状態反転す
ることが多く、位相比較手段は多くの場合これを
位相差とみなして位相差信号に大きな誤差を生ず
るが、本発明によればこのような位相差の誤検出
を抑制することによつてその影響を軽減すること
ができるからである。したがつて、引つ掻き傷な
どによつてトラツキング誤差信号に大きな雑音が
混入するのを抑圧すことができ、トラツキング制
御を安定にすることができる。
実施例 第1図は本発明の光学的情報再生装置における
トラツキング誤差検出手段の一実施例を示すブロ
ツク図である。第1図において、1は読取ヘツ
ド、2は記録媒体で、読取ヘツド1は記録媒体2
の情報トラツクから情報を読み取つて2つの検出
信号AおよびBを出力する。検出信号AおよびB
は読取ヘツド1に含まれる光電検出器の2つの部
分から出力される信号で、読取ヘツド1が情報ト
ラツクに対してトラツキング誤差を有するときに
はこれらの検出信号の間に位相差を生ずる。4
a,4bは波形整形手段で上記検出信号Aおよび
Bから低周波成分を除去した後、零電位と比較す
ることによつて波形整形してデイジタル検出信号
CおよびDを出力する。5は位相比較手段でデイ
ジタル検出信号CおよびDの位相を比較して位相
差信号Fを出力する。また、6は有効性判別手段
で、2つのデイジタル検出信号が互いに等価な状
態から一方のデイジタル検出信号が2回続けて状
態反転して再び等価な状態になつた場合には無効
信号Fを出力する。位相差信号Fをトラツキング
誤差信号とし、これに基づいて制御回路9は駆動
手段10が読取ヘツド1のトラツキング誤差を打
ち消すように動作させる。尚、上記波形整形手段
4a,4b、位相比較手段5および有効性判別手
段6はトラツキング誤差検出手段3を構成し、上
記制御回路9および駆動手段10はトラツキング
制御手段8を構成する。
第2図は上記実施例の各部の信号を示す信号波
形図であり、波形A〜Fは第1図のA〜Fの各部
の波形を示しものである。以下第2図を参照しな
がら本実施例の動作をさらに詳しく説明する。
尚、以下の説明では、デイジタル信号の正電位を
‘1'、零電位を‘0'、負電位を‘−1'と表すこと
にする。読取ヘツド1から出力される検出信号A
およびBは波形整形手段4a,4bによつて波形
整形されて図に示すようなデイジタル検出信号C
およびDが得られる。デイジタル検出信号Cの状
態反転を順次状態反転c1,c2およびc5とし、デイ
ジタル検出信号Dの状態反転を順次状態反転d1
d2,d3,d4およびd5とする。このとき状態反転
c1、状態反転c2および状態反転c5はそれぞれ状態
反転d1、状態反転d2および状態反転d5と対になつ
ており、これらの状態反転部分ではデイジタル検
出信号Cの位相が進んでいるので位相差信号Fは
その位相差に相当する時間だけ‘1'となる。一
方、デイジタル検出信号Dの状態反転d3ではデイ
ジタル検出信号CおよびDが共に‘0'の状態から
デイジタル検出信号Dに先に状態反転が現れるの
でデイジタル検出信号Dの方が位相が進んでいる
と位相比較手段5は判断して‘−1'の位相差信号
を出力しようとする。ところが、デイジタル検出
信号Dの状態反転d3に対応するデイジタル検出信
号Cの状態反転はなく、デイジタル検出信号Dの
状態反転d4が続いて現れるので有効性判別手段6
はこれらの状態反転d3およびd4を無効と判断して
無効信号Eは‘1'となる。そこで位相比較手段5
は、位相差信号Fのこの状態反転d3およびd4に基
づく部分fを消去して‘0'とする。この位相差信
号Fのパルスfは、従来はトラツキング誤差信号
の雑音となつていたが、こうすることによつてト
ラツキング誤差信号の雑音を抑圧することができ
る。
尚、上記説明で明らかなように、2つのデイジ
タル検出信号が互いに等価な状態からどちらか一
方のデイジタル検出信号に状態反転が現れても、
その有効性は次の状態反転がどちらかのデイジタ
ル検出信号に現れるかをみるまではわからない。
したがつて、2つのデイジタル検出信号が互いに
等価な状態から一方のデイジタル検出信号が続け
て2回状態反転するような異常な状態反転によつ
て、誤つた位相差信号を出力しないようにするた
めには、状態反転の有効性が判別できるまで位相
差信号を蓄積して保持しておくか、遅延要素によ
つて位相比較の動作を遅延させるかする必要があ
る。そこで、このように位相比較手段の具体的な
構成について次に説明する。
第3図は位相比較手段5および有効性判別手段
6の具体的な構成を示す回路図、第4図は上記回
路図のA〜Qの各部の信号波形図である。以下、
第4図の信号波形図を参照しながら第3図の位相
比較手段5および有効性判別手段6の動作を説明
する。まず、位相比較手段5の動作について説明
する。波形整形手段4aおよび4bのそれぞれか
ら出力されるデイジタル検出信号が第4図のAお
よびBのようになつたとする。ここでデイジタル
検出信号Aのa部分およびデイジタル検出信号B
のb部分は雑音などによる波形整形手段4aおよ
び4bの誤作動によつて生じた状態反転である。
このときNANDゲート20の出力はデイジタル
検出信号A,Bがともに、‘1'のときのみ‘0'と
なるので信号Cとなり、ORゲート21の出力は
デイジタル検出信号A,Bがともに‘0'のときの
み‘0'となるので信号Dとなる。NANDゲート
32は後の説明から明らかなようにデイジタル検
出信号A,Bがともに等しいときには通常‘0'で
あるので信号CあるいはDが‘0'になるとフリツ
プフロツプ24はセツトあるいはリセツトされ、
信号Eを出力する。すなわち、デイジタル検出信
号AおよびBがともに‘1'になるとフリツプフロ
ツプ24はセツトされて信号Eは‘1'となり、デ
イジタル検出信号AおよびBがともに‘0'になる
とフリツプフロツプ24はリセツトされて信号E
は‘0'となる。そこで、例えばデイジタル検出信
号AおよびBがともに‘1'であるとすれば、フリ
ツプフロツプ24はセツトされて‘1'となるの
で、NANDゲート26から出力される信号Fお
よびNANDゲート28から出力される信号Hは
‘0'となり、ORゲート27から出力される信号
GおよびORゲート29から出力される信号Iは
‘1'となる。したがつて、信号JおよびKはこの
とき‘0'である。次にデイジタル検出信号Aある
いはBが‘0'になると、信号JあるいはKが‘1'
になり、デイジタル検出信号AおよびBがともに
‘0'になると信号JおよびKはともに‘1'とな
る。したがつてNANDゲート32の出力は‘0'
となり、ORゲート21の出力Dも‘0'となるの
でフリツプフリツプ24はリセツトされ、今度は
信号FおよびHが‘1'となり信号GおよびIが‘
0'となつて信号JおよびKは再び‘0'となる。以
後、デイジタル検出信号AあるいはBが‘1'とな
ると信号JあるいはKがそれぞれ‘1'となり、デ
イジタル検出信号AおよびBがともに‘1'になる
と信号JおよびKは再び‘0'となつて最初の状態
にもどる。以上説明したように、デイジタル検出
信号AあるいはBの状態反転時にのみ信号Jある
いはKがそれぞれ‘1'となり、この信号Jおよび
Kの‘1'の時間の長さの差がデイジタル検出信号
AおよびBの状態反転の位相差を示すことにな
り、差動増幅器46によつてその差がとられ位相
差信号として出力される。また、保持手段45は
直前の状態反転部分で検出された位相差に応じた
信号を記憶する。さらに有効性判別手段6がデイ
ジタル検出信号AあるいはBの異常な状態反転を
検出すると無効信号が‘1'となり、そのときこの
保持手段45は記憶している値を上記差動増幅器
46の出力から差動増幅器47で差し引くことに
よつて、既に出力された位相差信号から、異常な
状態反転部分で検出された位相差部分を打ち消す
ことができる。以上が位相比較手段5の動作であ
る。なお、上記のNANDゲート32はデイジタ
ル検出信号AおよびBが共に反転したとき、信号
JおよびKが共に反転した後にこれらが‘0'にな
るように信号JおよびKの状態を帰還するための
もので、こうすることによつて極めて小さな位相
差に対しても信号JおよびKは共に完全な立ち上
りパルスを発生し、不感帯を生ずることなくこの
位相差を検出することが可能となる。
次に、有効性判別手段6の動作について説明を
する。デイジタル検出信号AおよびBが共に‘1'
になつているとすればフリツプフロツプ24はセ
ツトされて信号Eは‘1'となつている。このとき
デイジタル検出信号AあるいはBのいずれか一方
が状態反転して‘0'になると信号Cは‘1'となり
したがつてNANDゲート34の出力である信号
Lは‘0'となりフリツプフロツプ36はセツトさ
れて信号Nは‘1'となる。このときORゲート3
8〜41はすべて‘1'となり、NANDゲート4
2および43の出力する信号PおよびQははとも
に‘0'である。その後デイジタル検出信号Aおよ
びBの他方の信号が状態反転して共に‘0'になる
とORゲート41の出力が‘0'になり、NANDゲ
ート43の出力する信号Qは‘1'となる。すなわ
ちデイジタル検出信号AおよびBがともに‘1'の
状態から共に‘0'の状態に正常な状態反転をした
ときには信号Qは‘1'となる。ところが、デイジ
タル検出信号AおよびBがともに‘1'の状態から
一方の信号が続けて2回状態反転して再び共に‘
1'となるような異常な状態反転そしたときには、
ORゲート38の出力が‘0'となり、NANDゲー
ト42の出力する信号Pが‘1'となる。また逆
に、デイジタル検出信号AおよびBが共に‘0'の
状態から両方が状態反転して共に‘1'になるよう
な正常な状態反転したときには、ORゲート40
が‘0'となつてNANDゲート43の出力する信
号Qが‘1'となり、デイジタル検出信号Aおよび
Bが共に‘0'の状態から一方の信号が2回続けて
状態反転して再びともに‘0'となるような異常な
状態反転した場合には、ORゲート39が‘0'と
なつてNANDゲート42の出力する信号Pが‘
1'となる。
以上の説明から明らかなように、デイジタル検
出信号AおよびBが正常な状態反転した場合、す
なわち、これらが互いに位相差は含んでいるが同
様な状態反転をしたような場合にはNANDゲー
ト43の出力する信号Qが‘1'となり、逆にデイ
ジタル検出信号AおよびBの2つの信号が異常な
状態反転をした場合、すなわち、これらの一方の
信号が2回続けて状態反転するような場合には
NANDゲート42の出力する信号Pが‘1'とな
る。すなわち、この信号Pは第1図あるいは第2
図における無効信号Eと等価である。
上記したように有効性判別手段6がデイジタル
検出信号AあるいはBの異常な状態反転を検出す
ると、既に出力された位相差信号から、異常な状
態反転部分で検出された位相差部分を打ち消すこ
とができる。以上のように簡単な構成によつて、
異常な状態反転部分で生じたトラツキング誤差信
号の雑音はその直後に打ち消され、その間の時間
はきわめて短いので上記雑音によつてトラツキン
グ制御が乱されるのを未然に防ぐことができる。
なお、有効性判別手段6は上記実施例の構成に
何等限定されるものではなく、デイジタル検出信
号の一方が状態反転した後他方のデイジタル検出
信号が状態反転する前に同じデイジタル検出信号
が続けて状態反転することを検出するものであれ
ばどのような構成であつても差支えない。
上記実施例では、異常な状態反転部分で発生し
たトラツキング誤差信号の雑音を後から打ち消す
ように構成したが、異常な状態反転部分でトラツ
キング誤差信号に始めから雑音が混入しないよう
にすることもできる。第5図は異常な状態反転部
分でトラツキング誤差信号に雑音が混入しないよ
うにしたトラツキング誤差検出手段の他の実施例
を示すブロツク図である。第5図において、50
aおよび50bは遅延手段で波形整形手段4aお
よび4bから出力されるデイジタル検出信号をそ
れぞれ遅延する。51は位相比較手段で前記実施
例と同様の機能を有するが有効性判別手段6の出
力に応じた動作のしかたが少し異なる。その他の
構成は第1図の実施例と同様である。第6図は上
記実施例の各部の信号を示す信号波形図であり、
波形A〜Hは第1図のA〜Hの各部の波形を示す
ものである。以下第6図を参照しながら本実施例
の動作をさらに詳しく説明する。読取ヘツド1か
ら出力される検出信号AおよびBは波形整形手段
4aおよび4bによつて波形整形されてデイジタ
ル検出信号CおよびDとなり、これら遅延手段5
0aおよび50bで遅延されて信号EおよびFと
なる。位相比較手段51は、これら信号Eおよび
Fの状態反転部分で位相差を検出する。一方、有
効性判別手段6は遅延される前のデイジタル検出
信号から、状態反転が正常であるか異常であるか
を判別し、異常の場合にはこれから出力される無
効信号Gは‘1'になるものとする。位相比較手段
51は遅延された信号EおよびFの状態反転部分
の位相を比較するので、この比較動作をするまで
に有効性判別手段6によつて、その状態反転部分
が正常であるか否かを判別することが可能であ
る。そこで、位相比較手段51は上記無効信号G
が‘1'のときには位相比較動作を実質的に停止す
るように制御される。このようにすることによつ
て、デイジタル検出信号の異常な状態反転部分で
トラツキング誤差信号に雑音が混入するのを防ぐ
ことができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は読取
ヘツドから出力される2つの検出信号を波形整形
してデイジタル検出信号を得、これらにデイジタ
ル検出信号が互いに等価な状態から共に状態反転
して他方の等価な状態になつたときには正常な状
態反転、またこれらのデイジタル検出信号が互い
に等価な状態から一方のデイジタル検出信号が続
けて状態反転することによつて再び等価な状態に
なつたときには異常な状態反転と判別して、正常
な状態反転部分においてはその位相差に応じた信
号をトラツキング誤差信号をして出力し、異常の
状態反転部分においては位相差として検出された
信号をトラツキング誤差信号として出力しないよ
うなトラツキング誤差検出手段を有し、このトラ
ツキング誤差信号に応じてトラツキング制御を行
うように構成されているので、トラツキング制御
の利得が安定で、記録媒体の引つ掻き傷などによ
つて検出信号に混入した大きな雑音によつても、
トラツキング制御が乱されにくいという優れた効
果が得られる。
さらに位相比較手段の出力を一時記憶する保持
手段を設け、有効性判別手段によつて状態反転が
異常であると判断した場合には上記保持手段に記
憶されている値をトラツキング誤差信号から減算
することによつて、簡単に構成でトラツキング誤
差信号の雑音を抑圧することができるという効果
が得られる。
さらにまた、デイジタル検出信号を遅延した後
に位相比較することによつて、状態反転分で位相
比較する前にその状態反転部分が正常か否かが判
定されているので、異常な状態反転に基づき雑音
がトラツキング制御信号にまつたく混入しないと
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光学的情報
再生装置のトラツキング制御手段ブロツク図、第
2図は上記実施例における各部の信号波形図、第
3図は上記実施例の主要部分の具体的構成例を示
す回路図、第4図は上記回路図の各部の信号波形
図、第5図は本発明の他の実施例における光学的
情報再生装置のトラツキング制御手段のブロツク
図、第6図は上記実施例における各部の信号波形
図である。 1……読取ヘツド、3……トラツキング誤差検
出手段、4a,4b……波形整形手段、5……位
相比較手段、6……有効性判別手段、8……トラ
ツキング制御手段、45……保持手段、50……
遅延手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録媒体の情報トラツク上に照射光を投射し
    て光スポツトを形成し、その反射光あるいは透過
    光を検出して記録されている情報に応じて変化す
    るとともに上記光スポツトのトラツキング誤差に
    応じて互いに位相が変化する2つの検出信号を少
    なくとも含む複数の信号を出力する読取ヘツド
    と、上記検出信号の位相差成分を抽出してトラツ
    キング誤差信号を出力するトラツキング誤差検出
    手段と、上記トラツキング誤差信号に応じて上記
    光スポツトの位置を調節するトラツキング制御手
    段とを具備し、上記トラツキング誤差検出手段
    は、上記2つの検出信号をそれぞれ波形整形して
    2つのリイジタル検出信号を出力する波形整形手
    段と、2つのデイジタル検出信号の位相差を検出
    して位相差信号を出力する位相比較手段とを含
    み、2つのデイジタル検出信号が互いに等価な状
    態から一方のデイジタル検出信号が2回続けて状
    態反転して再び等価な状態になつた場合には上記
    位相比較手段は実質的にその状態反転部分に応じ
    た位相差信号を出力しないように構成して成るこ
    とを特徴とする化学的情報再生装置。 2 位相比較手段は、2つのデイジタル検出信号
    の直前の状態反転部分に対応する位相差信号部分
    を保持する保持手段を有し、位相差信号に応じた
    信号を出力するとともに、2つのデイジタル検出
    信号が互いに等価な状態から一方のデイジタル検
    出信号が2回続けて状態反転して再び等価な状態
    になつた場合には保持手段の保持している値を上
    記位相差信号から減じた値に応じた信号を出力す
    ることを特徴とする特許請求の範囲(1)項記載の光
    学的情報再生装置。 3 位相比較手段は、2つのデイジタル検出信号
    を遅延する遅延出力を有し、上記2つのデイジタ
    ル検出信号が互いに等価な状態から一方のデイジ
    ダル検出信号が2回続けて状態反転して再び等価
    な状態になつた場合には位相差の検出動作を実質
    的に停止することを特徴とする特許請求の範囲(1)
    項記載の光学的情報再生装置。
JP60158965A 1985-03-11 1985-07-18 光学的情報再生装置 Granted JPS6220145A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60158965A JPS6220145A (ja) 1985-07-18 1985-07-18 光学的情報再生装置
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