JPH0580053B2 - - Google Patents

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JPH0580053B2
JPH0580053B2 JP4792585A JP4792585A JPH0580053B2 JP H0580053 B2 JPH0580053 B2 JP H0580053B2 JP 4792585 A JP4792585 A JP 4792585A JP 4792585 A JP4792585 A JP 4792585A JP H0580053 B2 JPH0580053 B2 JP H0580053B2
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JP4792585A
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Shinichi Tanaka
Haruo Isaka
Juji Tanaka
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP86301731A priority patent/EP0197666B1/en
Priority to DE8686301731T priority patent/DE3675056D1/de
Priority to KR8601708A priority patent/KR900002997B1/ko
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学的情報再生装置、特にそのトラ
ツキング制御に関するものである。
従来の技術 近年、ビデオデイスクやデイジタル・オーデイ
オ・デイスクなど記録媒体から光学的に情報を読
み取る光学的情報再生装置が多く用いられてい
る。これらは微細な幅の情報トラツクに情報が記
録されており、これから情報を再生するためには
一般に精密なトラツキング制御が必要である。ト
ラツキング制御を行うためにはトラツキング誤差
の検出が必要であり、通常これを光学的手段を利
用して行う。このトラツキング誤差の検出を光学
的に行うために、情報読取用の光スポツトとは別
の補助的な光スポツトを用いる方法と、情報読取
用と同一の光スポツトを用いてトラツキング誤差
検出も行う方法とが知られている。補助光スポツ
トを用いない方法の中でも、検出光を受光して電
気信号を出力する光電検出器の2つの部分から出
力されるそれぞれの信号の位相差からトラツキン
グ誤差を検出する方式(以後これを位相差方式と
呼ぶ)は、光学系が簡単で記録媒体の反りなどに
よる影響を受け難いという特徴を有している。
以下図面を参照しながら、上述した従来の光学
的情報再生装置の一例について説明する。
第10図は従来の光学的情報再生装置における
位相差方式を用いたトラツキング誤差の検出手段
を示すものである。第10図において、1は読取
ヘツド、2は記録媒体、100aおよび100b
は加算器、101aおよび101bは波形整形手
段、102は位相比較手段である。以上のように
構成された従来のトラツキング誤差検出手段につ
いて、以下その動作を説明する。
読取ヘツド1からは2種類の検出信号Aおよび
Bが出力される。検出信号Aおよび信号Bは読取
ヘツド1に含まれる光電検出器の異なる部分から
の出力信号で、実際にそれぞれが複数の信号で構
成され、外部で加算される場合が多いが、ここで
は1つの信号とみなすことにする。これらの検出
信号が光電検出器上に形成された検出光の遠視野
像を情報トラツクの射影される方向およびこれに
垂直な方向に4分割したそれぞれの対角方向の和
の信号となるようにすれば、トラツキング誤差に
よつてこれらの検出信号の間に位相差が生じるこ
とが知られている(詳しくは特開昭52−93222号
公報参照)。検出信号AおよびBには発振器10
3から出力される同一の信号が加算器100aお
よび100bによつてそれぞれ加算される。波形
整形手段101aおよび101bはそれぞれ加算
器100aおよび100bの出力を波形整形して
それぞれデイジタル検出信号を得る。これら2つ
のデイジタル検出信号は位相比較手段102によ
つて位相比較すればトラツキング誤差信号を得る
ことができる。記録媒体の欠陥などのために検出
信号AあるいはBの振幅が低下しても、発振器1
03から出力されるかなり大きな同相の信号をそ
れぞれの検出信号に加算しているため波形整形手
段101aおよび101bの動作が安定で雑音を
発生しにくいためトラツキング制御が安定である
という特徴を有する。(例えば特開昭58−150144
号公報参照) 発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成では位相差の検出感度
は検出信号と発振器103の出力信号の振幅の比
に依存するため、検出信号のレベルが変動する
と、それにともなつてトラツキング誤差の検出感
度も変動し、したがつてトラツキング制御の利得
も変動するという欠点があつた。また記録媒体上
の引つ掻き傷などによる大きな振幅の雑音が検出
振幅に混入したときに発生する雑音に対してはあ
まり効果がなく、トラツキング制御の安定性が改
善されないという問題も有していた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、検
出信号の振幅変動によるトラツキング誤差の検出
感度の変動が少なく、記録媒体上の引つ掻き傷に
よるトラツキング誤差信号の雑音を制御すること
によつて、トラツキング制御を安定にするもので
ある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するめたに本発明の光学的情
報再生装置は、2つの検出信号を波形整形して2
つのデイジタル検出信号とし、位相比較手段はこ
れらのデイジタル検出信号の位相を比較して位相
差に応じた位相差パルスを出力する。また有効性
判定手段は上記2つのデイジタル検出信号が互い
に等価な状態から共に他方の状態に状態反転した
場合には正常な状態反転、上記2つのデイジタル
検出信号が互いに等価な状態から一方のデイジタ
ル検出信号が2回続けて状態反転して再び元の等
価な状態になつた場合には異常な状態反転とみな
し、前者の場合には有効を示す状態、後者の場合
には無効を示す状態となる有効性判別信号を出力
する。出力処理手段は上記有効性判別信号が有効
を示す状態のときには上記位相パルスには応じた
信号をトラツキング誤差信号として出力し、上記
有効性判別信号が無効を示す状態のときには上記
位相差パルスを処理した結果に応じた信号をトラ
ツキング誤差信号として出力する。
作 用 本発明は上記した構成により、以下のような作
用を有する。
すなわち、位相比較手段は検出信号を波形整形
したデイジタル検出信号の位相を比較するように
構成しているので、検出信号の振幅によらず常に
正確な位相差を検出することができる。また、記
録媒体からの反射光を検出して光電検出器上に遠
視野像を形成し、この遠視野像の略中心を通つて
情報トラツクの射影される方向に平行な分割線お
よびこれに垂直な分割線によつて上記光電検出器
を4分割したとき、これらの光電検出器の対角ど
うしを加算して得られる2つの検出信号には、ト
ラツキング誤差に比例した位相差が生じることが
既に知られている。したがつて検出信号の振幅に
よらず、常に一定の検出感度によつてトラツキン
グ誤差を検出することが可能である。
さらに本発明は、検出信号にこれと同じ程度の
振幅の雑音が引つ掻き傷などのために混入すると
きにも、これによるトラツキング制御の乱れを抑
圧することができる。なぜならば、引つ掻き傷な
どによる大きな雑音が検出信号に混入すると一方
のデイジタル検出信号が変化しないにもかかわら
ず他方のデイジタル検出信号が続けて状態反転す
ることが多く、位相比較手段は多くの場合これを
位相差とみなして誤つた位相差パルスを発生する
が、本発明によればこの誤つた位相差パルスを処
理することによつてその影響を軽減することがで
きるからである。したがつて、引つ掻き傷などに
よつてトラツキング誤差信号に大きな雑音が混入
するのを抑圧することができ、トラツキング制御
を安定にすることができる。
実施例 第1図は本発明の光学的情報再生装置における
トラツキング誤差検出手段の一実施例を示すブロ
ツク図である。第1図において、1は読取ヘツ
ド、2は記録媒体で、読取ヘツド1は記録媒体2
の情報トラツクから情報を読み取つて2つの検出
信号AおよびBを出力する。検出信号AおよびB
は読取ヘツド1に含まれる光電検出器の2つの部
分から出力される信号で、読取ヘツド1が情報ト
ラツクに対してトラツキング誤差を有するときに
はこれらの検出信号の間に位相差を生ずる。4
a,4bは波形整形手段で上記検出信号Aおよび
Bから低周波成分を除去した後、零電位と比較す
ることによつて波形整形してデイジタル検出信号
CおよびDを出力する。5は位相比較手段でデイ
ジタル検出信号CおよびDの位相を比較して位相
差信号Eを出力する。また、6は有効性判別手段
で、2つのデイジタル検出信号が互いに等価な状
態から共に他方の状態に状態反転した場合には有
効と判別し、2つのデイジタル検出信号が互いに
等価な状態から一方のデイジタル検出信号が2回
続けて状態反転して再び等価な状態になつた場合
には無効と判別してそれぞれの場合に応じた状態
をとる有効性判別信号Fを出力する。7は出力処
理手段で有効性判別信号Fに応じて上記位相差信
号Eを修正してトラツキング誤差信号Gを出力す
る。このトラツキング誤差信号Eは制御回路9に
よつて処理された後、駆動手段10に供給され、
駆動手段10はトラツキング誤差を打ち消すよう
に読取ヘツド1を駆動する。このようにしてトラ
ツキング制御が行われる。尚、上記波形整形手段
4a,4b、位相比較手段5,有効性判別手段
6、および出力処理手段7はトラツキング誤差検
出手段3を構成し、上記制御回路9および駆動手
段10はトラツキング制御手段8を構成する。
第2図は上記実施例の各部の信号を示す信号波
形図であり、波形A〜Gの各部の波形を示すもの
である。ただし第1図では位相差信号Eおよび有
効性判別信号Fはそれぞれ1本の信号線で表して
いるが、これらはそれぞれ位相差信号E1と位相
差信号E2および有効性判別信号F1と有効性判別
信号F2の2つの信号から構成されているものと
する。以下第2図を参照しながら本実施例の動作
をさらに詳しく説明する。尚、以下の説明では、
デイジタル信号の高い電位の状態を“1”、低い
電位の状態を“0”、負の電位を“−1”と表す
ことにする。読取ヘツド1から出力される検出信
号AおよびBは波形整形手段4a,4bによつて
波形整形されて図に示すようなデイジタル検出信
号CおよびDが得られる。デイジタル検出信号C
の状態反転を順次状態反転c1,c2およびc5とし、
デイジタル検出信号Dの状態反転を順次状態反転
d1,d2,d3,d4およびd5とする。このとき状態反
転c1、状態反転c2および状態反転c5はそれぞれ状
態反転d1、状態反転c2および状態反転d5と対にな
つており、これらの状態反転部分ではデイジタル
検出信号Cの位相が進んでいるので位相差信号
E1はそれ位相差に相当する時間だけ“1”とな
る。さらにこれらの状態反転部分ではデイジタル
検出信号Cとデイジタル検出信号Dの状態反転が
対になつているので有効性判別手段6によつて正
常な状態反転と判別され、この場合には遅い方の
状態反転から次にデイジタル検出信号Cあるいは
Dのいずれかに状態反転が出現するままでの間、
有効性判別信号F1が“1”となる。すなわち、
有効性判別信号F1が“1”の状態が、位相差信
号Eが有効であることを示す状態である。ただし
この“1”の長さは上記時間内でさらに短くする
こともできる。出力処理手段7は有効性判別信号
F1が“1”のとき、その直前で位相差信号E1
“1”のパルスが立つているときにはそれと同程
度の“1”のパルスをトラツキング誤差信号Gと
して出力し、その直前で位相差信号E2に“1”
のパルスが立つているときにはそれと同程度の
“−1”のパルスをトラツキング誤差信号Gとし
て出力する。一方デイジタル検出信号Dの状態反
転d3をみると、2つのデイジタル検出信号C,D
が等価な状態からデイジタル検出信号Dが状態反
転するので、有効性判別手段6はテイジタル検出
信号Dの位相が進んでいると判断し、これに続く
状態反転d4によつて再びデイジタル検出信号C,
Dが等価な状態反転になるまでの間位相差信号
E2は“1”となる。ところがこの状態反転d3,d4
にはこれらと対になる状態反転がデイジタル検出
信号Cには無く、状態反転がデイジタル検出信号
C,Dは再び状態反転d3の直前と同じ等価な状態
になつている。したがつてこの場合には有効性判
別手段6はこの状態反転d3,d4を異常な状態反転
と判断し、状態反転d4から次にデイジタル検出信
号CであるいはDに状態反転が出現するまでの
間、有効性判別信号F2を“1”とする。すなわ
ち、有効性判別信号F2が“1”の状態が、位相
差信号Eが無効であることを示す状態である。た
だしこの“1”の長さは上記時間内でさらに短く
することもできる。もしここで有効性判別信号
F1が“1”であるとすれば、トラツキング誤差
信号Gには位相差信号E2の“1”のパルスeと
同程度の“−1“のパルスgが立つが、実際には
有効性判別信号F1は“0”で、有効性判別信号
F2が“1”となるのでパルスgは出力されない。
このようにしてトラツキング誤差信号Gの雑音と
成り得るパルスgを消去することができる。
尚、上記実施例では、位相差信号Eが位相差信
号E1およびE2の2つから成るとしたが、位相差
信号Eが両極性のパルスを発生するようにして1
つの信号とすることもできる。また有効性判別信
号Fも、有効性判別信号F1およびF2の2つから
成るとしたが、これも有効性判別信号Fが両極性
のパルスを発生するようにして1つの信号とする
こともできる。さらに上記実施例では出力処理手
段7は、有効性判別信号Fが有効を示す状態のと
き位相差信号Eと同程度の幅のパルスを出力する
としたが、上記位相差信号Eの積分値に応じた積
分値を有する信号であれば、特にその波形は限定
されず、例えば位相差信号Eのパルス幅に応じて
高さの変化する一定幅のパルスを発生するように
構成してもよい。また有効性判別信号Fが無効を
示す状態のときには出力すべきパルスを消去する
としたが、パルスの大きさを実質的に小さくする
ように構成としても効果が得られる。
第3図は上記実施例における有効性判別手段の
具体的構成例を示す回路図である。同図において
80は第1のフリツプフロツプで、デイジタル検
出信号CおよびDがともに“1”のときにはセツ
トされ、ともに“0”のときにはリセツトされ
る。81は第2のフリツプフロツプで、デイジタ
ル検出信号CおよびDがともに“1”の状態から
どちらかの状態が変化するとセツトされ、ともに
“0”の状態からいずれかの状態が変化するとリ
セツトされる。出力信号F1は、第2のフリツプ
フロツプ81がセツトされた状態からデイジタル
検出信号CおよびDがともに“0”の状態になつ
た時あるいは第2のフリツプフロツプ81がリセ
ツトされた状態からデイジタル検出信号Cおよび
Dがともに“1”の状態になつた時に“1”とな
る。また、出力信号F2は、第2のフリツプフロ
ツプ81がセツトさせた状態からデイジタル検出
信号CおよびDがともに“1”の状態になつた時
あるいは第2のフリツプフロツプ81がリセツト
された状態からデイジタル検出信号CおよびDが
ともに“0”の状態になつた時に“1”となる。
以上のように構成することによつて、有効性判別
手段6は第2図に示すような信号F1およびF2
出力することになる。
第4図は上記実施例における出力処理手段の具
体的な構成例を示す回路図である。第4図におい
て、21は保持手段で、抵抗22、コンデンサ2
4によつて位相差信号E1を積分し、有効性判別
信号F1にパルスが立つと、アナログスイツチ2
6が開成されて上記積分値を保持し、抵抗23、
コンデンサ25およびアナログスイツチ27によ
つて同様に位相差信号E2を積分して保持する。
さらに、有効性判別信号F1にパルスが立つと定
電流源30,31が動作状態となりコンデンサ3
0および31が電流i0で放電され電位が閾値を下
回るまでの間、バツフア28および29の出力は
“1”となる。そこでこれらバツフア28および
29の出力と有効性判別信号F1の論理積をとり、
差動増幅器34によつてこれらの差をとることに
よつてトラツキング誤差信号Gを得ることができ
る。
第5図は、第1図の実施例における出力処理手
段の他の具体例を示すものである。第5図におい
て、抵抗42,抵抗43およびコンデンサ44は
位相差信号E1およびE2を差動的に積分するもの
で、保持手段21を構成する。有効性判別信号
F1が“1”になるとはカナログスイツチ44が
閉成されコンデンサ42に蓄積された電荷は、よ
り大きな静電容量を持つコンデンサ45に転送さ
れる。さらに、抵抗49および抵抗5例の抵抗値
を抵抗40および抵抗41に比べて十分小さくし
ておけば、コンデンサ45に蓄積された電荷はほ
とんど抵抗49および抵抗50を介して放電さ
れ、演算増幅器48、抵抗49、抵抗50、抵抗
53、抵抗54、コンデンサ51およびコンデン
サ52によつて、上記コンデンサ45に蓄積され
た電荷量に比例し、かつ不要な高域成分を除去し
たトラツキング誤差信号をえることができる。
尚、上記第4図およひ第5図の例における、保
持手段21の積分時定数は、トラツキング誤差に
よつて生ずる位相差の最大値に相当する時間程度
にするのが好ましく、そうすればトラツキング誤
差信号に混入する雑音の振幅を一定値以下に制限
することができる。情報トラツクの相対線速度を
V、情報トラツクの周期をPとするとき、トラツ
キング誤差による位相差の最大値はP/(2V)
程度であるので、上記積分の時定数は略この程度
かあるいはそれ以下にすればよい。
さらに本発明では、記録媒体の欠陥などによつ
て検出信号の振幅が低下したときに、波形整形手
段4a,4bの動作を実質的に停止させることに
よつて、その効果を一層高めることができる。
第6図は、本発明の他の実施例における波形整
形手段のブロツク図を示すものである。第6図に
おいて、60は検出振幅から低周波成分を除去す
る高域通過フイルターで、61はこの高域通過フ
イルター60の出力信号を定電圧源62の出力電
圧Vと比較するコンパレータである。上記高域通
過フイルター60、コンパレータ61およびコン
パレータ62は波形整形手段を構成する。第7図
は上記実施例における波形整形手段の動作を説明
する信号波形図である。第7図における信号波形
AおよびBは第6図のAおよびBの各部に対応す
るものであり、63はコンパレータ61の閾値で
ある。
以下、第7図を参照しながらさらに詳しく説明
する。
記録媒体に欠陥などによつて検出信号の振幅が
落ち込むと、高域通過フイルター60の遮断周波
数が十分高いとすれば、高域通過フイルター60
の出力信号Aの振幅は零電位を中心に上下の振幅
が低下する。もしもコンパレータ61が零電位を
閾値として比較するとすれば、雑音によつてコン
パレータ61はランダムなパルスを雑音として発
生する。ところが本実施例では定電圧源62によ
つて閾値63が電圧Vに設定されているので、こ
の記録媒体の欠陥部分では検出信号は閾値と交差
せず、実質的にコンパレータ61は実質的に停止
して、その出力であるデイジタル検出信号には状
態反転がなくなる。このとき、他方の検出信号の
振幅が閾値よりも大きくて、これを波形整形した
デイジタル検出信号に状態反転があつたとして
も、これによる為の位相差信号は出力処理手段7
によつて抑圧されるので、トラツキング制御に与
える影響は極めて小さくなる。ただし、通常部分
での波形整形に悪影響ができいように閾値63が
あまり高くならないように設定する必要があり、
検出信号の振幅低下が小さいときには上記の効果
は得られれない。尚、本実施例では検出信号から
低周波成分を除去した後に電位Vを閾値として波
形整形しているので、実質的に検出信号の直流成
分にオフセツトVを加えた値を閾値として検出信
号を波形整形することになることは明らかであ
る。
第8図は、上記実施例を改良した本発明のさら
に他の実施例における波形整形手段のブロツク図
を示すものである。第8図において、70は検出
信号の振幅を検出してそれに応じた振幅検出振幅
を出力する振幅検出手段、71は上記振幅検出信
号に応じてコンパレータ61の閾値を制御する閾
値制御手段である。第9図は、上記実施例におけ
る波形整形手段の動作を説明するための信号波形
図で、第9図における信号A,BおよびCは、第
8図におけるA,BおよびCの各部における信号
を示すものであり、72はコンパレータ61の閾
値である。
以下、第9図を参照しながら、第8図の波形整
形手段の動作を説明する。
記録媒体に欠陥などによつて検出信号の振幅が
落ち込むと、高域通過フイルター60の遮断周波
数が十分高いとすれば、前記実施例の場合と同様
に高域通過フイルター60の出力信号Aの振幅は
零電位を中心に上下の振幅が低下する。このとき
振幅検出手段70は振幅の変動を検出して振幅検
出信号はそれに応じて変化する。閾値制御手段7
1は検出信号の振幅が一定であるような通常部分
では閾値72を零電位にするが、上記振幅検出信
号が変化すると、図に示すように閾値72を変化
させる。したがつて、記録媒体の欠陥などによつ
て検出信号の振幅が低下したときには、実質的に
コンパレータ61は動作を停止する。また本実施
例では、通常部分では閾値72は零電位となるの
で理想的な波形整形を行うことができる。尚、本
実施例における振幅検出手段70はよく知られた
包絡線検波器によつて容易に実現でき、また、閾
値制御手段71は例えば帯域通過フイルターで構
成することができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は読取
ヘツドから出力される2つの検出信号を波形整形
してデイジタル検出信号を得、これらのデイジタ
ル検出信号が互いに等価な状態から共に状態反転
して他方の等価な状態になつたときには正常な状
態反転、またこれらのデイジタル検出信号が互い
に等価な状態から一方のデイジタル検出信号が続
けて状態反転することによつて再び等価な状態に
なつたときには異常な状態反転と判別して、正常
な状態反転部分においてはその位相差に応じた信
号をトラツキング誤差信号として出力し、異常の
状態反転部分においては位相差として検出された
信号を修正してこれに応じた信号をトラツキング
誤差信号として出力するトラツキング誤差検出手
段を有し、このトラツキング誤差信号に応じてト
ラツキング制御を行うように構成されているの
で、トラツキング制御の利得が安定で、記録媒体
の引つ掻き傷などによつて検出信号に混入した大
きな雑音によつても、トラツキング制御が乱され
にくいという優れた効果が得られる。
さらに出力処理手段を、位相差に応じて発生す
るパルスを積分し、状態反転が正常と判別された
場合にはその直後に上記積分値に応じた時間幅の
パルスを発生するか上記積分値をそのまま転送
し、状態反転が異常と判別された場合にはなにも
出力しないように構成にすることによ簡単な出力
しないように構成にすることにより簡単な回路構
成で出現できるという効果が得られる。
さらにまた、波形整形手段の閾値を実質的に検
出信号の直流成分にオフセツトを加えた値とする
か、あるいは検出信号の振幅が著しく低下したと
きには検出信号が閾値を交差せず、実質的に波形
整形手段の動作を停止するように構成することに
よつてトラツキング制御の安定性をさらに高める
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光学的情報
再生装置の要部のブロツク図、第2図は上記実施
例における各部の信号波形図、第3図は上記実施
例における有効性判別手段の構成例を示す回路
図、第4図は上記実施例における出力処理手段の
構成例を示す回路図、第5図は上記実施例におけ
る出力処理手段の他の構成例を示す回路図、第6
図は本発明の他の実施例における波形整形手段の
ブロツク図、第7図は上記実施例における各部の
信号波形図、第8図は本発明のさらに他の実施例
における波形整形手段のブロツク図、第9図は上
記実施例における各部の信号波形図、第10図は
従来の光学的情報再生装置におけるトラツキング
誤差検出手段のブロツク図である。 1……読取ヘツド、3……トラツキング誤差検
出手段、4a,4b……波形整形手段、5……位
相比較手段、6……有効性判別手段、7……出力
処理手段、8……トラツキング制御手段、21…
…保持手段、60……高域通過フイルター、61
……コンパレータ、70……振幅検出手段、71
……閾値制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録媒体の情報トラツク上に照射光を投射し
    して光スポツトを形成し、その反射光あるいは透
    過光を検出して記録されている情報に応じて変化
    するとともに上記光スポツトのトラツキング誤差
    に応じて互いに位相が変化する2つの検出信号を
    少なくとも含む複数の信号を出力する読取ヘツド
    と、上記検出信号の位相差成分を抽出してトラツ
    キング誤差信号を出力するトラツキング誤差検出
    手段と、上記トラツキング誤差信号に応じて上記
    光スポツトの位置を調節するトラツキング制御手
    段とを具備し、上記トラツキング誤差検出手段
    は、上記2つの検出信号をそれぞれ波形整形して
    2つのデイジタル検出信号を出力する波形整形手
    段と、2つのデイジタル検出信号が互いに等価な
    状態から一方のデイジタル検出信号の状態が反転
    したとき、次に再び互いに等価な状態になるまで
    の間、どちらのデイジタル検出信号が先に反転し
    たかによつて実質的に極性の異なる位相差パルス
    を発生する位相比較手段と、2つのデイジタル検
    出信号が互いに等価な状態から共に他方の状態に
    状態反転した場合には有効と判別し、2つのデイ
    ジタル検出信号が互いに等価な状態から一方のデ
    イジタル検出信号が2回続けて状態反転して再び
    等価な状態になつた場合には無効と判別してそれ
    ぞれの場合に応じた状態をとる有効性判別信号を
    出力する有効性判別手段と、上記有効性判別信号
    が有効を示す状態のときには上記位相比較手段の
    出力する位相差パルスに応じた信号を出力し、上
    記有効性判別信号が無効を示す状態のときには上
    記位相差パルスを処理した結果に応じた信号を出
    力する出力処理手段とを具備して成ることを特徴
    とする光学的情報再生装置。 2 出力処理手段は、位相差パルスを積分した値
    を保持する保持手段を有し、有効性判別信号が有
    効を示す状態のときには保持手段の保持している
    値に応じた幅のパルスを出力し、有効性判別信号
    が無効を示す状態のときにはパルスを出力しない
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光
    学的情報再生装置。 3 出力処理手段は、位相差パルスを積分した値
    を保持する保持手段を有し、有効性判別信号が有
    効を示す状態のときには保持手段の保持している
    値を転送して出力し、有効性判別信号が無効を示
    す状態のときには保持手段の保持している値を消
    去することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の光学的情報再生装置。 4 波形整形手段は、検出信号の振幅が急激に低
    下したときには検出信号が閾値を交差しないよう
    に閾値が設定されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の光学的情報再生装置。 5 波形整形手段は、検出信号の含む直流値に直
    流オフセツトを加えた値を閾値とすることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の光学的情報再
    生装置。 6 波形整形手段は、検出信号の振幅を検出して
    振幅の変動に応答して閾値を制御する閾値制御手
    段を具備して成ることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の光学的情報再生装置。
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