JPH0579728B2 - - Google Patents
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- JPH0579728B2 JPH0579728B2 JP62020505A JP2050587A JPH0579728B2 JP H0579728 B2 JPH0579728 B2 JP H0579728B2 JP 62020505 A JP62020505 A JP 62020505A JP 2050587 A JP2050587 A JP 2050587A JP H0579728 B2 JPH0579728 B2 JP H0579728B2
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- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
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-
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-
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Description
(産業上の利用分野)
この発明は、直接焼入れ法による引張強さ70Kg
f/mm2以上、降伏比90%以下の高靭性低降伏比極
厚高張力鋼板の製造方法に関し、とくに鋼板の変
形能を増大させ、鋼構造物の安全性増加を目指し
て高張力鋼の低降伏比化を図り、橋梁,建築,水
圧鉄管および圧力容器などへの有利な適用を成就
しようとするものである。 一般に引張強さが40Kgf/mm2級の軟鋼では、そ
の降伏比の値がおよそ60〜70%程度と低いのに反
し、鋼の引張強さを増大させるにつれて降伏比は
高くなる傾向にあり、近年使用量の増しつつある
引張強さ70〜110Kgf/mm2級の高張力鋼では通常
降伏比が90%以上のように高くなるため、建造物
の設計上の要注意事項とされている。 降伏比は、鋼板が降伏したのち破断にいたるま
での余裕を示すものと考えられ、その値が低いほ
ど変形能が大きく、一様伸びおよび全伸びが大き
いので、鋼構造物の安全性の点で有利であるのは
明らかである。 また、鋼構造物の疲労特性向上の面からも低降
伏比の高張力鋼板の開発が要望される。 (従来の技術) 引張強さ70〜110Kgf/mm2もの高張力鋼を製造
するには、その強度確保のために組織をマルテン
サイト主体とする必要があるが、焼入れままでは
靭性が低くかつ板厚方向の強度が不均一である。
従つて、従来焼入れ後600℃程度の温度で焼もど
し処理を施すことによつて鋼板の靭性向上と板厚
方向の強度の均一化が図られてきたわけである
が、この場合、鋼板の降伏比は90%を超える高い
値となるのは避け難かつた。 この問題を解決する試みとして、焼もどし工程
を省いて焼入れままでの低降伏比を利用すること
も考えられてはいるが、前述の如く単なる焼入れ
まま鋼板では靭性が低く、とくに板厚方向の強度
不均一となるために、未だ実用に供しうる鋼板は
製造されていない。 また、二相域焼入れ法によつてマルテンサイト
地にフエライトを混合させた二相混合組織とする
ことによつて降伏比を低下させる試みが80Kgf/
mm2級高張力鋼について報じられている(“低降伏
比80キロ級高張力鋼およびその溶接部の基本特
性”、溶接学会論文集,3−3,1984(参照))。し
かし、この場合もフエライトが軟かいため従来の
焼入れ−焼もどし鋼板と同程度の強度を得るには
炭素当量を従来鋼より高める必要があつて、鋼構
造物建造時に最も重要である鋼板の溶接割れ感受
性が増加する欠点は不可避である。 (発明が解決しようとする問題点) 従来の70〜110Kgf/mm2級鋼の焼入れ−焼もど
し鋼と同等以下の炭素当量で、同等程度の強度を
もち、しかも降伏比を90%以下となし得る低降伏
比高張力鋼の製造を可能にすることにあわせて従
来の焼入れまま鋼において認められた板厚方向の
強度分布差をたとえ板厚75mm以上の極厚鋼板にお
いても低減することが、この発明の目的とすると
ころである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、 C:0.05〜0.13wt%(以下単に%で示す)、 Si:0.05〜0.19%、 Mn:0.70〜1.30%、 Cr:0.40〜1.10%、 Mo:0.40〜1.10%、 V:0.01〜0.10%、 Al:0.01〜0.10%、 B:0.0005〜0.002%および N:0.0045%以下 を、下記式であらわされる炭素当量Ceq.が0.42〜
0.65%を満足する範囲において含有し、残部は実
質的にFeの組成になる鋼スラブを、1000〜1150
℃に加熱後、圧延仕上げ温度が鋼板表面で890〜
960℃となる熱間圧延を施し、該圧延終了後10〜
60秒の間に焼入れを開始することを特徴とする、
直接焼入れ法による引張強さ70Kgf/mm2以上、降
伏比90%以下の高靭性低降伏比極厚高張力鋼板の
製造方法(第1発明)である。 Ceq.=(C)+1/24(Si)+1/6(Mn)+1/5 (Cr)+1/4(Mo)+1/40(Ni)+1/14(V) (式中の元素記号は合金成分含有量(%))ま
たこの発明は、上記第1発明において、さらに
Niを4%以下の範囲で含有させた鋼スラブを出
発材料として用いる極厚高張力鋼板の製造方法
(第2発明)である。 ここに、上記各発明において極厚とは、板厚が
75mm以上を意味する。 この発明の発想の基礎は概ね次のとおりであ
る。 1 再結晶オーステナイトが主体となる適切な圧
延仕上げ温度を選定することによつて板厚方向
の強度変化を少なくする。 2 圧延終了後、焼入れ開始までの適切な時間範
囲を選定することによつて、Bの焼入れ性向上
効果を有効利用する。 3 直接焼入れままで高靭性となる化学成分組成
を見出し、それに基づいて成分設計する。 発明者らは多数の鋼を溶製し、そのスラブを
950〜1250℃の種々の温度に加熱後、750〜960℃
の種々の温度で圧延を終了させた後、所定時間そ
の温度に保持したのち焼入れることによつて、圧
延仕上げ温度および圧延終了後焼入れまでの時間
が鋼板の強度および靭性におよぼす影響について
詳細に調べた。 その結果、未再結晶オーステナイトが主体とな
る温度域で圧延を終了してから、焼入れる場合に
は、焼入れ温度が低いため焼入れ性が低下し、極
厚鋼板の板厚中心部において充分な強度が得られ
なかつた。 一方、再結晶オーステナイト温度域で圧延を終
了し、所定の時間が経過した後、焼入れる場合
は、焼入れままで充分な靭性を有し、かつ板厚中
心部まで充分な強度を有する鋼板が得られた。 ここに高強度、高靭性が得られるのは、Bの挙
動が大きく寄与している。つまりBはオーステナ
イト粒界に存在する時に、粒界エネルギを下げて
焼入れ性を向上させるが、圧延終了後再結晶オー
ステナイト結晶粒の粒界にBが存在する間に焼入
れることによつてBの効果が効果的に発揮される
のである。 この発明においては、このようなBの効果を最
も有効に活用するため、圧延終了後Bが粒界に存
在する間すなわち10〜60秒の間に焼入れを開始す
るようにしたところに大きな特徴がある。 (作用) つぎに、各成分の限定理由を述べる。 Cは、マルテンサイトの強化に最も有効な成分
である。0.05%未満では強化効果が小さく、強度
を得るためには他の合金成分を多量に添加する必
要が生じ好ましくない。一方、0.13%を超えると
マルテンサイトが脆弱化して靭性の劣化を招く。 Siは、脱酸剤としての作用の他に合金元素とし
ての役割を持ち、この発明においては炭化物の析
出に影響を与えるので極めて重要な成分である。
Siが0.05%未満では脱酸剤としての効果は得られ
ず、一方その量が0.19%を超えると低Si化による
靭性向上効果が期待できない。 Mnは、強度確保のために0.70%以上必要であ
るが、1.30%を超えると溶接性や加工性を劣化さ
せるので0.70〜1.30%の範囲とする。 Crは、0.40%未満では強度上昇効果に乏しく、
一方1.10%を超えると直接焼入れ時に炭化物を析
出し、靭性劣化の一因となる。 Moは、焼入れ性向上および整粒効果の点から
必要であり、その効果を得るには0.40%以上必要
である。しかし1.10%を超えるとその効果が減少
するので経済性の点から0.40〜1.10%に限定す
る。 Vは、焼戻し時に2次析出硬化により強度を上
昇させる元素であるが、0.01%未満では十分な効
果が得られず、0.10%を超える添加は溶接性を害
するので、0.01〜0.10%の範囲に限定した。 Alは、脱酸およびB添加の効果を発揮させ、
かつNをAINとして固定する目的で添加するが、
0.01%より少ないとその添加効果に乏しく、一方
0.10%を超えると、悪影響を与えるので、0.01〜
0.10%の範囲に限定した。 Bは、極く微量で鋼板の焼入れ性を高めるので
きわめて重要な成分である。とくにこの発明の鋼
の開発の上で最も重要な成分と云える。 しかし、その添加量が0.0005%未満の場合には
Bによる焼入れ性向上効果は期待できず、一方
0.002%を超えるとB析出物を成形して焼入れ性
向上に有効なB量をかえつて減少させ、またB析
出物自体も焼入れ性を低下させるので好ましくな
い。 Nは、BN等の窒化物を形成してBの焼入れ性
向上効果を低減することおよび靭性の劣化を招く
ことから可能な限り低減することが好ましい。
0.0045%以下とする場合には鋼板の靭性を損なう
ことなくBを効果的に作用せしめる。 次に下記(1)式 Ceq.=(C)+1/24(Si)+1/6(Mn)+1/5
(Cr)+1/4(Mo)+1/40(Ni)+1/14(V)
…(1) で示される炭素当量Ceq.が0.42%未満であると70
Kgf/mm2以上の引張強さと良好な靭性を同時に得
ることは困難となり、また溶接熱影響部の軟化を
生ずる。一方、Ceq.が0.65%を超えると溶接割れ
感受性が増して割れ防止予熱温度が高くなり、溶
接施工能率の面から好ましくない。 以上必須成分について説明したが、この発明で
はその他靭性の向上や焼入性向上を目的として
Niを4%以下の範囲で添加することができる。
ここでNiの含有量を上記範囲に限定した理由は
4%を超えて添加しても得られる効果に比較して
コストが高くなるからである。 さらに、スラブ加熱温度の変化による材質バラ
ツキを避け、圧延時の鋼板表層部と中心部の温度
差を小さくして、安定した材質の鋼板を製造する
ためにはスラブ加熱温度を限定する必要がある。 この発明において、加熱温度が1150℃を超える
と、オーステナイト粒の粗大化に伴う焼入れ性の
向上によつて強度は得られるものの、靭性が劣化
し、一方、スラブ加熱温度が1000℃未満の場合に
はオーステナイト粒が細粒化し、それに伴う焼入
れ性の劣化によつて強度の低下が生じ、それに伴
なつて靭性も劣化する。 従つて、安定した強度と靭性を備えた鋼板を製
造するためには圧延前のスラブは1000〜1150℃の
温度範囲に加熱する必要がある。 圧延仕上げ温度も鋼板の材質に与える影響は大
きく、圧延仕上げ温度は鋼板表面温度で890〜960
℃とする必要がある。 というのは鋼板表面温度が890℃未満では、圧
延終了後再結晶が生じ難く、一方960℃を超える
と結晶粒が粗大化し、靭性の劣化を招くからであ
る。 ついで上記の如き仕上げ圧延後、焼入れ処理を
施すわけであるが、焼入れ開始時間は、圧延終了
後、10〜60秒の間とする必要がある。というのは
圧延終了後、再結晶オーステナイト粒界にBが移
動するためには少なくとも10秒かかるので、10秒
未満で焼入れしても充分な強度が得られず、一方
60秒を超えるとBNが析出するので焼入れ性が低
下するからである。 (実施例) 表1はこの発明に従う化学組成を有する鋼塊と
好適成分範囲を逸脱した化学組成の鋼塊、計3鋼
塊を溶製し、スラブ加熱温度,圧延仕上げ温度,
圧延終了後から焼入れまでの時間を違えて板厚
100mmの鋼板を製造し、板厚1/4および1/2位置に
おけるY.S.,T.S.および−60℃での2mmVノツチ
シヤルピー吸収エネルギを調べた結果である。
f/mm2以上、降伏比90%以下の高靭性低降伏比極
厚高張力鋼板の製造方法に関し、とくに鋼板の変
形能を増大させ、鋼構造物の安全性増加を目指し
て高張力鋼の低降伏比化を図り、橋梁,建築,水
圧鉄管および圧力容器などへの有利な適用を成就
しようとするものである。 一般に引張強さが40Kgf/mm2級の軟鋼では、そ
の降伏比の値がおよそ60〜70%程度と低いのに反
し、鋼の引張強さを増大させるにつれて降伏比は
高くなる傾向にあり、近年使用量の増しつつある
引張強さ70〜110Kgf/mm2級の高張力鋼では通常
降伏比が90%以上のように高くなるため、建造物
の設計上の要注意事項とされている。 降伏比は、鋼板が降伏したのち破断にいたるま
での余裕を示すものと考えられ、その値が低いほ
ど変形能が大きく、一様伸びおよび全伸びが大き
いので、鋼構造物の安全性の点で有利であるのは
明らかである。 また、鋼構造物の疲労特性向上の面からも低降
伏比の高張力鋼板の開発が要望される。 (従来の技術) 引張強さ70〜110Kgf/mm2もの高張力鋼を製造
するには、その強度確保のために組織をマルテン
サイト主体とする必要があるが、焼入れままでは
靭性が低くかつ板厚方向の強度が不均一である。
従つて、従来焼入れ後600℃程度の温度で焼もど
し処理を施すことによつて鋼板の靭性向上と板厚
方向の強度の均一化が図られてきたわけである
が、この場合、鋼板の降伏比は90%を超える高い
値となるのは避け難かつた。 この問題を解決する試みとして、焼もどし工程
を省いて焼入れままでの低降伏比を利用すること
も考えられてはいるが、前述の如く単なる焼入れ
まま鋼板では靭性が低く、とくに板厚方向の強度
不均一となるために、未だ実用に供しうる鋼板は
製造されていない。 また、二相域焼入れ法によつてマルテンサイト
地にフエライトを混合させた二相混合組織とする
ことによつて降伏比を低下させる試みが80Kgf/
mm2級高張力鋼について報じられている(“低降伏
比80キロ級高張力鋼およびその溶接部の基本特
性”、溶接学会論文集,3−3,1984(参照))。し
かし、この場合もフエライトが軟かいため従来の
焼入れ−焼もどし鋼板と同程度の強度を得るには
炭素当量を従来鋼より高める必要があつて、鋼構
造物建造時に最も重要である鋼板の溶接割れ感受
性が増加する欠点は不可避である。 (発明が解決しようとする問題点) 従来の70〜110Kgf/mm2級鋼の焼入れ−焼もど
し鋼と同等以下の炭素当量で、同等程度の強度を
もち、しかも降伏比を90%以下となし得る低降伏
比高張力鋼の製造を可能にすることにあわせて従
来の焼入れまま鋼において認められた板厚方向の
強度分布差をたとえ板厚75mm以上の極厚鋼板にお
いても低減することが、この発明の目的とすると
ころである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、 C:0.05〜0.13wt%(以下単に%で示す)、 Si:0.05〜0.19%、 Mn:0.70〜1.30%、 Cr:0.40〜1.10%、 Mo:0.40〜1.10%、 V:0.01〜0.10%、 Al:0.01〜0.10%、 B:0.0005〜0.002%および N:0.0045%以下 を、下記式であらわされる炭素当量Ceq.が0.42〜
0.65%を満足する範囲において含有し、残部は実
質的にFeの組成になる鋼スラブを、1000〜1150
℃に加熱後、圧延仕上げ温度が鋼板表面で890〜
960℃となる熱間圧延を施し、該圧延終了後10〜
60秒の間に焼入れを開始することを特徴とする、
直接焼入れ法による引張強さ70Kgf/mm2以上、降
伏比90%以下の高靭性低降伏比極厚高張力鋼板の
製造方法(第1発明)である。 Ceq.=(C)+1/24(Si)+1/6(Mn)+1/5 (Cr)+1/4(Mo)+1/40(Ni)+1/14(V) (式中の元素記号は合金成分含有量(%))ま
たこの発明は、上記第1発明において、さらに
Niを4%以下の範囲で含有させた鋼スラブを出
発材料として用いる極厚高張力鋼板の製造方法
(第2発明)である。 ここに、上記各発明において極厚とは、板厚が
75mm以上を意味する。 この発明の発想の基礎は概ね次のとおりであ
る。 1 再結晶オーステナイトが主体となる適切な圧
延仕上げ温度を選定することによつて板厚方向
の強度変化を少なくする。 2 圧延終了後、焼入れ開始までの適切な時間範
囲を選定することによつて、Bの焼入れ性向上
効果を有効利用する。 3 直接焼入れままで高靭性となる化学成分組成
を見出し、それに基づいて成分設計する。 発明者らは多数の鋼を溶製し、そのスラブを
950〜1250℃の種々の温度に加熱後、750〜960℃
の種々の温度で圧延を終了させた後、所定時間そ
の温度に保持したのち焼入れることによつて、圧
延仕上げ温度および圧延終了後焼入れまでの時間
が鋼板の強度および靭性におよぼす影響について
詳細に調べた。 その結果、未再結晶オーステナイトが主体とな
る温度域で圧延を終了してから、焼入れる場合に
は、焼入れ温度が低いため焼入れ性が低下し、極
厚鋼板の板厚中心部において充分な強度が得られ
なかつた。 一方、再結晶オーステナイト温度域で圧延を終
了し、所定の時間が経過した後、焼入れる場合
は、焼入れままで充分な靭性を有し、かつ板厚中
心部まで充分な強度を有する鋼板が得られた。 ここに高強度、高靭性が得られるのは、Bの挙
動が大きく寄与している。つまりBはオーステナ
イト粒界に存在する時に、粒界エネルギを下げて
焼入れ性を向上させるが、圧延終了後再結晶オー
ステナイト結晶粒の粒界にBが存在する間に焼入
れることによつてBの効果が効果的に発揮される
のである。 この発明においては、このようなBの効果を最
も有効に活用するため、圧延終了後Bが粒界に存
在する間すなわち10〜60秒の間に焼入れを開始す
るようにしたところに大きな特徴がある。 (作用) つぎに、各成分の限定理由を述べる。 Cは、マルテンサイトの強化に最も有効な成分
である。0.05%未満では強化効果が小さく、強度
を得るためには他の合金成分を多量に添加する必
要が生じ好ましくない。一方、0.13%を超えると
マルテンサイトが脆弱化して靭性の劣化を招く。 Siは、脱酸剤としての作用の他に合金元素とし
ての役割を持ち、この発明においては炭化物の析
出に影響を与えるので極めて重要な成分である。
Siが0.05%未満では脱酸剤としての効果は得られ
ず、一方その量が0.19%を超えると低Si化による
靭性向上効果が期待できない。 Mnは、強度確保のために0.70%以上必要であ
るが、1.30%を超えると溶接性や加工性を劣化さ
せるので0.70〜1.30%の範囲とする。 Crは、0.40%未満では強度上昇効果に乏しく、
一方1.10%を超えると直接焼入れ時に炭化物を析
出し、靭性劣化の一因となる。 Moは、焼入れ性向上および整粒効果の点から
必要であり、その効果を得るには0.40%以上必要
である。しかし1.10%を超えるとその効果が減少
するので経済性の点から0.40〜1.10%に限定す
る。 Vは、焼戻し時に2次析出硬化により強度を上
昇させる元素であるが、0.01%未満では十分な効
果が得られず、0.10%を超える添加は溶接性を害
するので、0.01〜0.10%の範囲に限定した。 Alは、脱酸およびB添加の効果を発揮させ、
かつNをAINとして固定する目的で添加するが、
0.01%より少ないとその添加効果に乏しく、一方
0.10%を超えると、悪影響を与えるので、0.01〜
0.10%の範囲に限定した。 Bは、極く微量で鋼板の焼入れ性を高めるので
きわめて重要な成分である。とくにこの発明の鋼
の開発の上で最も重要な成分と云える。 しかし、その添加量が0.0005%未満の場合には
Bによる焼入れ性向上効果は期待できず、一方
0.002%を超えるとB析出物を成形して焼入れ性
向上に有効なB量をかえつて減少させ、またB析
出物自体も焼入れ性を低下させるので好ましくな
い。 Nは、BN等の窒化物を形成してBの焼入れ性
向上効果を低減することおよび靭性の劣化を招く
ことから可能な限り低減することが好ましい。
0.0045%以下とする場合には鋼板の靭性を損なう
ことなくBを効果的に作用せしめる。 次に下記(1)式 Ceq.=(C)+1/24(Si)+1/6(Mn)+1/5
(Cr)+1/4(Mo)+1/40(Ni)+1/14(V)
…(1) で示される炭素当量Ceq.が0.42%未満であると70
Kgf/mm2以上の引張強さと良好な靭性を同時に得
ることは困難となり、また溶接熱影響部の軟化を
生ずる。一方、Ceq.が0.65%を超えると溶接割れ
感受性が増して割れ防止予熱温度が高くなり、溶
接施工能率の面から好ましくない。 以上必須成分について説明したが、この発明で
はその他靭性の向上や焼入性向上を目的として
Niを4%以下の範囲で添加することができる。
ここでNiの含有量を上記範囲に限定した理由は
4%を超えて添加しても得られる効果に比較して
コストが高くなるからである。 さらに、スラブ加熱温度の変化による材質バラ
ツキを避け、圧延時の鋼板表層部と中心部の温度
差を小さくして、安定した材質の鋼板を製造する
ためにはスラブ加熱温度を限定する必要がある。 この発明において、加熱温度が1150℃を超える
と、オーステナイト粒の粗大化に伴う焼入れ性の
向上によつて強度は得られるものの、靭性が劣化
し、一方、スラブ加熱温度が1000℃未満の場合に
はオーステナイト粒が細粒化し、それに伴う焼入
れ性の劣化によつて強度の低下が生じ、それに伴
なつて靭性も劣化する。 従つて、安定した強度と靭性を備えた鋼板を製
造するためには圧延前のスラブは1000〜1150℃の
温度範囲に加熱する必要がある。 圧延仕上げ温度も鋼板の材質に与える影響は大
きく、圧延仕上げ温度は鋼板表面温度で890〜960
℃とする必要がある。 というのは鋼板表面温度が890℃未満では、圧
延終了後再結晶が生じ難く、一方960℃を超える
と結晶粒が粗大化し、靭性の劣化を招くからであ
る。 ついで上記の如き仕上げ圧延後、焼入れ処理を
施すわけであるが、焼入れ開始時間は、圧延終了
後、10〜60秒の間とする必要がある。というのは
圧延終了後、再結晶オーステナイト粒界にBが移
動するためには少なくとも10秒かかるので、10秒
未満で焼入れしても充分な強度が得られず、一方
60秒を超えるとBNが析出するので焼入れ性が低
下するからである。 (実施例) 表1はこの発明に従う化学組成を有する鋼塊と
好適成分範囲を逸脱した化学組成の鋼塊、計3鋼
塊を溶製し、スラブ加熱温度,圧延仕上げ温度,
圧延終了後から焼入れまでの時間を違えて板厚
100mmの鋼板を製造し、板厚1/4および1/2位置に
おけるY.S.,T.S.および−60℃での2mmVノツチ
シヤルピー吸収エネルギを調べた結果である。
【表】
【表】
化学組成,スラブ加熱温度,圧延仕上げ温度,
圧延終了後から焼入れまでの時間のいずれもがこ
の発明の範囲内にある場合には板厚1/4および1/2
位置いずれにおいても良好な強度と靭性を有する
低降伏比の高張力鋼板が得られた。 一方、上記製造条件のいずれか一つが欠けると
化学組成が同一であつても強度は低く、また1/2
t位置における靭性はきわめて低い。とくに製造
条件がこの発明範囲内であつても化学組成が範囲
外の場合は、1/4tおよび1/2tいずれの位置にお
いても靭性は低かつた。 (発明の効果) この発明は、従来の焼入れ−焼もどし法と同等
ないしはそれ以下の炭素当量の組成で、同程度の
強度を有しかつ高靭性低降伏比の極厚高張力鋼板
を容易に得ることができ、従来法と比較すると省
工程、省エネルギーおよび添加元素の削減などの
面で有利なだけでなく、引張強さ70〜110Kgf/
mm2級の高張力鋼を用いる橋梁,建築,海洋構造
物,水圧鉄管,圧力容器等の鋼構造物の安全性を
高めることができるので、これらの分野に広く適
用することが可能である。
圧延終了後から焼入れまでの時間のいずれもがこ
の発明の範囲内にある場合には板厚1/4および1/2
位置いずれにおいても良好な強度と靭性を有する
低降伏比の高張力鋼板が得られた。 一方、上記製造条件のいずれか一つが欠けると
化学組成が同一であつても強度は低く、また1/2
t位置における靭性はきわめて低い。とくに製造
条件がこの発明範囲内であつても化学組成が範囲
外の場合は、1/4tおよび1/2tいずれの位置にお
いても靭性は低かつた。 (発明の効果) この発明は、従来の焼入れ−焼もどし法と同等
ないしはそれ以下の炭素当量の組成で、同程度の
強度を有しかつ高靭性低降伏比の極厚高張力鋼板
を容易に得ることができ、従来法と比較すると省
工程、省エネルギーおよび添加元素の削減などの
面で有利なだけでなく、引張強さ70〜110Kgf/
mm2級の高張力鋼を用いる橋梁,建築,海洋構造
物,水圧鉄管,圧力容器等の鋼構造物の安全性を
高めることができるので、これらの分野に広く適
用することが可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C:0.05〜0.13wt%、 Si:0.05〜0.19wt%、 Mn:0.70〜1.30wt%、 Cr:0.40〜1.10wt%、 Mo:0.40〜1.10wt%、 V:0.01〜0.10wt%、 Al:0.01〜0.10wt%、 B:0.0005〜0.002wt%および N:0.0045wt%以下 を、下記式であらわされる炭素当量Ceq.が0.42〜
0.65wt%を満足する範囲において含有し、残部は
実質的にFeの組成になる鋼スラブを、1000〜
1150℃に加熱後、圧延仕上げ温度が鋼板表面で
890〜960℃となる熱間圧延を施し、該圧延終了後
10〜60秒の間に焼入れを開始することを特徴とす
る、直接焼入れ法による引張強さ70Kgf/mm2以
上、降伏比90%以下の高靭性低降伏比極厚高張力
鋼板の製造方法。 Ceq.=(C)+1/24(Si)+1/6(Mn)+1/5
(Cr)+ 1/4(Mo)+1/40(Ni)+1/14(V) (式中の元素記号は合金成分含有量(wt%)) 2 C:0.05〜0.13wt%、 Si:0.05〜0.19wt%、 Mn:0.70〜1.30wt%、 Cr:0.40〜1.10wt%、 Mo:0.40〜1.10wt%、 V:0.01〜0.10wt%、 Al:0.01〜0.10wt%、 B:0.0005〜0.002wt%、 N:0.0045wt%以下および Ni:4wt%以下 を、下記式であらわされる炭素当量Ceq.が0.42〜
0.65wt%を満足する範囲において含有し、残部は
実質的にFeの組成になる鋼スラブを、1000〜
1150℃に加熱後、圧延仕上げ温度が鋼板表面で
890〜960℃となる熱間圧延を施し、該圧延終了後
10〜60秒の間に焼入れを開始することを特徴とす
る、直接焼入れ法による引張強さ70Kgf/mm2以
上、降伏比90%以下の高靭性低降伏比極厚高張力
鋼板の製造方法。 Ceq.=(C)+1/24(Si)+1/6(Mn)+1/5 (Cr)+1/4(Mo)+1/40(Ni)+1/14(V) (式中の元素記号は合金成分含有量(wt%))
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2050587A JPS63190117A (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | 直接焼入れ法による引張強さ70Kgf/mm2以上,降伏比90%以下の高靭性低降伏比極厚高張力鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2050587A JPS63190117A (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | 直接焼入れ法による引張強さ70Kgf/mm2以上,降伏比90%以下の高靭性低降伏比極厚高張力鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63190117A JPS63190117A (ja) | 1988-08-05 |
JPH0579728B2 true JPH0579728B2 (ja) | 1993-11-04 |
Family
ID=12029017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2050587A Granted JPS63190117A (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | 直接焼入れ法による引張強さ70Kgf/mm2以上,降伏比90%以下の高靭性低降伏比極厚高張力鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63190117A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2706133B2 (ja) * | 1989-04-11 | 1998-01-28 | 川崎製鉄株式会社 | 低降伏比高靱性高張力鋼板の製造方法 |
JP3576017B2 (ja) * | 1998-11-30 | 2004-10-13 | 石川島播磨重工業株式会社 | 耐衝撃貫通特性に優れた鋼の製造方法 |
JP4410836B2 (ja) * | 2008-04-09 | 2010-02-03 | 新日本製鐵株式会社 | 低温靭性の優れた780MPa級高張力鋼板の製造方法 |
JP4842402B2 (ja) * | 2009-04-17 | 2011-12-21 | 新日本製鐵株式会社 | 低温靭性の優れた高生産型780MPa級高張力鋼板の製造方法 |
CN103710640B (zh) * | 2013-12-30 | 2016-05-25 | 钢铁研究总院 | 一种经济节约型调质处理690MPa级高强高韧钢板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6148517A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-10 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 抗張力60Kg/mm↑2以上の高張力鋼の製造方法 |
-
1987
- 1987-02-02 JP JP2050587A patent/JPS63190117A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6148517A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-10 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 抗張力60Kg/mm↑2以上の高張力鋼の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63190117A (ja) | 1988-08-05 |
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