JPH0577076A - レーザ加工機の光軸防塵装置 - Google Patents

レーザ加工機の光軸防塵装置

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JPH0577076A
JPH0577076A JP3237622A JP23762291A JPH0577076A JP H0577076 A JPH0577076 A JP H0577076A JP 3237622 A JP3237622 A JP 3237622A JP 23762291 A JP23762291 A JP 23762291A JP H0577076 A JPH0577076 A JP H0577076A
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endless belt
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processing head
laser
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Takeshi Kusaka
健 日下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ加工ヘッドの移動に伴って防塵カバー
内に吸込まれる塵埃の侵入を阻止するレーザ加工機の光
軸防塵装置を提供しようとするものである。 【構成】 レーザ加工ヘッド5を収納するカバー本体3
内に、前記レーザ加工ヘッド5を支持して移動するエン
ドレスベルト17を設け、このエンドレスベルト17の
外部縁19をシール21でシールしてなることを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ加工機の光軸防
塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機はレーザ発振器より
発振されたレーザビームを、加工すべきワークピースに
照射するためベンドミラー等によって屈折させて加工ヘ
ッドに導いていた。しかるに、この加工ヘッドは前記ワ
ークピースの上方を移動しなければならず、そのため
に、例えば加工ヘッドを一軸上に移動させワークピース
を他軸上に移動させて加工していた。
【0003】この加工ヘッドは一軸方向に移動するテー
ブルの上方部に設けられた上部フレームに架設されたボ
ールネジ等に係合され、このボールネジの回転によって
一軸上を移動されるように構成されていた。そして、前
記ベンドミラーはこのボールネジの軸方向に設けられ、
軸上に係合された加工ヘッドにレーザビームを導くよう
に形成されていた。これらのボールネジやベンドミラー
の光軸に塵埃等の入るのを防止するため、前記加工ヘッ
ドを中心とした軸方向の左右側には伸縮自在なジャバラ
状の防塵カバーが設けられ、この防塵カバーが加工ヘッ
ドの移動に伴って伸縮して防塵を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成よりなる従来の防塵カバーでは、加工ヘッドの移動に
伴って防塵カバーの一方が伸縮し他方が縮少することか
ら、一方の容積が大となり他方が少となるため外気を吸
込み、したがって塵埃をも吸込んでベンドミラー等を汚
染するという欠点があった。
【0005】この発明は上記した事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、容積の変化を発生さ
せることなく塵埃などの侵入を防止するようにしたレー
ザ加工機の光軸防塵装置を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレーザ加工機の光軸防塵装置は、レーザ加
工ヘッドを収納するカバー本体内に、レーザ加工ヘッド
を支持して移動するエンドレスベルトを設け、このエン
ドレスベルトの外部縁をシールしてなることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】上記のように構成されたレーザ加工機の光軸防
塵装置によれば、レーザ加工ヘッドをエンドレスベルト
に支持させ、このエンドレスベルトを貫通させてレーザ
加工ヘッドを設けておき、このエンドレスベルトを懸架
させ、移動させるようにすると共に、往復移動するエン
ドレスベルトの外部縁をシールさせたので、レーザ加工
ヘッドの移動に伴うカバー本体内の容積変化は全く発生
しないので、外気の吸込みなどによる塵埃の侵入はなく
効率のよいレーザ光が得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
よって説明する。
【0009】図1および図2において、光軸防塵装置1
はカバー本体3と内装されたレーザ加工ヘッド5とによ
って構成されている。カバー本体3は上下方向の両端部
を内側に折曲した左右側板7と、この左右側板7の上面
に取付けられる外装板9と、この外装板9に隙間なく密
接し左右側板7の両端部に被着される蓋部11とによっ
て構成されている。
【0010】前記左右側板7の略々4隅に相当する部分
には、左右全く対称的にボス部13がそれぞれ設けてあ
って、このボス部13には回転自在なローラ15が各1
本宛で4本のローラ15が架設され、このローラ15の
幅方向の長さによって左右側板7のほば幅方向が決定さ
れる。
【0011】これら4本のローラ15はその端面に鍔状
の端部が突出されており、この両端部間にはスチール製
のエンドレスベルト17が張設されるようになってい
る。このエンドレスベルト17は前記ローラ15の1本
が駆動されることによって、前記各ローラ15を介して
左右何れの方向へでも送られる構成になっている。図1
には示していないが、前記エンドレスベルト17にはテ
ンション装置が設けてあって、確実に張設されておりス
リップは発生しない。
【0012】前記外装板9は前記左右側板7の上部の折
曲端面に固着されるようになっている。この外装板9に
対して左右側板7の下部折曲端面には、前記したエンド
レスベルト17の外部縁19を上下方向から挟み挿通さ
せる溝状のシール21が取付けてある。このシール21
の長手方向は前記外装板9と同じ長さで形成されてい
る。
【0013】前記蓋部11は前記左右側板7の長手方向
の端面を覆って被着される蓋体で、左右方向より被せら
れ外装板9の端面に当接し、その左右は前記左右側板7
に密接するようになっている。また、蓋部11の下部内
側面にはシールド用部材23が設けてあって、前記エン
ドレスベルト17の外周面に当接されている。したがっ
て、この蓋部11を被着させることによってカバー本体
3は完全に密閉された状態に保たれるように構成されて
いる。
【0014】前記レーザ加工ヘッド5は、レーザノズル
(図示せず)を下端に取付けるマウント本体25と、こ
のマウント本体25上に設けられ、レーザビームをレー
ザノズルに導くためのベンドミラー27とより構成され
ている。このレーザ加工ヘッド5のマウント本体25
は、前記エンドレスベルト17に設けられた貫通孔を介
して、エンドレスベルト17に垂直方向に隙間なく固定
されている。
【0015】このマウント本体25の上部に設けられた
ベンドミラー27の反射方向は張設されたエンドレスベ
ルト17の移動方向に向けられ、このベンドミラー27
の反射方向の中心上には外部から入射されるレーザビー
ムをベンドミラー27に導くための入射ベンドミラー2
9が設けてある。したがって、光軸防塵装置1の外部に
設けられたレーザ発振器(図示せず)より発振されたレ
ーザビームは、入射ベンドミラー29により屈折されレ
ーザ加工ヘッド5のベンドミラー27によりさらに屈折
され、マウント本体25内を通過してレーザノズルに導
かれる。
【0016】図3は本発明の別の実施例である。この実
施例は前記レーザ加工ヘッド5を前記実施例のものと同
様に垂直方向に置き、このレーザ加工ヘッド5Aのマウ
ント本体25Aに対して、エンドレスベルト17Aを傾
斜させて設け、このエンドレスベルト17Aにマウント
本体25Aが固定してある。この固定によりマウント本
体25Aの上部に設けたベンドミラー27Aは、エンド
レスベルト17Aの張設範囲内から外方に外された位置
になるように構成してある。
【0017】エンドレスベルト17Aは傾斜された状態
で4本の互に平行状態を保って配されたローラ15Aに
張設されている。これらのローラ15Aはカバー本体3
Aの内側面に設けられたボス部13Aに回転自在に係合
されている。カバー本体3Aは上記した各部材を収納す
べく変形した五角形状の構成をなし前記マウント本体2
5Aの一部を傾斜したカバー本体3Aの底面側より垂直
方向に突出させてある。この底面側でエンドレスベルト
17Aの外部縁19Aの両側にはシール21Aが設けて
あって、このシール21Aによって外気とは完全に遮断
された構成になっている。
【0018】このように構成された本実施例の光軸防塵
装置1Aでは、レーザビームがエンドレスベルト17A
の張設範囲外を通過されるため入射ベンドミラーは不要
となり、レーザ発振器からのレーザビームはレーザ加工
ヘッド5Aのベンドミラー27Aに直接照射される。
【0019】以上述べたように、本実施例の光軸防塵装
置1または1Aは、いずれもレーザ加工ヘッド5または
5Aの移動によっても、カバー本体3または3A内の容
積を変化させることはなく、外気を吸込むことがないの
でベンドミラー等を汚染させずに効率のよいレーザ加工
を行うことができる。
【0020】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、適宜の変更を行うことによって、その
他の態様でも実施し得るものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特許請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、
レーザ加工ヘッドの移動に伴うカバー本体内の容積を変
化させないので、外気の吸込みを発生させることはな
く、塵埃等の侵入を防止することが可能となる利点があ
る。
【0022】
【図面の詳細な説明】
【0023】
【図1】本発明を実施した一実施例のレーザ加工機の光
軸防塵装置の側面図である。
【0024】
【図2】図1の左側面図である。
【0025】
【図3】本発明の別の実施例によるレーザ加工機の光軸
防塵装置の左側面図である。
【0026】
【符号の説明】
1 光軸防塵装置 3 カバー本体 5 レーザ加工ヘッド 17 エンドレスベルト 19 外縁部 21 シール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工ヘッドを収納するカバー本体
    内に、レーザ加工ヘッドを支持して移動するエンドレス
    ベルトを設け、このエンドレスベルトの外部縁をシール
    してなることを特徴とするレーザ加工機の光軸防塵装
    置。
  2. 【請求項2】 上記エンドレスベルトを傾斜させレーザ
    加工ヘッドが垂直であることを特徴とする請求項1記載
    のレーザ加工機の光軸防塵装置。
JP03237622A 1991-09-18 1991-09-18 レーザ加工機の光軸防塵装置 Expired - Fee Related JP3126172B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118016A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Yamazaki Mazak Corp レーザ加工機光路系のシール装置
WO2012073677A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 三菱電機株式会社 レーザ加工機の光路構造
JP2015104751A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 株式会社アマダミヤチ レーザ光分岐装置

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