JP3322111B2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP3322111B2 JP2793396A JP2793396A JP3322111B2 JP 3322111 B2 JP3322111 B2 JP 3322111B2 JP 2793396 A JP2793396 A JP 2793396A JP 2793396 A JP2793396 A JP 2793396A JP 3322111 B2 JP3322111 B2 JP 3322111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを感光体
上に走査するための回転多面鏡を備えた光走査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の光走査装置においては、塵、異物
の侵入を防ぐため、ハウジングに保持された回転多面鏡
を回転多面鏡カバーで覆っているものがある。図6に示
された光走査装置は、その1例を示したもので、モータ
3により駆動される回転多面鏡5はハウジング2により
保持されており、回転多面鏡5がその回転によって占め
る回転空間15の周囲を回転多面鏡カバー14で覆わ
れ、密封されている。
【0003】また、実開平3−54913号公報に記載
された技術では、光走査装置の温度上昇を防ぐため、回
転多面鏡カバーとハウジングカバーを用いてポリゴンミ
ラー冷却用の通風路を形成した光走査装置が開示されて
いる。図7に示された光走査装置は、その1例を示した
もので、回転多面鏡カバー14を上方に折り曲げ、ハウ
ジングカバー1に密着させて通風路16をつくり、この
通風路16に外気を流通させ回転多面鏡、回転空間15
及びモータ3を冷却している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者従
来例に開示された技術では、収容容器が密封状態か或い
はそれに近い構造のため、モータからの熱が各部品の変
形を招き、画質の劣化を招くと共に、モータ及び駆動回
路基板の熱よりモータの軸受け及び電気部品の寿命低下
を招く恐れがあるという問題が生じる。
【0005】また、実開平3−54913号公報に記載
された技術においては冷却用の通風路、ファン等が必要
となるため装置が大型化すると共に高コストとなってし
まう。
【0006】本発明は、上記問題点を考慮し、装置内に
侵入する塵、異物を簡単な構成で低減すると共に密封に
よる温度上昇が抑えられた光走査装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転多面鏡と、該回転多面鏡を
駆動制御するための駆動回路基板とを備えた駆動手段が
ハウジングに保持される光走査装置において、前記回転
多面鏡の外径が前記駆動手段のロータ径よりも小さく、
かつ前記駆動回路基板が前記ハウジングの外側に離間し
た状態で取り付けられ、かつ前記ハウジングと前記駆動
手段のロータとの間に空気が流れる空間が設けられると
共に前記ハウジングは前記空間以外は略密閉されている
ことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明では、光走査装置におい
て、回転多面鏡が駆動回路基板を備えた駆動手段によっ
て回転する。この回転多面鏡の回転によってハウジング
と駆動手段のロータとの間の空間に空気が流れる。この
空気の流れの方向は、回転する回転多面鏡の外径が駆動
手段のロータ径よりも小さく設定されているので、ハウ
ジングの内部から外部へ流出する方向となる。この空気
の流れにより、ハウジングの外側に離間した状態で取り
付けられている駆動回路基板は冷却される。しかも、ハ
ウジングは上記空間以外略密閉とされているので、ハウ
ジングの外部にある埃、異物がハウジングの内部に侵入
するのを防ぐことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を用いて本発明
に係る実施の形態を説明する。
【0010】本発明の実施の形態に係る光走査装置の断
面図を図1に、平面図を図2に各々示す。
【0011】図1、図2に示すように、本光走査装置
は、ハウジング2によって覆われ、該ハウジング2の内
部には光ビームの偏向手段としてのポリゴンミラー5
(回転多面鏡)が配置されている。
【0012】ポリゴンミラー5は、偏平な正多角柱の形
状を有しており、その側面部を形成する各々の偏向面は
平面のミラー面とされている。また、ポリゴンミラー5
は、略鉛直方向の回転軸Oを中心として回転可能なよう
に構成され、ポリゴンミラー5の下部にはポリゴンミラ
ー5を回転させる駆動手段としてのモータ3が配置され
ている。
【0013】このモータ3は、ポリゴンミラー5を回転
させるためのロータ9と、該ロータ9の回転を制御する
ための駆動回路基板6と、駆動回路基板6をハウジング
2に取付け固定するための取付部11と、から構成され
ている。
【0014】ここで、ポリゴンミラー5は、直接ロータ
9に取り付けられているが、図2に示すように、ロータ
9の直径であるロータ径Aは、ポリゴンミラー5の外接
径Bよりも大きく設定されている。
【0015】ところで、上記モータ3及びポリゴンミラ
ー5は、ハウジング2が密閉された状態でもハウジング
2の底部に開けられたモータ取付け穴8Aから取り付け
られるようになっている。そして、モータ3が取付け部
11を介してハウジング2に取り付けられた状態では、
図1に示すように、駆動回路基板6の基板面6Aが、ハ
ウジング2の底部に対して所定の距離だけ離間された状
態とされている。
【0016】また、ハウジング2のモータ取付け穴8A
の直径は、ロータ径Aよりも所定幅だけ大きく設定され
ている。この設定により、モータ3がハウジング2に取
付けられた状態では、ハウジング2のモータ取付け穴8
Aとロータ9との間には、間隙としての空間8ができる
構造とされている。
【0017】また、図2に示すように、ハウジング2の
側部には、光源として用いられるレーザダイオードアセ
ンブリ12が配置されている。このレーザダイオードア
センブリ12は、変調手段により画像信号に応じてオン
・オフ制御される半導体レーザと、該半導体レーザから
射出された発散光束を整形するためのコリメータレンズ
と、ビーム成形用の開口絞り等とから構成されている
(図示なし)。
【0018】さらに、ハウジング2の外側であって、ポ
リゴンミラー5と反対側の端部には、感光体ドラム13
が配置されている。この感光体ドラム13は、光ビーム
に感光する感光材料がその表面に塗布された細長い略円
柱状の形状を有しており、矢印Rによって示された走査
方向(主走査方向)が該感光体ドラム13の長手方向に
略一致するように配置されている。
【0019】なお、この感光体ドラム13は、回転軸W
を中心として図示しない駆動手段によって予め定められ
た一定の回転速度で矢印Q方向に回転するように構成さ
れており、この回転によって主走査方向と直交する副走
査方向に走査ラインが移動する。
【0020】また、感光体ドラム13とポリゴンミラー
5との間には、ポリゴンミラー5によって反射偏向され
た光ビームを感光体ドラム13に光スポットとして集光
させて結像させると共に、該光スポットを感光体ドラム
13の表面で等速で移動させるためのfθレンズ系7が
配置されている。このfθレンズ系7は、例えば図示の
ように2枚のレンズから構成されている。
【0021】さらに、このfθレンズ系7と感光体ドラ
ム13との間のハウジング2の側部には、fθレンズ系
7を透過した光ビームを透過させるための光透過部材1
0が取り付けられている。また、ハウジング2の上部に
は、カバー1が取り付けられており、本光走査装置は、
前述した空間8を除いて略密閉状態とされている。
【0022】次に、本実施の形態に係る光走査装置は、
防塵、冷却の動作について説明する。
【0023】本実施の形態に係る光走査装置のポリゴン
ミラー5が回転すると、空気が図4の矢印Cに示すよう
に、ハウジング2の内部から外部に流れるようになる。
これにより、ハウジング2の外部にある埃、異物がハウ
ジング2の内部にある侵入するのを防ぐことができる。
また、流れる空気によりロータ9及び駆動回路基板を効
率良く冷却することができる。
【0024】ところで、ロータ系よりもポリゴンミラー
4の外接径が大きい場合には、空気は図3矢印Dに示す
ようにハウジング2の外部から内部に流れるようにな
り、防塵の効果はなくなることが次の実験によりわかっ
ている(表1、2、3)。
【0025】まず、ロータ径φ42mm、モータ取付け
穴φ50mmの時の回転多面鏡外接径を変えた時の空気
の流れを表1に示す。表1に示すように、回転多面鏡外
接径を各々φ53mm、φ39mm、φ26mmとした
場合、空間8を通過する空気の流れは、各々、図3、図
4で示された矢印D、矢印C、矢印Cの流れとなる。
【0026】表1の結果からロータ径42mmよりも小
さいφ39mm、φ26mmの時に防塵効果があること
がわかる。なお、表1の実験結果において、ハウジング
2の大きさを変えても空気の流れは変わらず、ハウジン
グ2の大きさは実験した範囲の大きさにおいては無関係
であることがわかった。
【0027】次に、ロータ径φ42mm、モータ取付け
穴φ50mmで離間距離を所定範囲で変えた時の空気の
流れを表2に示す。表2に示すように、離間距離が5m
m、7mm、9mmとした場合の空気の流れ方向は、回
転多面鏡外接径がφ39mmでロータ径42mmよりも
小さい時は、すべて矢印Cとなる。
【0028】これに対し、回転多面鏡外接径がφ53m
mでロータ径φ42mmよりも大きい時は、各離間距離
の空気の流れは、すべて矢印Dの流れとなる。これらの
結果より、実験した離間距離の範囲内においては、空気
の流れ方向は、離間距離に依存せず、ロータ径と回転多
面鏡外接径の大小関係が直接的に関係していることがわ
かる。
【0029】次に、ロータ径φ42mm、離間距離7m
mでモータ取付け穴の直径を変えた時の空気の流れを表
3に示す。表3に示すように、モータ取付け穴の直径を
各々φ50mm、φ55mm、φ60mmとした場合の
空気の流れ方向は、回転多面鏡外接径がφ39mmでロ
ータ径42mmよりも小さい時は、すべて矢印Cとな
る。
【0030】これに対し、回転多面鏡外接径がφ53m
mでロータ径φ42mmよりも大きい時は、各離間距離
の空気の流れは、すべて矢印Dの流れとなる。これらの
結果より、実験したモータ取付け穴の範囲内において
は、空気の流れ方向は、モータ取付け穴の直径に依存せ
ず、ロータ径と回転多面鏡外接径の大小関係が直接的に
関係していることがわかる。
【0031】なお、モータ3の取付部11及び駆動回路
基板6は、ハウジング2に対して離間した状態で取り付
けられていないか、或いはハウジング2のモータ取付穴
8Aとロータ9との間に空間8が開いていない場合に
は、空気は駆動回路基板6を流れず駆動回路基板6を流
れず駆動回路基板6を冷却することができなくなる。従
って、本実施の形態に係る光走査装置では、駆動回路基
板6がハウジング2に対して離間した状態で取り付けら
れること、及び空間8の存在が必要となる。
【0032】以上が本実施の形態に係る光走査装置であ
るが、上記例にのみ限定されるものではない。例えば、
図1、図2の光走査装置では、fθレンズ径7、レーザ
ダイオードアセンブリ12、モータ3を、同じハウジン
グ2に収納したが、図5に示すように、fθレンズ7、
レーザダイオードアセンブリ(図示せず)を別のハウジ
ングに収容するようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、回転多面鏡の外径がモータのロータ径よりも小
さく、かつ駆動回路基板がハウジングの外側に離間した
状態で取り付けられ、かつハウジングとロータとの間に
空気が流れる空間が設けられると共にハウジングは上記
空間以外は略密閉される構成としたので、装置内に侵入
する塵、異物を簡単な構成で低減すると共に密封による
温度上昇が抑えられる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る光走査装置の構成の断面図
である。
【図2】本実施の形態に係る光走査装置の構成の平面図
である。
【図3】回転多面鏡外接径がロータ径よりも大きい場合
の空気の流れ方向を示す図である。
【図4】回転多面鏡外接径がロータ径よりも小さい場合
の空気の流れ方向を示す図である。
【図5】fθレンズをポリゴンミラーとは別のユニット
に収容して構成した光走査装置の断面図である。
【図6】塵、異物の侵入を防ぐため、ハウジングに保持
された回転多面鏡を回転多面鏡カバーで覆っている従来
の光走査装置の構成図である。
【図7】光走査装置の温度上昇を防ぐため、回転多面鏡
カバーとハウジングカバーを用いてポリゴンミラー冷却
用の通風路を形成した従来の光走査装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
2 ハウジング 3 モータ 5 ポリゴンミラー(回転多面鏡) 6 駆動回路基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡と、該回転多面鏡を駆動制御
    するための駆動回路基板とを備えた駆動手段がハウジン
    グに保持される光走査装置において、 前記回転多面鏡の外径が前記駆動手段のロータ径よりも
    小さく、かつ前記駆動回路基板が前記ハウジングの外側
    に離間した状態で取り付けられ、かつ前記ハウジングと
    前記駆動手段のロータとの間に空気が流れる空間が設け
    られると共に前記ハウジングは前記空間以外は略密閉さ
    れていることを特徴とする光走査装置。
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