JPH0575040U - 負圧倍力装置 - Google Patents

負圧倍力装置

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JPH0575040U
JPH0575040U JP1278392U JP1278392U JPH0575040U JP H0575040 U JPH0575040 U JP H0575040U JP 1278392 U JP1278392 U JP 1278392U JP 1278392 U JP1278392 U JP 1278392U JP H0575040 U JPH0575040 U JP H0575040U
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valve
booster
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piston
atmosphere
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知績 金子
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブースタシェルに、その内部を前側の負圧室と
後側の作動室とに区画するブースタピストンが収容さ
れ、該ブースタピストンの後端に連設されるとともにブ
ースタシェルで摺動自在に支承される弁筒には、操作部
材に連なる入力杆の前後動に応じて作動室を負圧室と大
気とに連通切換えする制御弁が配設される負圧倍力装置
において、操作部材の急激な操作時に充分な倍力を確保
するとともに、吸気音を減少させる。 【構成】操作検出器45が操作部材19の作動を検出し
てから所定時間だけ、制御手段44により切換弁42が
開弁され、作動室2b,3bに大気が導入される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブースタシェルに、その内部を前側の負圧室と後側の作動室とに区 画するブースタピストンが収容され、該ブースタピストンの後端に連設されると ともにブースタシェルで摺動自在に支承される弁筒には、操作部材に連なる入力 杆の前後動に応じて作動室を負圧室と大気とに連通切換えする制御弁が配設され る負圧倍力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる装置は、たとえば特開平2−237861号公報等で既に知られ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる負圧倍力装置において、操作部材により入力杆をその後退限位置から前 進させると、制御弁が負圧室および作動室間の連通を遮断するとともに作動室を 大気に連通させるので、大気が作動室に導入され、その結果、負圧室および作動 室間に生じる圧力差によりブースタピストンに前進推力が与えられる。
【0004】 ところで、上記従来の負圧倍力装置では、操作部材の通常の操作速度では、図 3の破線A′で示すように入力の増加に対して出力が増加するが、操作部材を急 激に操作したときには、制御弁での空気の流通抵抗により作動室への大気の導入 が制限されることにより、図3の破線B′で示すように出力の増加が遅れてしま い、充分な倍力が得られない。
【0005】 また操作初期には比較的大量の空気が制御弁を介して作動室内に導入されるこ とにより、耳障りな吸気音が発生する。
【0006】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操作部材の急激な操作時 に作動室に大気を応答性よく導入し得るようにして充分な倍力を確保するととも に、吸気音を減少させ得るようにした負圧倍力装置を提供することを目的とする 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の第1の特徴に従う装置は、大気との連通 ・遮断を切換可能にして作動室に接続される切換弁と、操作部材の作動を検出す る操作検出器と、操作検出器が操作部材の作動を検出してから所定時間だけ開弁 するように切換弁を制御する制御手段とを備える。
【0008】 また本考案の第2の特徴に従う装置は、大気との連通・遮断を切換可能にして 作動室に接続される切換弁と、操作部材の作動速度を検出する操作速度検出器と 、操作速度検出器の検出値が所定値以上であるときに開弁するように切換弁を制 御する制御手段とを備える。
【0009】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0010】 先ず本考案の第1実施例を示す図1において、タンデム型負圧ブースタBにお けるブースタシェル1の前面には、該ブースタBにより作動されるブレーキマス タシリンダMが取付けられる。
【0011】 ブースタシェル1は、対向端を相互に結合する前後一対のシェル半体1a,1 bと、両シェル半体1a,1b間に挟止されてブースタシェル1内部を前部シェ ル室2と後部シェル室3とに仕切る隔壁板1cとから構成され、後部シェル半体 1bが図示しない車体に支持される。
【0012】 前部シェル室2は、該シェル室2に前後往復動可能に収容される鋼板製の前部 ブースタピストン4と、該ブースタピストン4の後面に重合結着されるとともに 前部シェル半体1aおよび隔壁板1c間に挟着されるゴム製の前部ダイヤフラム 5とにより、前側の前部負圧室2aと後側の前部作動室2bとに区画される。ま た後部シェル室3は、該シェル室3に前後往復動可能に収容される鋼板製の後部 ブースタピストン6と、該ブースタピストン6の後面に重合結着されるとともに 隔壁板1cとともに両シェル半体1a,1b間に固着されるゴム製の後部ダイヤ フラム7とにより、前側の後部負圧室3aと後側の後部作動室3bとに区画され る。
【0013】 前部および後部ブースタピストン4,6は、それぞれ環状に成形されるととも に合成樹脂製のピストンボス8の両端にそれぞれ結着される。しかも、ピストン ボス8の外周は、隔壁板1cの内周に気体密にかつ前後摺動自在に支承されてい る。また両ブースタピストン4,6の後退限は、後部ダイヤフラム6の後面に突 設された突起9がブースタシェル1の後壁に当接することにより規制される。
【0014】 ピストンボス8の後端には弁筒10が一体に突設されており、この弁筒10は 、ブースタシェル1の後壁に突設されて弁筒10を覆う被覆筒11にブッシュ1 2およびシール部材13を介して摺動自在に支承される。
【0015】 前部負圧室2aは、負圧導入管14を介して図示しない負圧源(たとえば内燃 機関の吸気マニホールド内部)と接続される。また前部および後部負圧室2a, 3aは、ピストンボス8に穿設された二股状の第1ポート15を介して弁筒10 内に連通し、また前部および後部作動室2b,3bはピストンボス8に穿設され た一対の第2ポート16,16を介して弁筒10内に連通する。而して、第2ポ ート16,16は、第1ポート15と、被覆筒11後端の大気導入口18とに制 御弁17によって交互に連通切換えされる。
【0016】 図2を併せて参照して、弁筒10内には、操作部材としてのブレーキペダル1 9に連なる入力杆20と、該入力杆20によって作動せしめられる制御弁17と が次のように設けられる。すなわち弁筒10内の前部には弁ピストン21が摺動 自在に嵌合され、この弁ピストン21には、大気導入口18を貫通した入力杆2 0の前端がボールジョイント22を介して首振り可能に結合される。また弁筒1 0の内周面には環状の第1弁座231 が突設され、第1弁座231 で囲繞される 環状の第2弁座232 が弁ピストン21の後端面に形成され、これら弁座231 ,232 と協働する弁体24が弁筒10内に配設される。弁体24はゴム製であ って前後両端を開放した筒状をなしており、その後端部すなわち基端部24aは 、弁筒10の内周面に嵌着された保持筒25により、弁筒10内周面との密着状 態に保持される。この弁体24は、上記基端部24aから半径方向内方へ屈曲し た薄肉の可撓部24b、ならびに該可撓部24bの前端に連なる肉厚の弁部24 cを備えており、弁部24cは前記第1および第2弁座231 ,232 に対向し て配置される。
【0017】 弁部24cは可撓部24bの変形により前後移動が可能であって、前進時には 第1および第2弁座231 ,232 に着座し、後退時には保持筒25の前端で受 止められる。しかも弁部24cには環状の補強板26が埋設されており、この補 強板26と入力杆20との間には、弁部24cを両弁座231 ,232 に向けて 付勢する弁ばね27が縮設される。
【0018】 弁筒10の内面には、第1弁座231 の外側で第1ポート15の一端が、また 同弁座231 の内側で第2ポート16の一端がそれぞれ開口する。さらに第2弁 座232 の内側は弁体24および保持筒25の中空部を通して大気導入口18に 連通する。
【0019】 このようにして弁体24、弁ばね27、第1弁座231 および第2弁座232 により制御弁17が構成される。
【0020】 入力杆20および保持筒25間には、入力杆20をその後退限に向って付勢す る戻しばね28が縮設される。
【0021】 被覆筒11の後端には、大気導入口18を形成する環状の端壁11aが一体に 形成され、この端壁11aの内側面に当接して入力杆20の後退限を規制するス トッパ板29のボス29aが入力杆20に進退調節可能に螺合される。而して、 ストッパ板26を螺進あるいは螺退すれば、ストッパ板29と入力杆20との螺 合位置が変わるので、入力杆20の後退限を前後に調節することができる。この 調節後のストッパ板29の固定は、同じく入力杆20に螺合したロックナット3 0の緊締により行われる。しかも前記ストッパ板29には、大気導入口18と常 時連通する複数の通気孔31が穿設される。
【0022】 弁筒10には、大気導入口18から制御弁17側へ取入れる空気を濾過するた めのエアフィルタ32が入力杆20を取巻いて装着される。このエアフィルタ3 2は入力杆20と弁筒10との相対変位を妨げないように適度な柔軟性を有する 。
【0023】 ピストンボス8には、その前面中心部に開口する大シリンダ孔33と、この大 シリンダ孔33および弁筒10内に両端が開口する小シリンダ孔34とが設けら れ、小シリンダ孔34には、弁ピストン21と一体または弁ピストン21に当接 する反力ピストン35が摺動自在に嵌合され、大シリンダ孔33には、反力ピス トン35に対向する弾性ピストン36が嵌合されるとともに、該弾性ピストン3 6に当接する出力ピストン37が摺動自在に嵌合される。出力ピストン37には 出力杆38が一体に突設され、該出力杆38はブレーキマスタシリンダMのピス トン39に連設される。またブースタシェル1の前壁およびピストンボス8間に は戻しばね40が縮設される。
【0024】 ブースタシェル1の後壁には、後部作動室3bに開口する大気圧導入管41が 連結されており、該大気圧導入管41には切換弁42を介してエアフィルタ43 が接続される。而して切換弁42は、その消磁状態でエアフィルタ43および大 気圧導入管41間を遮断した閉弁状態にあり、励磁状態ではエアフィルタ43お よび大気圧導入管41間を連通する開弁状態となる常閉型電磁弁であり、切換弁 42を開弁するとエアフィルタ43で濾過された大気が大気圧導入管41から後 部作動室3bに導入され、その導入大気は第2ポート16を介して前部作動室2 bにも導入される。
【0025】 切換弁42の作動は制御手段44によって制御されるものであり、この制御手 段44には、操作検出器45の検出信号が入力される。該操作検出器45は、た とえばブレーキペダル19が後退限位置から前進したことを検出するものであり 、制御手段44は、操作検出器45がブレーキペダル19の踏込み操作が開始さ れたことを検出してから予め定めた一定の時間だけ切換弁42を励磁して開弁す る。
【0026】 次にこの実施例の作用について説明すると、倍力休止状態においては、図1お よび図2に示すように、入力杆20は後退限に位置し、制御弁17は、弁部24 cを第1および第2弁座231 ,232 に着座させて前部および後部作動室2b ,3bを前部および後部負圧室2a,3aならびに大気導入口18のいずれとも 不通にした中立状態にあり、このような制御弁17により、両負圧室2a,3a には、負圧導入管14を通して供給される負圧源の負圧が蓄えられ、両作動室2 b,3bには、大気により適当に希釈された負圧、すなわち負圧室2a,3aの 圧力より若干高い気圧が保持される。こうして前部および後部ブースタピストン 4,6には、前部の負圧室2aおよび作動室2b、ならびに後部の負圧室3aお よび作動室3bの各間に生じる気圧差によりわずかな前進力が与えられるが、こ れらの前進力と戻しばね40の弾発力とが釣合って、両ブースタピストン4,6 は後退限からわずかに前進したところで停止している。
【0027】 いま、車両を制動すべくブレーキペダル19を踏込み、入力杆20および弁ピ ストン21を前進させれば、当初、両ブースタピストン4,6は不動であるから 、第2弁座232 が弁部24cから直ちに離れて両作動室2b,3bを大気導入 口18に連通させる。しかも、ストッパ板29は入力杆20の前進に伴い端壁1 1aから離間する。その結果、大気が大気導入口18からエアフィルタ32を通 して弁筒10内に進入し、第2弁座232 および第2ポート16を通って両作動 室2b,3bに導入される。
【0028】 両作動室2b,3bが大気の導入により両負圧室2a,3aよりも高圧になる と、それらの気圧差に基づく大きな前進推力を得て両ブースタピストン4,6は 戻しばね40の力に抗して前進し、出力杆38を介してブレーキマスタシリンダ Mのピストン39を前方へ駆動する。こうして、ブレーキマスタシリンダMをブ レーキペダル19の踏込みに応じて作動させることができる。
【0029】 しかもブレーキペダル19の踏込み操作が開始されてから一定の時間は、切換 弁42が開弁されるので、エアフィルタ43で濾過された大気が大気圧導入管4 1から作動室2b,3bに導入されるので、制御弁17での流通抵抗が高くても 両作動室2b,3bへの大気圧の導入が速やかに行なわれることになり、両負圧 室2a,3aと両作動室2b,3bとの間での気圧差が速やかに大きくなる。し たがって、ブレーキペダル19の通常操作において図3の実線Aで示すように、 破線A′で示す従来のものと比べて応答性を高めることができるだけでなく、ブ レーキペダル19を急激に踏み込んだ急制動時においても、図3の実線Bで示す ように、破線B′で示す従来のものと比べて応答性を高め、充分な倍力を得るこ とができる。
【0030】 しかもブレーキペダル19の踏込み初期において、大気導入口18を流通する 空気量を減少させることができるので、大気導入口18を有する端壁11aの内 側での耳障りな吸気音の発生を極力抑えることができる。
【0031】 このような制動中、入力杆20とともに、弁ピストン21も前進して反力ピス トン35を介し弾性ピストン36に当接するが、その弾性ピストン36は、両ブ ースタピストン4,6の作動反力を受けて小シリンダ孔34側へ膨出変形し、反 力ピストン35に上記反力の一部を作用させるので、その力は弁ピストン21お よび入力杆20を介してブレーキペダル19側にフィードバックされる。このよ うな反力作用により操縦者は出力杆38の出力、すなわち制動力の大きさを感知 することができる。
【0032】 ブレーキペダル19に対する踏力、すなわち入力杆20の入力の増加により出 力杆38の出力が倍力限界点を超えると、弁ピストン21は前面をピストンボス 8に当接させるので、前記入力全体が弁ピストン21、ピストンボス8、弾性ピ ストン36および出力ピストン37を介して出力杆38に伝達することになり、 結局、各ブースタピストン4,6の気圧差による前進力と入力による前進力との 和が出力杆38から出力される。
【0033】 次に、ブレーキペダル19に対する踏力を解放したときを想定する。この際、 切換弁42は所定時間の経過により制御手段44により既に閉じられており、ブ レーキペダル19の踏力解放に応じて、先ず入力杆20が戻しばね28の弾発力 により弁ピストン21とともに後退し、第2弁座232 を弁体24の弁部24c に着座させるととともに弁部24cを第1弁座231 から大きく離間させるので 、両作動室2b,3bが第1および第2ポート15,16を介して両負圧室2a ,3aに連通して各ブースタピストン4,6前後の気圧差が直ちになくなり、し たがって両ブースタピストン4,6は戻しばね40の弾発力をもって後退し、ブ レーキマスタシリンダMの作動を解除していく。そして、入力杆20がストッパ 板29を被覆筒11の端壁11aに当接させる後退限まで戻ると、後部ブースタ ピストン6は、後部ダイヤフラム7の突起9をブースタシェル1の後壁に当接さ せる後退限まで一旦戻り、今度は第1弁座231 を弁部24cに着座させると共 に弁部24cを第2弁座232 からわずかに離間させるので、第2ポート16を 通して再び両作動室2b,3bに大気が導入されるが、それにより生じる気圧差 により両ブースタピストン4,6がわずかに前進すれば第2弁座232 および弁 部24c間の小間隙がなくなり、制御弁17を当初の中立状態にする。こうして 両作動室2b,3bには大気に希釈された負圧が保持され、負圧ブースタBは図 1の倍力休止状態となる。
【0034】 図4は本考案の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分 には同一の参照符号を付す。
【0035】 ブレーキペダル19には、その踏込み作動速度を検出するが戻り動作には感応 しない操作速度検出器46が付設され、該操作速度検出器46が、切換弁42を 制御する制御手段44′に接続される。この操作速度検出器46は、ブレーキペ ダル19の回動速度を検出するものであってもよく、また入力杆20の前進速度 を検出するものであってもよい。
【0036】 而して制御手段44′は、操作速度検出器46の検出値が予め定めた値以上と なったとき、すなわちブレーキペダル19の操作速度が急制動時と認識されたと きに、切換弁42を開弁して作動室2b,3bに大気圧を導入する。
【0037】 この第2実施例によれば、急制動時には制御弁17から作動室2b,3bに導 入される大気とは別に、大気圧導入管41から作動室2b,3bに大気圧が導入 されることになり、急制動時の応答性を向上することができるとともに急制動時 の吸気音の発生を抑えることができる。しかも操作速度検出器46はブレーキペ ダル19の戻り動作には感応しないので、ブレーキペダル19の踏力を解放した ときには作動室2b,3bに大気圧導入管41から大気圧が導入されることはな く、両ブースタピストン4,6は元の中立位置に速やかに戻る。
【0038】 上記実施例は、タンデム型の負圧ブースタBに関連して説明したが、本考案は 、単一の負圧室および単一の作動室を備える負圧ブースタに関連して実施するこ とも可能である。
【0039】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴に従う装置は、大気との連通・遮断を切換可 能にして作動室に接続される切換弁と、操作部材の作動を検出する操作検出器と 、操作検出器が操作部材の作動を検出してから所定時間だけ開弁するように切換 弁を制御する制御手段とを備えるので、急操作時にかかわらず操作部材の操作初 期における作動室への大気の導入を速やかにして応答性を向上することができる とともに、吸気音の発生も抑えることが可能となる。
【0040】 また本考案の第2の特徴に従う装置は、大気との連通・遮断を切換可能にして 作動室に接続される切換弁と、操作部材の作動速度を検出する操作速度検出器と 、操作速度検出器の検出値が所定値以上であるときに開弁するように切換弁を制 御する制御手段とを備えるので、操作部材の急操作時に作動室への大気の導入を 速やかにして急操作時に充分な倍力を確保し、しかも吸気音の発生も抑えること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】入力に対する出力特性線図である。
【図4】第2実施例の図1に対応する縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ブースタシェル 2a,3a 負圧室 2b,3b 作動室 4,6 ブースタピストン 10 弁筒 17 制御弁 19 操作部材としてのブレーキペダル 20 入力杆 42 切換弁 44,44′ 制御手段 45 操作検出器 46 操作速度検出器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブースタシェル(1)に、その内部を前
    側の負圧室(2a,3a)と後側の作動室(2b,3
    b)とに区画するブースタピストン(4,6)が収容さ
    れ、該ブースタピストン(4,6)の後端に連設される
    とともにブースタシェル(1)で摺動自在に支承される
    弁筒(10)には、操作部材(19)に連なる入力杆
    (20)の前後動に応じて作動室(2b,3b)を負圧
    室(2a,3a)と大気とに連通切換えする制御弁(1
    7)が配設される負圧倍力装置において、大気との連通
    ・遮断を切換可能にして作動室(2b,3b)に接続さ
    れる切換弁(42)と、操作部材(19)の作動を検出
    する操作検出器(45)と、操作検出器(45)が操作
    部材(19)の作動を検出してから所定時間だけ開弁す
    るように切換弁(42)を制御する制御手段(44)と
    を備えることを特徴とする負圧倍力装置。
  2. 【請求項2】 ブースタシェル(1)に、その内部を前
    側の負圧室(2a,3a)と後側の作動室(2b,3
    b)とに区画するブースタピストン(4,6)が収容さ
    れ、該ブースタピストン(4,6)の後端に連設される
    とともにブースタシェル(1)で摺動自在に支承される
    弁筒(10)には、操作部材(19)に連なる入力杆
    (20)の前後動に応じて作動室(2b,3b)を負圧
    室(2a,3a)と大気とに連通切換えする制御弁(1
    7)が配設される負圧倍力装置において、大気との連通
    ・遮断を切換可能にして作動室(2b,3b)に接続さ
    れる切換弁(42)と、操作部材(19)の作動速度を
    検出する操作速度検出器(46)と、操作速度検出器
    (46)の検出値が所定値以上であるときに開弁するよ
    うに切換弁(42)を制御する制御手段(44′)とを
    備えることを特徴とする負圧倍力装置。
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