JPH0570728B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0570728B2
JPH0570728B2 JP12654586A JP12654586A JPH0570728B2 JP H0570728 B2 JPH0570728 B2 JP H0570728B2 JP 12654586 A JP12654586 A JP 12654586A JP 12654586 A JP12654586 A JP 12654586A JP H0570728 B2 JPH0570728 B2 JP H0570728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust cover
axial direction
socket
ball stud
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12654586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62283212A (ja
Inventor
Hiroshi Miura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP12654586A priority Critical patent/JPS62283212A/ja
Publication of JPS62283212A publication Critical patent/JPS62283212A/ja
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  • Sealing Devices (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 自動車懸架装置および操舵装置等に使用される
ボールジヨイントの改良に関する。
従来の技術 この種のボールジヨイントにおいて、半球カツ
プ状のダストカバーが、ナツクルアームにより軸
線方向の高さを制限されソケツトとの間に軸線方
向に圧縮状態に装着され、かつダストカバーの内
周面をソケツトの外周に対して摺動するように装
着するものとしては、米国特許第2928687号があ
る。
発明が解決しようとする問題点 上記従来のダストカバーにおいては、ボールス
タツド傾動時、ダストカバーに軸線方向の剛性が
ないため、ボールスタツドの動きにソケツト外周
に対接するダストカバー内周形状が追従せず、ソ
ケツト外周とダストカバー大開口部とのシール機
能が確保できないという問題点がある。
また、ダストカバーの小開口付近をナツクルア
ーム等のダストカバーセツト高さを制限する圧縮
部材に当接させ、軸線方向に圧縮した状態でソケ
ツトに装着した場合、ダストカバーの軸線方向反
発力が不足し、圧縮部材とダストカバー小開口付
近との対接面間に軸線方向の隙間が容易に生じる
問題がある。
問題点を解決するための手段 ダストカバーを表裏反転させて装着すると共
に、該ダストカバーの軸線方向高さを圧縮状態に
装着する。
作 用 表裏反転されたダストカバーのその外側に引張
り応力、内側に圧縮応力が発生するため、軸線方
向のダストカバー剛性が高まる。従つてダストカ
バーが軸線方向に圧縮された際、該ダストカバー
には高い軸線方向の反発力が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の実施例によるボールジヨイン
ト1を表している。図において、2はボールスタ
ツドで、軸線方向に垂直な円盤状に突出形成され
た鍔部4を有する柄部3と球状頭部5とより成
る。
このボールスタツド2の鍔部4は、ダストカバ
ー10のセツト高さを制限する圧縮部材としても
機能する。
6はソケツトで、ボールスタツド2の柄部3を
突出させる開口7を有し、開口7縁には肩部8が
形成されている。
9は樹脂より成るアツパーベアリングで、球状
頭部5を摺動自在に包持する。10はダストカバ
ーで、発泡ウレタンの如き弾性材料より成り、湾
曲円筒状胴部11の両端に大開口12および小開
口14を有する。大開口12はソケツト6外周
に、小開口14はボールスタツド2の柄部3に締
代を持つて装着されている。
ダストカバー10は、発泡ウレタンばかりでな
くラバーおよびプラスチツク系ラバーで形成して
も良い。
このダストカバー10は、予め第2図に二点鎖
線で示す如く、円盤状の底を有するカツプ形状に
成形される。その後、ダストカバー10をボール
ジヨイント1に装着する際、表16と裏17を反
転する。それにより、第2図に実線で示す如く、
表16がダストカバー10の内周面を構成し、裏
17が外周面を構成すると共に、小開口14付近
のダストカバー胴部が円錐に近い湾曲した円筒状
胴部11へと変形する。
ダストカバー10の装着方法としては、予め組
み立てられたボールジヨイントにダストカバー1
0を表裏反転しておいてから装着する方法以外
に、ダストカバー表裏反転側にダストカバー小開
口14をボールスタツド2の鍔部4と球状頭部5
との間に位置するまで圧入し、次にダストカバー
10を表裏反転させて大開口13をソケツト6外
周まで移動させる方法もある。
ダストカバー10の表裏反転により、ダストカ
バー10の内周側(表16)に圧縮応力が発生
し、外周側(裏17)に引張り応力が発生するた
め、軸線方向の反発力が、表裏反転させないもの
に比べて顕著に高くなる。しかもダストカバー1
0は、第1図に2点鎖線で示す如く、表裏反転後
の自由状態では軸線方向に長い円錐形の湾曲円筒
状胴部11が、軸線方向に圧縮された状態でボー
ルジヨイント1に装着されたことになる。そのた
めダストカバー10は、湾曲円筒状胴部11に蓄
積された反発力により常に自由状態に戻ろうとす
るため、小開口14の縁部と圧縮部材である鍔部
4の端面との間に軸線方向の隙間ができることは
ない。
上記実施例ではボールスタツド2に突出形成し
た鍔部4がダストカバー10を軸線方向に圧縮す
る圧縮部材として機能しているが、ボールスタツ
ド柄部3をテーパー形状にし、そこに連結部材で
あるナツクルアームを嵌合して、ダストカバーを
軸線方向に圧縮するようにしてもよい。
また、表裏反転されたダストカバー10は、ボ
ールスタツド2の傾動時に、その反発力によつて
ダストカバー10の内周面を常にソケツト6の肩
部8に密接させ、その間のシール機能を保つこと
にある。
効 果 以上のように本発明によれば、表裏反転された
ダストカバーのその外側に引張り応力、内側に圧
縮応力が発生するため、軸線方向のダストカバー
剛性が高まり、ダストカバーが軸線方向に圧縮さ
れた際、該ダストカバーには高い軸線方向の反発
力が得られるので、 (1) ダストカバーの小開口の縁部と、ダストカバ
ーを軸線方向に圧縮する圧縮部材との対接面
は、湾曲円筒状胴部に蓄積された強い反発力に
より、ボールスタツド傾動時において高いシー
ル性が保証される。
(2) ダストカバー内周面も、ボールスタツド傾動
時に湾曲円筒状胴部に蓄積された強い反発力に
より、ソケツトの肩部と常に密接し、その間を
確実にシールする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を表すもので、ボール
ジヨイントの断面平面図。第2図は本発明の実施
例におけるダストカバーの断面平面図である。 記号の説明、1……ボールジヨイント、2……
ボールスタツド、3……柄部、6……ソケツト、
7……ソケツト開口、10……ダストカバー、1
2……大開口、14……小開口、16……表、1
7……裏。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボールスタツド2と、一端開口7から前記ボ
    ールスタツド2柄部3を揺動自在に突出させたソ
    ケツト6と、そのソケツト開口7を密封する大小
    開口12,14間が湾曲円筒状に形成された弾性
    薄膜状のダストカバー10とから成るボールジヨ
    イント1において、前記ダストカバー10を表1
    6裏17反転させて装着すると共に、該ダストカ
    バー10の軸線方向高さを圧縮状態に装着したこ
    とを特徴とするボールジヨイント。
JP12654586A 1986-05-30 1986-05-30 ボ−ルジヨイント Granted JPS62283212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12654586A JPS62283212A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 ボ−ルジヨイント

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12654586A JPS62283212A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 ボ−ルジヨイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62283212A JPS62283212A (ja) 1987-12-09
JPH0570728B2 true JPH0570728B2 (ja) 1993-10-05

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ID=14937832

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JP12654586A Granted JPS62283212A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 ボ−ルジヨイント

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JP4875556B2 (ja) * 2007-07-05 2012-02-15 武蔵精密工業株式会社 ボールジョイントへのブーツ装着方法及びそのブーツ装着装置

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JPS62283212A (ja) 1987-12-09

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