JPH0343465Y2 - - Google Patents

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JPH0343465Y2
JPH0343465Y2 JP1986090923U JP9092386U JPH0343465Y2 JP H0343465 Y2 JPH0343465 Y2 JP H0343465Y2 JP 1986090923 U JP1986090923 U JP 1986090923U JP 9092386 U JP9092386 U JP 9092386U JP H0343465 Y2 JPH0343465 Y2 JP H0343465Y2
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JP
Japan
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seal cap
opening
housing
protrusion
seal
Prior art date
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JP1986090923U
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JPS62202520U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はシールキヤツプに関し、更に詳細にの
べると、例えば、自動車のサスペンシヨンやステ
アリング系統に用いられるボールジヨイント用ダ
ストブーツの如きシールキヤツプの改良に関する
ものである。
従来技術 一般に、自動車のサスペンシヨン系統のリンク
機構にはリンク間を連結するためのボールジヨイ
ントが用いられ、このボールジヨイントには一般
にダストブーツと称されている弾性材料から成る
シールキヤツプが組込まれていることが知られて
いる。
従来のハウジングに圧入装着されるこの種のシ
ールキヤツプが第5図乃至第8図に示されてい
る。
第7図及び第8図において、符号1はボールジ
ヨイントのハウジングを示す。このハウジングに
はボールスタツドのボール部(図示せず)が球面
運動可能に収容されている。ハウジング1の端部
にはダストブーツ、即ちシールキヤツプ2が取付
けられている。通常、このシールキヤツプ内には
ボール部の潤滑のためのグリース等の潤滑油が収
容されているためにシールキヤツプとハウジング
との間の取付部のシールを確保する必要がある。
第5図および第6図は従来のシールキヤツプにお
けるハウジングに対する取付部の代表例を示して
いる。
第5図に示すシールキヤツプはハウジング1の
端部が挿入される開口部3とこの開口部の内側面
に設けられた突出部4とを有する。このシールキ
ヤツプではハウジングとの間のシール性を高める
ために第7図に示すように、ハウジングの端部が
シールキヤツプの開口部3に挿入されたとき突出
部4がハウジングの端部の外壁に圧着するように
している。尚、第5図において符号5は開口部3
の壁部に埋設された金属環を示す。
第6図に示すシールキヤツプは第5図に示すシ
ールキヤツプから突出部4を除いた形態を有す
る。このシールキヤツプの使用状態が第8図に示
されている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上述の如き従来技術は次のような問題
点があつた。
第5図に示すシールキヤツプでは突出部4がシ
ールキヤツプの軸線Aに対して垂直方向に延びて
いるために第7図に示すように、ハウジングの端
部が開口部3に挿入され、シールキヤツプが変形
したとき突出部4が上方向に向いた形態をとり、
このため突出部のハウジングへの圧着性がきわめ
て悪くなり、従つてシールが充分に行われないお
それがあつた。又、このシールキヤツプでは型抜
き成形上突出部の長さを大きくとれないという問
題があつた。
第6図に示すシールキヤツプではシールキヤツ
プ自体の弾性力でシールを形成しているために第
8図に示すようにシールキヤツプとハウジングと
の嵌合部に間〓が生じ易く、このためシールが不
十分であつた。
問題点を解決する手段 本考案の目的は上述の如き従来技術の問題点を
解決した実用上有益なシールキヤツプを提供する
ことにある。
かかる目的を達成するために本考案ではシール
キヤツプの開口部の内側面に開口部の開口端に向
つて傾斜して延びる突出部を設けたものである。
実施例 第1図を参照すると、本考案に係るシールキヤ
ツプをボールジヨイントのダストブーツに適用し
た場合の実施例が示してある。第1図において、
符号10はボールジヨイントのハウジングを示
す。このハウジング内にはボールスタツド11の
ボール部(図示せず)が球面運動可能に収容され
ている。ハウジングの端部に本考案のシールキヤ
ツプ20が取付けられる。
このシールキヤツプはプラスチツクやゴム等の
弾性材料から作られ、その一端部にはハウジング
の端部が挿入される開口部21が設けられてい
る。この開口部の壁部内には適当な金属環22が
埋込まれている。ハウジングの端部は開口部21
の中に圧入して挿入される。
開口部21の内側面には突出部30が形成され
ている。この突出部は開口部の開口端に向つて傾
斜していることに注目されたい(第1図及び第2
図参照)。
この突出部は開口部の内周全体に亘つて延びる
環状の形態でもよい。
突出部の傾斜角θ(第2図参照)はこの実施例
では5゜〜30゜に設定され、又突出部の厚さt(第2
図参照)は0.5mm〜1.2mmに設定されている。勿
論、これら数値に限定されるものでない。
シールキヤツプの開口部21内にハウジングの
端部が圧入されると、第3図に示すように、ハウ
ジング外壁への圧入により突出部が傾斜方向と逆
方向に向けられ、従つて、突出部30の側面30
aがハウジングの外壁に圧着する。これによつて
十分なシール性が確保される。又、たとえシール
キヤツプが変形しても第4図に示すように突出部
はなおハウジングの外壁に圧着し続けシール性が
損われることがない。
考案の効果 本考案によれば、上述の如く、開口部の開口端
に向つて傾斜して延びる突出部を開口部の内側面
に設けたことによつてハウジングの嵌合時に突出
部が上方に持上げられて一層強い圧力でハウジン
グに密着することが可能である。又、使用に際
し、シールキヤツプが変形したときでも突出部が
ハウジングから離れることがない。従つて、十分
なシール効果を得ることができる。更に、傾斜し
た突出部によつてシールキヤツプの型抜き成形が
容易にできると共に、突出部の長さをできるだけ
大きくとることができるという実益がある。
尚、上記では本考案のシールキヤツプをボール
ジヨイント用ダストブーツに適用した場合の実施
例について述べたが本考案はこれに限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシールキヤツプの断面
図、第2図は要部の拡大断面図、第3図はハウジ
ングに嵌合された状態のシールキヤツプの嵌合部
の拡大断面図、第4図は第3図と同様の図、第5
図および第6図は夫々従来のシールキヤツプの要
部の断面図、第7図は第5図のシールキヤツプの
使用状態の要部の断面図、第8図は第6図のシー
ルキヤツプの使用状態の要部の断面図である。 20……シールキヤツプ、21……開口部、2
0……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密封すべき部材の端部に取付られるシールキヤ
    ツプにおいて、前記部材の端部が圧入される開口
    部と、該開口部の内側面に設けられた突出部とを
    有し、該突出部は、前記部材の端部が前記開口部
    に圧入されたとき該突出部が前記部材の端部に圧
    着するように前記開口部の開口端に向かつて傾斜
    して延びていることを特徴とするシールキヤツ
    プ。
JP1986090923U 1986-06-14 1986-06-14 Expired JPH0343465Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986090923U JPH0343465Y2 (ja) 1986-06-14 1986-06-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986090923U JPH0343465Y2 (ja) 1986-06-14 1986-06-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62202520U JPS62202520U (ja) 1987-12-24
JPH0343465Y2 true JPH0343465Y2 (ja) 1991-09-11

Family

ID=30951240

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986090923U Expired JPH0343465Y2 (ja) 1986-06-14 1986-06-14

Country Status (1)

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JP (1) JPH0343465Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53139455U (ja) * 1977-04-09 1978-11-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62202520U (ja) 1987-12-24

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