JPS6135819Y2 - - Google Patents

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JPS6135819Y2
JPS6135819Y2 JP1980118853U JP11885380U JPS6135819Y2 JP S6135819 Y2 JPS6135819 Y2 JP S6135819Y2 JP 1980118853 U JP1980118853 U JP 1980118853U JP 11885380 U JP11885380 U JP 11885380U JP S6135819 Y2 JPS6135819 Y2 JP S6135819Y2
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JP
Japan
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cover
arm
stud
base
bellows
Prior art date
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JP1980118853U
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JPS5742256U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば車輛用ステアリング装置のドラ
ツグリンクとピツトマンアーム又はナツクルアー
ムとの連結部等といつたボールジヨイントをダス
ト等の付着から保護するためのダストカバー装置
に関する。
〔従来技術〕
従来、ドラツグリンクとピツトマンアーム又は
ナツクルアームとの連結構造として、ドラツグリ
ンクの一端筒状部内にスリーブを設けると共に、
各アームをアーム本体とこれより突出するボール
スタツドとからなるもの即ちアームスタツドと
し、該ドラツグリンク内のスリーブに該アームス
タツドを挿入連結するようにしたものはよく知ら
れている。そして、このものでは挿入連結部に開
口部を介してダスト、例えば泥水や砂等が侵入し
て付着することによる損傷を防止するため開口部
を塞ぐ、つまり連結部分を被覆するダストカバー
を設けることもよく知られている。このダストカ
バーの従来例としては実公昭50−35254号公報、
実公昭49−20614号公報に記載のものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のダストカバーでは、該ダストカ
バーの成形形状そのままの形状で被覆する構造で
あることから、該ダストカバーとアームスタツド
との密着力が十分に大きくならず、ボールスタツ
ドの外周面と、該ダストカバーによる該ボールス
タツドの被覆部との間に隙間が生じ易く、ダスト
侵入防止効果が不十分であることが多かつた。と
りわけ、ボールスタツドが回動したり、ドラツグ
リンクが揺動すると、そのボールスタツドの周面
位置や軸線方向が変動するため、ボールスタツド
の外周面とダストカバーのボールスタツド被覆部
との間に隙間が生じ易かつた。従つて、従来では
ダストの侵入による連結部の摩耗等に起因してス
テアリング性能が低下するなどの問題があつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、ダストカバーによるボールスタツドの周囲部
分の密閉度を向上し、とりわけボールスタツドの
回動時やドラツグリンクの揺動時の高密閉度の維
持が図れるダストカバー装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、ボールジヨイントのアームスタツド
の挿入連結部を被覆するダストカバー装置におい
て、該ダストカバーはアームスタツド連結部に被
嵌される筒状の基部と、該アームスタツド連結部
の外方表出部分を被覆し先端部を該アームスタツ
ドに閉じ合せる筒状のカバー部と、該カバー部を
該基部に押し込み可能かつ首振り可能に連設する
弾性材製の蛇腹部であつて、該蛇腹部のカバー部
と基部とを連設する方向の常時の寸法が使用時に
おける寸法より大きく設定され、使用時の被覆状
態ではアームスタツドにより前記カバー部が基部
側に強制的に押し込まれて圧縮変形され該圧縮変
形によつて生じる弾性反発力により前記カバー部
を軸線に沿つて前記アームスタツドへの閉じ合せ
方向に付勢する蛇腹部とを有するものとし、これ
により、カバー部を常時アームスタツド側に前記
圧縮変形によつて生じる弾性反発力により弾性的
に閉じ合せてアームスタツドの周囲部を密閉でき
るようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
1はステアリング動作を操作位置側から操向車
輪側へ伝達するためのドラツグリンク、2はドラ
ツグリンク1に連結される前記操作装置側又は操
向車輪側のアーム、即ちギヤボツクスの出力軸の
回動作を抽出するピツトマンアーム又はその回動
作をステアリングナツクルに伝達するナツクルア
ームとしてのアームスタツドを示している。
ドラツグリンク1は、各端部(一端側のみ図示
している)に、筒状の連結部材1Aを有し、この
連結部材1Aには、挿入ボルト3Aで支持された
緩衝用スプリング3Bを介してアームスタツド連
結用のスリーブ4が装入されている。
アームスタツド2は、アーム本体5とこのアー
ム本体5の先端から突出したボールスタツド6と
を有し、このボールスタツド先端のボール部7を
ドラツグリンク1の連結部材1Aの周壁にあけた
開口部8を介してスリーブ4に挿入連結してい
る。なお、ボールスタツド6の軸部9はアーム本
体5側に向つて次第に大径となるテーパ状をなし
ている。
10は開口部8を塞ぐダストカバーで、これは
弾性材、例えばゴム、合成樹脂等によつて壱体成
形され、ドラツグリンク1のアームスタツド連結
部に被嵌される筒状の基部11と、アームスタツ
ド2のドラツグリンク1への連結部の外方表出部
分つまりボールスタツド6の軸部9に被嵌する筒
状のカバー部12と、このカバー部12を基部1
1に首振り可能に連設し、かつ該カバー部12を
軸線方向に沿いアームスタツド2に閉じ合せる向
きに付勢するそれ自身弾性を有する蛇腹部13と
を有するものにしている。即ち、ダストカバー1
0は第1図及び第2図に示すように、基部11の
略中央部周壁から所定の膨みを有する蛇腹部13
を軸線を直交させて連設すると共に、この蛇腹部
13の先端からカバー部12をさらに連設した形
状をなしている。そして、該蛇腹部13のカバー
部12と基部11とを連設する方向の常時の寸法
(成形時そのままの寸法)が使用時における寸法
より大きく設定されている。蛇腹部13の基部1
1側連設部分14はカバー12側連設部分15よ
りも大径に形成し、カバー部12を基部11側に
大径な連設部分14を介して押し込むことができ
るようにすると共にその押し込みによつて蛇腹部
13が圧縮され、カバー部12のあらゆる方向へ
の首振りを許容すると共に、そのカバー部12を
基部11から突出する方向に弾性反撥力を生じる
ようにしている。
しかして、このダストカバー10は第3図に示
すように、基部11をドラツグリンク1の連結部
材1Aの開口部8を塞ぐ部位に被嵌させると共
に、カバー部12を基部11側に押し込み状態に
してボールスタツド6の軸部9に被嵌するもので
ある。
そうすると、使用状態となり圧縮変形された蛇
腹部13の弾性反撥力によつて、カバー部12が
アーム本体5側に押圧され、これによつてカバー
部12の先端面部12Aがアーム本体5のドラツ
グリンク側面に、またカバー部12の先端内周面
部12Bがボールスタツド6の軸部9の大径な外
周面にそれぞれ密接するようになる。
このように構成したものであると、ダストカバ
ー10の筒状基部11をドラツグリンク1の連結
部材1Aに被嵌するので位置ずれ等がない強固な
取付けが行えると共に、カバー部12を筒状にし
てボールスタツド6の軸部9との接触面積を大き
くすると共に、そのカバー部12を蛇腹部13の
弾性反発力で基部11から突出する方向に押圧し
て例えばボールスタツド6のテーパ状の軸部9の
大径側に圧接し、かつアーム本体5のドラツグリ
ンク側面に閉じ合わせるようにしたので、ボール
スタツド6が外部から略完全に閉塞できる。しか
もそのカバー部12は蛇腹部13で首振りを許容
する状態に支持しているので、ステアリング操作
によつてボールスタツド6が回動したり、ドラツ
グリンク1が揺動した場合に、このボールスタツ
ド6の外周面位置やこのボールスタツド6とドラ
ツグリンク1との互の軸線の交差角が変化して
も、カバー部12が蛇腹部13を介して首振り動
作してその外周面位置や交差角の変化に応じた軸
心の変化を伴なつてシール作用を行なうことがで
きる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ダストカバーを筒状の基部及
びカバー部と、これら基部とカバー部とを連設す
る弾性材製の蛇腹部とから形成すると共に、該蛇
腹部の前記カバー部と基部とを連設する方向の常
時の寸法(成形時そのままの寸法)を使用時にお
ける寸法より大きく設定し、使用時に前記カバー
部が基部側に強制的に押し込まれて圧縮変形さ
れ、該圧縮変形によつて生じる弾性反発力により
前記カバー部を軸線に沿つてアームスタツドへの
閉じ合せ方向に付勢するようにしたものである。
従つて、カバー部は前記強制的な圧縮変形によつ
て生じる蛇腹部の弾性反発力により常時アームス
タツド側に弾性的に押圧されるため、そのアーム
スタツド周囲部の外部からの密閉度、特にアーム
スタツド回動時やドラツグリンク揺動時の密閉性
を高く維持することができ、これによつてダスト
の連結部への侵入を略完全に阻止してダストによ
る摩擦を防止し、ステアリング性能の維持が図
れ、所期の目的が達成できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
ダストカバーを一部断面にして示す正面図、第2
図はその側面図、第3図は装置全体を示す断面図
である。 1……ドラツグリンク、4……スリーブ、2…
…アームスタツド、5……アーム本体、10……
ダストカバー、11……基部、12……カバー
部、13……蛇腹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボールジヨイントのアームスタツドの挿入連結
    部を被覆するダストカバー装置において、該ダス
    トカバーはアームスタツド連結部に被嵌される筒
    状の基部と、該アームスタツド連結部の外方表出
    部分を被覆し先端部を該アームスタツドに閉じ合
    せる筒状のカバー部と、該カバー部を該基部に押
    し込み可能かつ首振り可能に連設する弾性材製の
    蛇腹部であつて、該蛇腹部のカバー部と基部とを
    連設する方向の常時の寸法が使用時における寸法
    より大きく設定され、使用時の被覆状態ではアー
    ムスタツドにより前記カバー部が基部側に押し込
    まれて圧縮変形され該圧縮変形によつて生じる弾
    性反発力により前記カバー部を軸線に沿つて前記
    アームスタツドへの閉じ合せ方向に付勢する蛇腹
    部とを有することを特徴とするダストカバー装
    置。
JP1980118853U 1980-08-22 1980-08-22 Expired JPS6135819Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980118853U JPS6135819Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980118853U JPS6135819Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5742256U JPS5742256U (ja) 1982-03-08
JPS6135819Y2 true JPS6135819Y2 (ja) 1986-10-17

Family

ID=29479530

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59191104U (ja) * 1983-06-06 1984-12-18 プランサ−ビス株式会社 プランタ−

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5035254U (ja) * 1973-07-25 1975-04-15
JPS5240296U (ja) * 1975-09-13 1977-03-22

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