JPH0570048A - エレベータの制御装置 - Google Patents
エレベータの制御装置Info
- Publication number
- JPH0570048A JPH0570048A JP3231490A JP23149091A JPH0570048A JP H0570048 A JPH0570048 A JP H0570048A JP 3231490 A JP3231490 A JP 3231490A JP 23149091 A JP23149091 A JP 23149091A JP H0570048 A JPH0570048 A JP H0570048A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- limit switch
- travel
- command
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】リミットスイッチの動作状況，動作後のエレベ
ータの走行距離、及び走行時間を検出する検出部２１，
リミットスイッチ動作後のエレベータ走行距離、及び走
行時間を設定値と比較し、設定値を越えた場合に走行指
令遮断信号を発報する比較部２２，比較部２２からの指
令によりエレベータの走行を制限する制御部２３からな
る。 【効果】頂部すき間、或いはピットすき間が少ないエレ
ベータでも、誤動作がなく、更にファイナルリミットス
イッチ動作前に乗りかごを静止できる位置に、従来のリ
ミットスイッチが設置可能になる。
ータの走行距離、及び走行時間を検出する検出部２１，
リミットスイッチ動作後のエレベータ走行距離、及び走
行時間を設定値と比較し、設定値を越えた場合に走行指
令遮断信号を発報する比較部２２，比較部２２からの指
令によりエレベータの走行を制限する制御部２３からな
る。 【効果】頂部すき間、或いはピットすき間が少ないエレ
ベータでも、誤動作がなく、更にファイナルリミットス
イッチ動作前に乗りかごを静止できる位置に、従来のリ
ミットスイッチが設置可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの制御装置に
関し、特に、一般住宅向けエレベータなどの頂部すき
間、或いはピットすき間が小さい低速エレベータの制御
装置に関する。
関し、特に、一般住宅向けエレベータなどの頂部すき
間、或いはピットすき間が小さい低速エレベータの制御
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エレベータが何らかの原因により
終端階で正規減速ができない場合、着床レベル以下に設
けられたリミットスイッチによりエレベータの走行指令
を遮断している。
終端階で正規減速ができない場合、着床レベル以下に設
けられたリミットスイッチによりエレベータの走行指令
を遮断している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、リ
ミットスイッチ取付け位置を、ファイナルリミットスイ
ッチ手前で、かつ、正規着床時の誤動作を防ぐために正
規着床レベルからファイナルリミットスイッチ側のある
程度の距離をもった場所にする必要がある。しかし、一
般住宅向けなどの頂部すき間、或いはピットすき間が少
ない低速エレベータでは、前記リミットスイッチの取付
け位置確保が困難であり、かつ、上記従来技術では減速
異常時の走行指令の遮断が着床レベルを通過してからに
なるため非常停止距離の確保が困難になり、ファイナル
リミットスイッチ動作による乗客の閉じ込め事故や、乗
りかご、或いはつり合いおもりが緩衝器に衝突するなど
の重大事故が発生する可能性が大きい。
ミットスイッチ取付け位置を、ファイナルリミットスイ
ッチ手前で、かつ、正規着床時の誤動作を防ぐために正
規着床レベルからファイナルリミットスイッチ側のある
程度の距離をもった場所にする必要がある。しかし、一
般住宅向けなどの頂部すき間、或いはピットすき間が少
ない低速エレベータでは、前記リミットスイッチの取付
け位置確保が困難であり、かつ、上記従来技術では減速
異常時の走行指令の遮断が着床レベルを通過してからに
なるため非常停止距離の確保が困難になり、ファイナル
リミットスイッチ動作による乗客の閉じ込め事故や、乗
りかご、或いはつり合いおもりが緩衝器に衝突するなど
の重大事故が発生する可能性が大きい。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの制御装置は、リミットスイッチの動作検出と減速異
常時の走行指令遮断信号発報の間に、所定の走行距離、
または走行時間を加味したずれを設け、着床レベルより
手前にリミットスイッチを設置できるようにしたもので
ある。
タの制御装置は、リミットスイッチの動作検出と減速異
常時の走行指令遮断信号発報の間に、所定の走行距離、
または走行時間を加味したずれを設け、着床レベルより
手前にリミットスイッチを設置できるようにしたもので
ある。
【０００５】
【作用】本発明に係るエレベータの制御装置によれば、
リミットスイッチを終端階の正規着床レベル手前で確実
に動作する位置に設置可能となるため、ファイナルリミ
ットスイッチが動作する前のドアゾーン内にエレベータ
乗りかごを停止させることでき、直ちに再起動できるた
め乗客の閉じ込め等の事故を防止することができる。
リミットスイッチを終端階の正規着床レベル手前で確実
に動作する位置に設置可能となるため、ファイナルリミ
ットスイッチが動作する前のドアゾーン内にエレベータ
乗りかごを停止させることでき、直ちに再起動できるた
め乗客の閉じ込め等の事故を防止することができる。
【０００６】
【実施例】図１、及び図２は本エレベータ制御装置の構
成を示すもので、図１はエレベータ乗りかごが最下階レ
ベルに着床したときの塔内機器配置の一実施例を示し、
図２は本エレベータ制御装置の一実施例の縦断面図を示
す。
成を示すもので、図１はエレベータ乗りかごが最下階レ
ベルに着床したときの塔内機器配置の一実施例を示し、
図２は本エレベータ制御装置の一実施例の縦断面図を示
す。
【０００７】検出部２１はエレベータ塔内２４から、リ
ミットスイッチ１２の動作状況とエレベータの走行距離
を検出し、乗りかごがリミットスイッチ１２の動作点に
達した時点からの走行距離、及び走行時間の測定を始
め、同時に比較部２２へ測定値を送る。比較部２２では
測定値と設定値の比較を行い、エレベータが異常のため
前記測定値の何れかが設定値を越えた場合に走行指令遮
断信号を制御部２３へ送る。制御部２３は比較部２２の
指令に従いエレベータの走行を制限し、ファイナルリミ
ットスイッチ１３や、緩衝器１４に乗りかご１１が接触
することを防止する。また、制御部２３には正規減速制
御など従来からの基本的な制御機能も含まれる。
ミットスイッチ１２の動作状況とエレベータの走行距離
を検出し、乗りかごがリミットスイッチ１２の動作点に
達した時点からの走行距離、及び走行時間の測定を始
め、同時に比較部２２へ測定値を送る。比較部２２では
測定値と設定値の比較を行い、エレベータが異常のため
前記測定値の何れかが設定値を越えた場合に走行指令遮
断信号を制御部２３へ送る。制御部２３は比較部２２の
指令に従いエレベータの走行を制限し、ファイナルリミ
ットスイッチ１３や、緩衝器１４に乗りかご１１が接触
することを防止する。また、制御部２３には正規減速制
御など従来からの基本的な制御機能も含まれる。
【０００８】図３及び図４はリミットスイッチ１２が動
作してからのエレベータ減速動作を示し、縦軸Ｘがエレ
ベータ乗りかごから着床レベルまでの距離を表し、＋側
がレベル手前，−側がレベル行き過ぎ，Ｏがレベルを示
す。また、横軸Ｔは走行時間を表し、グラフの傾きはエ
レベータ速度を表している。以下、これらの図により本
エレベータ制御装置による減速動作を説明する。
作してからのエレベータ減速動作を示し、縦軸Ｘがエレ
ベータ乗りかごから着床レベルまでの距離を表し、＋側
がレベル手前，−側がレベル行き過ぎ，Ｏがレベルを示
す。また、横軸Ｔは走行時間を表し、グラフの傾きはエ
レベータ速度を表している。以下、これらの図により本
エレベータ制御装置による減速動作を説明する。
【０００９】図３はエレベータの正規着床動作で、定格
速度で走行してきたエレベータがリミットスイッチ動作
点ｘ０を通過後ｘ１点で減速を開始し、走行指令遮断信
号を発報する設定距離ｘ′及び設定時間ｔ′に至る前に
着床レベルに停止する状況を表している。即ち、本リミ
ットスイッチはレベル手前に設置されているものの正常
時には何ら着床を妨げない。
速度で走行してきたエレベータがリミットスイッチ動作
点ｘ０を通過後ｘ１点で減速を開始し、走行指令遮断信
号を発報する設定距離ｘ′及び設定時間ｔ′に至る前に
着床レベルに停止する状況を表している。即ち、本リミ
ットスイッチはレベル手前に設置されているものの正常
時には何ら着床を妨げない。
【００１０】図４はエレベータ異常時の状態を示す。エ
レベータが何らかの原因でレベルを通過し停止できない
場合、設定距離ｘ′または設定時間ｔ′に到達すると、
走行指令が遮断され、ファイナルリミットスイッチ１３
が動作する点ｘ″前にエレベータを停止させることがで
きる。
レベータが何らかの原因でレベルを通過し停止できない
場合、設定距離ｘ′または設定時間ｔ′に到達すると、
走行指令が遮断され、ファイナルリミットスイッチ１３
が動作する点ｘ″前にエレベータを停止させることがで
きる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、乗りかごが終端階の着
床位置に達する前に動作する場所にリミットスイッチが
設置可能になる。この際、正規減速であればエレベータ
の走行に何ら影響を与える事はなく、更に、エレベータ
異常時にはファイナルリミットスイッチ動作位置、及び
乗りかご、或いはつり合いおもりの緩衝器接触前にエレ
ベータを静止させ非常停止距離を確保できるため、乗客
の無用な閉じ込め事故を防止することができる。また、
エレベータが減速後も微速度で走行を続けるなどの、エ
レベータが着床位置を通過してしまう如何なる故障でも
エレベータの走行指令を確実に遮断する機能をもつてい
る。
床位置に達する前に動作する場所にリミットスイッチが
設置可能になる。この際、正規減速であればエレベータ
の走行に何ら影響を与える事はなく、更に、エレベータ
異常時にはファイナルリミットスイッチ動作位置、及び
乗りかご、或いはつり合いおもりの緩衝器接触前にエレ
ベータを静止させ非常停止距離を確保できるため、乗客
の無用な閉じ込め事故を防止することができる。また、
エレベータが減速後も微速度で走行を続けるなどの、エ
レベータが着床位置を通過してしまう如何なる故障でも
エレベータの走行指令を確実に遮断する機能をもつてい
る。
【図１】エレベータ塔内機器配置例の説明図。
【図２】エレベータ制御装置の縦断面図。
【図３】エレベータ正規減速動作の説明図。
【図４】エレベータ異常時の非常停止動作の説明図。
２１…検出部、２２…比較部、２３…制御部、２４…エ
レベータ塔内。
レベータ塔内。
Claims (2)
- 【請求項１】終端階にリミットスイッチをもつエレベー
タにおいて、前記リミットスイッチ動作後、一定距離を
走行してから前記エレベータの走行指令を遮断すること
を特徴とするエレベータの制御装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記リミットスイッチ
の動作後、一定時限でエレベータの走行指令を遮断する
エレベータの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3231490A JPH0570048A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3231490A JPH0570048A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | エレベータの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570048A true JPH0570048A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16924311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3231490A Pending JPH0570048A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0570048A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001278568A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベータ |
| WO2008102051A1 (en) | 2007-02-21 | 2008-08-28 | Kone Corporation | Unintended movement governor |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP3231490A patent/JPH0570048A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001278568A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベータ |
| JP4510989B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2010-07-28 | 東芝エレベータ株式会社 | ダブルデッキエレベータ |
| WO2008102051A1 (en) | 2007-02-21 | 2008-08-28 | Kone Corporation | Unintended movement governor |
| EP2121500A1 (en) * | 2007-02-21 | 2009-11-25 | Kone Corporation | Unintended movement governor |
| CN101616858A (zh) * | 2007-02-21 | 2009-12-30 | 通力股份公司 | 非预期移动调节器 |
| US7775330B2 (en) | 2007-02-21 | 2010-08-17 | Kone Corporation | Unintended movement governor |
| EP2121500A4 (en) * | 2007-02-21 | 2013-09-25 | Kone Corp | CONTROLLER FOR UNWANTED MOVEMENTS |
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