JPH056824Y2 - - Google Patents
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- JPH056824Y2 JPH056824Y2 JP1986185707U JP18570786U JPH056824Y2 JP H056824 Y2 JPH056824 Y2 JP H056824Y2 JP 1986185707 U JP1986185707 U JP 1986185707U JP 18570786 U JP18570786 U JP 18570786U JP H056824 Y2 JPH056824 Y2 JP H056824Y2
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- foam
- shape
- seat
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- hardness foam
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Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/02—Seat parts
- A47C7/18—Seat parts having foamed material included in cushioning part
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/70—Upholstery springs ; Upholstery
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S297/00—Chairs and seats
- Y10S297/01—Foam
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、安定的な着座性並びに座り心地と
運転作動性の良好な車両用シートクツシヨンで、
特に、ドライバー用フロントシートとして好適な
異なる部分的圧縮特性を有するシートクツシヨン
に関するものである。
運転作動性の良好な車両用シートクツシヨンで、
特に、ドライバー用フロントシートとして好適な
異なる部分的圧縮特性を有するシートクツシヨン
に関するものである。
従来、この車両系のシートクツシヨン構造とし
ては、たとえば、実開昭57−351号（名称、シー
トのクツシヨン構造）がある。その実用新案登録
請求の範囲の記載によると、「底板上に所定の形
状に成形されたパツド材を載置し、これを表皮で
被覆してなるクツシヨンにおいて、前記パツド材
を上下２層として下層パツドを上層パツドより硬
質にするとともに上層パツドと下層パツドの境界
面を着座者の体型に対応する形状に成形し、かつ
上層パツドの前記下層パツドとの境界面に硬化層
を形成したことを特徴とするシートクツシヨン構
造」である。
ては、たとえば、実開昭57−351号（名称、シー
トのクツシヨン構造）がある。その実用新案登録
請求の範囲の記載によると、「底板上に所定の形
状に成形されたパツド材を載置し、これを表皮で
被覆してなるクツシヨンにおいて、前記パツド材
を上下２層として下層パツドを上層パツドより硬
質にするとともに上層パツドと下層パツドの境界
面を着座者の体型に対応する形状に成形し、かつ
上層パツドの前記下層パツドとの境界面に硬化層
を形成したことを特徴とするシートクツシヨン構
造」である。
上記の具体的な構成は、上層パツド成形型の底
面に、粗毛フエルト等の剛性繊維材料を置いて、
ポリウレタンの発泡液を注入して、上記剛性繊維
材料にポリウレタンを含浸した強靱な硬化層を下
面に形成した上層パツドと、別の成形型にて、上
記上層パツドより硬質のパツドを発泡成形した下
層パツドとを重ね合わせて、表皮で包み込んで、
底板にhug−ring等の適宜な方法で止着したもの
である。なお、上層パツドと下層パツドを重ね合
わせるため、滑り落ちないように境界面は前部と
後部が山型に形成されている形状である。すなわ
ち、一体構成ではなく、上層パツドと硬質の下層
パツドとを別の成形型にて成形して重ね合わせ
て、トリムカバーを被せて止着したものである。
面に、粗毛フエルト等の剛性繊維材料を置いて、
ポリウレタンの発泡液を注入して、上記剛性繊維
材料にポリウレタンを含浸した強靱な硬化層を下
面に形成した上層パツドと、別の成形型にて、上
記上層パツドより硬質のパツドを発泡成形した下
層パツドとを重ね合わせて、表皮で包み込んで、
底板にhug−ring等の適宜な方法で止着したもの
である。なお、上層パツドと下層パツドを重ね合
わせるため、滑り落ちないように境界面は前部と
後部が山型に形成されている形状である。すなわ
ち、一体構成ではなく、上層パツドと硬質の下層
パツドとを別の成形型にて成形して重ね合わせ
て、トリムカバーを被せて止着したものである。
また、ドライバー用フロントシート系のクツシ
ヨン構造としては、たとえば、実開昭58−58750
号（名称、自動車の運転席シート構造）がある。
その実用新案登録請求の範囲の記載によると、
「自動車の運転席に設けたシートが、クツシヨン
シートの前縁部にリラツクス用異形部が形成され
ている構造において、上記クツシヨンシートの少
なくとも前縁部で右側と左側とが各々弾性係数の
異なる弾性体より成る座着面を形成していること
を特徴とする自動車の運転席シート構造」であ
る。
ヨン構造としては、たとえば、実開昭58−58750
号（名称、自動車の運転席シート構造）がある。
その実用新案登録請求の範囲の記載によると、
「自動車の運転席に設けたシートが、クツシヨン
シートの前縁部にリラツクス用異形部が形成され
ている構造において、上記クツシヨンシートの少
なくとも前縁部で右側と左側とが各々弾性係数の
異なる弾性体より成る座着面を形成していること
を特徴とする自動車の運転席シート構造」であ
る。
すなわち、クツシヨンシートの中央部のリラツ
クス用異形部の前縁部の右側と左側に弾性率の異
なる材質のパツドを座着面の前縁部に埋設してい
るものである。しかも、クツシヨンシートの前縁
部の左右のパツドの高さに段差を設けて、フロン
トシートのクツシヨンをドライバーがペタルを踏
み込む足の大腿部の変位に即応しやすいようにし
たものである。
クス用異形部の前縁部の右側と左側に弾性率の異
なる材質のパツドを座着面の前縁部に埋設してい
るものである。しかも、クツシヨンシートの前縁
部の左右のパツドの高さに段差を設けて、フロン
トシートのクツシヨンをドライバーがペタルを踏
み込む足の大腿部の変位に即応しやすいようにし
たものである。
上記従来の技術における「シートのクツシヨン
構造」は下層パツドと上層パツドとを別々にモー
ルド成形した２層構造とし、境界面に剛性繊維材
料による硬化層を形成した上層パツドと、別の下
層パツドとを積み重ねて、両者を表皮で被覆して
固定したものであるためクツシヨンシートの安定
性に劣る欠点がある。さらに、硬化層の前部が前
方に向かうに従い高さを減ずるように下方に湾曲
しているため、着座姿勢の好適な安定性に欠け、
脚部の作動性に劣る問題点がある。
構造」は下層パツドと上層パツドとを別々にモー
ルド成形した２層構造とし、境界面に剛性繊維材
料による硬化層を形成した上層パツドと、別の下
層パツドとを積み重ねて、両者を表皮で被覆して
固定したものであるためクツシヨンシートの安定
性に劣る欠点がある。さらに、硬化層の前部が前
方に向かうに従い高さを減ずるように下方に湾曲
しているため、着座姿勢の好適な安定性に欠け、
脚部の作動性に劣る問題点がある。
また、「自動車の運転席シート構造」について
は、ドライバーの大腿部のあたるクツシヨン本体
の前縁部の中央部の左右両側に弾性率の異なる材
料の２種のパツドを埋入しているため、クツシヨ
ン本体の前縁部中央の境界域において、左右両側
の弾性が急激に変化しているため、違和感を生起
し、良好な座り心地が得られ難いばかりでなく、
中央部においてクツシヨン本体前縁部の高さが常
に不揃い状態に作動する欠点がある。
は、ドライバーの大腿部のあたるクツシヨン本体
の前縁部の中央部の左右両側に弾性率の異なる材
料の２種のパツドを埋入しているため、クツシヨ
ン本体の前縁部中央の境界域において、左右両側
の弾性が急激に変化しているため、違和感を生起
し、良好な座り心地が得られ難いばかりでなく、
中央部においてクツシヨン本体前縁部の高さが常
に不揃い状態に作動する欠点がある。
因つて、考案者らは、上記の安定的な着座性の
問題、違和感のない良好な座り心地とドライバー
の良好な着座姿勢および運転作動の問題等の解決
を目差したものである。
問題、違和感のない良好な座り心地とドライバー
の良好な着座姿勢および運転作動の問題等の解決
を目差したものである。
この考案は、軟質組成の発泡体であつて、一定
荷重に対する変形量を異にする、低硬度発泡体の
上層部と高硬度発泡体の下層部とから構成し、上
層部と下層部とを同一発泡金型内にて強力に結合
して一体構成としたシートクツシヨンを形成し、
そのシートクツシヨンの表面層はすべて低硬度発
泡体とし、この低硬度発泡体の基準形状は、前面
部が高くなるような前後方向に傾斜平面形状とし
て良好な着座姿勢が得られるようにする。さら
に、上層部を支持する高硬度発泡体の下層部と、
低硬度発泡体の上層部と界面形状すなわち高硬度
発泡体の下層部の基準形状（第２図参照）を、座
面の人体の良好な着座姿勢が得られるような形状
とし、上層部と下層部の界面に強力境界部を形成
する一体構成とする。その下層部の基準形状を、
後部座面では、ドライバーの臀部が安定するよう
な円弧状凹面形状とし、前部座面では、横方向の
中心線の左右の圧縮特性を異にするように、左側
又は右側の一方において、上層部の低硬度発泡体
の肉厚を、他方の基準形状の厚みより前部方向に
傾斜状に漸増し且つ横方向には円弧状の厚肉形状
部を形成するようにする。
荷重に対する変形量を異にする、低硬度発泡体の
上層部と高硬度発泡体の下層部とから構成し、上
層部と下層部とを同一発泡金型内にて強力に結合
して一体構成としたシートクツシヨンを形成し、
そのシートクツシヨンの表面層はすべて低硬度発
泡体とし、この低硬度発泡体の基準形状は、前面
部が高くなるような前後方向に傾斜平面形状とし
て良好な着座姿勢が得られるようにする。さら
に、上層部を支持する高硬度発泡体の下層部と、
低硬度発泡体の上層部と界面形状すなわち高硬度
発泡体の下層部の基準形状（第２図参照）を、座
面の人体の良好な着座姿勢が得られるような形状
とし、上層部と下層部の界面に強力境界部を形成
する一体構成とする。その下層部の基準形状を、
後部座面では、ドライバーの臀部が安定するよう
な円弧状凹面形状とし、前部座面では、横方向の
中心線の左右の圧縮特性を異にするように、左側
又は右側の一方において、上層部の低硬度発泡体
の肉厚を、他方の基準形状の厚みより前部方向に
傾斜状に漸増し且つ横方向には円弧状の厚肉形状
部を形成するようにする。
すなわち、ペタルを踏み込む作動側の低硬度発
泡体の肉厚を、作動時に圧力の増大する足の大腿
部の当接する部分が最大となるように、横方向に
は円弧状に漸増し、最大点から外側方向に円弧状
に漸減するように円弧状の厚肉部を形成し、この
横方向の厚肉部は、前後方向の区画線より前部方
向に傾斜状に漸増状態に形成して、作動時の圧力
の増大する部分に容易に適応するようにするもの
である。
泡体の肉厚を、作動時に圧力の増大する足の大腿
部の当接する部分が最大となるように、横方向に
は円弧状に漸増し、最大点から外側方向に円弧状
に漸減するように円弧状の厚肉部を形成し、この
横方向の厚肉部は、前後方向の区画線より前部方
向に傾斜状に漸増状態に形成して、作動時の圧力
の増大する部分に容易に適応するようにするもの
である。
なお、上記の一体構成は、同一金型内にて上層
部と下層部とを発泡一体化するものである。発泡
体は、ポリウレタン弾性体の発泡体が好ましい。
さらに、構成の詳細については、実施例の図面に
基づいて説明する。
部と下層部とを発泡一体化するものである。発泡
体は、ポリウレタン弾性体の発泡体が好ましい。
さらに、構成の詳細については、実施例の図面に
基づいて説明する。
この考案は、高硬度発泡体の下層部の形状が、
ドライバーの着座姿勢に形成されているため安定
した着座体形が得られ、また、一体構成のため、
低硬度発泡体の上層部と高硬度発泡体の下層部と
の強力な結合が得られる。特に、このシートクツ
シヨンの上層部は同一組成の低硬度発泡体にて形
成されているため違和感は全くなく良好な着座感
が得られる。
ドライバーの着座姿勢に形成されているため安定
した着座体形が得られ、また、一体構成のため、
低硬度発泡体の上層部と高硬度発泡体の下層部と
の強力な結合が得られる。特に、このシートクツ
シヨンの上層部は同一組成の低硬度発泡体にて形
成されているため違和感は全くなく良好な着座感
が得られる。
さらに、運転時にペタル等を踏み込む作動側の
上層部の肉厚を、圧力が増大する足の大腿部の当
接する部分が最大となるように円弧状に漸増し、
外側付近で外側方向に円弧状に漸減するように円
弧状の厚肉部を形成したため、円弧の両側部にて
可塑性変形が抑制され良好な復元性クツシヨン作
用が得られる。
上層部の肉厚を、圧力が増大する足の大腿部の当
接する部分が最大となるように円弧状に漸増し、
外側付近で外側方向に円弧状に漸減するように円
弧状の厚肉部を形成したため、円弧の両側部にて
可塑性変形が抑制され良好な復元性クツシヨン作
用が得られる。
さらに、下層部の高硬度発泡体の円弧状凹部に
支持されているため、柔軟な変形性が足の作動に
極めて容易な即応性が得られると共に良好な復元
性が得られるばかりでなく、低硬度発泡体の上層
部が高硬度発泡体の下層部との強力な一体結合の
ため、弾性変形に時間の経過と共に付加されるク
リープ変形が抑制され、長期に良好な復元性を有
する柔軟な弾性変形が保持される。
支持されているため、柔軟な変形性が足の作動に
極めて容易な即応性が得られると共に良好な復元
性が得られるばかりでなく、低硬度発泡体の上層
部が高硬度発泡体の下層部との強力な一体結合の
ため、弾性変形に時間の経過と共に付加されるク
リープ変形が抑制され、長期に良好な復元性を有
する柔軟な弾性変形が保持される。
次に、この考案の異なる部分的圧縮特性を有す
るシートクツシヨンの一実施例を図面に基づい
て、詳細に説明する。
るシートクツシヨンの一実施例を図面に基づい
て、詳細に説明する。
第１図は、この考案の一例を示すシートクツシ
ヨンの平面図、 第２図は、第１図の−線（中心線Ｂ）断面
図、 第３図は、同じく−線断面図、 第４図は、第１図の後部座面の−線断面
図、 第５図は、第１図の前部座面の−線断面
図、 第６図は、同じく−線断面図である。
ヨンの平面図、 第２図は、第１図の−線（中心線Ｂ）断面
図、 第３図は、同じく−線断面図、 第４図は、第１図の後部座面の−線断面
図、 第５図は、第１図の前部座面の−線断面
図、 第６図は、同じく−線断面図である。
第１図において、SCはこの考案のシートクツ
シヨン（本例はポリウレタン発泡体使用）、Ａは
座面の前後方向の区画線で、この区画線Ａより後
部が後部座面Ｈで、前部が前部座面Ｆである。Ｂ
は座面の横方向の中心線であり、Ｓは座面の両側
にある***状側部である。１はカバーのトリムの
取付け用溝、２は溝の所所に設けた取付け用貫通
穴である。
シヨン（本例はポリウレタン発泡体使用）、Ａは
座面の前後方向の区画線で、この区画線Ａより後
部が後部座面Ｈで、前部が前部座面Ｆである。Ｂ
は座面の横方向の中心線であり、Ｓは座面の両側
にある***状側部である。１はカバーのトリムの
取付け用溝、２は溝の所所に設けた取付け用貫通
穴である。
第２図は、このシートクツシヨンの横方向の中
心線Ｂの箇所の−線断面で、この考案のシー
トクツシヨンの基準形状の断面を示すものであ
り、すべて表面層は、低硬度発泡体の上層部３が
形成され、下面は、高硬度発泡体の下層部４にて
支持されるように一体的に構成される。
心線Ｂの箇所の−線断面で、この考案のシー
トクツシヨンの基準形状の断面を示すものであ
り、すべて表面層は、低硬度発泡体の上層部３が
形成され、下面は、高硬度発泡体の下層部４にて
支持されるように一体的に構成される。
すなわち、上層部３と下層部４とは、同一金型
内にて、上層部３の発泡形成直後、すなわち、発
泡体のタツクフリータイムに近接した前後時間に
おける上層部３の発泡体のモールド成形上に下層
部４の配合原液を注入発泡して一体に構成される
ので、その密度の高い界面では両分子の交錯する
強力な結合力を有する物性の強化された強力境界
部５が形成され、低硬度発泡体と高硬度発泡体と
のそれぞれの特性が渾然一体となつて良好なクツ
シヨン性と復元性の機能を発揮する。
内にて、上層部３の発泡形成直後、すなわち、発
泡体のタツクフリータイムに近接した前後時間に
おける上層部３の発泡体のモールド成形上に下層
部４の配合原液を注入発泡して一体に構成される
ので、その密度の高い界面では両分子の交錯する
強力な結合力を有する物性の強化された強力境界
部５が形成され、低硬度発泡体と高硬度発泡体と
のそれぞれの特性が渾然一体となつて良好なクツ
シヨン性と復元性の機能を発揮する。
また、この強力境界部５によつて、低硬度発泡
体の上層部３に負荷される衝撃力が広い範囲に分
散支持され、局部的でなく全体的な好適な支持性
が発揮される。この考案の基準形状とは、低硬度
発泡体の上層部３の座面（前部座面Ｆと後部座面
Ｈ）は、前面部が高くなるような前後方向に傾斜
平面形状に形成し、高硬度発泡体の下層部４の形
状（強力境界部５の形状）は、２点鎖線で図示し
た座面の人体の着座姿勢線SPに近似の形状に形
成される第２図の断面形状（中心線Ｂの断面）の
ような構成を指称するものである。
体の上層部３に負荷される衝撃力が広い範囲に分
散支持され、局部的でなく全体的な好適な支持性
が発揮される。この考案の基準形状とは、低硬度
発泡体の上層部３の座面（前部座面Ｆと後部座面
Ｈ）は、前面部が高くなるような前後方向に傾斜
平面形状に形成し、高硬度発泡体の下層部４の形
状（強力境界部５の形状）は、２点鎖線で図示し
た座面の人体の着座姿勢線SPに近似の形状に形
成される第２図の断面形状（中心線Ｂの断面）の
ような構成を指称するものである。
図における３（BT）は、この図面構成例にお
ける前部座面の上層部３の低硬度発泡体の基準厚
部であり、BTは基準厚部を示す記号である。
ける前部座面の上層部３の低硬度発泡体の基準厚
部であり、BTは基準厚部を示す記号である。
従つて、着座者の臀部にあたる領域である後部
座面Ｈの強力境界部５の形状は、臀部形状を支持
する前後方向に円弧状凹面形状として、低硬度発
泡体の上層部３の肉厚を、円弧状厚肉部に形成
し、負荷の掛かるところは、臀部がいたくならな
いように、低硬度発泡体の厚さを厚くして柔らか
く包み込む感触を出すように座面に掛かる体圧の
分布に対応するように形成する。但し、横方向に
は、第４図の断面に示すように段差のない同一断
面を形成する。因つて、高硬度発泡体の下層部４
の形状から言えば、その厚みは前後方向におい
て、後部座面の中央付近は薄く、両端方向に漸増
される形状となる。
座面Ｈの強力境界部５の形状は、臀部形状を支持
する前後方向に円弧状凹面形状として、低硬度発
泡体の上層部３の肉厚を、円弧状厚肉部に形成
し、負荷の掛かるところは、臀部がいたくならな
いように、低硬度発泡体の厚さを厚くして柔らか
く包み込む感触を出すように座面に掛かる体圧の
分布に対応するように形成する。但し、横方向に
は、第４図の断面に示すように段差のない同一断
面を形成する。因つて、高硬度発泡体の下層部４
の形状から言えば、その厚みは前後方向におい
て、後部座面の中央付近は薄く、両端方向に漸増
される形状となる。
すなわち、前後部座面全体のシートクツシヨン
の着座表面は、すべて平坦な同一組成の低硬度発
泡体の上層部からなり、前部方向が高くなるよう
に前後方向に傾斜表面を形成するものであり、前
部座面の強力境界部５の形状は、ほぼ着座姿勢線
SPに近似の前部が高くなるような傾斜形状とし、
クツシヨンアングルが減少しないように尻すべり
しないように低硬度発泡体の上層部の厚さを比較
的薄くし、着座姿勢が崩れないように高硬度発泡
体の下層部４にて支持するようにするものであ
る。
の着座表面は、すべて平坦な同一組成の低硬度発
泡体の上層部からなり、前部方向が高くなるよう
に前後方向に傾斜表面を形成するものであり、前
部座面の強力境界部５の形状は、ほぼ着座姿勢線
SPに近似の前部が高くなるような傾斜形状とし、
クツシヨンアングルが減少しないように尻すべり
しないように低硬度発泡体の上層部の厚さを比較
的薄くし、着座姿勢が崩れないように高硬度発泡
体の下層部４にて支持するようにするものであ
る。
さらに、この考案は、上記の基準形状（第２図
断面形状）に下記のような構成を付加するもので
ある。すなわち、ドライバーの運転作動を容易に
する構成を、前部座面の横方向の中心線Ｂの右側
又は左側の一方側に、低硬度発泡体の上層部の肉
厚を漸増し、足の作動に容易に順応し、容易に復
元する作動性厚肉部を構成するものである。その
構成は、第３図の断面に示すように、前縁部方向
に、点線で示した下層部の基準形状線に対しＡの
区画線付近から漸増状態に形成された低硬度発泡
体（上層部３）の増大厚部３（IT）を構成し、
横方向には、第５図、第６図の断面に示すよう
に、円弧状の低硬度発泡体（上層部３）の増大厚
部３（IT）を形成するもので、ペタルを踏み込
む作動側の肉厚を、作動時の圧力の掛かる大腿部
の当接する部分が最大となるように円弧状に漸増
し、座面の外側付近で外側方向に円弧状に漸減す
るように構成し且つ第３図に示すように前縁部方
向に漸増するものである。すなわち、第５図の前
部座面Ｆの−線断面および第６図の−線
断面に示すように、前縁部方向に肉厚が増大され
ているものである。上記のITは増大厚部を示す
記号である。
断面形状）に下記のような構成を付加するもので
ある。すなわち、ドライバーの運転作動を容易に
する構成を、前部座面の横方向の中心線Ｂの右側
又は左側の一方側に、低硬度発泡体の上層部の肉
厚を漸増し、足の作動に容易に順応し、容易に復
元する作動性厚肉部を構成するものである。その
構成は、第３図の断面に示すように、前縁部方向
に、点線で示した下層部の基準形状線に対しＡの
区画線付近から漸増状態に形成された低硬度発泡
体（上層部３）の増大厚部３（IT）を構成し、
横方向には、第５図、第６図の断面に示すよう
に、円弧状の低硬度発泡体（上層部３）の増大厚
部３（IT）を形成するもので、ペタルを踏み込
む作動側の肉厚を、作動時の圧力の掛かる大腿部
の当接する部分が最大となるように円弧状に漸増
し、座面の外側付近で外側方向に円弧状に漸減す
るように構成し且つ第３図に示すように前縁部方
向に漸増するものである。すなわち、第５図の前
部座面Ｆの−線断面および第６図の−線
断面に示すように、前縁部方向に肉厚が増大され
ているものである。上記のITは増大厚部を示す
記号である。
この考案は、軟質組成の発泡体で、しかも、一
定の圧縮荷重に対する変形量を異にする低硬度発
泡体の上層部と高硬度発泡体の下層部の２種から
構成され、しかも、両発泡体の界面では強力な結
合力を形成する強力境界部を形成して、低硬度発
泡体を高硬度発泡体にて支持する構成のため良好
なクツシヨン効果が得られる。また、シートクツ
シヨンの形状が着座姿勢線形状に形成され、好適
な運転姿勢が得られる。また、後部座面は、円弧
状凹面形状の厚肉部の形成によつて良好な着座感
と良好な復元的クツシヨン性効果が得られる。
定の圧縮荷重に対する変形量を異にする低硬度発
泡体の上層部と高硬度発泡体の下層部の２種から
構成され、しかも、両発泡体の界面では強力な結
合力を形成する強力境界部を形成して、低硬度発
泡体を高硬度発泡体にて支持する構成のため良好
なクツシヨン効果が得られる。また、シートクツ
シヨンの形状が着座姿勢線形状に形成され、好適
な運転姿勢が得られる。また、後部座面は、円弧
状凹面形状の厚肉部の形成によつて良好な着座感
と良好な復元的クツシヨン性効果が得られる。
さらに、前部座面の構成も、弾性発泡体の低硬
度と高硬度の連続体からなる円弧状の作動性の厚
肉部の形成によつて、全然違和感がなく良好な運
転作動効果が得られる。また、低硬度発泡体の上
層部と高硬度発泡体の下層部とが強力な一体構成
のため、良好な復元性を有する柔軟なクツシヨン
性が長期に保持され、すぐれた安定性と耐久性効
果が得られる。
度と高硬度の連続体からなる円弧状の作動性の厚
肉部の形成によつて、全然違和感がなく良好な運
転作動効果が得られる。また、低硬度発泡体の上
層部と高硬度発泡体の下層部とが強力な一体構成
のため、良好な復元性を有する柔軟なクツシヨン
性が長期に保持され、すぐれた安定性と耐久性効
果が得られる。
第１図は、この考案の一例を示すシートクツシ
ヨンの平面図、第２図は、第１図の−線（中
心線Ｂ）断面図、第３図は、同じく−線断面
図、第４図は、第１図の後部座面の−線断面
図、第５図は、第１図の前部座面の−線断面
図、第６図は、同じく−線断面図である。 ３……上層部（低硬度発泡体）、４……下層部
（高硬度発泡体）、５……強力境界部、Ａ……前後
方向の区画線、Ｂ……横方向の中心線、Ｆ……前
部座面、Ｈ……後部座面、SP……着座姿勢線、
BT……基準厚部、IT……増大厚部、３（BT）
……低硬度発泡体の基準厚部、３（IT）……低
硬度発泡体の増大厚部。
ヨンの平面図、第２図は、第１図の−線（中
心線Ｂ）断面図、第３図は、同じく−線断面
図、第４図は、第１図の後部座面の−線断面
図、第５図は、第１図の前部座面の−線断面
図、第６図は、同じく−線断面図である。 ３……上層部（低硬度発泡体）、４……下層部
（高硬度発泡体）、５……強力境界部、Ａ……前後
方向の区画線、Ｂ……横方向の中心線、Ｆ……前
部座面、Ｈ……後部座面、SP……着座姿勢線、
BT……基準厚部、IT……増大厚部、３（BT）
……低硬度発泡体の基準厚部、３（IT）……低
硬度発泡体の増大厚部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 低硬度発泡体の上層部と、これを支持する高
硬度発泡体の下層部とからなるシートクツシヨ
ンにおいて、座面の全面を形成する上層部は、
前面部が高くなるような前後方向の傾斜平面形
状を基準とし、下層部の基準形状は、座面の人
体の着座姿勢線に対応する形状で、上層部と下
層部の界面に強力境界部を形成する一体構造で
あり、後部座面には、臀部の着座姿勢線形状に
近似である前後方向の円弧状凹面形状の断面を
有する低硬度発泡体の厚肉部を横方向全面に形
成し、前部座面には、横方向の中心線の左側又
は右側の一方において、上層部の肉厚を、基準
形状の厚みより前部方向に傾斜状に漸増し且つ
横方向には円弧状の厚肉形状部を形成したこと
を特徴とする異なる部分的圧縮特性を有するシ
ートクツシヨン。 (2) 一体構造が、上層部の発泡体の発泡型内で、
下層部の発泡体の発泡液の注入によつて強力に
結合した構成である実用新案登録請求の範囲第
１項記載の異なる部分的圧縮特性を有するシー
トクツシヨン。 (3) 低硬度発泡体と高硬度発泡体が、軟質組成の
ポリウレタン発泡体である実用新案登録請求の
範囲第１項記載の異なる部分的圧縮特性を有す
るシートクツシヨン。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986185707U JPH056824Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 | |
| US07/127,236 US4837881A (en) | 1986-12-02 | 1987-12-01 | Seat cushion with portions with different compression characteristics |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986185707U JPH056824Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6391051U JPS6391051U (ja) | 1988-06-13 |
| JPH056824Y2 true JPH056824Y2 (ja) | 1993-02-22 |
Family
ID=16175457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986185707U Expired - Lifetime JPH056824Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4837881A (ja) |
| JP (1) | JPH056824Y2 (ja) |
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