JP4230828B2 - シートクッションパッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用や家具用のシートに用いられるシートクッションパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10に示すように、自動車用シートは、一般に、着座者の背部を支持するシートバック部1と、臀部を支持するシートクッション部2とからなる。シートクッション部2は、シートクッションパッド100をシートフレーム3上に載せ、表面に織編物や皮革などからなる表皮4を被せて構成されている。そして、シートクッションパッド100は、一般に、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を持つ発泡体からなるパッド本体101と、パッド本体101の下面に一体化された補強布102とで構成され、中央の着座部103と、その左右両側で着座部103に対して盛り上がった形状を持つサイド部104とを備える。
【0003】
このようなシートクッションパッド100においては、長時間の着座時に腿部が圧迫されることによるしびれ感や疲労感が生じ難いようにするために、あるいはまた、運転席用であればアクセルやブレーキ等の操作の妨げにならないようにするために、腿部を受け止め支持するシートクッションパッドの前側部分である腿受け部105を、それ以外の部分よりも柔らかくすることが有効である。
【0004】
そのため、従来、着座部103の腿受け部105を構成する発泡体を、その後方で臀部を受ける尻受け部106や着座部103の左右両側のサイド部104を構成する発泡体よりも低硬度とするために、硬度の異なる複数種の発泡原料を金型の所定位置に注入して、腿受け部105のための低硬度の発泡体と尻受け部106及びサイド部104のための高硬度の発泡体とを一体に成形するといった方策が採られている(関連技術につき、特開2002−273744号公報参照)。
【0005】
また、特開2001−269241号公報には、着座部の腿受け部の左右両側や中央部など、パッド上面に複数のスリットを設けて、腿受け部を柔らかくするといった方策が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−273744号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−269241号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、異硬度の発泡体を一体成形する上記の方策では、複数種の発泡原料を注入する必要があるため設備投資が余計にかかり、製造コストが高くなるという問題がある。
【0009】
一方、特許文献2の方策では、パッド上面の着座部にスリットを設けるものであるため、この上面のスリットが座り心地に違和感を与えることが懸念される。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、腿受け部を柔らかくして良好な疲労軽減機能を持つシートクッションパッドを、低コストに、また座り心地の違和感を抑えながら実現できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のシートクッションパッドは、弾力性を持つ発泡体からなるパッド本体と、該パッド本体の下面に一体化された補強布とを備えてなるクッションパッドにおいて、着座部における腿部を受け止め支持する腿受け部において前記パッド本体の下面に凹部を設け、該凹部において前記補強布を切除してパッド本体を露出させ、前記パッド本体の上面に、前記着座部とその左右両側のサイド部の境界部に沿って前後方向に延びる左右一対の縦溝と、前記左右の縦溝の中央部同士を連結する左右方向に延びる横溝を設け、該横溝により前記着座部を前後に区画して、該横溝の前側を前記腿受け部に、該横溝の後側を着座者の臀部を受け止め支持する尻受け部とし、前記左右の縦溝に沿ってパッド前端部から後端部にかけて前後方向に延びる左右一対の縦線状部分と、これら一対の縦線状部分の後端同士を連結する左右方向に延びる横線状部分とからなる平面視略コの字状の第1のワイヤを、パッド本体に埋設させるとともに、前記横溝に沿って左右方向に延びる直線状の第2のワイヤを、前記第1のワイヤと連結させることなく、パッド本体に埋設させて、前記横線状部分が埋設されたパッド後端部から前記縦線状部分の開放端が埋設されたパッド前端部にかけて前記着座部の硬度が徐々に柔らかくなるようにし、前記尻受け部の左右両側に位置するパッド後部側のサイド部の下面を外方ほど上方に傾斜する傾斜面状に形成したものである。
【0012】
このように腿受け部の下面に凹部を設けるとともに、その部分の補強布を廃止することにより、腿受け部を柔らかくして接触圧を下げることができ、疲労軽減や操作性向上を図ることができる。また、本発明では、パッド本体を単一材料で成形することができるため、異硬度発泡体を一体成形する従来の方策に比べて、低コスト化が図られる。更に、パッド下面に凹部を設けるものであるため、座り心地の違和感も軽減することができる。
【0014】
また、パッド内に埋設された第1のワイヤは、左右の縦線状部分の後端が横線状部分により連結一体化される一方、縦線状部分の前端はそのような連結部を持たない開放端となっている。そのため、連結部である横線状部分が埋設されたパッド後端部から、開放されたパッド前端部に向かって、着座部の硬度が徐々に柔らかくなる。従って、パッド後部側の尻受け部では剛性を持たせて臀部の落ち込みを防止できるとともに、パッド前部側の腿受け部では硬度を低くして疲労軽減や操作性向上を図ることができ、しかも、その硬度が徐変するものであることから、従来の異硬度発泡体を一体成形する場合において、腿受け部と尻受け部との境界で硬度が急激に変わることによる違和感もなく、座り心地性に優れる。また、このような硬度徐変をワイヤにより実現しており、ワイヤはパッド本体の発泡体とは異なり経時的なへたりもないので、荷重−たわみ特性の変化を軽減することができ、耐久性に優れる。
【0015】
ここで、上記ワイヤは、このような硬度徐変の目的のためだけに設けることもできるが、好ましくは、パッド表面を覆う表皮を係止するために従来一般に使用されている表皮係止用ワイヤを利用することである。すなわち、本発明においては、前記左右の縦溝に沿って前記左右の縦線状部分がそれぞれ断続的に溝内に露出した状態に埋設され、前記横線状部分はパッド本体の上面に露出しないように埋設されていることが好ましい。この場合、左右の縦線状部分が、従来一般に表皮を係止するために埋設されている部分であり、断続的に露出した部分で表皮を溝内に引き込んで係止する。そして、横線状部分で連結した点が本発明の特徴とするところであり、この部分は表皮を係止するためには使用せずにパッド内に完全に埋設されることが好ましい。このように従来は左右2本の別々であったワイヤを、後端部で連結して1本にしたことにより、作業工数を削減することができる。
【0016】
この場合、前記左右の縦溝の中央部同士を連結する左右方向に延びる横溝沿って第2のワイヤが断続的に溝内に露出した状態に埋設されてもよい。
【0017】
本発明のシートクッションパッドにおいては、また、尻受け部の左右両側に位置するパッド後部側のサイド部の下面が外方ほど上方に傾斜する傾斜面状に形成されているので、サイド部の下面に垂直壁が設けられている場合に比べて、たわみ変形するための自由長を大きくすることができ、パッド本体への亀裂発生を抑制して、耐久性を向上することができる。
【0018】
本発明のシートクッションパッドにおいては、また、前記パッド本体の上面にパッド本体よりも低硬度の発泡体からなる表層部が設けられてもよい。これにより、シートクッションに触れた際の触感を柔らかくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0020】
本実施形態のシートクッションパッドは、自動車用シートのためのクッションパッドであり、基本的な構成は上記した図10に示すシートクッションパッドと同様である。すなわち、実施形態のシートクッションパッド10は、図1〜5に示すように、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を持つ合成樹脂発泡成形体からなり、幅方向中央の着座部12と、その左右両側において上方に***状に形成されたサイド部14,14とからなる。
【0021】
詳細には、シートクッションパッド10は、上記発泡成形体からなるパッド本体16と、パッド本体16の下面の略全体にわたって一体化された補強布18と、パッド本体16の上面に設けられたスラブウレタンパッドからなる表層部20とで構成されている。ここで、補強布18は、シートフレーム3と接触するパッド下面を補強し、異音の発生を防止するために設けられており、粗毛布、フェルト、不織布などからなり、パッド本体16とともに一体に発泡成形されている。
【0022】
パッド本体16の上面には、着座部12とサイド部14の境界部に沿って前後方向に延びる左右一対の縦溝22,22が設けられており、この縦溝22は、パッド前端部から後端部にかけてその略全長にわたって直線状に設けられている。また、パッド本体16の上面には、左右の縦溝22,22の前後方向中央部同士を連結するように左右方向(幅方向)に延びる横溝24が設けられており、これにより、パッド本体16の上面には全体として略H字状に溝22,24が形成されている。また、この横溝24により着座部12は前後に区画されて、横溝24の前側が着座者の腿部を受け止め支持する腿受け部26、横溝24の後側が着座者の臀部を受け止め支持する尻受け部28となっている。
【0023】
上記表層部20は、着座部12のほぼ全面と、サイド部14上面における着座部12寄りの半分強の範囲で配設されており、詳細には、腿受け部26と、尻受け部28と、左右のサイド部14とに、それぞれ対応する4枚のスラブウレタンパッドを後接着により、パッド本体16の上面に接着することで設けられている。該スラブウレタンパッドは、パッド本体16よりも低硬度の発泡体で構成されており、乗員がシートクッションに触れたときの触感を柔らかくすることに寄与している。
【0024】
図2〜4に示すように、腿受け部26におけるパッド本体16の下面には、矩形状の凹部30が設けられている。この凹部30は、着座者の左右の腿に対応するように、左右の2箇所に略対称に設けられている。また、この凹部30では、補強布18が切除されて、パッド本体16が露出した状態となっている。詳細には、補強部18には凹部30の底部に対応する位置において矩形状の開口部32が設けられており、この開口部32によりパッド本体16の発泡体が露出した状態となっている。
【0025】
パッド本体16には、パッド表面を覆う表皮4を係止するため、金属などの剛性材料からなる表皮係止用ワイヤ34,36が埋設されている。図1のようなH字状の溝22,24を設けた場合、従来であれば、左右の縦溝22,22のそれぞれに1本と、横溝24に1本との合計3本のワイヤが埋設されるが、本実施形態では、以下に詳述するように、左右のワイヤの後端同士を連結一体化して略コの字状の1本のワイヤ34とすることにより、横溝24の1本のワイヤ36との合計2本のワイヤを埋設している。
【0026】
すなわち、本実施形態では、図1,6に示すように、左右の縦溝22,22に沿ってパッド前端部から後端部にかけて前後方向に延びる左右一対の縦線状部分34A,34Aと、これら一対の縦線状部分34A,34Aの後端同士を連結する左右方向に延びる横線状部分34Bとからなる、平面視略コの字状の第1のワイヤ34と、横溝24に沿って左右方向に延びる直線状の第2のワイヤ36との、2本のワイヤ34,36がパッド本体16の内部に埋設されている。
【0027】
第1のワイヤ34の縦線状部分34Aは、縦溝22の底の近傍に埋設され、かつ、長手方向において断続的に溝内に露出した状態に埋設されている。より詳細には、縦溝22の長手方向の複数箇所において底の深い深底部38が設けられ、この深底部38でワイヤ34の上面が溝内に露出するように埋設されている。図4に示すように、この露出部分で表皮4側のワイヤ5と固定具6を介して連結することにより、表皮4が引き込まれ固定されるようになっている。一方、横線状部分34Bは、パッド本体16の溝のない箇所においてパッド上面に露出しないように埋設されており、図3に示されるように、その上方には肉厚の発泡体層が確保されている。
【0028】
第2のワイヤ36は、横溝24の底の近傍に埋設されており、かつ、表皮4を引き込み固定することができるように、第1のワイヤ34の縦線状部分34Aと同様、長手方向において断続的に溝内に露出した状態に埋設されている。
【0029】
なお、図6に示すように、第1及び第2のワイヤ34,36は、いずれも各端部35,37が折り返されて、丸みが付けられている。
【0030】
図5に示すように、主として尻受け部28の左右両側に位置するバッド後部側のサイド部14の下面40は、着座部12の下面に対して上方に立ち上がった形状をなしており、この立ち上がった外側上端部でシートフレーム3により支持されている。ここで、従来のサイド部では、図5において一点鎖線Xで示すように、サイド部の下面を垂直な壁部で形成している。しかしながら、このような垂直な壁部では、着座部12に荷重がかかってパッド本体が下方にたわんだときに変形のための自由長が短く、そのため、繰り返し変形により該壁部に符合Yで示すように亀裂が入ってしまう場合がある。そこで、本実施形態では、サイド部14の下面40を、幅方向外方ほど上方に傾斜する傾斜面状に形成して、たわみ変形するための自由長を大きくしており、これにより、パッド本体16への亀裂発生を抑制して、耐久性を向上している。
【0031】
以上説明した本実施形態のシートクッションパッド10であると、腿受け部26の下面に凹部30を設け、更にその部分の補強布18を廃止したことにより、腿受け部26を柔らかくして接触圧を下げることができ、長時間走行時における腿部のしびれ感や疲労感を低減し、またアクセル操作などの操作性向上を図ることができる。
【0032】
更に、本実施形態では、上記した第1のワイヤ34により、上記凹部30とともに一層効果的に腿受け部26を柔らかくすることができる。すなわち、第1のワイヤ34の形状により、連結部である横線状部分34Bが埋設されたパッド後端部から、縦線状部分34Aの開放端が埋設されたパッド前端部に向かって、着座部12の硬度が徐々に柔らかくなっている。そのため、パッド後部側の尻受け部28では剛性を持たせて臀部の落ち込みを防止することができるとともに、パッド前部側の腿受け部26を柔らかくして、疲労軽減や操作性向上を図ることができる。しかも、パッド前端部からパッド後端部にかけての硬度変化が上記のように徐々に変化するため、違和感のない良好な座り心地を得ることができる。
【0033】
また、本実施形態であると、このような硬度徐変をワイヤ34の形状により実現しており、ワイヤ34はパッド本体16の発泡体とは異なり経時的なへたりがないので、荷重−たわみ特性の変化を軽減することができ、耐久性にも優れる。
【0034】
また、パッド本体16を単一の発泡材料で構成するものでありながら、上記した凹部30やワイヤ34の形状により硬度変化させることができるため、異硬度の発泡体を一体成形する従来の場合に比べて、設備コストを含めて大幅な低コスト化が図れる。
【0035】
更に、従来は左右2本別々であったワイヤを、後端部で連結した1本のワイヤ34としたことにより、部品点数・作業工数が削減され、ラインスピードアップに対応した生産性を確保することができ、コストダウンを図ることができる。最近、この種のシートクッションパッドにおける生産時のラインスピードは、例えばこれまでの6m/分というスピードから、9m/分といった具合にますます高速化される傾向にあり、このような高速化において作業工数の削減は不可欠なものとなっており、この点での改善効果も大きい。
【0036】
上記した腿受け部26下面の凹部30とその部分での補強布18の廃止による効果を確認するために、FEM解析を行った。FEM解析は、図4に示す断面形状(実施例)と、同形状において凹部30を設けずにかつ補強布18を全面に設けたもの(比較例)とについて、加圧板として尻型(AM50(JASO B 407参照))を用い、0〜40mmの範囲で下方に変位させて行った。但し、図4中の表層部20はパッド本体16と同一材料(コア密度=50kg/m、25%硬度=254.8N/314cm)で一体に成形されたものと仮定した。
【0037】
その結果、図7に示すように、荷重−たわみ曲線において、実施例の方が、比較例に比べて、一定たわみ量での荷重値が大幅に低くなっていた。また、接触圧のベクトルについては、変位量=25mmの場合である図8、変位量=40mmの場合である図9ともに、実施例については幅方向でほぼ均等であったのに対し、比較例では外側部分に比べて中央部寄りで高い値を示し、また、その最大値も実施例に比べて高いものであった。以上より、上記の凹部30とその部分での補強布18の廃止により、腿受け部26での接触圧を効果的に下げられることが確認できた。
【0038】
【発明の効果】
本発明のシートクッションパッドであると、腿受け部の下面に凹部を設けるとともに、その部分の補強布を廃止したことにより、低コストで、また座り心地の違和感を抑えながら、腿受け部を柔らかくして良好な疲労軽減機能や操作性向上を発揮させることができる。
【0039】
また、特に上記した特殊な形状のワイヤを埋設することにより、一層効果的に腿受け部を柔らかくして疲労軽減機能や操作性向上を発揮させることができ、耐久性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態に係るシートクッションパッドの平面図である。
【図2】 同シートクッションパッドの底面図である。
【図3】 図1のIII−III線断面図である。
【図4】 図1のIV−IV線断面図である。
【図5】 図1のV−V線断面図である。
【図6】 同シートクッションパッドに埋設するワイヤの平面図である。
【図7】 FEM解析での荷重−たわみ曲線を示すグラフである。
【図8】 FEM解析での変位量=25mmにおける接触圧のベクトルを示す図であり、(a)は実施例、(b)は比較例を示している。
【図9】 FEM解析での変位量=40mmにおける接触圧のベクトルを示す図であり、(a)は実施例、(b)は比較例を示している。
【図10】 自動車用シートの一部欠截斜視図である。
【符号の説明】
10……シートクッションパッド
12……着座部
14……サイド部
16……パッド本体
18……補強布
20……表層部
22……縦溝
24……横溝
26……腿受け部
28……尻受け部
30……凹部
34……第1のワイヤ(略コの字状のワイヤ)
34A……縦線状部分
34B……横線状部分
36……第2のワイヤ
40……サイド部の下面

Claims (3)

  1. 弾力性を持つ発泡体からなるパッド本体と、該パッド本体の下面に一体化された補強布とを備えてなるクッションパッドにおいて、
    着座部における腿部を受け止め支持する腿受け部において前記パッド本体の下面に凹部を設け、該凹部において前記補強布を切除してパッド本体を露出させ、
    前記パッド本体の上面に、前記着座部とその左右両側のサイド部の境界部に沿って前後方向に延びる左右一対の縦溝と、前記左右の縦溝の中央部同士を連結する左右方向に延びる横溝を設け、該横溝により前記着座部を前後に区画して、該横溝の前側を前記腿受け部に、該横溝の後側を着座者の臀部を受け止め支持する尻受け部とし、
    前記左右の縦溝に沿ってパッド前端部から後端部にかけて前後方向に延びる左右一対の縦線状部分と、これら一対の縦線状部分の後端同士を連結する左右方向に延びる横線状部分とからなる平面視略コの字状の第1のワイヤを、パッド本体に埋設させるとともに、前記横溝に沿って左右方向に延びる直線状の第2のワイヤを、前記第1のワイヤと連結させることなく、パッド本体に埋設させて、前記横線状部分が埋設されたパッド後端部から前記縦線状部分の開放端が埋設されたパッド前端部にかけて前記着座部の硬度が徐々に柔らかくなるようにし
    前記尻受け部の左右両側に位置するパッド後部側のサイド部の下面を外方ほど上方に傾斜する傾斜面状に形成した
    ことを特徴とするシートクッションパッド。
  2. 前記第1のワイヤは、前記左右の縦線状部分がそれぞれ断続的に溝内に露出した状態に埋設され、前記横線状部分がパッド本体の上面に露出しないように埋設され、前記第2のワイヤは、断続的に溝内に露出した状態に埋設されたことを特徴とする請求項1記載のシートクッションパッド。
  3. 前記パッド本体の上面にパッド本体よりも低硬度の発泡体からなる表層部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシートクッションパッド。
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