JPH0562674B2 - - Google Patents

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JPH0562674B2
JPH0562674B2 JP27179587A JP27179587A JPH0562674B2 JP H0562674 B2 JPH0562674 B2 JP H0562674B2 JP 27179587 A JP27179587 A JP 27179587A JP 27179587 A JP27179587 A JP 27179587A JP H0562674 B2 JPH0562674 B2 JP H0562674B2
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pressure
gasket
engine oil
water
manufactured
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Kenji Nakayama
Sadao Nakao
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Nippon Reinz Co Ltd
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Nippon Reinz Co Ltd
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Publication date
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  • Gasket Seals (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
a 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明に係るガスケツトは、エンジンのシリ
ンダブロツク上面とシリンダヘツド下面との間の
気密、液密を保持する為のシリンダヘツドガスケ
ツト、或は排気管継手部の気密を保持する為のガ
スケツトとして利用する事が出来る。 (従来の技術) シリンダヘツドガスケツト、或は排気管継手部
のガスケツトの様、高温に曝される部分に使用さ
れるガスケツトの場合、従来はアスベストを使用
して造つていた。 ところが近年、アスベストは、その繊維を吸い
込むと、肺癌の発生率が極端に高くなる事が知ら
れる様になり、各産業分野で使用を控える様にな
つており、ガスケツト業界い於いても、アスベス
トを含まないガスケツト材料の研究が行なわれ、
各種のガスケツトが提案され、又実際に使用され
ている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、従来から提案され、更に使用されて
いるガスケツトは、アスベストを使用したガスケ
ツトに比べて、必ずしもシール性が十分とは言え
ないのが現状である。 本発明は、アスベストを使用しないにも拘ら
ず、アスベストを使用したガスケツトと同等のシ
ール性能を発揮出来るガスケツトを提供する事を
目的としている。 b 発明の構成 (問題を解決するための手段) 本発明のガスケツトは、主成分である充填剤
に、アスベスト以外の1種又は2種以上の繊維状
物質と、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ア
クリロニトリルブタジエンゴム、アクリルゴム、
シリコンゴム、弗素ゴムの1種又は2種以上を混
合した組成物を、板状の金属製芯材の両面に設け
ている。 充填剤としては、タルク、クレー、硫酸バリウ
ム、シリカ、マイカ、カーボン等の1種又は2種
以上を、アスベスト以外の繊維状物質としては、
芳香族ポリアミド繊維、フエノール樹脂繊維、芳
香族ポリエステル繊維、芳香族ポリイミド繊維、
芳香族ポリベンズイミダゾール繊維、ロツクウー
ル、アルミナ−シリケートフアイバ、グラスフア
イバ、ホスフエートフアイバ、カーボンフアイ
バ、セピオライト等の1種又は2種以上を使用す
る。 更に、本発明のガスケツトに於いては、金属製
芯材の両面に設けた組成物の密度を、1.80g/cm3
以上としている。 尚、金属製芯材の両面に所望の組成物を設ける
方法としては、金属製芯材の両面に直接ロール法
で積層するのが好ましいが、前もつてカレンダロ
ール法によりジヨイントシートを造り、又は抄紙
機によりビータシートを造り、これを金属製芯材
の両面に貼付する事でも造る事が出来る。 (作用) 上述の様に構成される本発明のガスケツトは、
従来のガスケツトの場合と同様に、シリンダブロ
ツク上面とシリンダヘツド下面との間、或は排気
管継手部に挟んで使用されるが、ガスケツト材料
の密度が1.80g/cm3以上とした事により、ガスケ
ツト材料のシール性が良好となり、ガスケツト装
着部分の気密保持を確実に図れる様になる。 (実施例) 次に、本発明の実施例に就いて説明する。 実施例 1 ゴム材料として、日本ゼオン社製のアクリロニ
トリルブタジエンゴムであるニツポールLX513
(商品名)を100部(混合割合は、総て『重量部』
で表わしている。)加えた。 繊維状物質として、揖斐川電工社製のセラミツ
ク繊維であるイビウール(商品名)を200部と、
デユポン社製のケブラー29(商品名)を40部とを
混合して加えた。 充填剤として、浅田製粉社製のソフトクレーネ
オキヤリアK(商品名)を350部と、日本タルク社
製のタルクSW(商品名)を350部とを混合して加
えた。 上述の材料に、更に加硫剤として、細井化学社
製の硫黄を5部と、加硫促進剤として、大内新興
化学社製のノクセラーT.T(商品名)5部とを混
合して加えた。 これらの材料を、総て混練機に投入して均一に
混練し、アスベストを全く含まないガスケツト用
コンパウンドとした。 このコンパウンドを、厚さ0.20mmの亜鉛メツキ
鋼板の表裏に多数のフツクを折り立て形成した金
属製芯材(フツク付鉄板)の両面に、カレンダロ
ール法により均一に刷り込んだ後に加硫し、全体
の厚さが1.2mmで、コンパウンドの密度が1.92
g/cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を測定する為、中
央に流体通過用の孔を形成したガスケツトを、1
対のフランジの間で挟持し、上記孔の内側に存在
する水及びエンジンオイルの圧力を1Kg/cm2ずつ
上昇させるシール性能試験を行なつた所、第1表
に示した様な結果が得られた。 即ち、1対のフランジ間でガスケツトを締付け
る圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側に存在する水
の圧力が8.0Kg/cm2に達した場合に漏れが発生し
た。 又、1対のフランジ間でガスケツトを締付ける
圧力が100Kg/cm2の場合、孔の内側に存在する水
の圧力が12.0Kg/cm2に達した場合に漏れが発生し
た。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が15.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が25.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、第2表に比較例4、5として記載
した、アスベストを使用したガスケツトのシール
性能と比較しても遜色がなく、実用上十分なもの
である。尚、この比較例4、5のガスケツトは、
第2表に記載した材料、密度以外の点は、総て本
発明の実施例と同様にして造り、同様の方法によ
つてシール性の試験を行なつた。 実施例 2 ゴム材料として、日本ゼオン社製のアクリロニ
トリルブタジエンゴムであるニツポールLX513
(商品名)を100部、繊維状物質として、日本セメ
ント社製のセラミツク繊維であるCMF(商品名)
を200部と、群栄化学社製のカイノール(商品名)
を40部、充填剤として、エンゲルハルト社製のト
ランスリンク37(商品名)を350部と、日本ミスト
ロン工業社製のミストロンベーパータルク(商品
名)を300部用いた以外は総て実施例1と同様の
材料、方法で、コンパウンドの密度が、1.90g/
cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が8.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が12.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が14.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が25.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 3 繊維状物質として、ラクソブルグ社製のセラミ
ツク繊維であるイノーフイル(商品名)を250部、
充填剤として、浅田製粉社製のソトトクレーネオ
キヤリアK(商品名)を350部と、日本ミストロン
工業社製のミストロンベーパータルク(商品名)
を300部を用いた以外、総て実施例1と同じ材料、
方法によつて、コンバウンドの密度が1.88g/cm3
のガスツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が8.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が11.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が14.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が25.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 4 ゴム材料として、バイエル社製のアクリロニト
リルブタジエンゴムであるペルブナン3810(商品
名)を100部用い、充填剤として用いる日本タル
ク社製のタルクSW(商品名)を300部とした以外
は、総て実施例1と同じ材料、方法によつて、コ
ンパウンドの密度が1.85g/cm3のガスツトを得
た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が14.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 5 ゴム材料として、バイエル社製のアクリロニト
リルブタエンゴムであるペルブナン3810(商品名)
を100部用いた以外は、総て実施例2と同じ材料、
方法によつて、コンパウンドの密度が1.90g/cm3
のガスツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が8.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が12.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が15.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 6 ゴム材料として、バイエル社製のアクリロニト
リルブタジエンゴムであるペルブナン3810(商品
名)を100部用いた以外は、総て実施例3と同じ
材料、方法によつて、コンパウンドの密度が1.83
g/cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が13.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 7 ゴム材料として、日本ゼオン社製のアクリルゴ
ムであるニツポールAR−51(商品名)を100部、
加硫剤として、大内新興化学社製のバルノツク
AB(商品名)を4部用いた以外は実施例1と同
じ材料、方法によつてコンパウンドの密度が1.83
g/cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が13.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 8 ゴム材料として、日本ゼオン社製のアクリルゴ
ムであるニツポールAR−51(商品名)を100部、
充填剤として用いる日本ミストロン工業社製のミ
ストロンベーパータルク(商品名)を350部とし、
加硫剤として、大内新興化学社製のバルノツク
AB(商品名)を4部用いた以外は、実施例2と
同じ材料、方法によつて、コンパウンドの密度が
1.85g/cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が13.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 9 ゴム材料として、日本ゼオン社製のアクリルゴ
ムであるニツポールAR−51(商品名)を100部、
加硫剤として、大内新興化学社製のバルノツク
AB(商品名)を4部用いた以外は実施例3と同
じ材料、方法によつて、コンパウンドの密度が
1.91g/cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が8.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が11.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が14.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が25.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 10 ゴム材料として、日本ゼオン社製のアクリルゴ
ムであるニツポールAR−51(商品名)を100部、
繊維状物質として、ラクソブルグ社製のセラミツ
ク繊維であるイノーフイル(商品名)を200部と、
群栄化学社製のカイノール(商品名)を40部、充
填剤として、エンゲルハルト社製のトランスリン
ク37(商品名)を350部と、日本ミストロン工業社
製のミストロンベーパータルク(商品名)を300
部、更に加硫剤として、大内新興化学社製のバル
ノツクAB(商品名)を4部用い、実施例1と同
じ方法によつて、コンパウンドの密度が1.82g/
cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が13.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 11 ゴム材料として、日本メクトロ社製のアクリル
ゴムであるノツクスタイトA1095(商品名)を100
部、加硫剤として、細井化学社製の硫黄を3部
と、加硫促進剤として、大内新興化学社製のノク
セラーH(商品名)を5部用いた以外は、実施例
1と同じ材料、方法によつて、コンパウンドの密
度が1.85g/cm3のガスツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が13.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が25.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 12 ゴム材料として、日本メクトロン社製のアクリ
ルゴムであるノツクスタイトA1095(商品名)を
100部、加硫剤として、細井化学社製の硫黄を3
部、加硫促進剤として、大内新興化学社製のノク
セラーH(商品名)を5部用いた以外は、実施例
2と同じ材料、方法によつて、コンパウンドの密
度が1.85g/cm3のガスツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が8.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が11.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が14.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 13 ゴム材料として、日本メクトロン社製のアクリ
ルゴムであるノツクスタイトA1095(商品名)を
100部、加硫剤として、細井化学社製の硫黄を3
部、加硫促進剤として、大内新興化学社製のノク
セラーH(商品名)を5部用いた以外は、実施例
3と同じ材料、方法によつて、コンパウンドの密
度が1.84g/cm3のガスケツトを得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が13.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 実施例 14 繊維状物質として、ラクソブルグ社製のセラミ
ツク繊維であるイノーフイル(商品名)を200部
と、デイポン社製のケブラー29(商品名)を40部
用いた以外は、実施例12と同じ材料、方法によつ
てコンパウンドの密度が1.82g/cm3のガスケツト
を得た。 このガスケツトのシール性能を前記実施例1の
場合と全く同様の試験法により測定し、その結果
を第1表に示した。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が7.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が10.0Kg/cm2に達する
と、それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が13.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が24.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、アスベストを使用したガスケツト
のシール性能と比較しても遜色がなく、実用上十
分なものである。 次に、本発明の効果を確認する為に、比較例に
就いて行なつた実験の説明をする。 比較列 1 第2表に示す様に、前記実施例1と全く同じ組
成を有し、コンパウンドの密度のみ、1.70g/cm3
と、本発明の範囲よりも低くしたガスケツトのシ
ール性能を測定した所、第2表に示した様な結果
が得られた。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が2.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が4.0Kg/cm2に達すると、
それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が5.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が10.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、本発明によるガスケツトのシール
性能に比較してかなり劣り、実用上不十分であ
る。 比較例 2 第2表に示す様に、前記実施例5と全く同じ組
成を有し、コンパウンドの密度のみ、1.65g/cm3
と、本発明の範囲よりも低くしたガスケツトのシ
ール性能を測定した所、第2表に示した様な結果
が得られた。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が2.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が3.0Kg/cm2に達すると、
それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が4.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が10.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、本発明によるガスケツトのシール
性能に比較してかなり劣り、実用上不十分であ
る。 比較例 3 第2表に示す様に、前記実施例7と全く同じ組
成を有し、コンパウンドの密度のみ、1.74g/cm3
と、本発明の範囲よりも低くしたガスケツトのシ
ール性能を測定した所、第2表に示した様な結果
が得られた。 即ち、孔の内側に存在する流体を水とすると、
フランジの締付圧力が50Kg/cm2の場合、孔の内側
に存在する水の圧力が2.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合、水の圧力が4.0Kg/cm2に達すると、
それぞれ漏れが発生した。 更に、孔の内側に存在する流体をエンジンオイ
ルとすると、締付圧力が50Kg/cm2の場合で、エン
ジンオイルの圧力が5.0Kg/cm2、締付圧力が100
Kg/cm2の場合で、エンジンオイルの圧力が10.0
Kg/cm2に達すると、それぞれ漏れが発生した。 この数値は、本発明によるガスケツトのシール
性能に比較してかなり劣り、実用上不十分であ
る。 c 発明の効果 本発明のガスケツトは、以上に述べた通り、人
体に危害を与える可能性の強いアスベストを使用
する事なく、十分なシール性能を得る事が出来、
産業上の効果が大きい。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主成分である充填剤に、アスベスト以外の1
    種又は2種以上の繊維状物質と、天然ゴム、スチ
    レンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエ
    ンゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、弗素ゴム
    の1種又は2種以上を混合した組成物を、板状の
    金属製芯材の両面に設けて成るガスケツトであつ
    て、金属製芯材の両面に設けた組成物の密度が
    1.80g/cm3以上であるガスケツト。
JP27179587A 1987-10-29 1987-10-29 ガスケット Granted JPH01116381A (ja)

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DE102013110155A1 (de) * 2013-09-16 2015-03-19 Elringklinger Ag Dichtung

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