JPH0560954B2 - - Google Patents
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- JPH0560954B2 JPH0560954B2 JP2251152A JP25115290A JPH0560954B2 JP H0560954 B2 JPH0560954 B2 JP H0560954B2 JP 2251152 A JP2251152 A JP 2251152A JP 25115290 A JP25115290 A JP 25115290A JP H0560954 B2 JPH0560954 B2 JP H0560954B2
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、主に硬式テニス、他に軟式テニ
ス、バトミントン、スカツシユ、ラケツトボール
の各種ラケツトに用いられる合成樹脂ガツトの製
造法に関するものである。
ス、バトミントン、スカツシユ、ラケツトボール
の各種ラケツトに用いられる合成樹脂ガツトの製
造法に関するものである。
各種ラケツトに用いられるガツトに要求される
主な特性には、高い耐久性、適度な反発性、柔軟
性の3つがある。
主な特性には、高い耐久性、適度な反発性、柔軟
性の3つがある。
高い耐久性には、高い耐摩耗性と共に高い引張
強力が必要である。
強力が必要である。
最近の世界の硬式テニス用代表的ガツトを入手
し調べてみると、牛の腸から作つた14種の天然ガ
ツトの平均値は64.7Kgであつた。同様に、ナイロ
ン製の11種の平均値は66.5Kg、ポリエステル製は
69.2Kgであつた。
し調べてみると、牛の腸から作つた14種の天然ガ
ツトの平均値は64.7Kgであつた。同様に、ナイロ
ン製の11種の平均値は66.5Kg、ポリエステル製は
69.2Kgであつた。
非常に高い耐久性を有するガツトとプレーヤー
から認識されるには、引張強力がおよそ100Kg以
上の値を有することが必要と考えられる。
から認識されるには、引張強力がおよそ100Kg以
上の値を有することが必要と考えられる。
もう1つの要求特性である反発性は、ラケツト
が従来の木製からカーボン製に変更になつたこと
から、ラケツトの弾性とフエース面積が増大した
ことから大幅に向上した。ビギナーからは、今な
お一層の反発性の向上が望まれている反面、トツ
プクラスのプレーヤーにとつては過度の反発性は
コントロール性の喪失を意味する。
が従来の木製からカーボン製に変更になつたこと
から、ラケツトの弾性とフエース面積が増大した
ことから大幅に向上した。ビギナーからは、今な
お一層の反発性の向上が望まれている反面、トツ
プクラスのプレーヤーにとつては過度の反発性は
コントロール性の喪失を意味する。
このため、トツプクラスのプレーヤーからは、
自分の意志でコントロール出来る範囲内の反発性
を有するガツトの出現が望まれていた。
自分の意志でコントロール出来る範囲内の反発性
を有するガツトの出現が望まれていた。
反発性は、主にガツトの引張伸度により支配さ
れる。従来の天然ガツトではおおよそ20〜25%、
合成繊維製ガツトでは27〜33%程度である。引張
伸度10%以下程度で自分の意志がコントロール出
来る範囲と考えられる。2%以下になると反発性
は全く期待できなくなり、ガツトととしての機能
は完全になくなる。例えば、特公昭52−13990号
公報に示されているような炭素繊維製品でテニス
ラケツトのガツトとし用いると、2%以下しか期
待できず上記の理由からガツトには適用出来な
い。
れる。従来の天然ガツトではおおよそ20〜25%、
合成繊維製ガツトでは27〜33%程度である。引張
伸度10%以下程度で自分の意志がコントロール出
来る範囲と考えられる。2%以下になると反発性
は全く期待できなくなり、ガツトととしての機能
は完全になくなる。例えば、特公昭52−13990号
公報に示されているような炭素繊維製品でテニス
ラケツトのガツトとし用いると、2%以下しか期
待できず上記の理由からガツトには適用出来な
い。
3つめの必要特性である柔軟性もまた重要であ
り、耐久性と反発性が満足していても柔軟でなけ
ればガツトには供しえない。例えば、実開昭59−
5958号公報で示されている低融点ナイロンを鞘部
とする芯鞘型複合繊維よりなるガツトや、特開昭
55−26903号公報で示されている芯糸と皮糸とを
紡糸直後に融着してなるガツトでは、高い耐久性
や低い伸度は得られないことは勿論、前者は低融
点ナイロン量が多すぎること、後者は実質上1本
のモノフイラメントであることから柔軟性の点で
十分でなかつた。
り、耐久性と反発性が満足していても柔軟でなけ
ればガツトには供しえない。例えば、実開昭59−
5958号公報で示されている低融点ナイロンを鞘部
とする芯鞘型複合繊維よりなるガツトや、特開昭
55−26903号公報で示されている芯糸と皮糸とを
紡糸直後に融着してなるガツトでは、高い耐久性
や低い伸度は得られないことは勿論、前者は低融
点ナイロン量が多すぎること、後者は実質上1本
のモノフイラメントであることから柔軟性の点で
十分でなかつた。
この発明は、上記のような問題点を解消したも
ので、プロのプレーヤーを含め競技回数が非常に
多いトツプクラスのプレーヤーを主に対象とし
て、従来のガツトに見られない耐久性を有するガ
ツトの製造法を提供するものである。
ので、プロのプレーヤーを含め競技回数が非常に
多いトツプクラスのプレーヤーを主に対象とし
て、従来のガツトに見られない耐久性を有するガ
ツトの製造法を提供するものである。
もう一つの目的は、一般に、プロの選手が試合
をする場合一試合で、天然ガツトは勿論のこと、
合成繊維製ガツトでもガツトを張設したラケツト
を少なくとも数本を用意しないと間に合わないの
で、少なくとも、一試合一本のラケツトで間に合
う程度の耐久性を有するガツトの製造法を提供す
るものである。
をする場合一試合で、天然ガツトは勿論のこと、
合成繊維製ガツトでもガツトを張設したラケツト
を少なくとも数本を用意しないと間に合わないの
で、少なくとも、一試合一本のラケツトで間に合
う程度の耐久性を有するガツトの製造法を提供す
るものである。
さらに、他の目的はプレーヤーの意志以上にボ
ールが飛び過ぎるとコントロール性が失われるこ
とになり、プレーヤーの意志どおりにボールを操
ることが試合を有利に進めるポイントであること
から、コントロール性の優れたガツトの製造法を
提供するものである。
ールが飛び過ぎるとコントロール性が失われるこ
とになり、プレーヤーの意志どおりにボールを操
ることが試合を有利に進めるポイントであること
から、コントロール性の優れたガツトの製造法を
提供するものである。
さらに、他の目的はガツトとしての要求特性に
は、打球に関係するもの以外に、張設など取扱い
性が良くないと十分に性能が発揮されないので、
柔軟で取扱い性のよいガツトの製造法を提供する
ものである。
は、打球に関係するもの以外に、張設など取扱い
性が良くないと十分に性能が発揮されないので、
柔軟で取扱い性のよいガツトの製造法を提供する
ものである。
上記の目的を達成するため、この発明のガツト
の製造法は、複数本のアラミド繊維マルチフイラ
メントと数本の低融点ナイロンフイラメントとを
混合し、収束したものを加熱して前記ナイロンフ
イラメントを溶解させて複数本のアラミド繊維同
志を融着したものを芯材とし、該芯材の外周面に
複数本のアラミド繊維フイラメントと数本のナイ
ロンフイラメントとを巻回または編組し、さらに
この外周面をナイロン樹脂で被覆コーテイングし
たものである。
の製造法は、複数本のアラミド繊維マルチフイラ
メントと数本の低融点ナイロンフイラメントとを
混合し、収束したものを加熱して前記ナイロンフ
イラメントを溶解させて複数本のアラミド繊維同
志を融着したものを芯材とし、該芯材の外周面に
複数本のアラミド繊維フイラメントと数本のナイ
ロンフイラメントとを巻回または編組し、さらに
この外周面をナイロン樹脂で被覆コーテイングし
たものである。
この発明に用いられるアラミド繊維は、パラ系
芳香族ポリアミドのマルチフイラメントである。
引張強度は約18〜22g/d程度であり、引張伸度
は2〜5%程度である。従来からガツト用として
使用されてきたナイロン繊維と比較すると、強度
で2〜3倍、伸度で10分の1程度である。
芳香族ポリアミドのマルチフイラメントである。
引張強度は約18〜22g/d程度であり、引張伸度
は2〜5%程度である。従来からガツト用として
使用されてきたナイロン繊維と比較すると、強度
で2〜3倍、伸度で10分の1程度である。
引張弾性率は、約10倍で剛直であり、マルチフ
イラメントでないと柔軟性がえられずガツト用に
は供されない。
イラメントでないと柔軟性がえられずガツト用に
は供されない。
上記のマルチフイラメントは複数本引き揃えて
数千デニールとし、撚るか編組する。これは、原
糸の伸度のみでは望ましいガツトの引張伸度がえ
られないためで、構造的な要因で伸びを与えるた
めである。撚数は、数百回/m以下で十分であ
る。
数千デニールとし、撚るか編組する。これは、原
糸の伸度のみでは望ましいガツトの引張伸度がえ
られないためで、構造的な要因で伸びを与えるた
めである。撚数は、数百回/m以下で十分であ
る。
ガツトの伸度が2〜10%の間で反発性とコント
ロール性が両立するが、ガツトの望ましい伸度5
〜8%はこれらの手段で達成できる。
ロール性が両立するが、ガツトの望ましい伸度5
〜8%はこれらの手段で達成できる。
また、上記の引き揃えにあたつては低融点ナイ
ロンフイラメントを混合することが必要であり、
低融点ナイロンをこの後の熱処理により溶解し、
アラミド繊維同志を接着させるためでる。接着さ
れていないとガツトになつた時に簡単に折れて、
品位や性能が十分に発揮しえない。
ロンフイラメントを混合することが必要であり、
低融点ナイロンをこの後の熱処理により溶解し、
アラミド繊維同志を接着させるためでる。接着さ
れていないとガツトになつた時に簡単に折れて、
品位や性能が十分に発揮しえない。
低融点ナイロンは、種々のナイロン、例えばナ
イロン6,66,610,11,12などを共重合して作
られる。種類および共重合比率などで融点が変え
られる。
イロン6,66,610,11,12などを共重合して作
られる。種類および共重合比率などで融点が変え
られる。
融点は、柔軟性、浸透性、取扱性などの観点か
ら110〜120℃のものが良い。
ら110〜120℃のものが良い。
低融点ナイロンは、フイラメントで複数本のア
ラミド繊維を引き揃える時に混合することが大事
である。このため溶液状の接着剤を使用する場合
と異なり、アラミド繊維のマルチフイラメントの
中まで十分に入り込むことができる。
ラミド繊維を引き揃える時に混合することが大事
である。このため溶液状の接着剤を使用する場合
と異なり、アラミド繊維のマルチフイラメントの
中まで十分に入り込むことができる。
この理由からガツトになつても、簡単に折れ曲
がることもなく、柔軟性も損なわれず理由的な柔
軟性を有するガツトがえられる。
がることもなく、柔軟性も損なわれず理由的な柔
軟性を有するガツトがえられる。
次に、このようにして得られた紐状体を芯材と
し、この外周部を複数本のアラミド繊維フイラメ
ントと数本のナイロンフイラメントとを巻回また
は編組する。
し、この外周部を複数本のアラミド繊維フイラメ
ントと数本のナイロンフイラメントとを巻回また
は編組する。
ここで用いるアラミド繊維フイラメントは、芯
材に用いたものより細いものを使用する。100〜
300デニール程度のものを、そのまままたは加熱
して用いる。
材に用いたものより細いものを使用する。100〜
300デニール程度のものを、そのまままたは加熱
して用いる。
同時に100〜700デニール程度の通常のナイロン
モノフイラメントも併用する。
モノフイラメントも併用する。
ここのアラミド繊維フイラメントは、ガツト全
体の引張強力の向上にも寄与するが、高い耐久性
に欠かすことの出来ない耐摩耗性の向上に大きく
寄与する。
体の引張強力の向上にも寄与するが、高い耐久性
に欠かすことの出来ない耐摩耗性の向上に大きく
寄与する。
また、ナイロンモノフイラメントは、巻回する
場合に用いるナイロン系接着剤の効果をアンカー
効果で高めるために用いる。
場合に用いるナイロン系接着剤の効果をアンカー
効果で高めるために用いる。
この後、ナイロン系樹脂で全体を被覆コーテイ
ングする。巻回したものは、溶融ナイロンでコー
テイングするが、耐摩耗性の観点からはナイロン
66を使用したほうが有利である。編組したもの
は、ナイロン溶液で処理するのが外観面から有利
である。
ングする。巻回したものは、溶融ナイロンでコー
テイングするが、耐摩耗性の観点からはナイロン
66を使用したほうが有利である。編組したもの
は、ナイロン溶液で処理するのが外観面から有利
である。
この後、シリコーン、パラフインワツクスなど
平滑剤を塗布してガツトとして仕上がる。
平滑剤を塗布してガツトとして仕上がる。
アラミド繊維の1500デニールマルチフイラメン
ト1(Dupont社製ケブラー)に、融点が110〜
120℃である低融点ナイロンの100デニールマルチ
フイラメント2(東レ(株)製エルダー)を混合し
220T/mの撚り数でS方向に加撚した。この時
のアラミド繊維の混合率は6.7%である。
ト1(Dupont社製ケブラー)に、融点が110〜
120℃である低融点ナイロンの100デニールマルチ
フイラメント2(東レ(株)製エルダー)を混合し
220T/mの撚り数でS方向に加撚した。この時
のアラミド繊維の混合率は6.7%である。
次に、これらを3本合わせて110T/mの撚り
数でZ方向に加撚した。
数でZ方向に加撚した。
この後、130℃の雰囲気中で2分間熱処理して
低融点ナイロン2を溶解、アラミド繊維を融着さ
せ、単体Aを形成した。この単体Aを3本撚り合
わせて撚糸Bを芯材とした。
低融点ナイロン2を溶解、アラミド繊維を融着さ
せ、単体Aを形成した。この単体Aを3本撚り合
わせて撚糸Bを芯材とした。
この外周部に200デニールのケプラーマルチフ
イ3を24本と450デニールのナイロン6製モノフ
イラメント4を4本でナイロン系接着剤を用いて
巻き付けた。
イ3を24本と450デニールのナイロン6製モノフ
イラメント4を4本でナイロン系接着剤を用いて
巻き付けた。
次いで、この外周部を溶融ナイロン66を用いて
被覆コーテイングDした。
被覆コーテイングDした。
シリコーン溶液を塗布し、12mにカツトし製品
に仕上げた。
に仕上げた。
このガツト物性は、引張強力は150Kg、結節強
力は51.2Kg、引張伸度は5.0%、直径は1.35mmであ
つた。
力は51.2Kg、引張伸度は5.0%、直径は1.35mmであ
つた。
このガツトをカーボン製のラケツトのタテ糸に
約30Kgの張力で張設した。ヨコ方向には通常のナ
イロン製ガツトを約27Kgの張力で張設した。
約30Kgの張力で張設した。ヨコ方向には通常のナ
イロン製ガツトを約27Kgの張力で張設した。
このラケツトを世界一流の複数のプロに試打し
て貰つたところ、従来のガツトでは得られないコ
ントロール性と耐久性が実証された。
て貰つたところ、従来のガツトでは得られないコ
ントロール性と耐久性が実証された。
この発明は、複数本のアラミド繊維マルチフイ
ラメントと数本の低融点ナイロンフイラメントと
を混合、収束したものを加熱して前記ナイロンフ
イラメントを溶解させて複数本のアラミド繊維同
志を融着したものを芯材とし、該芯材の外周面に
複数本のアラミド繊維フイラメントと数本のナイ
ロンフイラメントとを巻回または編組し、さら
に、この外周面をナイロン樹脂で被覆コーテイン
グすることを特徴とするラケツト用ガツトの製造
法に係るものであるから、従来のガツトでは困難
であつた高い耐久性とコントロール性が可能とな
つた。
ラメントと数本の低融点ナイロンフイラメントと
を混合、収束したものを加熱して前記ナイロンフ
イラメントを溶解させて複数本のアラミド繊維同
志を融着したものを芯材とし、該芯材の外周面に
複数本のアラミド繊維フイラメントと数本のナイ
ロンフイラメントとを巻回または編組し、さら
に、この外周面をナイロン樹脂で被覆コーテイン
グすることを特徴とするラケツト用ガツトの製造
法に係るものであるから、従来のガツトでは困難
であつた高い耐久性とコントロール性が可能とな
つた。
高い耐久性は、非常に強い引張強力と芯材の外
周部に巻回または編組したアラミド繊維による高
い耐摩耗性により得られる。
周部に巻回または編組したアラミド繊維による高
い耐摩耗性により得られる。
高いコントロール性は、引張伸度が5〜8%に
設定されたことが寄与している。
設定されたことが寄与している。
低融点ナイロンを特定量を混合してアラミド繊
維を融着させることにより、高弾性、高強力ガツ
トでは得られにくい柔軟で、しかも折れ曲がつて
しまうような欠点も解決した。
維を融着させることにより、高弾性、高強力ガツ
トでは得られにくい柔軟で、しかも折れ曲がつて
しまうような欠点も解決した。
これらの効果は、世界一流のプロ選手により実
証された。
証された。
図面はこの発明によるガツトの実施例を示すも
ので、第1図はその斜視図、第2図はその拡大断
面図である。 1…アラミド繊維マルチフイラメント、2…低
融点ナイロンフイラメント、3…アラミド繊維マ
ルチフイラメント、4…ナイロンモノフイラメン
ト、D…ナイロンコーテイング層。
ので、第1図はその斜視図、第2図はその拡大断
面図である。 1…アラミド繊維マルチフイラメント、2…低
融点ナイロンフイラメント、3…アラミド繊維マ
ルチフイラメント、4…ナイロンモノフイラメン
ト、D…ナイロンコーテイング層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数本のアラミド繊維マルチフイラメントと
数本の低融点ナイロンフイラメントとを混合し、
収束したものを加熱して前記ナイロンフイラメン
トを溶解させて複数本のアラミド繊維同志を融着
したものを芯材とし、該芯材の外周面に複数本の
アラミド繊維フイラメントと数本のナイロンフイ
ラメントとを巻回または編組し、さらにこの外周
面をナイロン樹脂で被覆コーテイングすることを
特徴とするラケツト用ガツトの製造法。 2 低融点ナイロンフイラメントの融点が110〜
120℃であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のガツトの製造法。 3 ガツトの引張強力が120〜150Kg、引張伸度が
5%〜8%であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のガツトの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2251152A JPH03205070A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | ガットの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2251152A JPH03205070A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | ガットの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03205070A JPH03205070A (ja) | 1991-09-06 |
JPH0560954B2 true JPH0560954B2 (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=17218453
Family Applications (1)
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JP2251152A Granted JPH03205070A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | ガットの製造法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH03205070A (ja) |
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-
1990
- 1990-09-19 JP JP2251152A patent/JPH03205070A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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