JPH0560656A - 複列玉軸受の内輪軌道のピツチを測定する装置 - Google Patents

複列玉軸受の内輪軌道のピツチを測定する装置

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JPH0560656A
JPH0560656A JP24642191A JP24642191A JPH0560656A JP H0560656 A JPH0560656 A JP H0560656A JP 24642191 A JP24642191 A JP 24642191A JP 24642191 A JP24642191 A JP 24642191A JP H0560656 A JPH0560656 A JP H0560656A
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JP
Japan
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inner ring
cylinder
holder
peripheral surface
double
Prior art date
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Application number
JP24642191A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Nakazono
繁昭 中園
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軸1の外周面に形成された複列の内輪軌道2
0、20のピッチPを、簡単且つ正確に求める。 【構成】軸19に形成した複列の内輪軌道20、20の
一方に第一玉40、40を、他方に第二玉61、61
を、それぞれ第一、第二押し付け筒41、62によって
押し付ける。両押し付け筒41、62の距離をコンパレ
ータ69により測定し、この測定値から上記ピッチPを
求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る複列玉軸受の内輪
軌道のピッチを測定する装置は、例えば単一の軸の外周
面に、互いに間隔をあけて形成された、1対の内輪軌道
のピッチを測定する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ等の各種電気機械
器具、測定機械器具、或は各種一般機械器具に於いて、
ハウジングの内側に回転軸を支承する為、或は支持軸の
外側に回転体を支承する為に、図6(A)(B)に示す
様な複列玉軸受1が、従来から広く使用されている。こ
の複列玉軸受1は何れも、内周面に複列の外輪軌道2、
2を有する外輪3と、それぞれの外周面に単列の内輪軌
道4を有する内輪5、5と、上記外輪軌道2、2と内輪
軌道4、4との間にそれぞれ複数個ずつ、転動自在に設
けられた玉6、6とから構成されている。
【0003】図6(A)(B)に示した2種類の複列玉
軸受1は何れも、上記複数の玉6、6が上記外輪軌道
2、2に当接する部分(接触楕円)の中心と、同じく上
記複数の玉6、6が内輪軌道4、4に当接する部分の中
心とを結ぶ直線a、aを、外輪3及び内輪5の直径方向
に対し傾斜させる事で、接触角θを持たせている。この
結果、上記複列玉軸受1は何れも、外輪3と内輪5との
間に加わるラジアル荷重の他、両部材3、5の間に加わ
るスラスト荷重も支持する。
【0004】尚、図6に示した2種類の複列玉軸受1の
内、同図(A)に示したものは、1対の内輪5、5を、
肩部7、7(外径の大きくなった部分)を互いに反対側
に向けた状態で組み合わせる事により、上記直線a、a
同士の間隔が、外側に向かう程狭くなる様にしたもの、
同図(B)に示したものは、上記1対の内輪5、5を、
肩部7、7同士を突き合わせた状態で組み合わせる事に
より、上記直線a、a同士の間隔が、内側に向かう程狭
くなる様にしたものである。
【0005】ところで、上述の様に構成される複列玉軸
受1に、所望の性能を発揮させる為には、外輪軌道2、
2同士のピッチ(前記複数の玉6、6が、上記外輪軌道
2、2に当接する部分(前記接触楕円)の中心同士の距
離)、並びに、内輪軌道4、4同士のピッチ(前記複数
の玉6、6が、上記内輪軌道4、4に当接する部分の中
心同士の距離)を正確に求め、これらピッチが所望値と
異なった場合には、その誤差を複列玉軸受の製造ライン
にフィードバックする事で、上記ピッチを所望値に規正
する事が必要である。
【0006】上記ピッチを測定する方法や装置に就いて
は、従来から種々の方法及び装置が提案され、一部使用
されているが、内輪軌道4、4同士のピッチを測定する
装置として、例えば特開昭58−122443号公報に
は、図7に示す様な測定装置が記載されている。
【0007】この測定装置は、上面を平坦な基準面8と
した定盤9と、直径方向に亙る若干の変位を自在とし
て、環状の保持器10に保持された複数の玉11、11
と、全体を有底円筒状に形成され、下端部内周面に外輪
軌道の如き傾斜面12を有し、この傾斜面12によって
上記玉11、11を外側から抑え付ける抑え筒13と、
この抑え筒13の中心部に上下方向に亙って形成された
通孔14内に、昇降自在に挿通されたロッド15と、こ
のロッド15の下端部で上記抑え筒13の内側部分に固
定された抑え板16と、上記基準面8と抑え筒13との
間の変位量を測定する為のコンパレータ17と、上記抑
え筒13とロッド15との間の変位量を測定する為のコ
ンパレータ18とから構成されている。
【0008】上述の様な構成を有する測定装置により、
内輪5のピッチを求める場合、内輪5を肩部7を下にし
て定盤9の上面に載置した状態で、上記保持器10によ
り保持された複数の玉11、11を、内輪5外周面の内
輪軌道4に外嵌する。次いで、上記複数の玉11、11
に抑え筒13を被せ、上記傾斜面12によってこの複数
の玉11、11を、内輪5外周面の内輪軌道4に向けて
押圧すると共に、ロッド15下端部の抑え板16を、上
記内輪5の上端縁に当接させる。尚、上記玉11、11
は、実際に複列玉軸受1を構成する玉6、6(図6)と
同じものを使用する為、玉11、11は、実際に複列玉
軸受1を構成した場合と同じ接触角θで、上記内輪軌道
4に接触する。
【0009】この状態で、コンパレータ17により上記
基準面8と抑え筒13との間の変位量を測定する事によ
って、玉11、11と内輪軌道4との接触点から内輪5
の下端面迄の距離L1 を、コンパレータ18により抑え
筒13とロッド15との間の変位量を測定する事によっ
て、上記接触点から内輪5の上端面迄の距離L2 を、そ
れぞれ求める事が出来る。実際の場合には、上記距離L
1 、L2 が予め解った内輪(標準品)を図7に示した装
置にセットし、上記各コンパレータ17、18の指示値
を記録しておく。そして、この記録した値と、上記L
1 、L2 を求めるべき内輪5(被測定品)を図7に示し
た装置にセットした場合に於ける、上記各コンパレータ
17、18の指示値とを比較する(加減する)事で、上
記被測定品のL1 、L2 を求める。
【0010】上記距離L1 、L2 が求められたならば、
この距離L1 、L2 を2倍にする(同じ内輪5、5を組
み合わせ使用する場合)事で、前記内輪軌道4、4同士
のピッチを求める。即ち、前記図6(A)に示す様に、
1対の内輪5、5を、肩部7、7を互いに反対側に向け
て突き合わせた構造の場合、2L2 がピッチとなり、同
図(B)に示す様に、肩部7、7同士を突き合わせた構
造の場合、2L1 がピッチとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
して複列玉軸受1の内輪軌道4、4同士のピッチを求め
る場合、図6(A)(B)に示す様に、それぞれの外周
面に単列の内輪軌道4を形成した内輪5を2個、互いに
突き合わせる事で組み合わせた構造の場合には良いが、
単一の内輪相当部材の外周面に複列の内輪軌道を形成し
た構造の場合には、上記ピッチを測定出来ない。
【0012】即ち、近年図8(A)(B)に示す様に、
単一の内輪相当部材である軸19の外周面に、それぞれ
が深溝型の複列の内輪軌道20、20を形成した複列玉
軸受21が、一部で使用される様になっている。図8
(A)(B)に示した2種類の複列玉軸受21の内、同
図(A)に示したものは、接触角θの方向を前記図6
(A)に示した複列玉軸受1と同様にしたもの、同図
(B)に示したものは、接触角θの方向を前記図6
(B)と同様にしたものである。
【0013】この様に、軸19の外周面に形成された、
深溝型の内輪軌道20、20のピッチP1 、P2 を測定
する場合、前記図7に示した様に、保持器10により保
持された複数の玉11、11を、(玉11、11が保持
器10から脱落する為)各内輪軌道20、20に嵌め合
わせる事が出来ない。又、仮に何らかの治具により玉1
1、11の脱落を防止し、図7に示す様な方法によっ
て、玉11、11と内輪軌道20、20との接触点から
軸19の端面迄の距離を求められたとしても、この軸1
9の方向を逆転させつつ、測定作業を2回に分けて行な
わなければならず、上記ピッチP1 、P2 の測定作業が
面倒になり、誤差も生じ易くなる。
【0014】一方、それぞれ断面円弧形の深溝型に形成
された、複列の内輪軌道20、20の中心同士のピッチ
3 を測定する為の装置としては従来から、図9に示す
様な測定装置が知られている。この測定装置は、上記軸
19を鉛直に保持する為のホルダ22と、鉛直方向に移
動自在な昇降ブロック23と、この昇降ブロック23の
前面(図9の右側面)に、上下1対の平行板ばね24、
24により弾性的に支持された押し付けブロック25
と、この押し付けブロック25の前端部に支持固定され
た玉11と、上記ホルダ22と押し付けブロック25と
の間の変位量を測定する為のコンパレータ26とから構
成される。
【0015】この様に構成される測定装置により、上記
ピッチP3 を求める場合、一方の内輪軌道20に上記玉
11を押し付けた状態に於ける、上記コンパレータ26
の指示値と、他方の内輪軌道20に上記玉11を押し付
けた状態に於ける、上記コンパレータ26の指示値との
差として、上記ピッチP3 を求める。
【0016】しかしながら、この様にして求められるピ
ッチP3 は、あくまでも複列の内輪軌道20、20の中
心同士の距離に過ぎず、複数の玉11、11が内輪軌道
20、20に当接する部分の中心同士の距離である、前
記ピッチ2L1 、2L2 とは異なったものとなる。そし
て、上記ピッチP3 からピッチ2L1 、2L2 を求める
為には、前記接触角θを求めて演算処理を施す等、複雑
な処理が必要となる。
【0017】本発明の複列玉軸受の内輪軌道のピッチを
測定する装置は、軸等の内輪相当部材の外周面に形成さ
れた複列の内輪軌道のピッチを、一挙動で直接求められ
る様にする事で、上述の様な不都合を何れも解消するも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の複列玉軸受の内
輪軌道のピッチを測定する装置は、外輪相当部材の内周
面に形成された複列の外輪軌道と、単一の内輪相当部材
の外周面に形成された複列の内輪軌道との間に、それぞ
れ複数個の玉を転動自在に装着して成る複列玉軸受を構
成する複数の玉が、上記内輪軌道に当接する部分の中心
同士の距離を測定する、複列玉軸受の内輪軌道のピッチ
を測定する装置である。
【0019】この様な本発明の複列玉軸受の内輪軌道の
ピッチを測定する装置は、内側に上記内輪相当部材の片
半部を挿入自在な第一ホルダ筒と、この第一ホルダ筒の
一部で、上記内輪相当部材の外周面に形成された複列の
内輪軌道の内、一方の内輪軌道と対向し得る部分の円周
方向3箇所以上に形成された第一ホルダ孔と、上記第一
ホルダ筒の直径方向に亙る変位を自在として、各第一ホ
ルダ孔の内側に保持された複数の第一玉と、内周面を軸
方向に亙って内径が変化する第一傾斜面とし、上記第一
ホルダ筒の周囲に、軸方向に亙る変位を自在として設け
られた第一押し付け筒と、この第一押し付け筒を軸方向
に亙って変位させる為の第一変位機構と、上記第一ホル
ダ筒と同軸上に設けられ、内側に上記内輪相当部材の他
半部を挿入自在な第二ホルダ筒と、この第二ホルダ筒の
一部で、上記内輪相当部材の外周面に形成された複列の
内輪軌道の内、他方の内輪軌道と対向し得る部分の円周
方向3箇所以上に形成された第二ホルダ孔と、上記第二
ホルダ筒の直径方向に亙る変位を自在として、各第二ホ
ルダ孔の内側に保持された複数の第二玉と、内周面を軸
方向に亙って内径が変化する第二傾斜面とし、上記第二
ホルダ筒の周囲に、軸方向に亙る変位を自在として設け
られた第二押し付け筒と、この第二押し付け筒を軸方向
に亙って変位させる為の第二変位機構と、上記第二ホル
ダ筒及び第二押し付け筒を、上記第一ホルダ筒及び第一
押し付け筒に対して遠近動させる為の駆動機構と、上記
第一押し付け筒と第二押し付け筒との距離を測定する為
の測距手段とから構成される。
【0020】
【作用】上述の様に構成される、本発明の複列玉軸受の
内輪軌道のピッチを測定する装置により、軸等の内輪相
当部材の外周面に形成された複列の内輪軌道のピッチを
測定する場合、次の様にして行なう。
【0021】先ず、第一押し付け筒を軸方向一端側に変
位させ、第一ホルダ筒の複数の第一ホルダ孔の内側に保
持された第一玉を、上記第一ホルダ筒の直径方向外側に
変位させた状態で、上記第一ホルダ筒の内側に上記内輪
相当部材の片半部を挿入する。そして、この内輪相当部
材の外周面に形成された複列の内輪軌道の内、上記片半
部に形成された一方の内輪軌道を、上記複数の第一ホル
ダ孔に整合させる。この際、駆動機構により第二ホルダ
筒を、第一ホルダ筒から遠ざけて、この第二ホルダ筒が
内輪相当部材の挿入作業の妨げとならない様にしてお
く。
【0022】次いで、上記第一押し付け筒を軸方向他端
側に変位させて、この第一押し付け筒内周面の第一傾斜
面により、上記複数の第一玉を各第一ホルダ孔の内側
で、上記第一ホルダ筒の直径方向内側に変位させ、各第
一玉を、上記一方の内輪軌道に押し付ける。
【0023】これと共に、この第一ホルダ筒から遠ざけ
られていた第二ホルダ筒を、上記駆動機構によって第一
ホルダ筒に近付ける。この際、第二押し付け筒を軸方向
他端側に変位させて、上記第二ホルダ筒の複数の第二ホ
ルダ孔の内側に保持された第二玉を、上記第二ホルダ筒
の直径方向外側に変位させておく。この状態で上記第二
ホルダ筒を上記第一ホルダ筒に近付ける事により、この
第二ホルダ筒の内側に上記内輪相当部材の他半部が挿入
される。そこで、この内輪相当部材の外周面に形成され
た複列の内輪軌道の内、上記他半部に形成された他方の
内輪軌道を、上記複数の第二ホルダ孔に整合させる。
【0024】次いで、上記第二押し付け筒を軸方向一端
側に変位させて、この第二押し付け筒内周面の第二傾斜
面により、上記複数の第二玉を各第二ホルダ孔の内側
で、第二ホルダ筒の直径方向内側に変位させ、各第二玉
を、上記他方の内輪軌道に押し付ける。
【0025】この様にして、複数の第一玉を一方の内輪
軌道に、複数の第二玉を他方の内輪軌道に、それぞれ押
し付けたならば、上記駆動機構により、第一押し付け筒
と第二押し付け筒とを軸方向に亙り相対的に移動させ
る。上記第一玉を一方の内輪軌道に押し付けている第一
傾斜面と、上記第二玉を他方の内輪軌道に押し付けてい
る第二傾斜面とは、それぞれ複列玉軸受を構成する外輪
内周面の外輪軌道と同様に傾斜している為、上記第一玉
と第二玉とは、それぞれの内輪軌道に対して所定の接触
角で接触する。
【0026】そこで、測距手段により、上記第一押し付
け筒と第二押し付け筒との距離を測定する。この様な距
離測定作業は、予め複列の内輪軌道のピッチが解った内
輪相当部材(標準品)で行なって、上記測距手段の指示
値を記録しておく。そして、この記録した値と、上記ピ
ッチを求めるべき内輪相当部材(被測定品)を本発明装
置にセットした場合に於ける、上記測距手段の指示値と
を比較する(加減する)事で、上記被測定品のピッチを
求める。
【0027】
【実施例】図1〜5は本発明の第一実施例を示してい
る。基台27の上面には下部ピストン28を、鉛直方向
に亙り固定している。この下部ピストン28の上下方向
中間部外周面には鍔部29を設け、この鍔部29の周囲
に下部シリンダ30を、昇降自在に外嵌している。この
下部シリンダ30は、内周面上部に設けた小径部31を
上記下部ピストン28の上端部外周面に、下端開口部に
固定した円輪状の蓋体50の内周縁を上記下部ピストン
28の下部外周面に、それぞれ気密を保持した状態で摺
接させている。又、上記鍔部29の外周縁と下部シリン
ダ30の内周面とも、気密を保持した状態で摺接させて
いる。従って、下部ピストン28の外周面と下部シリン
ダ30の内周面との間に存在する空間に、上記鍔部29
の上側に於いて圧縮空気を送り込むと、上記下部シリン
ダ30が上昇し、鍔部29の下側に於いて圧縮空気を送
り込むと、上記下部シリンダ30が下降する。
【0028】又、上記下部ピストン28の中心部には、
上下方向に亙って、断面円形の貫通孔32を形成してい
る。そしてこの貫通孔32内に、断面円形のロッド33
を、昇降並びに回転を自在として挿入している。このロ
ッド33の下端部は下部昇降シリンダ34の出力ロッド
35の上端部に、この出力ロッド35に対する回転を自
在として、結合している。従って、この下部昇降シリン
ダ34への圧縮空気の給排に基づき、上記ロッド33が
昇降する。又、図示は省略したが、上記ロッド33は、
駆動モータへの通電に基づき、上記貫通孔32内で回転
する。
【0029】又、上記下部ピストン28の上端面には係
止凹部36を設け、この係止凹部36内に、第一ホルダ
筒37下端部の係止鍔部38を係合させている。この第
一ホルダ筒37の内側には、内輪相当部材であり、その
外周面に複列の内輪軌道20、20を形成した、軸19
の下半部を挿入自在である。
【0030】上記第一ホルダ筒37の上部で、上記軸1
9の外周面に形成された複列の内輪軌道20、20の
内、下方の内輪軌道20と対向し得る部分の円周方向3
箇所以上(例えば6個所)には第一ホルダ孔39、39
を、互いに等間隔に形成している。それぞれが円形の第
一ホルダ孔39、39は、半径方向外方に向かう程下方
に向かう方向に傾斜させている。そして、この様な各第
一ホルダ孔39、39内に第一玉40、40を、それぞ
れ1個ずつ保持している。
【0031】各第一玉40、40は、前記図8の複列玉
軸受21に組み込まれた玉6、6と同じものを使用し、
上記各第一ホルダ孔39、39内に、上記第一ホルダ筒
37の直径方向に亙る変位を自在として、保持されてい
る。但し、上述の様に上記各第一ホルダ孔39、39
は、外方に向かう程低くなる様に傾斜している為、外力
(具体的には、次述する第一押し付け筒41による押圧
力)が働かない限り、図2に示す様に、上記第一ホルダ
筒37の直径方向外方に変位して、第一ホルダ筒37の
内周面から突出する事はない。
【0032】第一変位機構である、前記下部シリンダ3
0の上端面には、円筒状の第一押し付け筒41を固定
し、この第一押し付け筒41の内周面を、上記複数の第
一玉40、40に対向させている。この第一押し付け筒
41の内周面は、軸方向、即ち上下方向に亙って内径が
変化し、上方に向かう程内径が小さくなる第一傾斜面4
2としている。又、この第一傾斜面42の上端部には、
前記図8の複列玉軸受21に組み込まれた外輪3内周面
の外輪軌道2と同様の、第一基準押圧面43を形成して
いる。
【0033】一方、前記基台27に対して固定の鉛直壁
44には、ホルダ45が、図示しない駆動機構により、
昇降自在に設けられている。そして、このホルダ45の
先端部に上部ピストン46を、前記下部ピストン28と
同軸に、鉛直方向に亙り支持固定している。この上部ピ
ストン46の上下方向中間部外周面には鍔部47を設
け、この鍔部47の周囲に上部シリンダ48を、昇降自
在に外嵌している。この上部シリンダ48は、内周面中
間部に設けた内向フランジ部49を上記上部ピストン4
6の下端部外周面に、上端開口部に固定した円輪状の蓋
体51の内周縁を上記上部ピストン46の上部外周面
に、それぞれ気密を保持した状態で摺接させている。
又、上記鍔部47の外周縁と上部シリンダ48の内周面
とも、気密を保持した状態で摺接させている。
【0034】従って、上部ピストン46の外周面と上部
シリンダ48の内周面との間に存在する空間に、上記鍔
部47の上側に於いて圧縮空気を送り込むと、上記上部
シリンダ48が上昇し、鍔部47の下側に於いて圧縮空
気を送り込むと、上記上部シリンダ48が下降する。
【0035】又、上記上部ピストン46の中心部には、
上下方向に亙って、断面円形の貫通孔52を形成してい
る。そしてこの貫通孔52内に、断面円形のロッド53
を、昇降自在に挿入している。このロッド53の上端部
は上部昇降シリンダ54の出力ロッド55の下端部に、
継手56を介して結合している。従って、この上部昇降
シリンダ54への圧縮空気の給排に基づき、上記ロッド
53が昇降する。
【0036】但し、上記継手56は、ロッド53と出力
ロッド55との間での若干の相対的変位を自在とする構
造の為、図4に示す様に、出力ロッド55を下方に突き
出した状態のまま、上記ロッド53を上昇させられる。
【0037】上記上部ピストン46の下端面には係止凹
部57を設け、この係止凹部57内に、第二ホルダ筒5
8上端部の係止鍔部59を係合させている。この第二ホ
ルダ筒58は、その内側に軸19の上半部を挿入自在な
内径を有する。
【0038】上記第二ホルダ筒58の下部で、上記軸1
9の外周面に形成された複列の内輪軌道20、20の
内、上方の内輪軌道20と対向し得る部分の円周方向3
箇所以上(例えば6個所)には、第二ホルダ孔60、6
0を、互いに等間隔に形成している。それぞれが円形の
第二ホルダ孔60、60は、前記第一ホルダ孔39、3
9と同様に、半径方向外方に向かう程下方に向かう方向
に傾斜させている。そして、この様な各第二ホルダ孔6
0、60内に第二玉61、61を、それぞれ1個ずつ保
持している。
【0039】各第二玉61、61は、やはり前記第一玉
40、40と同様に、前記図8の複列玉軸受21に組み
込まれた玉6、6と同じものを使用し、上記各第二ホル
ダ孔60、60内に、上記第二ホルダ筒58の内外方向
に亙る変位を自在として、保持されている。但し、上述
の様に上記各第二ホルダ孔60、60は、外方に向かう
程低くなる様に傾斜している為、外力(具体的には、次
述する第二押し付け筒62による押圧力)が働かない限
り、図2〜4に示す様に、上記第二ホルダ筒58の直径
方向外方に変位して、第二ホルダ筒58の内周面から突
出する事はない。
【0040】第二変位機構である前記上部シリンダ48
の下部に設けられた、ガイドシリンダ部63の内側に
は、円筒状の第二押し付け筒62の上端部に形成した鍔
部64を、昇降自在に嵌装している。上記ガイドシリン
ダ部63の下端部内周縁には、係止フランジ部65を形
成しており、この係止フランジ部65の上面と上記鍔部
64の下面との間に、圧縮ばね66を設けている。この
圧縮ばね66は、前記図8に示した複列玉軸受21に於
いて、各玉6、6に付与される予圧に見合う弾力を有す
る。
【0041】上述の様にして、上記上部シリンダ48の
下部に支持された第二押し付け筒62の内周面を、上記
複数の第二玉61、61に対向させている。この第二押
し付け筒62の内周面は、軸方向、即ち上下方向に亙っ
て内径が変化し、下方に向かう程内径が小さくなる第二
傾斜面67としている。この第二傾斜面67の下端部に
は、前記図8の複列玉軸受21に組み込まれた外輪3内
周面の外輪軌道2と同様の、第二基準押圧面68を形成
している。
【0042】更に、前記下部シリンダ30の円周上3個
所以上に、互いに等間隔に支持されたコンパレータ69
(図1に1個のみ記載。他の図面には省略。)の測定端
子を、上記第二押し付け筒62の下端面に対向させて、
前記第一押し付け筒41と第二押し付け筒62との距離
を測定する為の、測距手段を構成している。
【0043】上述の様に構成される、本発明の複列玉軸
受の内輪軌道のピッチを測定する装置により、軸19の
外周面に形成された複列の内輪軌道20、20のピッチ
Pを測定する場合、次の様にして行なう。
【0044】測定装置の待機状態に於いては、図2に示
す様に、下部シリンダ30を上昇させる事で、第一押し
付け筒41を軸方向上端側に変位させ、第一ホルダ筒3
7の複数の第一ホルダ孔39、39の内側に保持された
第一玉40、40を、上記第一ホルダ筒37の外側に変
位させておく。又、下部昇降シリンダ34によりロッド
33を上昇させて、このロッド33の上端部を上記複数
の第一ホルダ孔39、39の内側に迄上昇させ、上記第
一玉40、40が上記第一ホルダ筒37の内側に脱落す
るのを防止する。
【0045】測定作業を行なう場合、図2に示した待機
状態のまま、上記第一ホルダ筒37の内側に上記軸19
の下端部を挿入し、この軸19の下面を上記ロッド33
の上面に突き合わせる。次いで、図3に示す様に、前記
下部昇降シリンダ34によりロッド33を下降させる事
で、上記軸19を下降させ、この軸19の外周面に形成
された複列の内輪軌道20、20の内、下半部に形成さ
れた一方の内輪軌道20を、上記複数の第一ホルダ孔3
9、39に整合させる。この際、図示しない駆動機構に
よってホルダ45を上昇させる事により、第二ホルダ筒
58を第一ホルダ筒37から遠ざけて、この第二ホルダ
筒58が軸19の下端部を第一ホルダ筒37内に挿入す
る作業の邪魔にならない様にしておく。
【0046】次いで、それ迄上昇していた下部シリンダ
30を下降させる事により、第一押し付け筒41を下降
させて、この第一押し付け筒41内周面の第一傾斜面4
2により、上記複数の第一玉40、40を各第一ホルダ
孔39、39の内側で、第一ホルダ筒37の直径方向内
側に変位させ、各第一玉40、40を、上記一方の内輪
軌道20に押し付ける。
【0047】次いで、図示しない駆動機構によってホル
ダ45を下降させ、第一ホルダ筒37から遠ざけられて
いた第二ホルダ筒58を、図4に示す様に、第一ホルダ
筒37に近付ける。この際、上部シリンダ48を下降し
たままとして、第二押し付け筒62を下端側に位置さ
せ、上記第二ホルダ筒58の複数の第二ホルダ孔60、
60の内側に保持された第二玉61、61を、各第二ホ
ルダ孔60、60の内側で、上記第二ホルダ筒58の直
径方向外側に変位させておく。又、上部昇降シリンダ5
4の出力ロッド55を下方に突き出し、ロッド53を下
降させておき、このロッド53の下端部を上記第二ホル
ダ孔60、60の内側に位置させて、各第二ホルダ孔6
0、60の内側から上記第二玉61、61が、不用意に
脱落する事のない様にしておく。
【0048】上述の様に、第二玉61、61を第二ホル
ダ孔60、60の内側で、上記第二ホルダ筒58の直径
方向外側に変位させた状態で、前記ホルダ45を下降さ
せる事で上記第二ホルダ筒58を下降させ、上記第一ホ
ルダ筒37に近付けると、図4に示す様に、上記ロッド
53を上方に押し上げつつ、この第二ホルダ筒58の内
側に上記軸19の上端部が挿入される。尚、この際、上
部昇降シリンダ54は、上記ホルダ45と共に下降す
る。そこで、前記駆動機構の駆動量を調節する事によ
り、この軸19の外周面に形成された複列の内輪軌道2
0、20の内、上半部に形成された内輪軌道20を、上
記複数の第二ホルダ孔60、60に整合させる。
【0049】次いで、図1に示す様に、上部シリンダ4
8により第二押し付け筒62を上端側に変位させて、こ
の第二押し付け筒62内周面の第二傾斜面67により上
記複数の第二玉61、61を、各第二ホルダ孔60、6
0の内側で、上記第二ホルダ筒58の直径方向内側に変
位させ、各第二玉61、61を、上記内輪軌道20に押
し付ける。
【0050】この様にして、複数の第一玉40、40を
下側の内輪軌道20に、複数の第二玉61、61を上側
の内輪軌道20に、それぞれ押し付けたならば、上記駆
動機構を再び作動させて、上部ピストン46を少し上昇
させ、それ迄当接していた第二押し付け筒62上端部の
鍔部64上面と、上部シリンダ48内周面の内向フラン
ジ部49下面とを離隔させる。この結果、上記第二押し
付け筒62は、圧縮ばね66の弾力によって上方に変位
する傾向となる。即ち、この圧縮ばね66の弾力によ
り、第一押し付け筒41と第二押し付け筒62とが、軸
方向に亙って離れる傾向となる。
【0051】この様な図1に示した状態で、上記複数の
第一玉40、40を下側の内輪軌道20に押し付ける、
第一傾斜面42上端部の第一基準押圧面43と、上記複
数の第二玉61、61を上側の内輪軌道20に押し付
け、第二傾斜面67下端部の第二基準押圧面68とは、
それぞれ複列玉軸受を構成する外輪3内周面の外輪軌道
2、2(図8参照)と同様に傾斜している為、上記第一
玉40、40と第二玉61、61とは、それぞれの内輪
軌道20、20に対して所定の接触角θで接触する。
【0052】そこで、測距手段を構成するコンパレータ
69により、上記第一押し付け筒41と第二押し付け筒
62との距離を測定する。実際の場合には、前述の様に
円周上に等間隔に設けた複数個のコンパレータ69の測
定値を平均する。この様な距離測定作業は、予め複列の
内輪軌道20、20のピッチPが解った軸19(標準
品)で行なって、上記コンパレータ69の指示値を、マ
イクロコンピュータ等に記録しておく。そして、この記
録した値と、上記ピッチPを求めるべき軸19(被測定
品)を本発明装置にセットした場合に於ける、上記コン
パレータ69の指示値とを比較する(加減する)事で、
上記被測定品のピッチPを求める。
【0053】尚、上記コンパレータ69による測定作業
を行なう際には、上部昇降シリンダ54によりロッド5
3を上昇させる事で、このロッド53の下端面と軸19
の上端面とを離隔させ、上記ロッド53の存在が測定値
(上記コンパレータ69の指示値)に影響を及ぼさない
様にする。又、測定作業の際には軸19を回転させて、
各内輪軌道20、20と第一玉40、40及び第二玉6
1、61とを馴染ませ、複列玉軸受の使用状態に即した
状態で、前記ピッチPを測定する。
【0054】測定作業を終了したならば、上記と逆の手
順で、本発明の測定装置から軸19を取り出し、別の軸
19(被測定品)を測定装置にセットする事で、測定作
業を行なう。
【0055】次に、図5は本発明の第二実施例を示して
いる。上述の第一実施例が、接触角θの方向が図8
(A)に示す様に、内側に向かう程広がる方向の場合に
於けるピッチPを測定する構造であるのに対して、この
第二実施例は、接触角θの方向が、同図(B)に示す様
に、外側に向かう程広がる方向の場合に於けるピッチP
を測定する構造となっている。
【0056】この様な接触角θの方向の相違に合わせて
本実施例の場合、上述の第一実施例の場合とは逆に、測
定時に第一押し付け筒41が上昇する傾向となり、第二
押し付け筒62が下降する傾向となる様にしている。そ
の他、基本的な構成及び作用は、上述の第一実施例とほ
ぼ同様である為、重複する説明を省略する。
【0057】尚、本発明の装置により内輪軌道のピッチ
を測定される内輪相当部材は、図示の実施例の様な軸1
9に限定されず、円筒状の内輪でも良い事は勿論であ
る。
【0058】
【発明の効果】本発明の複列玉軸受の内輪軌道のピッチ
を測定する装置は、以上に述べた通り構成され作用する
為、単一の軸に形成された複列の内輪軌道のピッチを、
一挙動で、且つ正確に求める事が出来る。この結果、複
列玉軸受の製造誤差の縮小を図る事が出来、耐久性、信
頼性を含む性能の優れた複列玉軸受を、安定して提供す
る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の全体構成を、ピッチ測定
時の状態で示す縦断側面図。
【図2】同じく、準備作業の第一段階の状態で示す縦断
側面図。
【図3】同じく、準備作業の第二段階の状態で示す縦断
側面図。
【図4】同じく、準備作業の第三段階の状態で示す縦断
側面図。
【図5】本発明の第二実施例の全体構成を、ピッチ測定
時の状態で示す縦断側面図。
【図6】内輪分割型の複列玉軸受の2例を示す断面図。
【図7】分割型内輪のピッチを測定する、従来の測定方
法を示す縦断面図。
【図8】単一の軸に複列の内輪軌道を形成した複列玉軸
受の2例を示す断面図。
【図9】従来のピッチ測定方法の別例を示す側面図。
【符号の説明】
1 複列玉軸受 2 外輪軌道 3 外輪 4 内輪軌道 5 内輪 6 玉 7 肩部 8 基準面 9 定盤 10 保持器 11 玉 12 傾斜面 13 抑え筒 14 通孔 15 ロッド 16 抑え板 17 コンパレータ 18 コンパレータ 19 軸 20 内輪軌道 21 複列玉軸受 22 ホルダ 23 昇降ブロック 24 平行板ばね 25 押し付けブロック 26 コンパレータ 27 基台 28 下部ピストン 29 鍔部 30 下部シリンダ 31 小径部 32 貫通孔 33 ロッド 34 下部昇降シリンダ 35 出力ロッド 36 係止凹部 37 第一ホルダ筒 38 係止鍔部 39 第一ホルダ孔 40 第一玉 41 第一押し付け筒 42 第一傾斜面 43 第一基準押圧面 44 鉛直壁 45 ホルダ 46 上部ピストン 47 鍔部 48 上部シリンダ 49 内向フランジ部 50 蓋体 51 蓋体 52 貫通孔 53 ロッド 54 上部昇降シリンダ 55 出力ロッド 56 継手 57 係止凹部 58 第二ホルダ筒 59 係止鍔部 60 第二ホルダ孔 61 第二玉 62 第二押し付け筒 63 ガイドシリンダ部 64 鍔部 65 係止フランジ部 66 圧縮ばね 67 第二傾斜面 68 第二基準押圧面 69 コンパレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪相当部材の内周面に形成された複列
    の外輪軌道と、単一の内輪相当部材の外周面に形成され
    た複列の内輪軌道との間に、それぞれ複数個の玉を転動
    自在に装着して成る複列玉軸受を構成する複数の玉が、
    上記内輪軌道に当接する部分の中心同士の距離を測定す
    る、複列玉軸受の内輪軌道のピッチを測定する装置であ
    って、内側に上記内輪相当部材の片半部を挿入自在な第
    一ホルダ筒と、この第一ホルダ筒の一部で、上記内輪相
    当部材の外周面に形成された複列の内輪軌道の内、一方
    の内輪軌道と対向し得る部分の円周方向3箇所以上に形
    成された第一ホルダ孔と、上記第一ホルダ筒の直径方向
    に亙る変位を自在として、各第一ホルダ孔の内側に保持
    された複数の第一玉と、内周面を軸方向に亙って内径が
    変化する第一傾斜面とし、上記第一ホルダ筒の周囲に、
    軸方向に亙る変位を自在として設けられた第一押し付け
    筒と、この第一押し付け筒を軸方向に亙って変位させる
    為の第一変位機構と、上記第一ホルダ筒と同軸上に設け
    られ、内側に上記内輪相当部材の他半部を挿入自在な第
    二ホルダ筒と、この第二ホルダ筒の一部で、上記内輪相
    当部材の外周面に形成された複列の内輪軌道の内、他方
    の内輪軌道と対向し得る部分の円周方向3箇所以上に形
    成された第二ホルダ孔と、上記第二ホルダ筒の直径方向
    に亙る変位を自在として、各第二ホルダ孔の内側に保持
    された複数の第二玉と、内周面を軸方向に亙って内径が
    変化する第二傾斜面とし、上記第二ホルダ筒の周囲に、
    軸方向に亙る変位を自在として設けられた第二押し付け
    筒と、この第二押し付け筒を軸方向に亙って変位させる
    為の第二変位機構と、上記第二ホルダ筒及び第二押し付
    け筒を、上記第一ホルダ筒及び第一押し付け筒に対して
    遠近動させる為の駆動機構と、上記第一押し付け筒と第
    二押し付け筒との距離を測定する為の測距手段とから成
    る複列玉軸受の内輪軌道のピッチを測定する装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110260834A (zh) * 2019-06-28 2019-09-20 无锡双益精密机械有限公司 双列角接触球轴承外圈测量结构

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