JPH0558141A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH0558141A
JPH0558141A JP8443791A JP8443791A JPH0558141A JP H0558141 A JPH0558141 A JP H0558141A JP 8443791 A JP8443791 A JP 8443791A JP 8443791 A JP8443791 A JP 8443791A JP H0558141 A JPH0558141 A JP H0558141A
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JP
Japan
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air
occupant
sensor
passenger
thermal load
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Pending
Application number
JP8443791A
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English (en)
Inventor
Hideo Takahashi
日出雄 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 渋滞などで低速走行を余儀なくされエアコン
機能が低下したような場合に、後席乗員の温冷感を改善
するために、前席乗員の温冷感が犠牲にならないように
制御する点にある。 【構成】 後席乗員の有無を検出する乗員センサ1と、
前席乗員の近傍熱負荷を検出する熱負荷センサ2と、こ
れらセンサからの検出信号が入力されるコントロール装
置3とを備え、乗員センサ1が後席乗員を検出すると共
に、所定の車速に達してないか又は内気導入になってお
り、且つ上記熱負荷センサ2が所定範囲の値から外れた
熱負荷を検出したときに、前記コントロール装置3から
の制御信号により前席乗員の近傍に設けられている吹出
口4に空調空気を送る送風機13の印加電圧を上げる一
方、印加電圧を上げたことにより風量が増加した分吹出
口4からの空気温度の供給熱量を減少させる方向にエア
ミックスドア14の開閉を補正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和装置に
係り、特に後席に乗員が居る場合に前席乗員と後席乗員
の両方に対して調和のとれた空調を行えるようにした車
両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用空気調和装置とし
ては、例えば図5に示したものが知られている(特開昭
59−143713号公報参照)。これは車内温度と乗
車率を検出して室内ファンの運転を制御するものであ
り、スタートしてステップ101でイニシャライズし、
次いで車内温度および乗車率を検出したのち(ステップ
102)、乗車率の範囲を決める判定を行ない(ステッ
プ103)、この範囲に基づいて室内ファンの運転設定
温度を決定する(ステップ104)。次いで、車内温度
が設定温度以上になっているか否かを判別し(ステップ
105)、設定温度以上の時には室内ファンを運転し
(ステップ106)、タイマにより一定時間カウントし
たのち(ステップ107)、ステップ102に戻り上述
のルーチンを繰り返す。なお、ステップ105において
車内温度が設定温度以下の場合には、室内ファンの運転
は停止状態を保つようにする(ステップ108)。図6
は上記空気調和装置における車内温度および乗車率に対
する室内ファンの運転・非運転領域を示したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷房時また
は暖房時における空気調和装置の吹出風は、前席乗員の
胸元や足元に向けて吹き出されるために、前席乗員と後
席乗員との温冷感覚は一般に異なっている。それ故、上
述したように車室内全体を一つの熱負荷対象とし、乗車
率の増加による車室温度の上昇によって室内ファンの運
転を制御する手段では、前後席乗員の個別の温冷感覚が
無視されてしまい、後席乗員の温冷感を改善しようとす
ると、逆に前席乗員の温冷感が悪化してしまうといった
問題があった。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする技術的
課題は、前席乗員が不快を感じない範囲で後席乗員の温
冷感を改善できるようにした点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するため、図1に示したように、後席乗員の有
無を検出する乗員センサ1と、前席乗員の近傍熱負荷を
検出する熱負荷センサ2と、これらセンサからの検出信
号が入力されるコントロール装置3とを備え、乗員セン
サ1が後席の乗員を検出すると共に、所定の車速に達し
てないか又は内気導入になっており、且つ上記熱負荷セ
ンサ2が所定範囲の値から外れた熱負荷を検出したとき
に、前記コントロール装置3からの制御信号により前席
乗員の近傍に設けられている吹出口4に空調空気を送る
送風機13の印加電圧を上げる一方、印加電圧を上げる
ことにより風量が増加した分吹出口4からの空気温度の
供給熱量を減少させる方向にエアミックスドア14の開
閉を補正するようにした車両用空気調和装置を手段とす
る。
【0006】
【作用】上述の手段によれば、車速の低下などによって
エアコン機能が低下し、後席乗員の快適性が特に損なわ
れるような場合に、吹出口からの風量を増加させて後席
乗員の周りに気流を形成することによって快適性を向上
させると共に、風量増加に伴なう供給熱量を吹出空気温
度の調整により減少させ、前席乗員には誘引風の導入に
よって不快になるといったこともない。
【0007】
【実施例】図2は本発明に係る車両用空気調和装置の一
構成例を示したものであり、符号1は後席5のシートク
ッション上に設けられた乗員センサ、2はインストルパ
ネル6の右端の吹出口4の近傍に設けられた熱負荷セン
サ、3はコントロール装置であって、前記乗員センサ1
及び熱負荷センサ2からの検出信号の他に、室温検出器
7、外気温検出器8、日射量検出器9、車速検出器1
0、室温設定器11およびエアインテークドアの位置検
出器12からの信号が入力される。また、コントロール
装置3からは上記各種の検出からの信号に基づいた制御
信号が吹出口4への送風量をコントロールする送風機1
3および吹出口4からの空気温度をコントロールするエ
アミックスドア14の駆動装置15に出力される。
【0008】図3は、上記車両用空気調和装置の制御手
段を示すフローチャートである。この制御手段では、ス
タ−ト後のステップ201において上述した各センサ及
び各検出器からの検出値が入力される。次に、ステップ
202で後席乗員の有無を判別し、有りと判断したとき
にはステップ203で車速が予め設定した所定車速、例
えば40km/h以下になっているか否かを判別する。
そして、40km/h以下であるとき又は40km/h
以上であってもエアインテークドアが内気導入の状態に
なっているときには(ステップ204)、次のステップ
205において、空気調和装置が冷房状態になっている
か否かを判別し(ステップ205)、冷房状態のときに
は熱負荷センサ2からの検出信号に基づいて前席近傍の
空気温度が40℃以下であるか否かを判別する(ステッ
プ206)。そして、40℃以下であれば吹出口4から
の風量を増しても誘引風によって前席乗員の温冷感が暑
さを感ずる側に悪化しないものと判断し、送風機13の
印加電圧を高くする方向に補正すると共に(ステップ2
07)、エアミックスドア14の駆動装置15に制御信
号を出力して吹出口4からの吹出温度を上げる方向に補
正する(ステップ208)。このように送風機13の印
加電圧及びエアミックスドア14の開閉を補正すること
により、車速が低下したり長時間の内気導入で冷房効果
が下がり、特に後席の乗員が不快を感ずるような場合
に、前席乗員には吹出温度を上げることにより、吹出口
4からの風量が増加したことによって生ずる誘引風での
不快感をなくし、後席乗員には吹出風が後席まで達して
周りに空気流が形成されることによる快適性を向上させ
ることができる。
【0009】一方、上記ステップ205において、冷房
状態になっていないときは暖房状態であると判断し、熱
負荷センサ2からの検出信号に基づいて前席近傍の空気
温度が20℃以上になっているかを否かを判別する(ス
テップ209)。そして、20℃以上であれば吹出口4
からの風量を増しても誘引風によって前席乗員の温冷感
が寒さを感ずる側に悪化しないものと判断し、送風機1
3の印加電圧を高くする方向に補正すると共に(ステッ
プ210)、エアミックスドア14の駆動装置15に制
御信号を出力して吹出口4からの吹出温度を下げる方向
に補正する(ステップ211)。従って、この場合には
前席乗員には吹出温度を下げることにより、吹出口4か
らの風量が増加したことによって生ずる誘引風での不快
感をなくし、後席乗員には吹出風が後席まで達して周り
に空気流が形成されることによる快適性を向上させるこ
とができる。なお、ステップ202,204,206,
209において、否の判別結果となった場合には通常の
印加電圧が送風機13に設定され(ステップ212)、
また通常の吹出空気温度となるようにエアミックスドア
14の駆動装置15に制御信号が出力される(ステップ
213)。
【0010】図4は本考案の第2実施例を示したもので
あり、吹出口4からの風量を増加したときにその誘引風
によって不快を感じることのない乗員近傍の空気温度
を、設定温度により判別させるようにしたものである。
即ち、この実施例では乗員が心地よいと感ずる誘因限界
温度が冷房時や暖房時の設定温度によって異なることに
着目し、ステップ305の次段に、冷房時および暖房時
においてそれぞれ設定温度に応じた誘引限界温度を算出
するステップ306,307と、その算出温度が前席近
傍の熱負荷温度より大きいか否か、また小さいか否かを
それぞれ判別するステップ308,309を新たに設け
たものである。なお、ステップ301〜ステップ305
は、上記実施例のステップ201〜ステップ205と同
じであり、またステップ310〜ステップ315は、上
記実施例のステップ207〜ステップ208及びステッ
プ210〜ステップ213と同じである。従って、この
実施例では熱負荷温度を設定温度により変化させるよう
にしたので、より木目の細かい制御が可能となり、前席
近傍の熱負荷温度を一義的に決めていた上記第1実施例
に比べて、熱負荷条件による不快領域を少なくすること
ができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用空気調和装置によれば、車速が低下したり内気導入な
どにより空気調和装置のエアコン機能が低下したような
場合でも、前席乗員と後席乗員のそれぞれ異なる温冷感
に対応した空気調和装置の運転が可能となり、前席乗員
を誘引風の導入により不快にするといったこともなく、
また後席乗員の周りに気流を形成することによって快適
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図を示すブロック図である。
【図2】本発明の一構成例を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すコントロール装置の
フローチャート図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すコントロール装置の
フローチャート図である。
【図5】従来における車両用空気調和装置の制御手段を
示すフローチャート図である。
【図6】室内ファンのオン・オフ領域を示す図である。
【符号の説明】
1 乗員センサ 2 熱負荷センサ 3 コントロール装置 4 吹出口 13 送風機 14 エアミックスドア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後席乗員の有無を検出する乗員センサ
    と、前席乗員の近傍熱負荷を検出する熱負荷センサと、
    これらセンサからの検出信号が入力されるコントロール
    装置とを備え、乗員センサが後席の乗員を検出すると共
    に、所定の車速に達してないか又は内気導入になってお
    り、且つ上記熱負荷センサが所定範囲の値から外れた熱
    負荷を検出したときに、前記コントロール装置からの制
    御信号により前席乗員の近傍に設けられている吹出口に
    空調空気を送る送風機の印加電圧を上げる一方、印加電
    圧を上げることにより風量が増加した分吹出口からの空
    気温度の供給熱量を減少させる方向にエアミックスドア
    の開閉を補正したことを特徴とする車両用空気調和装
    置。
JP8443791A 1991-03-26 1991-03-26 車両用空気調和装置 Pending JPH0558141A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5059559A (en) * 1987-11-02 1991-10-22 Hitachi, Ltd. Method of aligning and bonding tab inner leads
JP2012162197A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Denso Corp シート空調装置を備えた車両用空調装置
JP2016011046A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 三菱電機株式会社 空調制御装置、空調装置および空調制御方法

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US9744889B2 (en) 2011-02-08 2017-08-29 Denso Corporation Vehicle air-conditioning system provided with seat air-conditioning unit
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