JPH0555529U - セラミック電子部品 - Google Patents

セラミック電子部品

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JPH0555529U
JPH0555529U JP10616991U JP10616991U JPH0555529U JP H0555529 U JPH0555529 U JP H0555529U JP 10616991 U JP10616991 U JP 10616991U JP 10616991 U JP10616991 U JP 10616991U JP H0555529 U JPH0555529 U JP H0555529U
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JP
Japan
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ceramic
plating
electronic component
sintered body
ceramic electronic
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Pending
Application number
JP10616991U
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English (en)
Inventor
恵造 山本
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性及び気密性に優れたセラミック材料を
用いて構成されており、かつ三次元的な回路網を構成す
るのに適したセラミック電子部品を得る。 【構成】 要メッキ部分がメッキされることを可能とす
る触媒的なセラミック材料により構成されており、メッ
キ不要部分がメッキ不可能なセラミック材料により構成
されたセラミック焼結体20において、上記要メッキ部
分に無電解メッキにより電極21a,21b,22〜2
4を形成してなる、セラミック電子部品。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、三次元的な形状を有し、かつ表面に導電材が付与されたセラミック 電子部品に関し、例えば立体的な形状を有するセラミック複合回路基板等に用い るのに適したセラミック電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の複合回路用セラミック基板を示す斜視図である。セラミック基 板1は、高さの異なる第1,第2の平面部1a,1bを有する。そして、第1の 平面部1aと第2の平面部1bとは傾斜面1cで連結されており、上記第1,第 2の平面部1a,1b及び傾斜面1c並びに傾斜面1d上を通過するように導電 路2,3が形成されている。 ところで、上記のようなセラミック基板1を得るにあたり、導電路2,3は導 電性材料を印刷することにより形成されていた。印刷法では、垂直方向に延びる 面には導電性ペーストを正確に印刷して導電路を形成することができないため、 図示のような傾斜面1c,1dを設けざるを得なかった。 また、このような立体的な形状を有するセラミック基板1においては、スルー ホール電極により異なる高さ位置に形成された導電路部分間を電気的に接続する ことも困難である。さらに、図示のような比較的複雑な形状を有するセラミック 基板1上に導電路2,3を無電解メッキ法により形成することができれば好まし いが、マスキングが困難であるため、無電解メッキ法により導電路2,3を形成 することは非常に困難であった。
【0003】 従って、図示のように傾斜面1c,1dを形成し、印刷法によりその上に導電 路を形成することにより、異なる高さ位置にある導電路部分を接続していた。そ の結果、セラミック基板1の平面形状が大きくならざるを得なかった。 他方、特開昭63−128181号には、複雑な立体形状を有する基板に導電 路を簡単かつ確実に形成し得る方法が提案されている。ここでは、合成樹脂の1 次成形品の表面を粗し、しかる後メッキされる部分にパラジウム粉末あるいは金 粉末等を付与することにより触媒性を与え、該触媒性が与えられた部分を露出さ せるように1次成形品に基づいて2次成形品を成形し、しかる後得られた2次成 形品をメッキする方法が開示されている。 特開昭63−128181号に開示されている方法によれば、三次元的な形状 を有する比較的複雑な基板において、所望の導電路を確実にメッキ法により形成 することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭63−128181号では、基板材料が合成樹脂で構成 されており、従って耐熱性の点で難があった。例えば、耐熱性に優れた樹脂を用 いたとしても、融点は高だか290〜300℃程度であるため、十分な耐熱性を 発揮し得る複合回路基板を得ることは困難であった。 のみならず、1次成形品と2次成形品との間の密着強度が十分でなく、従って 気密性が要求される電子部品用パッケージを構成するような用途には利用するこ とができなかった。
【0005】 本考案の目的は、表面に導電材が付与された三次元的な形状を有する電子部品 を構成するのに適しており、かつ耐熱性及び気密性に優れたセラミック電子部品 を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のセラミック電子部品は、要メッキ部分がメッキされることを可能とす る触媒的なセラミック材料により構成されており、メッキ不要部分がメッキ不可 能なセラミック材料により構成されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼結 体の要メッキ部分に無電解メッキにより付与された導電材とを備えることを特徴 とする、セラミック電子部品である。
【0007】
【作用】 本考案のセラミック電子部品は、セラミック材料により構成されたセラミック 焼結体を用いているため、耐熱性及び気密性に優れる。 セラミック焼結体が、メッキ可能な触媒的なセラミック材料と、メッキ不可能 なセラミック材料とにより構成されており、要メッキ部分に導電材がメッキによ り付与されているため、セラミック焼結体の立体形状が比較的複雑であっても、 無電解メッキにより導電材が確実に該セラミック焼結体の所望の部分に形成され ている。
【0008】
【実施例の説明】
以下、本考案の一実施例にかかるセラミック電子部品の製造方法及び構造を説 明することにより、本考案を明らかにする。 本実施例のセラミック電子部品を得るにあたって、まず、図3に示すセラミッ ク生成形体11を用意する。セラミック生成形体11は、側方から見た場合に略 L字状の第1の部分12と、平板上の第2の部分13とを有する。第1の部分1 2は、誘電体セラミック粉末、合成樹脂バインダー及びめっき性を付与するため の触媒を含む組成物を成形することにより構成されている。第2の部分13は、 磁性体セラミック粉末、合成樹脂バインダー及びめっき性を含む組成物を成形す ることにより構成されている。上記第1,第2の部分12,13は、含有されて いる合成樹脂バインダーの粘着力により図示のように仮接合されている。
【0009】 なお、第1の部分12の外表面には、帯状***部14a,14b〜16が、第 2の部分13の上面には、帯状***部17が形成されている。なお、帯状***部 17の上面から第2の部分13の下面に至るように金属ワイヤ18が埋め込まれ る。帯状***部14aは、第1の部分12の図示されていない側の側面12a側 に至るように形成されている。 上記めっき性を付与するための触媒としては、パラジウムまたは金等の触媒を 用いることができ、それによって第1,第2の部分12,13の外表面を無電解 メッキ可能な触媒的表面とすることができる。
【0010】 次に、図3に示したセラミック生成形体11を、成形型内に配置し、セラミッ ク粉末及び合成樹脂バインダーを含む成形材料を流し込み、帯状***部14a, 14b〜17の表面が外表面に露出するように成形する。このようにして得られ た2次成形品としてのセラミック生成形体19を図4に示す。 図4において、多点のハッチングを欲して示した帯状***部14a,14b〜 17の外表面が該生成形体19の外表面に露出されている。そして、帯状***部 14a,14b〜17の周囲は、2次成形に際し投入されたセラミック材料によ り覆われている。2次成形に際し投入されるセラミック材料は、パラジウムまた は金等の触媒を含有していない。従って、生成形品19では、外表面の内、帯状 ***部14a,14b〜17の露出している面のみがメッキ性を有するように構 成されている。
【0011】 次に、セラミック生成形品19を脱脂し、しかる後所定の温度で焼成すること により、焼結体を得る。そして、得られた焼結体に、銅またはニッケル等を無電 解メッキすることにより、図1に示す焼結体20を得ることができる。焼結体2 0では、図4に示した帯状***部14〜17の露出している部分に、導電材とし ての電極21〜24が形成されている。なお、第1の部分12及び第2の部分1 3に形成された電極21a及び電極24は、第1の部分12の図示されていない 側の側面12a側において連ねられて形成されている。 図1から明らかなように、焼結体20は、垂直方向に延びる側面20a,20 b,20cを有するが、該垂直方向に延びる側面20a〜20c上に無電解メッ キにより電極21a,21b〜23が確実に形成されている。これは、上述した 帯状***部14〜17がメッキ可能な触媒的なセラミック材料で構成されている からである。
【0012】 次に、図5に示すように、上記のようにして得た焼結体20の上面20d上に おいて、電極21a,21bにつながるように抵抗体25を形成する。さらに、 電極21b及び電極22,23間に、トランジスタ26を配置し各電極21b、 21,23と接続する。 上記のようにして得られたセラミック電子部品では、電極21a,21bが、 誘電体セラミックスからなる第1の部分12の垂直方向に延びる部分を間に介し て側面20a,20bに形成されているため、電極21a,21b間でコンデン サが構成されている。従って、図5及び図6に示したセラミック電子部品では、 図7に示す回路が構成される。
【0013】 上記のように、本実施例のセラミック電子部品では、焼結体20が複雑な立体 形状を有し、かつ垂直方向に延びる面20a〜20cを有するにも関わらず、該 垂直方向に延びる面上に電極21a,21b,22,23が確実に形成されてい る。従って、上記のような三次元的な回路構成を実現することが可能とされてい る。しかも、セラミック焼結体20を用いているため、耐熱性及び気密性におい ても優れている。さらに、本実施例のセラミック電子部品では、誘電体よりなる 第1の部分12と磁性体よりなる第2の部分13とを一体化してなるため、上述 したように基板材料そのものを用いてコンデンサ及びインダクタンスが構成され ているため、小型でありながら種々の機能を有する電子部品が実現されている。 なお、上記実施例では、無電解メッキにより電極が形成されている部分をメッ キ可能な触媒的な表面とするために、セラミック生成形品11を得るにあたって 金やパラジウム等の触媒をセラミック材料に混入して生成形品11を得ていたが 、この方法に代えて、触媒を混入していないセラミック材料を用いて生成形品1 1を得、しかる後帯状***部14a,14b,15〜17の最終的に電極が形成 される外表面部分に金やパラジウム等の触媒を付与することにより、要メッキ部 分を触媒化してもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案では、要メッキ部分がメッキされることを可能とする触媒的セラミック 材料により構成されており、メッキ不要部分メッキ不可能なセラミック材料によ り構成されたセラミック焼結体が用いられている。従って、焼結体として複雑な 三次元的形状を有するものを用いる場合であっても、メッキの必要な部分に確実 に無電解メッキ法により導電材を付与することができる。 また、セラミック焼結体を用いて構成されているため、本考案のセラミック電 子部品は、耐熱性及び気密性においても優れた特性を示す。従って、高温下で使 用される電子部品や気密性の要求される電子部品パッケージに最適なセラミック 電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例において焼結体表面に電極が
形成された状態を示す斜視図。
【図2】従来のセラミック基板の一例をを示す斜視図。
【図3】実施例のセラミック電子部品を得るにあたり用
意されるセラミック生成形品を示す斜視図。
【図4】実施例のセラミック電子部品を得るにあたり用
意される2次成形品としてのセラミック生成形品を示す
斜視図。
【図5】実施例のセラミック電子部品を示す斜視図。
【図6】実施例のセラミック電子部品の側面図。
【図7】実施例のセラミック電子部品の回路構成を示す
図。
【符号の説明】
20…焼結体 21a,21b,22,23,24…導電材としての電

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要メッキ部分がメッキをされることを可
    能とする触媒的なセラミック材料により構成されてお
    り、メッキ不要部分がメッキ不可能なセラミック材料に
    より構成されたセラミック焼結体と、前記セラミック焼
    結体の要メッキ部分に無電解メッキにより付与された導
    電材とを備えることを特徴とする、セラミック電子部
    品。
JP10616991U 1991-12-24 1991-12-24 セラミック電子部品 Pending JPH0555529U (ja)

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JP10616991U JPH0555529U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 セラミック電子部品

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ID=14426768

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JP10616991U Pending JPH0555529U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 セラミック電子部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326414A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Kenseidou Kagaku Kogyo Kk 非導電性物質上にメッキ導電路を有する物品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326414A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Kenseidou Kagaku Kogyo Kk 非導電性物質上にメッキ導電路を有する物品

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