JPH0552080U - 防音床材 - Google Patents

防音床材

Info

Publication number
JPH0552080U
JPH0552080U JP10550291U JP10550291U JPH0552080U JP H0552080 U JPH0552080 U JP H0552080U JP 10550291 U JP10550291 U JP 10550291U JP 10550291 U JP10550291 U JP 10550291U JP H0552080 U JPH0552080 U JP H0552080U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
specific gravity
high specific
attached
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10550291U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2536685Y2 (ja
Inventor
泰成 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1991105502U priority Critical patent/JP2536685Y2/ja
Publication of JPH0552080U publication Critical patent/JPH0552080U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536685Y2 publication Critical patent/JP2536685Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 木製合板からなる基材1の上面に弾性材2を
貼着し、更に該弾性材2の上面に化粧板3を貼着した。
そして基材1の下面に、鉛繊維を軟質塩化ビニルと共に
シート状に加工した高比重シート4を貼着し、基材1と
高比重シート4とを縦横複数本の溝11で分割した後、
高比重シート4の下面に、不織布の片面を発泡ゴムで被
覆し厚さ5mmのシート状に形成した緩衝材5を、不織布
側が高比重シート4に接するように貼着した。 【効果】 基材の重量を動吸振器として作用するのに十
分な重量とすることができると共に、床材全体の厚みを
確保しつつ床材全体の重量を必要最小限に押さえること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、木製合板からなる基材の上面に弾性材を介して化粧板を貼着すると 共に該基材の下面に緩衝材を貼着してなる防音床材に関する。
【0002】
【従来の技術】
基材を木製合板にて構成し、該基材の上面に、例えばゴムシートや合成樹脂発 泡シート等からなる弾性材を貼着し、更に該弾性材の上面に木質の化粧板を貼着 すると共に、該基材の下面にゴム発泡体や合成樹脂発泡体等からなる緩衝材を貼 着してなる防音床材であって、上記基材に縦横方向に該基材を分割する複数の溝 を刻設することにより、該床材を伝わる音の振動エネルギを該溝部分で減衰させ るようにしたものが、特開昭63−107649号公報に記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記公報に記載されている防音床材では、上記溝にて分割されている基材の各 部分は木製合板からなるため軽量であり、また溝で分割されているので周りから 拘束されず、そのため床面に対して直角方向の振動が弾性材を介して基材に伝わ ると、これら分割された基材は床面と共に上記直角方向に振動し、防音効果が発 揮されないという問題がある。
【0004】 尚、該基材を木製合板より高比重の材料で構成すれば、床面が直角方向に振動 しても該基材が動吸振器として作用し該直角方向の振動を減衰させることができ るものの、高比重材料自身の防音効果は通常木製合板の防音効果より低く、また 、床材は施工上の要請等から所定の厚みを必要とし、高比重材料で基材を形成す れば基材が動吸振器として作用するのに必要な重量を越えるばかりか床材全体の 重量が増加し、運搬性や施工作業性が低下するという問題が生じ、実際に適用す るには至らない。
【0005】 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、基材の重量を動吸振器として作用する のに十分な重量とすると共に、床材全体の厚みを確保しつつ床材全体の重量を必 要最小限に押さえた防音床材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、木製合板からなる基材の上面に弾性材を 介して化粧板を貼着すると共に該基材の下面に緩衝材を貼着してなる防音床材で あって、化粧板以外のうち少なくとも基材が縦横複数本の溝にて分割されたもの において、上記基材の比重より高比重の材料からなる高比重層を上記溝にて分割 された基材の各部分に設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案は、床材全体の厚みを所定の厚みにしつつ、縦横複数本の溝にて分割さ れた基材の各々に高比重層を設けることにより、該基材の各々の重量を動吸振器 として作用するのに必要な重量まで増加させることができる。また基材に木製合 板の部分も残しているので該木製合板による防音効果も期待できる。
【0008】
【実施例】
図において、1は長さ900mm、幅75mmの形状に形成された本考案に係る防 音床材の基材を示しており、厚さ3.8mmのラワン合板により構成される。該基 材1の上面には厚さ1mmの発泡スチレン−ブタジエンゴム(SBR)シートから なる弾性材2を貼着し、更に該弾性材2の上面に、ラワン合板の表面に化粧単板 31を被着させた化粧板3を貼着した。そして基材1の下面に、鉛繊維を軟質塩 化ビニルと共に厚さ1mmのシート状に加工した高比重シート4を貼着して高比重 層を形成し、この状態で高比重シート4と共に、基材1に幅3mmの溝11を設け た。該溝11は縦方向にピッチ50mm、横方向にピッチ25mmで設けられるもの であり、該溝11により基材1及び高比重シート4は54個の部分に分割される ことになる。このように基材1及び高比重シート4を複数個に分割した後、該高 比重シート4の下面に、不織布の片面を発泡ゴムで被覆し厚さ5mmのシート状に 形成した緩衝材5を、不織布側が高比重シート4に接するように貼着した。
【0009】 上記構成による防音床材を複数枚連結して2700mm×1800mmの大きさに し、残響室内のコンクリートスラブ上に両面テープで貼着し、該防音床材につい てJIS A 1418「建築物の現場における床衝撃音レベルの測定方法」に準じて軽衝 撃音と重衝撃音とについて測定を行った。防音床材を貼着する前のコンクリート スラブについて同様の測定を行った結果をLo (dB)とし、防音床材についての 測定結果をLn (dB)として、該防音床材の床衝撃音レベル改善量△Lを次式に より求めた。
【0010】 △L=Lo −Ln 一方、多数のデータを基に既に設定されている実際の建築現場におけるコンク リート床素面の衝撃音レベルLs (dB)を用いて、上記防音床材を実際の建築現 場に施工した場合の推定床衝撃レベルL(dB)を次式により求めた。
【0011】 L=Ls −△L =Ls −(Lo −Ln ) この様にして求めた推定床衝撃レベルLを図3に示す。本図において縦軸は推 定床衝撃レベルLを示し、横軸はオクターブ帯域中心周波数F(Hz )を示して いる。また、図中Aに示す実線は軽衝撃音についての推定床衝撃レベルを示し、 Bに示す実線は重衝撃音についての推定床衝撃レベルを示す。尚、破線で示すL −40〜L−55は、日本建築学会の「建築物の遮音性能基準と設計指針」によ る遮音等級を示している。本図に示すように、上記実施例による防音床材は、軽 衝撃音に対してはL−40等級に相当し、重衝撃音に対してはL−55等級に相 当する遮音性能を有していることが確認された。
【0012】 ところで、上記実施例では高比重シート4を基材1の下面と緩衝材5との間に 介在させたが、該高比重シート4を基材1の上面と弾性材1との間に介在させて もよく、また、基材1を上下に分割し該上下に分割された基材の間に挟んでもよ い。また、上記実施例では基材1及び高比重シート4にのみ溝11を設けたが、 弾性材2にも溝を設けてもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、基材に高比重層を設けるので、基材の重量を動吸振器として 作用するのに十分な重量とすることができると共に、床材全体の厚みを確保しつ つ床材全体の重量を必要最小限に押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の形状を示す平面図
【図2】 図1におけるII−II断面図
【図3】 本考案の実施例の推定床衝撃レベルを示す図
【符号の説明】
1 基材 2 弾性材 3 化粧板 4 高比重層 5 緩衝材 11 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製合板からなる基材の上面に弾性材を
    介して化粧板を貼着すると共に該基材の下面に緩衝材を
    貼着してなる防音床材であって、化粧板以外のうち少な
    くとも基材が縦横複数本の溝にて分割されたものにおい
    て、上記基材の比重より高比重の材料からなる高比重層
    を上記溝にて分割された基材の各部分に設けたことを特
    徴とする防音床材。
JP1991105502U 1991-12-20 1991-12-20 防音床材 Expired - Lifetime JP2536685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991105502U JP2536685Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 防音床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991105502U JP2536685Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 防音床材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0552080U true JPH0552080U (ja) 1993-07-09
JP2536685Y2 JP2536685Y2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=14409380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991105502U Expired - Lifetime JP2536685Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 防音床材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2536685Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021166951A1 (ja) * 2020-02-17 2021-08-26

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107649A (ja) * 1986-10-25 1988-05-12 松下電工株式会社 床材
JPH03241169A (ja) * 1990-02-15 1991-10-28 Matsushita Electric Works Ltd 木質系床構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107649A (ja) * 1986-10-25 1988-05-12 松下電工株式会社 床材
JPH03241169A (ja) * 1990-02-15 1991-10-28 Matsushita Electric Works Ltd 木質系床構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021166951A1 (ja) * 2020-02-17 2021-08-26
WO2021166951A1 (ja) * 2020-02-17 2021-08-26 米島フエルト産業株式会社 積層材、中間シートの製造方法、及び、複合材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2536685Y2 (ja) 1997-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3013315B2 (ja) 防音床構造
JPH0314505Y2 (ja)
JP3460396B2 (ja) 防音二重床
JPH0552080U (ja) 防音床材
JP3365277B2 (ja) 床構造
JPH078675Y2 (ja) プレハブ建物における床部の防振兼遮音装置
JP2627680B2 (ja) 木質系防音床構造
JPH022824Y2 (ja)
JPH0754450Y2 (ja) 防音防振床下地装置
JP2763994B2 (ja) 建物の床部遮音構造
JPH0637140Y2 (ja) 断熱防音板
JPH0135859Y2 (ja)
JPH0728301Y2 (ja) 防音防振パネル
JPH08199781A (ja) 防音二重床構造
JP2778713B2 (ja) 床下地構造
JPH0120433Y2 (ja)
EP3235974B1 (en) A building part with high sound insulation performance
JPH0511600Y2 (ja)
JP2007205152A (ja) 遮音二重床構造
JPH04127346U (ja) 木質防音床仕上材
JP2004132055A (ja) 防音床構造
JP2527492B2 (ja) 木質遮音床板
JP2549331B2 (ja) 遮音性床下地積層物
JPH054512Y2 (ja)
JP5243570B2 (ja) 防振吊木及び防音床構造