JPH0135859Y2 - - Google Patents

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JPH0135859Y2
JPH0135859Y2 JP511283U JP511283U JPH0135859Y2 JP H0135859 Y2 JPH0135859 Y2 JP H0135859Y2 JP 511283 U JP511283 U JP 511283U JP 511283 U JP511283 U JP 511283U JP H0135859 Y2 JPH0135859 Y2 JP H0135859Y2
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JP
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piano
plate
fiberboard
stand
upper plate
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JP511283U
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JPS59112293U (ja
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  • Floor Finish (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主としてピアノ脚部を通じて下方に
伝幡される衝撃音を吸収し軽減せしめるピアノ台
に関するものである。
本考案者は既に実公昭51−5241号、特公昭53−
29936号および特公昭53−32184号でピアノを始め
とする各種の床衝撃音防止のための技術を開発
し、既に実用に供しているが、これらの技術は何
れも建設現場で工事を施工するものであつて、ア
パート床や体育館床のような大規模な工事には適
しているものゝ、ピアノ衝撃音防止のような小規
模工事においては資材数量が少いのに仮設、機
械、防水、繊維板、左官など職種が多く、そのた
めに時間と経費がかゝり過ぎて仲々一般化しにく
かつた。
そこで本考案者は実公昭53−22448号で予め無
機質繊維板に防水層を貼着、パネル化した技術を
開発して、現場施工時におけける労力と職種の軽
減をはかり既に実用化しているが、本考案はこれ
を更に発展させ、もつとプレハブ化を進める事に
より現場における工事を最小限にとどめようとす
るものである。
即ち先に引用した実公昭53−22448号において
開発したところの側部に縁枠を有する繊維平板の
上下面に、予め板材を積層添着し周辺側部に軟質
シートを貼着し一体化せしめたもので、これをピ
アノ脚部と既設床面との間に敷込むだけでピアノ
衝撃音を効果的に吸収軽減し得ると共に、現場施
工を一切省く事が可能となつた。
次に本考案のピアノ台の実施例を図面について
説明する。
第1図に上板3、周辺に縁枠2を有する繊維板
1、下板4が積層された四辺形のパネルAが示さ
れている。上板3は木片セメント板、パーチクル
板、合板などで作られた厚板で、ある程度の厚さ
と重さが必要である。上板3の上面にはジユータ
ンを貼着しておいても良い。繊維板1はグラスウ
ール、ロツクウール、化合繊、セルロースなどで
作られた繊維方向をほゞ横にそろえて作つた繊維
平板で、厚さはおよそ30粍から50粍程度である。
この繊維平板の周辺側部に縁枠2を添着する。こ
の縁枠2は弾性ゴム、発泡樹脂からなる軟質板を
所定の幅に細長く切断したものか、或は繊維方向
が主として横にそろうように作られた繊維平板を
所定の幅に細長く切断した細帯片をたて起し、繊
維方向が繊維平板に対してほゞ直角状になるよう
にしたもので、上板3の沈み防止に著効があり、
予め繊維平板の周辺側部の密着するように接着剤
で貼着しておく。また第2図のようにパネルAの
形状が小さかつたり、円形の場合には縁枠2の長
さや本数を減じてもよい。下板4は薄金属板、薄
樹脂板、薄合板などから作られた薄板で、ピアノ
台を敷込む既設床が平滑で強固な場合には下板4
の代わりにクロス類を使用する事も出来る。そし
て第3図にも見られるように、中板である繊維板
1をはさんで上板3を上面に、下板4を下面にそ
れぞれ積層貼着してパネルAを形成し、更にパネ
ルAの周辺側部の縁枠2にそうように軟質シート
5をまわし、下板4の下面に折曲げ部6を持つよ
うに折曲げ、繊維板1内部の空気が漏れないよう
に周辺を密閉しピアノ台を構成したものである。
この考案になるピアノ台をピアノ脚部と既設床
との間に敷込んだ場合、ピアノ脚部を伝わつて来
た派生音は上板3を通じて繊維板1や縁枠2に伝
達される。この場合、繊維板1と縁枠2を構成す
る繊維材の弾性と上板3、下板4および軟質シー
ト5によつて密封された繊維材内部の内封空気の
弾性が丁度バネの役目をしてピアノ衝撃音を吸収
し軟らげる作用をする。上板3は繊維板1と縁枠
2によつて支えられ、下板4からは完全に浮いた
構造になつているため上板3に加えられた衝撃音
が下層に伝幡せず、またそれ自身で変形に耐えら
れるように適度の厚さを持つことを必要とする。
それと同時に上板3が錘の役目を受け持つために
適度の重量があつて始めて一種のバネ秤のように
バネと錘の関係でクツシヨン作用をするのであ
る。錘である上板3の重量が小さすぎるとバネが
良く働かないが、そうかといつて余り重量のある
コンクリート板、金属厚板などを上板3に用いる
事はピアノ台として実用性に欠ける。そこで考案
者は上板3が変形しない厚さがあれば、上板3の
重量不足を上部に載荷するピアノ荷重で補える事
に着目し、上板3として厚さ20粍前後のパーチク
ル板を使用すれば充分錘として作用し、繊維板1
と縁枠2および内封された密閉空気によるクツシ
ヨン作用によつてピアノ衝撃音を吸収する事に成
功した。
即ち周辺側部に厚さ20粍前後の縁枠2を有する
厚さ30粍の繊維板1をはさんで、厚さ20粍のパー
チクル板の上面にジユータンを貼着した上板3と
厚さ5粍の下板4を積層し、周辺側部を厚さ0.5
粍の軟質シート5で密封したピアノ台をグランド
ピアノの3脚の下に各1枚ずつ敷いた場合、直下
階でピアノ衝撃音を5ホンAから7ホンA軽減す
る事が出来た。また周辺側部にまわした縁枠2の
束の効果によつて、上板3の表面は殆んど沈下し
なかつた。
一方、他の吸振材によつてピアノ衝撃音の吸収
軽減を試みた場合、例えばピアノ脚部と既設床と
の間に軟質ゴム製の、表面に各種形状の凹凸を有
する吸振板を2重に重ねて敷込んだ場合でも、直
下階においてピアノ衝撃音が減少しないばかりか
前よりかえつて澄んだ音が直下階に放散されて効
果がなかつた。これはピアノ衝撃音をクツシヨン
作用によつて減衰させる事が出来ずに、かえつて
ゴム粒子によつて床に固体伝幡せしめた事を示し
ている。
以上の例は本考案のピアノ台を既設床に使用し
たものであるが、ピアノ室や音楽室を新設する場
合にもピアノ台を使用する事が出来る。第4図の
ように新設床の根太7および下地板8の上に本考
案の四辺形のピアノ台を隙間なく敷きつめ、根太
7および下地板8にビス、釘などで固着する。こ
の時、ピアノ台が壁体に直接々触しないように、
壁際には縁枠2と同種類の細帯片9をまわしてお
けば、ピアノ衝撃音などの派生音がピアノ台のク
ツシヨン作用により効果的に吸収され、細帯片9
のために上板3を通じて壁体に衝撃音が伝幡しな
いので、極めて容易に隣室や直下階を静穏に保ち
得るピアノ室や音楽室の新設床を構成する事が出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案に係るピアノ台の斜視図、第
2図は円形ピアノ台の上面図、第3図は縦断面
図、第4図は新設床にピアノ台を取付けた部分詳
細図である。 図中符号、1……繊維板、2……縁枠、3……
上板、4……下板、5……軟質シート、6……軟
質シートの折曲げ部、7……新設床の根太、8…
…新設床の下地板、9……新設床壁際細帯片、A
……四辺形のパネルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維をほゞ横にそろえて作つた所定形状の繊維
    板1の周辺側面の垂直部分に、軟質材製もしくは
    繊維方向がほゞ縦方向になるように作られた繊維
    板製の縁枠2を取りつけて構成した平板Aの上面
    水平部分に上板3を、下面水平部分に下板4をそ
    れぞれ重ね合わせて貼着したうえ、該縁枠2の周
    辺外側垂直部分にそつて軟質シート5を貼着して
    なるピアノ台。
JP511283U 1983-01-18 1983-01-18 ピアノ台 Granted JPS59112293U (ja)

Priority Applications (1)

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JP511283U JPS59112293U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 ピアノ台

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JP511283U JPS59112293U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 ピアノ台

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Publication Number Publication Date
JPS59112293U JPS59112293U (ja) 1984-07-28
JPH0135859Y2 true JPH0135859Y2 (ja) 1989-11-01

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JP511283U Granted JPS59112293U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 ピアノ台

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064388Y2 (ja) * 1989-06-16 1994-02-02 株式会社河合楽器製作所 ピアノ用防振パネル
JP5380720B2 (ja) * 2010-08-31 2014-01-08 株式会社山石屋洋琴工房 タッチ感調整プレート、およびピアノ調整方法

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Publication number Publication date
JPS59112293U (ja) 1984-07-28

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