JPH05503880A - ローラプレスまたはローラミル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ローラプレスまたはローラミル 本発明は、請求項１の上位概念部に記載した形式のローラプレスまたはローラミ ルに関する。

高い空気含量を有するプレス材料、たとえば自然の空気封入によって流体に似た 特性を有するような微粒状の材料や、ローラプレスの材料床で粉砕されて、固形 の凝集物に変えられるような材料においては、しばしば材料の脱気において障害 が生じる。材料によって封入された状態でローラギャップに流入する空気は、プ レスしたい材料と共に高度に圧縮される。このことは、ローラギャップ通過後の 膨張時に、スキャブ（Ｓｃｈｕｅｌｐｅｎ）またはブリケットの形の、ローラプ レスで製造された凝集物の破壊を生ぜしめてしまう。また、封入された空気量に より、スキャプの形成または申し分のないブリケットの形成も不可能となってし まうおそれがある。

このような問題の解決手段は、プレスしたい材料の充分な脱気である。このため には、種々の提案が公知である。

このような形式の公知のローラプレス（米国特許第３０２９７２３号明細書）で は、充てん通路に鉛直方向でローラギャップの上に室が配置されており、二の室 は、空気透過性に構成されているその下端部で、ローラギャップに突入している 。さらに、前記室は供給通路の端面側の壁を貫いて空気流出導管と接続されてい る。充てん通路内部に配置されたこのような脱気装置は、材料流を妨げてしまう という欠点を持っている。

１　／　１０　ｍ　ｍ以下のオーダの、重下端部で必要となる極めて小さな空気 流入開口に基づき、この開口は閉塞しやすくなってしまい、このことは装置を故 障させてしまう。

さらに、充てん通路が、回転するスクリュを有しているようなスクリュコンベヤ 式のローラプレスでは、フィルタ媒体でカバーされた開口または室を設けること が知られている。このカバーまたは室には、吸込プロワが接続されている。米国 特許第３１１４９３０号明細書に記載のローラプレスでは、スクリュの上方で、 この充てんスクリュの軸線に対して横方向に延びる透過性の壁が室を分断するよ うになっており、この室には、吸込ブロワが接続されている。米国特許第３２６ ９６１１号明細書に記載の別の公知の配置形式では、スクリュ上方の円錐形の充 てん通路壁に、フィルタ媒体でカバーされた吸込開口が設けられている。この場 合、スクリュ軸と結合された掻き取り器によってフィルタ媒体の表面を開放保持 しようとしている。

上記の公知の装置は全て、共通の欠点を持っている。

すなわち、プレス材料の微細な画分が連行されてしまう。このような微細な材料 画分は、特に排除しにくいＭＭを生ぜしめる。

本発明の課題は、冒頭で述べた形式のローラプレスを改良して、空気の流出する 流路の閉塞に基づく問題が生じることなく、信頼性の良い脱気が達成されるよう なローラプレスを提供することである。

この課題は、冒頭で述べた形式のローラプレスにおいて、請求項１の特徴部に記 載の構成により解決される。

本発明の有利な構成は請求項２に記載されている。

以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。

第１図は本発明によるローラプレスをローラ軸線を通る横断面図で示している。

第２図は第１図に示したローラプレスを平面図で示している。

図面には、ローラプレス全体のうち、水平方向で並んで位置する２つのローラ２ ，４しか図示していない。

これらのローラのローラジャーナル２’、２″　；４ｒ、４ｒｒは軸受けを備え ており、この軸受けによって前記ローラは軸受はケーシングに支承されている。

この軸受はケーシングはプレスフレーム（図示しない）の上側のフレーム部分と 下側のフレーム部分との間に配置されている。百ローラのうちの一方は、汎用の 形式でその軸受はケーシングで、可撓性の支持部に向かっでシフト可能である。

ローラギャップ８は、ローラミルとしても使用されるようなローラプレスにおい て、公知の形式で調節可能である。引込み角度α０はローラ直径に関連している 。

ローラプレスは充てん通路６を備えており、この充てん通路の下端部はローラギ ャップ８にまで延びている。この充てん通路では、材料がスクリュ１０を用いて 強制的に搬送されるようになっている。充てん通路６には、プレス材料が、側方 の供給部１２を介して導入される。第２図に示したように、ローラ２，４の軸方 向に沿って複数の充てんスクリュ１０が並んで配置されており、この場合、スク リュはそれぞれ所属のケーシング区分１４内で回転する。このケーシング区分は それぞれ充てん通路６の下端部を形成している。充てん通路６の上側の部分は、 相並んで位置する全ての充てん通路に対して共通に構成されていてよく、この場 合、１つまたは複数の供給通路１２を設けることができる。

充てん通路６は公知の形式で重力調量式の充てん通路として構成されていてもよ い。この場合、材料は鉛直方向で上方から前記室てん通路に供給される。

このような充てん通路の詳細は、重力搬送式のものでも、強制搬送式のものでも 、一般に公知である。通常、充てん通路の下端部はカバープレートを備えておリ 、このカバープレートはローラ２，４の周面に接触していて、ローラ２，４の周 面に沿ってローラギャップをシールしている。

本発明によれば、充てん通路６の両側に室１６，１８が設けられている。これら の室はローラ２，４のプレス面の幅全体にわたってほぼ軸平行に延びている。

図示の実施例では、室１６．１８の下側の範囲２０゜２２が、充てん通路の下側 の範囲のほぼ軸平行に延びる壁によって制限されている。この場合に前記壁は真 直な壁であってよいが、しかし充てん通路の下端部を形成するスクリュケーシン グの下側の範囲の外輪郭に合わせて波形に構成されていてもよい。！！２０．２ ２の下端部はローラ２，４の外周面との間で、ローラのプレス面のほぼ幅全体に わたって延びる通過部２８゜３０を制限している。通過部の高さは高さ調節可能 なスライダ２１．２３　（概略的にのみ示す）によって調節可能である。このス ライダは充てん通路壁の外側に配置されている。

反対の側に位置する長手方向壁２６．２７の下端部はローラ２，４の周面にまで 近付けられているので、充分なシールが行われる。場合によっては、別個のシー ル手段を設けることもできる。

室１６．１８は軸方向の端部で閉鎖されている。このような閉鎖部は、少なくと も下側の範囲でたとえばローラギャップのための汎用の端面壁シールプレートに よってシールされていてもよい。

カバー壁３２．３４によって閉鎖されている室は、空気出口を有している。この 空気出口には、ダスト分離器が接続されていると有利である。このダスト分離器 は機械的なダスト分離器であってよい。たとえば、ダストが遠心力によって分離 されるようなダスト分離器、たとえばサイクロンフィルタまたは渦流室フィルタ （図面の右側に示す）が使用される。この場合に、前記室にはそれぞれ空気導管 ３６が接続されており、この接続導管を介して、遠心フィルタ３８またはこれに 類するものに対する接続が形成される。このフィルタには、プロワ４０を前置ま たは後置することができる。

図面の左側に示したような、フィルタ媒体、たとえばフィルタ布またはこれに類 するものを備えたフィルタを設けることもできる。カバー３４に設けられた開口 には、それぞれフィルタ媒体を備えたフィルタ３５が接続されている。このフィ ルタに関しては、第２図に示したように、室の全長にわたって分配された状態で 複数のフィルタを設けることができる。

上記室１６．１８は次のように作動する。

プレス材料によってローラギャップ内に搬送される空気、つまりたとえば充てん スクリュの下端部で充てん通路からローラギャップに流入するプレス材料に含ま れている空気は、ローラプレスの、主としてローラ直径に関連した引込み角度α Ｇの到達後に、ローラによって材料を圧縮する際にできるだけプレス材料から駆 出されることが望ましい。本発明によれば、前記空気は短い距離で側方に逃出し て、通過部２８．３０を通って室１６．１８に流入し得る。この場合に、前記空 気によって連行されたプレス材料も一緒に室内に移動してしまうおそれがある。

室に流入したプレス材料はローラによって再びローラギャップに引き込まれるよ うになっており、次いでこの場所で前記プレス材料は、その他のプレス材料と共 にローラギャップ内で圧縮される。すなわち、室内へのプレス材料の移動は、通 過部２８．３０を介して行われる室への流入方向とは逆方向で回転するローラ表 面によってその都度阻止されるので、室内へのプレス材料の過度の逃出は阻止さ れ得る訳である。

前記空気が圧縮によってプレス材料から駆出されるので、室１６．１８には空気 正圧が形成され、この空気正圧によって、室内に捕集された空気は前記室から駆 出される。したがって、前記空気は正圧下に、図面の左側に示したフィルタ３５ に押し通されて、連行されてきたダストを除去される。これによって、フィルタ 媒体を備えたフィルタエレメントによる′、このような除塵は空気搬送のための 付加的な手段を必要としなくなる。他面、このようなフィルタカートリッジは保 守整備されなければならない。すなわち、このフィルタカートリッジは規則的な 間隔で、汚染度に応じて交換されなければならない。したがって、かなりのダス ト量が予想される場合には、遠心力分離式の機械的なフィルタ、たとえば前記サ イクロンフィルタまたは渦流室フィルタが使用されると有利であり、この場合、 この種の機械的なフィルタを作動させるために、室からの空気吸込装置が設けら れると望ましい。

プレス材料による室の過剰光てんを回避するためには、前記室が、充てんレベル センサ（図示しない）を備えていてよい。このような充てんレベルセンサによっ て、充てん通路への材料供給の制御を実施することができる。このような制御に よって、材料供給は短時間減じられるので、室１６．１８内に位置するプレス材 料はローラ２，４によって前記室から引き出される。

前記室からのプレス材料の搬出は、標準的な運転時と同様に、重力と、通常では 異形成形されているローラ表面とによって行われる。

要約書 ローラプレスまたはローラミルであって、互いに協働するプレス面を備えた、相 並んで配置された２つのローラ（２，４）が設けられていて、両ローラが軸受は ケーシングに支承されており、該軸受はケーシングが、上側のフレーム支持体と 下側のフレーム支持体との間に配置されており、前記軸受はケーシングのうちの 一方がシフト可能であり、少なくとも１つの充てん通路（６）を備えた材料供給 装置が設けられていて、前記光てん通路が、ローラ軸線に対して平行に延びる壁 （２２，２４）を備えており、該壁が、ローラギャップ（８）に突入して、おり 、材料と共にローラギャップに流入した空気を導出するための手段が設けられて いて、該手段が、ローラギャップの範囲に空気流入開口を備えており、該空気流 入開口が、空気捕集室に開口しており、該空気捕集室が、空気出口に接続されて いる形式のものにおいて、軸平行な充てん通路壁の側方で両側に室（１６，１８ ）が配置されており、該室が、ローラのプレス面のほぼ全幅にわたって延びてお ぞれ、ローラの周面に位置するプレス面と、充てん通路壁に隣接した壁の下端部 との間に形成された通過部（２８，３０）を介して、ローラギャップに接続され ており、前記室が、空気出Ｏ（３４，３６）を備えていることを特徴とする。ロ ーラプレスまたはローラミル。

手続補正書く自発） 平成　４年　８月　３日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．ローラブレスまたはローラミルであって、互いに協働するプレス面を備えた 、相並んで配置された２っのローラが設けられていて、両ローラが軸受けケーシ ングに支承されており、該軸受けケーシングが、上側のフレーム支持体と下側の フレーム支持体との間に配置されており、前記軸受けケーシングのうちの一方が シフト可能であり、 少なくとも１つの充てん通路を備えた材料供給装置が設けられていて、前記充て ん通路が、ローラ軸線に対して平行に延びる壁を備えており、該壁が、ローラギ ャップに突入しており、 材料と共にローラギャップに流入した空気を導出するための手段が設けられてい て、該手段が、ローラギャップの範囲に空気流入開口を備えており、該空気流入 開口が、空気捕集室に開口しており、該空気捕集室が、空気出口に接続されてい る形式のものにおいて、軸平行な充てん通路壁（２２，２４）の側方に延びる室 （１６，１８）が配置されており、該室が、ローラ（２，４）のプレス面のほぼ 全幅にわたって延びており、前記室の端部が閉鎖されており、前記室（１６，１ ８）が、それぞれ、ローラの周面に位置するプレス面と、充てん通路壁に隣接し た壁（２２，２４）の下端部との間に形成された通過部（２８，３０）を介して 、ローラギャップ（８）に接続されており、 前記室が、空気出口を備えていることを特徴とする、ローラプレスまたはローラ ミル。
2. ２．室壁の１つが、少なくとも通過部（２８，３０）に隣接した範囲で、隣接し た充てん通路壁（２２，２４）によって形成されており、前記室（１６，１８） の壁（２６，２７）の下端部が、ローラ（２，４）の周面と協働するようになっ ている、請求項１記載のローラプレスまたはローラミル。