JPH05502967A - 少なくとも一つの消費装置と多心ケーブルとを電気的に接続するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 少なくとも一つの消費装置と多心ケーブルとを電気的に接続するための装置 本発明は、請求項１の前提概念に記載の、少なくとも一つの消費装置と多心ケー ブルとを電気的に接続するための装置、例えばミシンに設けられる電磁弁を制御 するために用いられる装置に関するものである。

ドイツ特許公開第２３３００３８号公報により、一つの消費装置と多心のフラッ トケーブルとを電気的に接続するための接触部材が知られている。この公知の接 触部材では、フラットケーブルは所定の範囲でクランプ部分内に位置決め可能且 つ固定可能であり、接触担持体内には、個々のケーブル心線と消費装置とを電気 的に接続させるためのコネクターが配置されている。

接触担持体はクランプ部分に固定可能である。接触部材内でのコネクターの配置 は固定または摩擦を利用して行なわれろ。

コネクターを接触部材内に固定する場合には、すべてのコネクターはそれらに付 設される心線によって共通に押圧され、摩擦を利用する場合には選択的に押圧さ れる。

コネクターはケーブル心線側に接触歯を備えている。

接触前は、それぞれのケーブル絶縁部とケーブル心線とを貫通して抑圧可能に構 成されているか、或いはケーブル絶縁部を貫通して抑圧可能で且つ心線を自らの 間に収容可能に構成されているかのいずれかである。このコネクターの接触歯は 背面において一つの共通のシャフトになるように構成され、その自由端は消費装 置のためのプラグピンとして構成されている。従って各コネクターは前記シャフ トによりプラグと電気的に接続されている。

望ましい電気的な接続が得られるのは、接触担持体内にコネクターを摩擦を利用 して配置する場合に、接触担持体をクランプ部分に固定した後、接触担持体に設 けられている開口部を貫通させるようにして、選定したコネクターをケーブル内 へ押し込み、またはケーブルを介して押し込め、プラグの背面に消費装置を接続 させることである。

しかしこの公知の接続装置の欠点は、コネクター自身が背面においてプラグピン として構成されているので、選定したケーブル心線と接続された消費装置との間 の機械的及び電気的接続の確実性が阻害されること、及びケーブル心線がローブ 状である場合、差し込み過程において個々のワイヤーが切断される恐れがあるこ とである。

本発明の課題は、少なくとも一つの消費装置と多心ケーブルとを電気的に接続す るための装置において、任意のケーブル部分内の多心ケーブルの所定の心線を、 ケーブル絶縁部を貫通し心線と電気的に接触しているコネクターを用いて消費装 置と確実に電気的に接続させることができるようにすることである。さらに本発 明の課題は、少なくとも１つの別のケーブルを、ケーブル絶縁部を貫通し心線と 電気的に接触しているコネクターを用いて確実に電気的に接続可能にさせる装置 を提供することである。

この課題は、本発明によれば請求項１の特徴部分によって解決される。

この装置は、任意のケーブル部分内の多心ケーブルのケーブル心線であって個々 のワイヤーまたは１本のワイヤーから成る予め決定可能なケーブル心線と消費装 置とを電気的に接続させる接続装置であり、消費装置を１個のプラグまたは複数 個のプラグを介して簡単に接続可能であるような接続装置である。この装置は、 少なくとも１つの別のケーブルの所定のケーブル心線を、従って別の消費装置を 電気的に接続可能且つ制御可能であるように構成されている。

供給ケーブルのケーブル心線及び場合によっては別のケーブルのケーブル心線が 上部部分と下部部分との間に形状拘束的に固定され、下部部分の中にあるプラグ が同様に位置固定して且つコネクターとは独立に配置されており、上部部分と下 部部分とが互いに機械的に固定可能であるので、接続装置との機械的及び電気的 な確実な接続が可能である。

所定のケーブル心線と消費装置との電気的な接続はコネクターによって行なわれ る。コネクターはケーブル心線と電気的に接続可能であると共に、下部部分の中 に固定配置されプラグに接続されている接触レールとも電気的に接続可能である 。プラグには消費装置及びケーブル接続プラグをも接続させることができる。

供給・制御ケーブルの所定のケーブル心線と別のケーブルのケーブル心線との電 気的な接続は、別の接触レールを配置することによって可能である。この別の接 触レールには、コネクターを用いて所定のケーブル心線が電気的に接続される。

個々のケーブル心線にたいしてコネクターを確実に位置決めできるように、コネ クターは上部部分の収容ダクト内に設けられろシャフトに固定して、または摩擦 を利用して、下部部分内に設けられ乙接触レールに沿って配置される。

コネクターは、ケーブル心線側に、接触面を備えた接触歯を有している。この接 触歯によりコネクターはそ几ぞれのケーブル心線及び接触レールと電気的に接続 させることができる。

接触歯の配置と構成はケーブル心線の構造によって決定されろ。個々のワイヤー から成っているケーブル心線を貫通させるため、フォーク状に配置された接触歯 を有するコネクターが使用される。例えば１本のワイヤーから成るケーブル心線 を摩擦を利用して把持するためには、互いに対向して配置され１本のケーブル心 線の絶縁部だけを貫通している２対の接触歯を有するコネクターが使用される。

隣接するケーブル心線との接触を防止するため、この接触歯の外面は電気的に非 伝導である。

収容ダクトは、案内レールを摩擦により挟持している二つの接触歯がケーブル心 線に沿って延びるように構成され配置される。

それぞれのケーブル心線の収容ダクトの数量は、下部部分内の接触レールの数量 に対応している。

コネクターは、ケーブル心線またはケーブル絶縁部を貫通させた後その接触歯が 接触レールを介して押しつけられ、そこで最終的に形状拘束的にまたは摩擦によ り固定されるように収容ダクトの位置によって位置決めされている。

従って一つのコネクターの固定は、下部部分及び上部部分に固定されている１本 のケーブル心線と一つの接触レールによって行なわれる。コネクターは、もっば らケーブル心線と消費装置との電気的な接続に用いられる。

上部部分と下部部分の間にケーブルを収容し、下部部分内にある接触レールにた いするケーブルの位置決めを容易にするため、上部部分及び下部部分の少なくと も一方に凹部が設けられている。

例えば消費装置側においてプラグとして構成された二つの接触レールを備えた本 発明による装置では、プラグを介して直接接続可能な消費装置に加えて別の消費 装置を別のケーブルを介して接続し制御することができる。

この場合、この別の消費装置の制御は直接接続された消費装置に同期して行なわ れる。

さらに、少なくとも１つの別の接触レールを備えた本発明による装置では、別の 消費装置は直接に接続される消費装置にたいして非同期に制御可能であるように 接続することができる。

このように本発明による装置は、多面的な接続及び制御を可能にするケーブル装 置の中枢装置でもある。

次に、本発明による装置の実施例を添付の図面を用いて説明する。

第１図は　三つの接触レールを備え、心線が複数本の個々のワイヤーから成って いる二つのフラットケーブルを接続した本発明による装置の斜視図、 第２図は　第１図の本発明による装置の構成図、第３図は　電気的な接続と制御 の実施態様を示す図、第４図は　二つの接触歯を備えたコネクターを示す図、 第５図は　２対の接触歯を備えたコネクターを示す図、 である。

本発明による装置（第１図）は、第２図によれば二つの接触レール２．２′及び 接触レール３を配置した下部部分１と、該下部部分１の接触レールに付設される 収容ダクト５を有している上部部分４とを備えている。接触レール２．２′は下 部部分１の下面のほうへ延びてプラグ６を形成している。プラグ６を介して消費 装置ＶＩと直接に電気接続される。

下部部分１と上部部分４との間には、多心フラットケーブル７と、他の消費装置 Ｖ。、Ｖイに通じているフラットケーブル８とが固定されている。フラットケー ブル７の心線はローブ状の個々のワイヤーから成り、供給・制御ケーブルである 。フラットケーブル８も同様にローブ状の個々のワイヤーから成っている。両フ ラットケーブル７と８の位置決めは、下部部分１に形成されている凹部９と１０ によって容易になる。両フラットケーブル７と８の固定は、上部部分４を下部部 分１の方へ引っ張っているねじ１１によって行なわれる。

フラットケーブル７の所定の心線と消費装置ｖ１及び他の消費装置Ｖ、、Ｖ、Ｔ に通じているフラットケーブル８の所定の心線との電気的な接続はコネクター１ ２によって行なわれる（第４図）。二のコネクタへ１２は、それぞれ接触面１４ を備えた二つの接触歯１３を有している。

これらの接触歯１３によってコネクター１２はフラットケーブル７と８の所定の ケーブル心線に付設された収容ダクト５によって案内されると共に、それぞれの 接触レール２．２’、３に締め付は固定されるまでケーブル絶縁部とケーブル心 線を貫通して押し込まれる。

第５図に図示したコネクター１５は、特に、フラットケーブル７とフラットケー ブル８とがそれぞれただ１本のワイヤーから成る場合に、両ワイヤーを接触レー ル２゜２′または３を用いて電気的に接続するために用いられる。このコネクタ ー１５は、互いに対向して配置される２対の接触歯１３を有している。接触歯１ ３の内面は電気的な接触面１４及び１６として用いられ、その外面１７は望まし くない電気的な接触を避けるために塗装されている。接触面１４を介して接触レ ール２，２°または３への電気的な接続が得られ、接触面１６を介してケーブル 心線（１本）への電気的な接触が得られる。

第３図は接続のいくつかの例を示す。コネクター１２によりフラットケーブル７ に電気的な接続位置２／Ｖｏ。

２’／Ｖ、及び３／ｖ２が接触レール２．２’　、３を用いて形成される。接触 位置２／Ｖ、、２’　／Ｖ、により消費装置Ｖ、にたいして直接電気的な接続が 行なわれると共に、消費装置Ｖ冒こ同期するように制御することができる別の消 費装置をフラットケーブル８を介して接続することもできる。別の消費装置とは 例えば消費装置ｖ９である。

接触位置３／ｖ２により接触レール３も電気的に接続される。これにより、消費 装置ｖ１に同期しないように制御することができる別の消費装置を接続させるこ とができる。この消費装置は例えば消費装置Ｖ、である。

さらにフラットケーブル７は、別の本発明による装置によって接続され制御され る別の消費装置ｖｌｌに案内することができる。

同期及び同期しないように制御され接続される消費装置の数量は、使用したフラ ットケーブルのケーブル心線の数量に依存している。

本発明により、例えばミシンに設けられる電磁弁のような多数の消費装置のため の複雑な制御システムを特別な取付けの手間を要することなく実現することがで きる。

Ｆｉり、７ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも一つの消費装置と、心線がほぼ並列に並ぶように配置されている 多心のケーブルとを電気的に接続するための装置であって、消費装置のためのプ ラグと電気的に接続されているコネクターを選択可能な配置で収容し保持するた めの上部部分を有し、該上部部分が下部部分と機械的に連結可能である前記装置 において、 複数個のコネクター（１２；１５）に一つのプラグ（６）が付設され、該プラグ （６）が、心線の長手方向にたいしてほぼ横方向に配置されている接触レール（ ２；２′）に接続され、コネクター（１２；１５）が、接触レール（２；２′） と形状拘束的にまたは摩擦により接続可能な接触面（１４）を有していることを 特徴とする装置。 ２．少なくとも一つの他のケーブル（８）を電気的に接続するために他の接触レ ール（２′；３）が設けられ、この他の接触レール（２′；３）は、第１のケー ブル（７）のコネクター（１２；１５）に接続可能であり、且つ他のケーブルの ための、選択可能な配置で設けられるコネクター（１２；１５）に接続可能であ ることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 ３．接触レール（２：２′；３）とプラグ（６）とが下部部分（１）に配置され ていることを特徴とする、請求項１または２に記載の装置。 ４．コネクター（１２；１５）が上部部分（４）の収容ダクト内に固定配置また は摩擦で取付けられるように配置されていることを特徴とする、請求項１または ２に記載の装置。 ５．収容ダクト（５）が接触レール（２；２′；３）に沿って配置されているこ とを特徴とする、請求項４に記載の装置。 ６．コネクター（１２；１５）が、収容ダクト（５）内に延びている軸部と、ケ ーブルの心線側に設けられる接触歯（１３）とを有し、接触歯（１３）の端部が 尖端部として構成されていることを特徴とする、請求項１または２または４また は５に記載の装置。 ７．コネクター（１２）が、個々のワイヤーから成るケーブル心線を貫通させる ために、フォーク状に配置される接触歯（１３）を有していることを特徴とする 、請求項１または６に記載の装置。 ８．コネクター（１５）が、１本のケーブル心線と一つの接触レール（２；２′ ；３）とを摩擦により接続させるための２対の接触歯（１３）であって互いに対 向するように配置され１本のケーブル心線の絶縁部を貫通している２対の接触歯 （１３）を有していることを特徴とする、請求項１または６に記載の装置。 ９．接触歯（１３）の外面（１７）が電気的に非伝導であることを特徴とする、 請求項１または８に記載の装置。 １０．一つまたは複数個のプラグ（６）に電気的に接続可能な消費装置がケーブ ル接続プラグであることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 １１．上部部分（４）が下部部分（１）にねじで連結可能であることを特徴とす る、請求項１に記載の装置。 １２．上部部分（４）が、互いに噛み合う掛止エッジによって下部部分（１）に 締め付け連結可能であることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 １３．上部部分（４）及び下部部分（１）の少なくとも一方が、少なくとも一つ の多心ケーブルを収容し位置決めするための凹部（９；１０）を有していること を特徴とする請求項１または１１または１２に記載の装置。