JPH0545292U - 遊星歯車装置における二分割型キヤリアの支持機構 - Google Patents

遊星歯車装置における二分割型キヤリアの支持機構

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JPH0545292U
JPH0545292U JP10423591U JP10423591U JPH0545292U JP H0545292 U JPH0545292 U JP H0545292U JP 10423591 U JP10423591 U JP 10423591U JP 10423591 U JP10423591 U JP 10423591U JP H0545292 U JPH0545292 U JP H0545292U
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roller bearing
cross roller
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一盛 平林
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株式会社ハーモニツク・ドライブ・システムズ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二分割型キャリアを有する遊星歯車装置にお
いて、このキャリアの支持機構をコンパクトに構成する
こと。 【構成】 遊星歯車装置1において、二分割型キャリア
6はクロスローラベアリング17によって内歯車5の側
に回転自在に支持されている。このクロスローラベアリ
ング17の内レース19は二分割型キャリア6を構成す
る第1および第2のキャリア片7、8と兼用されてい
る。すなわち、これらのキャリア片7、8の外周面には
クロスローラベアリング17のローラ軌道面が一体形成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二分割型キャリアを備えた遊星歯車装置に関し、その二分割型キャ リアを回転自在に内歯車の側に支持する支持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本件出願人は、先に、特願平2−2334号において遊星歯車のキャリアを二 分割構造とした遊星歯車装置を提案している。この遊星歯車装置においては、キ ャリアがボルトによって締結された第1のキャリア片と第2のキャリア片から構 成され、それぞのキャリア片によって2個ずつの遊星歯車が支持されている。双 方のキャリア片の締結時において、これらを円周方向に向けて相対的にねじるこ とにより、歯車間のバックラッシュが無い状態を形成し、この状態で相互のキャ リア片をボルトにより締結する。このようにしてバックラッシュの調整を行うこ とができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この構成の遊星歯車装置においては、それぞれのキャリア片を内歯車に対して 回転自在に支持するために2個のボールベアリングが必要である。また、キャリ ア片の締結時には、スラスト方向のがたを除去するためにシム板を取付ける等の 調整が必要である。
【0004】 本考案の課題は、二分割型キャリアを内歯車の側に対して回転自在に支持する 支持機構をコンパクトに構成することにある。また、本考案の課題は、シム板な どを必要とすることなくスラスト方向のがたを除去することの可能な遊星歯車装 置のキャリア支持機構を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、内歯車に対して二分割型キャリアを回転自在に支持するた めにクロスローラベアリングを利用することにより、上記の課題を解決している 。すなわち、本考案の遊星歯車装置においては、二分割型キャリアを構成する第 1および第2のキャリア片を、遊星歯車装置の内歯車に対してクロスローラベア リングを介して回転自在に支持すると共に、このクロスローラベアリングの内レ ースをこれら第1および第2のキャリアと兼用させるようにしている。
【0006】
【実施例】
以下に、図1及び図2を参照して本考案の実施例を説明する。
【0007】 本例の遊星歯車装置1は、入力ピニオン軸2の外周に形成された太陽歯車3と 、これに噛み合う4個の遊星歯車4−1、4−2、4−3、4−4と、これらの 遊星歯車が噛み合う内歯車5と、遊星歯車のそれぞれを回転自在に支持した二分 割型キャリア6から構成されている。
【0008】 この二分割型キャリア6は、円盤形状をした第1のキャリア片7と円環形状を した第2のキャリア片8が相互に締結された構造をしている。第1のキャリア片 7には、直径方向に位置する2個の遊星歯車4−1、4−3の支軸11、13が 固着されており、これらの支軸11、13は、第2のキャリア片8に形成された 貫通孔21、23(図には貫通孔21のみを示す。)を貫通して装置軸線1aに 平行に延びている。貫通孔21、23から突出している支軸11、13の外周に 、遊星歯車4−1、4−3が回転自在に取付けられている。
【0009】 これに対して、第2のキャリア片8には、残りの2個の遊星歯車4−2、4− 4の支軸12、14が固着されており、これらは支軸11、13と同一方向に向 けて平行に延びており、これらの外周に遊星歯車装置4−2、4−4が回転自在 に取付けられている。これらの支軸12、14の中心にはその軸線方向に向けて ボルト孔12a、14a(図にはボルト孔12aのみを示す。)が形成されてい る。第1のキャリア片7の側には、これらのボルト孔12a、14aに対応した 側面位置に、これらのボルト孔12a、14a(図にはボルト孔12bのみを示 す。)と同軸状態にボルト孔12b、14bが形成されている。第2のキャリア 片8の外側端面の側から、これらのボルト孔12a、12bおよび14a、14 bに、締結用ボルト15、16がねじ込まれ、これによって、双方のキャリア片 7、8が相互に締結されている。
【0010】 ここに、上記の二分割型キャリア6は、単一のクロスローラベアリング17を 介して内歯車5の側に回転自在に支持されている。このキャリア支持構造を説明 する。まず、クロスローラベアリング17の外レース18は二分割型のものであ り、第1の外レース片18aと第2の外レース片18bから構成され、これらは 、複数本の締結用ボルト21によって、内歯車5の環状端面に固着されている。 これに対して、クロスローラベアリング17の内レース19の側は次のように構 成されている。この内レース19は二分割型キャリア6を構成する第1および第 2のキャリア片7、8と兼用されている。すなわち、内レース19の一方の側を 構成する第1のキャリア片7の外周面には、第2のキャリア片8の側に向けて半 径方向の内方に傾斜したローラ軌道面19aが形成されている。同様に、内レー ス19の他方の側を構成する第2のキャリア片8の外周面には、第1のキャリア 片7の側に向けて半径方向の内方に傾斜したローラ軌道面19bが形成されてい る。このように構成される外レース18と内レース19の間に複数個のローラ2 0が、回転軸が交互に直交する状態で装着されている。
【0011】 このように、本例の遊星歯車装置1では、単一のクロスローラベアリング17 を用いて二分割型キャリア6を内歯車5の側に対して回転自在に支持している。 また、このクロスローラベアリング17の内レース19を、各キャリア片7、8 によって兼用させている。したがって、本例によれば、2個必要であったキャリ アのベアリングを1個にすることができ、また、ベアリングの内レースを別途組 み付ける必要がない。よって、装置の部品点数を減らすことができ、その分、装 置を軸線方向および直径方向のいずれにおいてもコンパクトにすることができる 。さらには、本例においては、スラスト方向のがたを取るためにシム板を使用す る必要も無くなるという利点もある。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案においては、遊星歯車装置の二分割型キャリアを クロスローラベアリングを介して内歯車の側に対して回転自在に支持すると共に 、この二分割型キャリアを構成する各キャリア片をクロスローラベアリングの内 レースとして利用している。したがって、本考案によれば、二分割型キャリアを 回転自在に支持するためのベアリングの個数を減らすことができ、またベアリン グの内レースを別途組み付ける必要も無い。よって、遊星歯車装置の部品点数を 減らし、装置をコンパクトに構成することができる。また、このようにクロスロ ーラベアリングを用いたことにより、キャリア締結の際にシム板などを用いてス ラスト方向のがたを取る必要がないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の遊星歯車装置における遊星
歯車の配列状態を示す模式図である。
【図2】本考案の一実施例の遊星歯車装置を、図1のI
I−II線で切断した断面を平面に展開した状態で示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・遊星歯車装置 3・・・太陽歯車 4−1、4−2、4−3、4−4・・・遊星歯車 5・・・内歯車 6・・・二分割型キャリア 7・・・第1のキャリア片 8・・・第2のキャリア片 11、12、13、14・・・支軸 17・・・クロスローラベアリング 18・・・外レース 19・・・内レース 19a、19b・・・軌道面 20・・・ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊星歯車群を回転自在に支持するキャリ
    アが第1および第2のキャリア片から構成され、前記遊
    星歯車群の一部が前記第1のキャリア片によって回転自
    在に支持され、残りの前記遊星歯車群が前記第2のキャ
    リア片によって回転自在に支持され、これら第1および
    第2のキャリア片が相互に締結された構成の遊星歯車装
    置において、前記第1および第2のキャリア片は、遊星
    歯車装置の内歯車に対してクロスローラベアリングを介
    して回転自在に支持されており、このクロスローラベア
    リングの内レースは、前記第1および第2のキャリアと
    兼用された構成となっていることを特徴とする遊星歯車
    装置における二分割型キャリアの支持機構。
JP1991104235U 1991-11-22 1991-11-22 遊星歯車装置における二分割型キャリアの支持機構 Expired - Fee Related JP2567107Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0341239A (ja) * 1989-07-10 1991-02-21 Sumitomo Heavy Ind Ltd 遊星歯車減速機
JPH0348045A (ja) * 1989-07-14 1991-03-01 Fuji Hensokuki Kk 二組のフローティングキャリヤを有する遊星歯車装置
JPH03209038A (ja) * 1990-01-09 1991-09-12 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd 遊星歯車装置

Patent Citations (3)

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