JPH054467Y2 - - Google Patents

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JPH054467Y2
JPH054467Y2 JP15747586U JP15747586U JPH054467Y2 JP H054467 Y2 JPH054467 Y2 JP H054467Y2 JP 15747586 U JP15747586 U JP 15747586U JP 15747586 U JP15747586 U JP 15747586U JP H054467 Y2 JPH054467 Y2 JP H054467Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、例えば乗用車両のワイパピボツト
取付け部における車体の排水構造の改良に関す
る。
(従来の技術) 以下、従来における例えば乗用車両のワイパピ
ボツト取付け部における車体の排水構造について
第4図乃至第7図を参照して説明する。
第4図において1は乗用車両における車体であ
る。この車体1はその前方よりエンジンルーム
2、車室3、トランクルーム4が順次設けられて
いる。
そして、上記車室3にはその前部にフロントガ
ラス5が設けられている。このフロントガラス5
は上記車室3に設けられたルーフパネル6の前部
からカウルトツプアウタ7の後部にかけて取付け
られている。さらに、このカウルトツプアウタ7
の下部には車体1の内側にあつて縁部を結合され
たカウルトツプインナ7aが設けられている。
そして、上記カウルトツプアウタ7にはワイパ
ピボツト8が設けられている。このワイパピボツ
ト8はカウルトツプアウタ7に貫通状態に設けら
れて、その先端を外側に突出して取付けられてい
る。
このような構造のカウルトツプアウタ7は上記
ワイパピボツト8を含めた図示しないワイパを低
い位置に設けることにより車体を低く設定すると
ともにドライバーの視界を広く確保できる構造を
とつている。つまり、上記カウルトツプアウタ7
に凹部9を設け、この凹部9に上記ワイパピボツ
ト8を設けている。
上述のような構造により、雨天時等において上
記フロントガラス5やルーフパネル6より流下す
る雨水等が上記凹部9に流入した場合を考慮して
第5図に示されるようにワイパピボツト8の前部
に水抜き孔10が設けられている。そして、この
水抜き孔10から流入する水は上記ワイパピボツ
ト8の下部に設けられたワイパリンク11等に直
接落下してしまう構造であつた。このため、ワイ
パリンク11等のグリスが取れやすく錆や異音を
発生したり、最悪の場合にはワイパリンク11の
破損を招く原因になつていた。
このようなワイパリンク11等の錆や破損等の
原因を取除くために従来よりドレンプレート12
を取付けるという改良がなされている。
このドレンプレート12は第7図に示されるよ
うな構造をとつていた。つまり、上記水抜き孔1
0の下部に取付けられてドレン水を受ける樋部1
2aが設けられて、この樋部12aの上部には第
1の結合部13が設けられている。この第1の結
合部13は上記水抜き孔10の後方に位置するカ
ウルトツプアウタ7の内面に結合される。
そして、上記樋部12aは前下方に延長され
て、カウルトツプアウタ7の前側内面まで設けら
れている。さらに、上記カウルトツプアウタ7の
前側内面に接する樋部12aの縁部に第2および
第3の結合部14,15が設けられている。つま
り、この第2および第3の結合部14,15は上
記カウルトツプアウタ7の前側内面に結合される
とともに第2および第3の結合部14,15の間
に上記樋部12aの排水孔16が設けられてい
る。
そして、上記水抜き孔10より降下したドレン
水は樋部12aの上面を流下しその後上記排水孔
16より落下して、排水される構造になつてい
る。
このとき上記排水孔16は上記ドレン水を真下
に流す構造であり、このドレン水は第6図に示さ
れるように上記カウルトツプインナ7aの前部上
面に落下し、後方へ飛びやすかつた。このため、
上記ワイパリンク11等へ水がはねやすく錆や、
錆を原因とした破損等を完全に防ぐことができな
かつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように従来における例えばカウルトツプ
アウタ部に設けられた車体の排水構造はその水抜
き孔の下部にドレンプレートが設けられている
が、その排水孔が真下を向いているためドレン水
が後方へ飛びやすい構造であつた。そしてワイパ
ピボツトの下部に設けられたワイパリンク等にか
かりグリスの取れによる錆や、破損等の原因とな
つていた。
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、上記ドレン水がワイパリンク等にかかること
のない車体の排水構造を提供することを目的とす
る。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案はカウルトツプアウタの上部に設けら
れた凹部の前方に水抜き孔を、その後方にはワイ
パピボツトを設け、さらに上記水抜き孔の後方に
位置する上記カウルトツプアウタの内面に水抜き
孔からのドレン水を前方へ排水する樋状のドレン
プレートを設けた車体の排水構造において、上記
ドレンプレートの底部を前下方に延長することに
より上記カウルトツプアウタの前側内面に結合す
るとともに上記ドレンプレートに、その底部を伝
わつて流下するドレン水を第2の結合部から側方
に排水する側方排水孔を設けることにより、ワイ
パピボツト等にドレン水がかかることを防止でき
る車体の排水構造にある。
(実施例) 以下この考案における一実施例を第1図乃至第
3図を参照して説明するが、その実施対象とする
乗用車両の基本的構造は第4図に示される従来例
と同様のため、同一構成部分については同一符号
を付して説明を省略する。
第1図において7は従来と同様に形成されたカ
ウルトツプアウタであり、その下部にも従来と同
様にカウルトツプインナ7aが設けられている。
そして、上記カウルトツプアウタ7の上部には
凹部9が設けられている。この凹部9にはその前
方に水抜き孔10が設けられて、その後部にはワ
イパピボツト8が貫通状態に設けられている。
このようなカウルトツプアウタ7の内面にはド
レンプレート17が設けられている。このドレン
プレート17は第2図に示されるような形状であ
る。つまり、第1の結合部18がその上部に設け
られ、上記水抜き孔10に対応する部分より凹字
状断面を形成する樋部19が前方へ延長されて設
けられている。そして樋部19の底部20のみを
さらに前下方に延長することにより第2の結合部
21が設けられている。
そして上記ドレンプレート17は第1図および
第2図に示されるように結合されている。つま
り、上記カウルトツプアウタ7における水抜き孔
10の後方に上記第1の結合部18を結合するこ
とにより、水抜き孔10からのドレン水を上記樋
部19に受ける構造とされている。さらに、上記
第2の結合部21はカウルトツプアウタ7の内側
前面に結合されている。そして、この第2の結合
部21の上部に位置する樋部19の左右両側部に
側方排水孔22,23が設けられている。
上述のような構造とすることにより、上記水抜
き孔10より流入したドレン水は樋部19に沿つ
て流下し、上記第2の結合部21の上部で側方排
水孔22,23に分流して側方へ落下させること
ができる。このためドレン水がワイパピボツト8
等を避けて排水され、従来のようにドレン水が後
方へ飛んでワイパピボツト8やその下部に設けら
れたワイパリンク11等にかかることを防止で
き、ワイパリンク11等の錆や破損の原因を除去
することができる。さらに、上記ドレンプレート
17は従来のドレンプレートよりも結合部が少な
く小形なため結合のための工数が減少するととも
に、材料の歩留りを向上させることができる。
なお、この考案は上記一実施例に限定われるも
のではない。例えば上記一実施例において実施対
象となつているのは乗用車両におけるフロントガ
ラス下部に設けられたワイパピボツト8を有する
凹部9の排水構造であるが、これに限定されず車
体の凹部9にワイパピボツト8が設けられる部分
であればよい。また、上記ドレンプレート17に
は側方排水孔を左右に設けたがこれに限定されず
どちらか一方に設けられるものも含まれる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によればカウル
トツプアウタの凹部より水抜き孔へ流入したドレ
ン水をドレンプレートの底部にそつて流下させ側
方排水孔より排水してワイパピボツトの前側方に
排水するためワイパピボツトの存在するドレンプ
レートの後方へドレン水が飛ぶことを防ぐことが
できる。このため上記ワイパピボツト等が錆や、
錆を原因とした破損等を生じることを防止するこ
とができる。さらに、従来におけるドレンプレー
トは結合部が3つ設けられているのに対してこの
考案におけるドレンプレートは上述の効果を得な
がら結合部が2箇所と減少しているとともに小型
化しているため、結合のための工数を減少させる
とともに、材料の歩留りを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案における一実施例
であり、第1図はカウルトツプ部の側断面図、第
2図はドレンプレートの斜視図、第3図はドレン
プレートによつて側方へ排水されるドレン水を示
す斜視図、第4図乃至第7図は従来例であり、第
4図は乗用車両の斜視図、第5図は第4図におけ
る−線部分の断面図、第6図は第4図におけ
る−線部分の改良例を示す断面図、第7図は
ドレンプレートの斜視図である。 7……カウルトツプアウタ、8……ワイパピボ
ツト、10……水抜き孔、17……ドレンプレー
ト、18……第1の結合部,20……底部、21
……第2の結合部、22……側方排水孔、23…
…側方排水孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カウルトツプアウタの上部に凹部が設けられ、
    この凹部の前方には水抜き孔その後方にはワイパ
    ピボツトが設けられるとともに、上記水抜き孔の
    後方に位置する上記カウルトツプアウタの内面に
    第1の結合部を結合して水抜き孔からドレン水を
    前方へ排水する樋状のドレンプレートが設けられ
    た車体の排水構造において、上記ドレンプレート
    の底部を前下方に延長して第2の結合部を設け、
    この第2の結合部を上記カウルトツプアウタの前
    側内面に結合するとともに上記ドレンプレート
    に、その底部を伝わつて流下するドレン水を第2
    の結合部から側方に排水する側方排水孔を設けた
    ことを特徴とする車体の排水構造。
JP15747586U 1986-10-15 1986-10-15 Expired - Lifetime JPH054467Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15747586U JPH054467Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15747586U JPH054467Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6363268U JPS6363268U (ja) 1988-04-26
JPH054467Y2 true JPH054467Y2 (ja) 1993-02-03

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ID=31080057

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JP15747586U Expired - Lifetime JPH054467Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5364902B2 (ja) * 2009-12-15 2013-12-11 トヨタ車体株式会社 車両のフロントピラーの排水構造

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JPS6363268U (ja) 1988-04-26

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