JPH0544207Y2 - - Google Patents

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JPH0544207Y2
JPH0544207Y2 JP1987083910U JP8391087U JPH0544207Y2 JP H0544207 Y2 JPH0544207 Y2 JP H0544207Y2 JP 1987083910 U JP1987083910 U JP 1987083910U JP 8391087 U JP8391087 U JP 8391087U JP H0544207 Y2 JPH0544207 Y2 JP H0544207Y2
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seat
buckle
seat belt
seatbelt
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等のシートベルトバツクル内蔵
リフター付シートに関するものである。
〔従来技術〕
従来のシートベルト付シートの一例としては第
8図および第9図に示すようなものがある(実開
昭58−124355号公報参照)。
すなわち、これら図において、1は車体フロ
ア、2はシート脚固定用部材、3はシート脚、4
はシートスライドアジヤスター、5はシートクツ
シヨン、6はシートバツク、7はシートベルト
で、同シートベルト7の基部は、シートクツシヨ
ン5のクツシヨンフレームに、アンカーボルト1
1および図に表れないアンカーナツトを介して回
動可能に連結されており、その先端にはバツクル
7aが装着されている。8は上端を、上記アンカ
ーボルト11に回動可能に連結された第1の連結
リンクで、同第1連結リンク8の下端は、リベツ
ト14を介して第2の連結リンク9の上端の長孔
9a(第9図参照)に連結されており、また、該
第2連結リンク9の下端は、シート脚3の車体フ
ロア1に近い部分に、ボルト16および図に表れ
ないナツトで回動可能に連結されている。そし
て、それら両リンク8,9で、シートベルト7の
衝突時の入力を、車体フロア1へ伝達する部材を
形成している。また、第1連結リンク8の下端に
は、第2連結リンク9の上端部をガイドするフラ
ンジ8aが第9図に示す如く設けられており、第
1連結リンク8と第2連結リンク9の連結部の長
孔9aは、シートスライドアジヤスター4により
シートクツシヨン5がスライドする際における、
それら両リンク8,9の全長の長さの変動に対応
するに役立つようになつている。
そして自動車の衝突時に生じるシートベルト7
への入力は、シートベルト7→第1連結リンク8
→第2連結リンク9→シート脚3→車体フロア1
の経路で伝達され、シートフレームおよびシート
スライドアジヤスター4には、ほとんど伝わらな
いようになつている。
又、従来のシートベルト付シートの他の例とし
ては第10図および第11図に示すようなものが
ある(実開昭60−95357号公報参照)。
すなわち、これら図において、アジヤストベー
ス21に沿つてアジヤストアンカー22が摺動可
能に設けられ、アンカー22にはアンカー22を
固定とするためのラツチ部23が形成されてい
る。ラツチ部材23は、付勢部材としてのラツチ
スプリング25がアジヤストアンカー22に作用
していることにより、アジヤストベース21の底
面に複数対形成された孔である係合部27と係合
する方向に付勢されている。アジヤストベース2
1は長手方向に延びた凹状部を含む形状、すなわ
ちU字形断面を有し、凹状部の底面に係合部27
が形成されると共に、対向して立上がった側壁部
には、ラツチスプリング25を支持するためにア
ジヤストアンカー22に差渡して取付けられたピ
ン28が通るための長孔29が対向的に形成され
ている。なお、30はスルーアンカーである。そ
して、第10図に示すロツク時、ラツチスプリン
グ25の力によつてアジヤストアンカー22のラ
ツチ部23がベース21の係合部27に引掛か
り、アンカー22、スルーアンカー30を所望の
位置にロツクする。
次に、スルーアンカー30の位置を調整する時
には、スルーアンカー30を押してアジヤストア
ンカー22をピン28を支点にしてスプリング2
5の付勢力に抗して第11図の矢印方向に回動さ
せると、アジヤストアンカー22のラツチ部23
が係合部27から離れてロツクが解除される。従
つて、このままアンカー22等をベース21に沿
つて所望の位置まで摺動させた後、上記回動力を
なくせばアジヤストアンカー22は再びスプリン
グ25の力に従つて第10図の状態をとる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの従来例にあつては、何
れもシートスライド方向にのみシートベルトの長
さを変更でき、かつ長孔9a(又は29)を介し
て調整できる構造であるため、リフターを付加し
た場合には上下方向の変化に追従してシートベル
トの長さを調整することができないばかりでな
く、車両急減速時シートベルトバツクルに荷重が
かかると長孔9a(又は29)の長さ分バツクル
が移動し乗員のシートベルトによる拘束が悪くな
るという問題点があつた。
本考案はこのような従来例の問題点に着目して
なされたもので、リフター付シートにおいても、
シートの上下動に追従し、シートベルトの長さが
常に一定で、調整することがなく、かつ車両急減
速時にシートの設定位置でシートベルトバツクル
が固定され確実に乗員がシートベルトにより拘束
されるようにしたシートベルトバツクル付シート
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成するため、シートク
ツシヨンとシートスライドレールとの間にリフタ
ーをもち、かつシートベルトバツクルを内蔵した
シートにおいて、前記シートのフレームに前記シ
ートベルトバツクルのブラケツトを回動自在に枢
支し、前記ブラケツトに上下方向に延びる長孔を
穿設する一方、前記シートスライドレールのアツ
パレールに前記長孔に案内される2本の係止ピン
を上下方向に所定間隔離間して突設するととも
に、前記長孔の前後内側縁に、車両急減速時前記
シートベルトバツクルが前傾動することで前記係
止ピンと噛み合い係止される係止用鋸歯を列設し
たものである。
〔作用〕
シートをリフターにより上下動調整すると、シ
ートベルトバツクルも追従して上下動し、シート
クツシヨンとシートベルトの関係は常に一定であ
る。
また、車両急減速時、シートベルトに引張力が
加わると、シートベルトバツクルが前傾動し、鋸
歯が係止ピンに噛み合い係止され、シートベルト
バツクルの動きが抑止される。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
第1図乃至第5図において、31はシートクツ
シヨン32とシートバツク33とよりなるシート
で、フロア(図示せず)に固設されたロアレール
34とこれに組み合うアツパレール35とよりな
るシートスライドレール36により前後動できる
ようになつている。さらに、シート31とシート
スライドレール36との間にはリフター(図示せ
ず)が介挿され、シート31が上下動自在となつ
ている。なお、第1図および第2図が夫々シート
31の上、下限設定位置を示している。前記シー
トクツシヨン32のシートクツシヨンフレーム3
2aにはシートベルトバツクル37のブラケツト
38がピン39により回動自在に枢支されてい
る。このシートベルトバツクル37にはシートベ
ルト40に取り付けられたタング41が係脱する
ようになつている。
前記シートベルトバツクル37のブラケツト3
8はその下端がシートスライドレール36位置ま
で延長されており、この延長部38aには上下方
向(長手方向)に延びる長孔42が穿設されてい
る。前記シートスライドレール36のアツパレー
ル35には通常前記シート31の上下動の際、前
記長孔42に案内される2本の係止ピン43,4
4が上下方向に所定間隔離間して突設されてい
る。この係止ピン43,44の軸部は長軸が横方
向の略楕円形を呈している(第5図参照)。前記
ブラケツト38の長孔42の前後内側縁には夫々
係止用鋸歯45a,45bが列設されており、車
両急減速時シートベルト40に引張力が加わつて
前記シートベルトバツクル37が前傾動したと
き、前記係止ピン44,43と噛み合い係止され
るようになつている。前記ブラケツト38には前
記係止用鋸歯45a,45bを覆う比較的軟質の
合成樹脂等で形成した薄いトラツク状のカバー4
6が取り付けられている。このカバー46は勿論
ブラケツト38全体を覆う鞘状のものであつても
良く、また、特に危険意識や見栄えを考慮しなけ
れば無くても良い。
なお、シートスライドレール36は十分な強度
をもち、また係止ピン43,44もこのシートス
ライドレール36のアツパレール35に十分な強
度をもつて固定されていることが肝要である。
かかる構成につき、通常時第1図又は第2図に
示す状態となつているが、この状態でリフターに
よりシート31を上下動調整すると、シートクツ
シヨンフレーム32aにピン39を介して枢支し
たシートベルトバツクル37も追従して上下動
し、常にシートクツシヨン32とシートベルトバ
ツクル37はどの上下位置にあつてもその関係は
変わらない。したがつて、シートベルト40の長
さが常に一定で変更することがない訳である。こ
の場合、アツパレール35に突設した係止ピン4
3,44は長孔42に案内され、シートベルトバ
ツクル37の動きを阻害しない訳である。
そして、車両急減速時、第6図に示すようにシ
ートベルト40に引張力Fが加わつてシートベル
トバツクル37が前傾動すると、シートベルトバ
ツクル37のブラケツト38に形成した係止用鋸
歯45a,45bも第7図に示すように傾動し、
対向する係止ピン44,43と噛み合い係止され
ることとなる。この際カバー46も係止ピン4
3,44により変形し、上記噛み合いを阻害する
ことがない。
かくして、シートベルトバツクル37の動きは
抑止され、その位置で乗員はシート31により確
実に拘束される訳である。
さらに、シートクツシヨンフレーム32aはシ
ートベルト40の引張力が加わらず、強度を高め
る必要がないため、軽量化でき、リフターの操作
も容易に行うことができるものである。
〔効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、リ
フター付シートにあつても常にシートの上下動に
追従してシートベルトバツクルが動き、シートベ
ルトの長さを調整する必要がないばかりでなく、
車両急減速時にシートの設定位置でシートベルト
バツクルが固定され確実に乗員がシートベルトに
より拘束されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は夫々本考案の一実施例を
示すシートを上、下限位置に設定した状態の側面
図、第3図は同じくその斜視図、第4図は同じく
一部の側面図、第5図は同じく要部の拡大説明
図、第6図および第7図は夫々作用説明図および
その拡大説明図、第8図および第9図は夫々第1
従来例の概略側面図および連結リンクの分解斜視
図、第10図および第11図は夫々第2従来例の
一部断面正面図および作用説明図である。 31……シート、32……シートクツシヨン、
32a……シートクツシヨンフレーム、35……
アツパレール、36……シートスライドレール、
37……シートベルトバツクル、38……ブラケ
ツト、39……ピン、40……シートベルト、4
2……長孔、43,44……係止ピン、45a,
45b……係止用鋸歯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨンとシートスライドレールとの
    間にリフターをもち、かつシートベルトバツクル
    を内蔵したシートにおいて、前記シートのフレー
    ムに前記シートベルトバツクルのブラケツトを回
    動自在に枢支し、前記ブラケツトに上下方向に延
    びる長孔を穿設する一方、前記シートスライドレ
    ールのアツパレールに前記長孔に案内される2本
    の係止ピンを上下方向に所定間隔離間して突設す
    るとともに、前記長孔の前後内側縁に、車両急減
    速時前記係止ピンと噛み合い係止される係止用鋸
    歯を列設したことを特徴とするシートベルトバツ
    クル内蔵リフター付シート。
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JP5097790B2 (ja) * 2010-03-24 2012-12-12 トヨタ紡織株式会社 車両用シート

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