JPH0543721Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0543721Y2
JPH0543721Y2 JP12173989U JP12173989U JPH0543721Y2 JP H0543721 Y2 JPH0543721 Y2 JP H0543721Y2 JP 12173989 U JP12173989 U JP 12173989U JP 12173989 U JP12173989 U JP 12173989U JP H0543721 Y2 JPH0543721 Y2 JP H0543721Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
tank
storage tank
valve
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12173989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0362524U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12173989U priority Critical patent/JPH0543721Y2/ja
Publication of JPH0362524U publication Critical patent/JPH0362524U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0543721Y2 publication Critical patent/JPH0543721Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コーヒー、紅茶、緑茶等の飲料を収
容する貯液タンクと、この貯液タンク内の飲料を
外部に取り出す注出弁からなるデイスペンサを複
数個並列的に備えてなるデイスペンサ装置に付設
される湯煎式の保温装置に関する。
〔従来の技術〕
複数個のデイスペンサに湯煎式の保温装置を付
設する場合、二つの方法がある。一つは、複数個
の貯液タンクを単一の収容タンクに収容して同収
容タンク内の湯により併せて湯煎する方法であ
り、他の一つは各貯液タンクを各収容タンクに収
容してそれぞれ別個の保温装置により湯煎する方
法(一つの貯液タンクを湯煎する方法の一例が特
開昭56−3019号公報に開示されている)である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前者の方法は、構成部品数が少ない
利点があるものの、収容タンクが大きくなつて当
該装置が非常に大きくなるおそれがあり、デイス
ペンサが3個・4個と多い場合には、実施するこ
とが難かしい。一方、後者の方法は、デイスペン
サが3個・4個と多い場合にも容易に実施できる
ものの、各デイスペンサに保温装置をそれぞれ別
個に設ける必要があり、当該装置が非常に高価と
なる。
本考案は、上記した問題に対処すべくなされた
ものであり、複数個のデイスペンサを備えたデイ
スペンサ装置にコンパクトかつ安価に実施できる
湯煎式の保温装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本考案におい
ては、当該保温装置を、各貯液タンクをそれぞれ
別個に収容する複数の収容タンクと、これら収容
タンクと略同レベルに配置されて内部に熱湯を常
に一定量貯える単一の給湯タンクと、この給湯タ
ンクと前記各収容タンクを接続する通路に設けた
各給湯弁と、前記収容タンク内に配設したシーズ
ヒータと、前記収容タンク内に配設したサーミス
タと、これら各サーミスタと協働して前記各シー
ズヒータへの通電を制御して前記各収容タンク内
の湯温を保温設定値に維持する制御装置によつて
構成した。前記給湯タンクは給湯弁を介して熱湯
及び蒸気を製造・供給するボイラに接続され、同
給湯弁は前記給湯タンクの内部に設けたフロート
スイツチに基いて開閉されて、前記給湯タンクの
液位が設定値に維持されるのが望ましい。
〔考案の作用・効果〕
本考案による保温装置においては、各貯液タ
ンク内に飲料が供給されるのに合せて各給湯弁を
開くことにより、給湯タンクから各収容タンクに
熱湯が液位差により供給される。各収容タンク
内に配設したサーミスタと制御装置によつて同収
容タンク内に配設したシーズヒータへの通電が制
御されて、各収容タンク内の湯温が保温設定値に
維持される。また、給湯タンクが給湯弁を介し
てボイラに接続されておれば、同給湯弁が給湯タ
ンクの内部に設けたフロートスイツチに基いて開
閉されて、給湯タンクの液位が設定値に維持され
る。といつた各作用が得られる。
したがつて、本考案による保温装置において
は、(a)各貯液タンクにて飲料が供給されるのに合
せて速やかに湯煎を行うことができる。(b)各シー
ズヒータは各収容タンクに供給された熱湯が冷め
た場合において同収容タンク内の湯温が保温設定
値に維持されるように機能するものであり、小型
で安価なものが採用できる。(c)給湯タンクから各
収容タンクへの熱湯供給は液位差により自動的に
得られるものであり、ポンプ等の供給手段は不要
であり、安価に実施できる。(d)給湯タンクが給湯
弁を介してボイラに接続されておれば、ボイラか
ら給湯タンクへの熱湯供給をボイラの蒸気圧を利
用して行うことができる。といつた種々な効果を
期待することができるとともに、(e)給湯タンク内
の熱湯を各給湯弁を介して各収容タンクに供給で
きるようにして、給湯タンクを共用するようにし
たため、当該保温装置をコンパクトかつ安価に構
成できる。といつた効果をも期待することができ
る。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説明
する。
第1図及び第2図はマルチデイスペンサを示し
ていて、このマルチデイスペンサは一つのユニツ
トとして構成した4個のコーヒーデイスペンサ
A,B,C,Dと、一つのユニツトとして構成し
た3個のジユースデイスペンサE,F,Gを備え
ていて、これらを並設することにより使用される
ようになつている。
各コーヒーデイスペンサA,B,C,Dは、第
2図にて示したように、同一レベルに配置されて
いて、作業台H、カツプ等の食器を収納する食器
収納器I、スプーン等の小物入J及びダストボツ
クスK等とともにユニツト化されて飲料製造機を
構成している。また、各コーヒーデイスペンサ
A,B,C,Dは、後述する抽出装置によつて抽
出されたホツト又はアイスコーヒーを収容する貯
液タンク11と、貯液タンク11の底部からコー
ヒーを注出する(取り出す)ための電磁注出弁
(この電磁弁及び以下に説明する各電磁弁は全て
常閉型のものである)12によつて構成されてお
り、貯液タンク11内のホツト又はアイスコーヒ
ーは貯液タンク11に付設した保温・保冷装置に
よつて保温又は保冷されるようになつている。各
貯液タンク11は、約20杯分のコーヒーを収容で
きるものであり、各コーヒーデイスペンサA,
B,C,Dに対応して設けた注出スイツチA1,
B1,C1,D1(第2図参照)を押すことによ
り各注出弁12が設定時間開いて一杯分のコーヒ
ーが注出されるようになつている。
抽出装置は、第1図、第3図及び第4図に示し
たように、各コーヒーデイスペンサA,B,C,
Dに対応して設けた抽出器13、回転ノズル1
4、電磁ドリツプ弁15、ドリツプタンク16及
びボイラ17等により構成されていて、ドリツプ
タンク16は一対の抽出器13等に共用されるよ
うに構成され、またボイラ17は一対のドリツプ
タンク16に共用されるように構成されており、
第2図に示した各ドリツプスイツチA2,B2,
C2,D2を押すことにより約10杯分のコーヒー
が自動的に抽出(ドリツプ)されるようになつて
いる。
各抽出器13は、周知のものであり、内部には
フイルタと挽いたコーヒー豆(図示せず)が予め
入れられていて、上方に設けた回転ノズル14か
ら噴出される湯によりコーヒーが抽出されるよう
になつている。回転ノズル14は二つを一組とし
て各電磁ドリツプ弁15を介してドリツプタンク
16に接続されていて、ドリツプタンク16から
湯が供給されることにより自転して抽出器13内
のコーヒー豆に湯を満遍なく散水する。
ドリツプタンク16は、供給管21及びこれに
介装した電磁給湯弁22、電磁蒸気供給弁23を
介してボイラ17に接続されている。また、ドリ
ツプタンク16には、電磁蒸気排出弁24が取付
けられるとともに、3個のフロートスイツチ2
5,26,27が取付けられていて、電磁蒸気排
出弁24は食器収納器Iに接続されている。
ボイラ17は、周知のものであり、熱湯と蒸気
を製造・供給できるようになつており、湯量が低
下したときには給水ポンプ28及び電磁給水弁2
9を通して水(例えば、水道水)が補給されるよ
うになつている。なお、第1図、第3図中符号3
1にて示した電磁弁は第2図の蒸気供給スイツチ
32の押動操作によつて開くものであり、例えば
ミルク等を温める時に使用され、また符号33に
て示した電磁弁は第2図の湯供給スイツチ34の
押動操作によつて開くものであり、例えば紅茶の
給湯時等に使用される。
保温・保冷装置は、各貯液タンク11の周囲に
それぞれ配設したヒータとクーラにより構成され
ていて、ヒータとクーラの各作動は貯液タンク1
1を収容して所定量の水又は湯を貯え上端を密閉
された収容タンク35内に設けたサーミスタ36
と制御装置37によつて制御されるようになつて
いる。またヒータとクーラの切換は、第2図に示
した各切換スイツチA3,B3,C3,D3を操
作することにより、自動的に行われるようになつ
ており、各切換スイツチA3,B3,C3,D3
がホツト側に操作されたときには各スイツチに一
体的に設けた橙ランプが点灯し、またアイス側に
操作されたときには各スイツチに一体的に設けた
青ランプが点灯するようになつている。
ヒータは上記収容タンク35内に配設した周知
のシーズヒータ38と収容タンク35内に熱湯を
供給可能な給湯タンク39等により構成されてい
る。シーズヒータ38は、第3図にて示したよう
に貯液タンク11の底面に沿つて円形に形成され
ていて、サーミスタ36と制御装置37によつて
その通電を制御されており、収容タンク35内の
湯温が保温設定値(例えば、82〜86℃)に維持さ
れるようになつている。給湯タンク39は、第1
図及び第4図に示したように、各収容タンク35
と同レベルに配置されていて、ホツトコーヒーを
収容する貯液タンク11の収容タンク35に各電
磁給湯弁41を通して熱湯を予め供給可能であ
り、内部の液位はフロートスイツチ42とボイラ
17間に設けた電磁給湯弁43と制御装置37に
より設定値に維持されるようになつており、上部
には食器収納器Iに接続された排気孔44が設け
られている。
クーラは、収容タンク35内に供給・排出され
て循環する冷却水により構成されていて、冷却水
は全てのクーラに共用される冷却水循環回路から
各電磁給水弁45を通して収容タンク35の底部
に供給されるように構成されている。冷却水循環
回路は、貯氷庫46、循環ポンプ47、供給パイ
プ48、戻りパイプ49及び排出パイプ51等に
よつて構成されていて、供給パイプ48には各収
容タンク35に給水するための電磁給水弁45が
それぞれ介装され、また排出パイプ51には電磁
排水弁52が介装されている。また、戻りパイプ
49における各立上り部は各収容タンク35の底
壁を液密に貫通して収容タンク35の上端部にて
開口していて、同開口を通して戻りパイプ49内
に冷却水が流入するようになつており、また各立
上り部には分岐パイプ53がそれぞれ接続されて
いて、その上端には電磁ブリーザ弁54が取付け
られている。
貯氷庫46は、前方に開閉扉55を有してい
て、公知のオーガ式製氷機56における上部貯氷
庫57の上方部位からシユート58を通して落下
供給される氷又は扉55を開いて外部から入れら
れる氷を内部の棚板(水は通過可能)59上に貯
えるようになつていて、底部には供給パイプ48
の一端が開口し、また上部には戻りパイプ49の
一端が開口している。また貯氷庫46には、底部
にフロートスイツチ61とオーバーフローパイプ
62が設けられ、上部に電磁給水弁63を備えた
給水パイプ(水道に接続されている)64が設け
られている。なお、オーガ式製氷機56の上部貯
氷庫57に貯えられている氷は第2図に示したス
イツチ65を押すことによりシユート66を通し
て適宜に取出すことができるようになつている。
食器収納器Iは、第2図及び第5図に示したよ
うに、前方に開口を有した二重壁構造のステンレ
ス製箱体67と、同箱体67に組付けられてコー
ヒーカツプ68(第4図参照)等を収容可能な三
段の引出69によつて構成されていて、箱体67
の二重壁間に形成される空間Roは接続管Poによ
つて各ドリツプタンク16に設けた電磁蒸気排出
弁24と貯湯タンク39に設けた排気孔44に接
続されており、各電磁蒸気排出弁24と排気孔4
4から排出される蒸気が空間Roに供給されるよ
うになつている。なお、余剰の蒸気は図示しない
排出孔を通して当該空間Roから排出されるよう
になつている。
一方、各ジユースデイスペンサE,F,Gは、
第2図にて示したように、各コーヒーデイスペン
サA,B,C,Dと同一レベルに配置されてい
て、作業台L及び引出し式の冷蔵庫M等とともに
ユニツト化されている。また、各ジユースデイス
ペンサE,F,Gは、所定量のジユースを収容す
る貯液タンク71と、貯液タンク71の底部から
ジユースを注出するための電磁注出弁72によつ
て構成されており、貯液タンク71内のジユース
は保冷装置によつて保冷されるとともに、攪拌装
置によつて攪拌されるようになつている。各貯液
タンク71は、前扉70を開くことにより脱着可
能となつていて、各ジユースデイスペンサE,
F,Gに対応して設けた注出スイツチE1,F
1,G1を押すことにより各注出弁12が設定時
間開いて一杯分のジユースが注出されるようにな
つている。
保冷装置は、第1図にて示したように、各ジユ
ースデイスペンサE,F,Gを収容する冷蔵室R
1と引出し式の冷蔵庫Mを保冷するためのもので
あり、中間部に設けた蒸発器73と一対の循環フ
アン74を備えるとともに、蒸発器73に冷媒を
循環させる圧縮機、凝縮器等(図示を省略した
が、冷蔵庫Mの下方にある機械室R2に設けられ
ている)を備えていて、冷蔵庫Mの温度が設定値
(冷蔵庫Mの近傍に設けた図示省略の温度センサ
により検出される)よりも高くなると機械室R2
に設けた圧縮機が作動し、また冷蔵室R1の温度
が設定値(冷蔵室R1内に設けた図示省略の温度
センサにより検出される)よりも高くなると循環
フアン74が作動するように制御装置37により
制御されている。
攪拌装置は、各貯液タンク71内に揺動可能に
収容されて上端がタンク外に突出する攪拌板75
(第2図参照)と、この攪拌板75を揺動させる
板カム76と、各板カム76を一体的に保持して
電動機77により駆動される回転軸78等によつ
て構成されていて、各貯液タンク71内のジユー
スが沈澱しないように穏やかに攪拌するようにな
つている。
制御装置37は、上述した各作動の制御のみな
らず、当該マルチデイスペンサの種々の作動を制
御するものであり、例えばドリツプ制御(抽出器
13への湯の供給制御)、各収容タンク35内の
冷却水と湯の交換制御及び冷却水の循環制御、オ
ーガ式製氷機56の運転制御等をも行う。
ドリツプ制御によれば、各ドリツプスイツチA
2,B2,C2,D2を押すことにより、該当す
る電磁給湯弁22及び電磁蒸気排出弁24が開い
てボイラ17から該当するドリツプタンク16に
熱湯が供給され、同ドリツプタンク16内の湯面
が上方のフロートスイツチ25により検出される
と、上記電磁給湯弁22及び電磁蒸気排出弁24
が閉じるとともに該当する電磁蒸気供給弁23及
び電磁ドリツプ弁15が開いて上記ドリツプタン
ク16内の湯が蒸気により加圧されて該当する回
転ノズル14から抽出器13に噴出され、また上
記ドリツプタンク16内の湯面が中央のフロート
スイツチ26により検出されると、上記電磁ドリ
ツプ弁15が設定時間(抽出器13に噴出された
湯が抽出器13にてドリツプを略完了するに要す
る時間)閉じて抽出器13への給湯が休止され、
設定時間経過後に上記電磁ドリツプ弁15が再び
開いてドリツプタンク16内の湯が再び回転ノズ
ル14から抽出器13に噴出され、更に上記ドリ
ツプタンク16内の湯面が下方のフロートスイツ
チ27により検出されると、その後所定の遅延時
間(ドリツプタンク16底部の湯が完全に排出さ
れるのに要する時間)経過後に上記電磁ドリツプ
弁15及び電磁蒸気供給弁23が閉じるとともに
電磁蒸気排出弁24が設定時間開いて上記ドリツ
プタンク16内に残留する蒸気が食器収納器Iの
空間Roに排出されるといつた一連の作動が得ら
れる。
また、各収容タンク35内の冷却水と湯の交換
制御によれば、各切換スイツチA3,B3,C
3,D3をホツト側へ切換えることにより、循環
ポンプ47が所定時間停止するとともに該当する
収容タンク35に設けた電磁給水弁45及び排出
パイプ51に設けた電磁排水弁52が所定時間開
きかつ他の電磁給水弁45が全て所定時間閉じて
該当する収容タンク35内が空となり、その後に
上記電磁給水弁45及び電磁排水弁52が閉じる
とともに他の電磁給水弁45が各切換スイツチA
3,B3,C3,D3の切換状態に対応した状態
(ホツト側に切換られておれば閉状態にまたアイ
ス側に切換られておれば開状態)に復帰しかつ該
当する電磁給湯弁41及び電磁ブリーザ弁54が
開いて給湯タンク39内の熱湯が該当する収容タ
ンク35内に規定レベル(フロートスイツチ42
により規定されるレベルであり、戻りパイプ49
の立上り部上端より低い)にまで液位差により自
動的に供給されるといつた一連の作動が得られ
て、該当する貯液タンク11内のホツトコーヒー
が的確に湯煎され、また各切換スイツチA3,B
3,C3,D3をアイス側へ切換えることによ
り、該当する電磁給湯弁41及び電磁ブリーザ弁
54が閉じ、また循環ポンプ47が所定時間停止
するとともに該当する電磁給水弁45及び電磁排
水弁52が所定時間開きかつ他の電磁給水弁45
が全て所定時間閉じて該当する収容タンク35内
が空となり、その後に上記電磁排水弁52が閉じ
るとともに循環ポンプ47が起動して該当する収
容タンク35内に冷却水が供給されるといつた一
連の作動が得られて、該当する貯液タンク11内
のコーヒーが的確に冷却される。なお、上述した
湯の温度が低下した場合には、シーズヒータ38
がサーミスタ36と協働して収容タンク35内の
湯温を保温設定値に維持する。
更に、冷却水の循環制御によれば、いずれか一
つの切換スイツチA3,B3,C3,D3がアイ
ス側に維持されかつフロートスイツチ61により
所要量の水が貯氷庫46の底部に溜つていること
が検出されると、循環ポンプ47が駆動して冷却
水が該当する収容タンク35内にその底部から流
入しかつ戻りパイプ49の立上り部の上端開口か
ら戻りパイプ49に流入して貯氷庫46に戻り貯
氷庫46内にて棚板59上の氷に直接かけられて
冷却されながら流下し再び循環ポンプ47に吸入
されて循環されるといつた一連の作動が得られ
て、該当する貯液タンク11内に収容したアイス
コーヒーが効率よく冷却される。また、上述した
冷却水の循環によつて該当する収容タンク35内
の水温が保冷設定値(例えば、7〜9℃)になる
と、該当する電磁給水弁45が閉じて冷却水の無
用の循環が防がれる。なお、フロートスイツチ6
1により所要量の水が貯氷庫46の底部に溜つて
いることを検出されないときには、電磁給水弁6
3が開いて給水パイプ64から水が補給され、ま
た氷が融けて貯氷庫46内の水位が規定値に達す
ると、その水はオーバーフローパイプ62を通し
て貯氷庫46外に排出され、扉55から溢れるこ
とはない。
また、オーガ式製氷機56の運転制御によれ
ば、当該マルチデイスペンサの使用開始に伴つて
製氷運転が開始され、貯氷庫46内の氷量が規定
量(貯氷庫46内に設けた図示省略の検出手段に
よつて検出される)に達したとき製氷運転が停止
される。
ところで、本実施例においては、上述した説明
から明らかなように、各貯液タンク11内のコー
ヒーを保温・保冷する保温・保冷装置において、
ヒータとして、各貯液タンク11をそれぞれ別個
に収容する複数の収容タンク35と、これら収容
タンク35と略同レベルに配置されて各収容タン
ク35に各電磁給湯弁41を介してそれぞれ接続
されるとともにボイラ17に電磁給湯弁43を介
して接続された単一の給湯タンク39と、各サー
ミスタ36、各シーズヒータ38及び制御装置3
7等が採用されている。このため、各貯液タンク
11内にホツトコーヒーが抽出・供給されるのに
合せて各切換スイツチA3,B3,C3,D3を
ホツト側に操作すれば、上述したように各給湯弁
41が開いて給湯タンク39から各収容タンク3
5に熱湯が液位差によりポンプ等の供給手段を用
いることなく供給され、速やかに湯煎を行うこと
ができる。また各収容タンク11内に配設したサ
ーミスタ36と制御装置37によつて各シーズヒ
ータ38への通電が制御されて、各収容タンク1
1内の湯温が保温設定値に維持される。この温度
維持は、各収容タンク11に供給された熱湯が冷
めた場合において各シーズヒータ38により行わ
れるものであり、各シーズヒータ38として小型
で安価なものが採用できる。また、給湯タンク3
9が各電磁給湯弁41を介して各収容タンク35
にそれぞれ接続されていて共用されコンパクトか
つ安価に構成されるとともに、電磁給湯弁43を
介してボイラ17に接続されていて、同給湯弁4
3がフロートスイツチ42に基いて開閉されて、
給湯タンク39の液位が設定値に維持される。こ
の場合のボイラ17から給湯タンク39への熱湯
供給はボイラ17の蒸気圧を利用して行われる。
また保温・保冷装置のクーラとして、貯液タン
ク11を収容する収容タンク35内に供給されて
排出されかつ貯氷庫46内の氷により冷却されて
循環ポンプ47により循環される冷却水が採用さ
れていて、各貯液タンク11と収容タンク35間
には所要量の水が収容される最小限の隙間を設け
るだけでよく、収容タンク35の径を小さくでき
て当該装置の小型化を図ることができる。また、
本実施例のように多数の貯液タンク11を並列に
設けて使用する場合、冷却水の供給・排出水路
(パイプ48,49)を並列に設けることにより
冷却水の供給源(貯氷庫46及び循環ポンプ47
等)を共用でき、極めて安価に実施することがで
きる。更に、シーズヒータ38等による湯煎にお
いては、貯液タンク11の外周に邪魔な部材が無
く、効率よく保温することができる。
また、ボイラ17を用いてドリツプのための湯
供給と湯煎のための湯供給を行うようにしたた
め、各動作を短時間に効率よく行うことができる
とともに、ドリツプ完了後に電磁蒸気排出弁24
が開いて、供給管21及びドリツプタンク16内
に残留する蒸気が接続管Poを通して箱体67の
二重壁間に形成された空間Roに流入し、これに
より食器収納器I内に収納したコーヒーカツプ6
8等の食器が加温される。このように、本実施例
においては、ドリツプ完了後に供給管21及びド
リツプタンク16内に残留する蒸気(ドリツプに
利用された蒸気)を食器収納器Iに導いて、その
蒸気の熱を利用してコーヒーカツプ68等の食器
を加温するようにしたものであるため、経済的に
食器を加温できるとともに、食器収納器Iに導か
れた蒸気は箱体67の二重壁間に形成された空間
Roに流入するのみで箱体67内には流入せず、
食器を濡らすことなく加温して乾燥・加熱・保温
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による保温装置を備えたマルチ
デイスペンサの概略構成図、第2図は同マルチデ
イスペンサの正面図、第3図はマルチデイスペン
サにおけるコーヒーデイスペンサ部分の拡大平面
図、第4図は第2図の−線に沿う概略断面
図、第5図は第2図の−線に沿う概略断面図
である。 符号の説明、11……貯液タンク、12……注
出弁、17……ボイラ、35……収容タンク、3
6……サーミスタ、37……制御装置、38……
シーズヒータ、39……給湯タンク、41……給
湯弁、42……フロートスイツチ、43……給湯
弁、A,B,C,D……コーヒーデイスペンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コーヒー等の飲料を収容する貯液タンクと、
    この貯液タンク内の飲料を外部に取り出す注出
    弁からなるデイスペンサを複数個並列的に備え
    てなるデイスペンサ装置に付設される湯煎式の
    保温装置であつて、前記各貯液タンクをそれぞ
    れ別個に収容する複数の収容タンクと、これら
    収容タンクと略同レベルに配置されて内部に熱
    湯を常に一定量貯える単一の給湯タンクと、こ
    の給湯タンクと前記各収容タンクを接続する通
    路に設けた各給湯弁と、前記収容タンク内に配
    設したシーズヒータと、前記収容タンク内に配
    設したサーミスタと、これら各サーミスタと協
    働して前記各シーズヒータへの通電を制御して
    前記各収容タンク内の湯温を保温設定値に維持
    する制御装置によつて構成したデイスペンサ装
    置の保温装置。 (2) 前記給湯タンクは給湯弁を介して熱湯及び蒸
    気を製造・供給するボイラに接続され、同給湯
    弁は前記給湯タンクの内部に設けたフロートス
    イツチに基いて開閉されて、前記給湯タンクの
    液位が設定値に維持されるようにした請求項1
    記載のデイスペンサ装置の保温装置。
JP12173989U 1989-10-18 1989-10-18 Expired - Lifetime JPH0543721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12173989U JPH0543721Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12173989U JPH0543721Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0362524U JPH0362524U (ja) 1991-06-19
JPH0543721Y2 true JPH0543721Y2 (ja) 1993-11-04

Family

ID=31669762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12173989U Expired - Lifetime JPH0543721Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0543721Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202018102872U1 (de) * 2018-04-17 2018-07-19 Melitta Professional Coffee Solutions GmbH & Co. KG Kaffeemaschine, insbesondere Filterkaffeemaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0362524U (ja) 1991-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5724883A (en) Hot/cold beverage brewing device
EP3183520B1 (en) Beverage chiller and associated systems and methods
JP2009523993A (ja) 冷却冷凍機器用製氷システム
US3254501A (en) Automatic ice cube maker
JP2588093Y2 (ja) 飲料供給装置
US11326825B2 (en) Stand-alone ice and beverage appliance
AU2022204813B2 (en) Clear barrel ice maker
JPH0614708Y2 (ja) 飲料の保温・保冷装置
JP2009078090A (ja) 飲料ディスペンサ
JPH0543721Y2 (ja)
JP5227622B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JPH0713614Y2 (ja) 飲料製造機
US3048988A (en) Ice making apparatus
JP2810436B2 (ja) 飲料供給機
USRE26101E (en) Ice making apparatus
JP2828679B2 (ja) 飲料供給機
KR20190124834A (ko) 제빙드럼이 내장된 냉장고
JP3101174B2 (ja) 飲料注出装置
KR900003966Y1 (ko) 보리차 여열을 이용한 온수 온장고
JPH0138706Y2 (ja)
KR200355286Y1 (ko) 대용량 냉온수기
JP2009072352A (ja) 飲料ディスペンサ
JP3714835B2 (ja) 冷水供給装置
JPH088744Y2 (ja) ホテルパン加熱・冷却装置
JP2771623B2 (ja) 飲料供給機