JPH0713614Y2 - 飲料製造機 - Google Patents

飲料製造機

Info

Publication number
JPH0713614Y2
JPH0713614Y2 JP12173889U JP12173889U JPH0713614Y2 JP H0713614 Y2 JPH0713614 Y2 JP H0713614Y2 JP 12173889 U JP12173889 U JP 12173889U JP 12173889 U JP12173889 U JP 12173889U JP H0713614 Y2 JPH0713614 Y2 JP H0713614Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
electromagnetic
drip
tank
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12173889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0362522U (ja
Inventor
武明 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP12173889U priority Critical patent/JPH0713614Y2/ja
Publication of JPH0362522U publication Critical patent/JPH0362522U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0713614Y2 publication Critical patent/JPH0713614Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コーヒー,紅茶,緑茶等の飲料を製造する飲
料製造機に係り、特にカップ等食器を収納可能な食器収
納器を付設してなる飲料製造機に関する。
〔従来の技術〕
熱湯及び蒸気を製造・供給するボイラにて得られる蒸気
の圧力にて同ボイラにて得られる熱湯を押し出して同熱
湯によりコーヒー等飲料を抽出するようにした飲料製造
機は、例えば特開昭60-116316号公報に示されている。
上記公報に示されている飲料製造機においては、蒸気供
給用弁を操作することによりボイラから蒸気を取り出
し、これをコーヒーカップに噴出して加温することがで
きるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記した従来の飲料製造機においては、蒸
気をコーヒーカップに直接噴出して加温するものである
ため、カップ全体を加温することは難しく、しかもカッ
プが蒸気により濡れる。コーヒーカップに噴出される
蒸気は、加温のためにのみボイラから取り出したもので
あり、不経済である。等の問題がある。
本考案は、上記した種々な問題に対処すべくなされたも
のであり、コーヒーカップ等の食器を経済的にしかも全
体を濡らすことなく加温することが可能な飲料製造機を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本考案においては、熱
湯及び蒸気を製造・供給するボイラにて得られる蒸気の
圧力にて同ボイラにて得られる熱湯を押し出して同熱湯
によりコーヒー等飲料を抽出するようにした飲料製造機
において、開口部を開閉可能な二重壁構造の箱体を主体
として内部にカップ等食器を収納可能な食器収納器を付
設するとともに、上記抽出用熱湯を一時貯えるドリップ
タンクを付設して、前記箱体の二重壁間に形成される空
間と前記ドリップタンクの上部を接続路により接続し、
同接続路に前記ボイラから前記ドリップタンクへの熱湯
供給時に開かれる常閉型の電磁蒸気排出弁を介装した。
〔考案の作用・効果〕
本考案による飲料製造機においては、ボイラからドリッ
プタンクへの熱湯の供給時に常閉型の電磁蒸気排出弁が
開いて、ドリップタンクの上部に生じる蒸気(ボイラか
らの熱湯が大気圧下にて100℃になることにより生じる
蒸気)が接続路を通して箱体の二重壁間に形成された空
間に流入し、これにより箱体を主体とする食器収納器内
に収納した食器が加温される。
ところで、本考案による飲料製造機においては、ボイラ
からドリップタンクへの熱湯の供給時にドリップタンク
の上部に生じる上述した蒸気(自然に生じる蒸気)を食
器収納器に導いて、その蒸気の熱を利用して食器を加温
するようにしたものであるため、経済的に食器を加温で
きるとともに、食器収納器に導かれた蒸気は箱体の二重
壁間に形成される空間に流入するのみで箱体内には流入
せず、食器を濡らすことなく加温して乾燥・加熱・保温
することができる。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図及び第2図はマルチディスペンサを示していて、
このマルチディスペンサは一つのユニットとして構成し
た4個のコーヒーディスペンサA,B,C,Dと、一つのユニ
ットとして構成した3個のジュースディスペンサE,F,G
を備えていて、これらを並設することにより使用される
ようになっている。
各コーヒーディスペンサA,B,C,Dは、第2図にて示した
ように、同一レベルに配置されていて、作業台H,カップ
等の食器を収納する食器収納器I,スプーン等の小物入J
及びダストボックスK等とともにユニット化されて飲料
製造機を構成している。また、各コーヒーディスペンサ
A,B,C,Dは、後述する抽出装置によって抽出されたホッ
ト又はアイスコーヒーを収容する貯液タンク11と、貯液
タンク11の底部からコーヒーを注出するための電磁注出
弁(この電磁弁及び以下に説明する各電磁弁は全て常閉
型のものである)12によって構成されており、貯液タン
ク11内のホット又はアイスコーヒーは貯液タンク11に付
設した保温・保冷装置によって保温又は保冷されるよう
になっている。各貯液タンク11は、約20杯分のコーヒー
を収容できるものであり、各コーヒーディスペンサA,B,
C,Dに対応して設けた注出スイッチA1,B1,C1,D1(第2図
参照)を押すことにより各注出弁12が設定時間開いて一
杯分のコーヒーが注出されるようになっている。
抽出装置は、第1図,第3図及び第4図に示したよう
に、各コーヒーディスペンサA,B,C,Dに対応して設けた
抽出器13,回転ノズル14,電磁ドリップ弁15,ドリップタ
ンク16及びボイラ17等により構成されていて、ドリップ
タンク16は一対の抽出器13等に共用されるように構成さ
れ、またボイラ17は一対のドリップタンク16に共用され
るように構成されており、第2図に示した各ドリップス
イッチA2,B2,C2,D2を押すことにより約10杯分のコーヒ
ーが自動的に抽出(ドリップ)されるようになってい
る。各抽出器13は、周知のものであり、内部にはフィル
タと挽いたコーヒー豆(図示せず)が予め入れられてい
て、上方に設けた回転ノズル14から噴出される湯により
コーヒーが抽出されるようになっている。回転ノズル14
は二つを一組として各電磁ドリップ弁15を介してドリッ
プタンク16に接続されていて、ドリップタンク16から湯
が供給されることにより自転して抽出器13内のコーヒー
豆に湯を満遍なく散水する。
ドリップタンク16は、供給管21及びこれに介装した電磁
給湯弁22,電磁蒸気供給弁23を介してボイラ17に接続さ
れている。また、ドリップタンク16には、電磁蒸気排出
弁24が取付けられるとともに、3個のフロートスイッチ
25,26,27が取付けられていて、電磁蒸気排出弁24は食器
収納器Iに接続されている。
ボイラ17は、周知のものであり、熱湯と蒸気を製造・供
給できるようになっており、湯量が低下したときには給
水ポンプ28及び電磁給水弁29を通して水(例えば、水道
水)が補給されるようになっている。なお、第1図,第
3図中符号31にて示した電磁弁は第2図の蒸気供給スイ
ッチ32の押動操作によって開くものであり、例えばミル
ク等を温める時に使用され、また符号33にて示した電磁
弁は第2図の湯供給スイッチ34の押動操作によって開く
ものであり、例えば紅茶の給湯時等に使用される。
保温・保冷装置は、各貯液タンク11の周囲にそれぞれ配
設したヒータとクーラにより構成されていて、ヒータと
クーラの各作動は貯液タンク11を収容して所定量の水又
は湯を貯え上端を密閉された収容タンク35内に設けたサ
ーミスタ36と制御装置37によって制御されるようになっ
ている。またヒータとクーラの切換は、第2図に示した
各切換スイッチA3,B3,C3,C3を操作することにより、自
動的に行われるようになっており、各切換スイッチA3,B
3,C3,D3がホット側に操作されたときには各スイッチに
一体的に設けた橙ランプが点灯し、またアイス側に操作
されたときには各スイッチに一体的に設けた青ランプが
点灯するようになっている。
ヒータは上記収容タンク35内に配設した周知のシーズヒ
ータ38と収容タンク35内に湯を供給可能な給湯タンク39
等により構成されている。シーズヒータ38は、第3図に
て示したように貯液タンク11の底面に沿って円形に形成
されていて、サーミスタ36と制御装置37によってその通
電を制御されており、収容タンク35内の湯温が保温設定
値(例えば、82〜86℃)に維持されるようになってい
る。給湯タンク39は、第1図及び第4図に示したよう
に、各収容タンク35と同レベルに配置されていて、ホッ
トコーヒーを収容する貯液タンク11の収容タンク35に各
電磁給湯弁41を通して湯を予め供給可能であり、内部の
水位はフロートスイッチ42とボイラ17間に設けた電磁給
湯弁43と制御装置37により設定値に維持されるようにな
っており、上部には食器収納器Iに接続された排気孔44
が設けられている。
クーラは、収容タンク35内に供給・排出されて循環する
冷却水により構成されていて、冷却水は全てのクーラに
共用される冷却水循環回路から各電磁給水弁45を通して
収容タンク35の底部に供給されるように構成されてい
る。冷却水循環回路は、貯氷庫46,循環ポンプ47,供給パ
イプ48,戻りパイプ49及び排出パイプ51等によって構成
されていて、供給パイプ48には各収容タンク35に給水す
るための電磁給水弁45がそれぞれ介装され、また排出パ
イプ51には電磁排水弁52が介装されている。また、戻り
パイプ49における各立上り部は各収容タンク35の底壁を
液密に貫通して収容タンク35の上端部にて開口してい
て、同開口を通して戻りパイプ49内に冷却水が流入する
ようになっており、また各立上り部には分岐パイプ53が
それぞれ接続されていて、その上端には電磁ブリーザ弁
54が取付けられている。
貯氷庫46は、前方に開閉扉55を有していて、公知のオー
ガ式製氷機56における上部貯氷庫57の上方部位からシュ
ート58を通して落下供給される氷又は扉55を開いて外部
から入れられる氷を内部の棚板(水は通過可能)59上に
貯えるようになっていて、底部には供給パイプ48の一端
が開口し、また上部には戻りパイプ49の一端が開口して
いる。また貯氷庫46には、底部にフロートスイッチ61と
オーバーフローパイプ62が設けられ、上部に電磁給水弁
63を備えた給水パイプ(水道に接続されている)64が設
けられている。なお、オーガ式製氷機56の上部貯水庫57
に貯えられている氷は第2図に示したスイッチ65を押す
ことによりシュート66を通して適宜に取出すことができ
るようになっている。
食器収納器Iは、第2図及び第5図に示したように、前
方に開口を有した二重壁構造のステンレス製箱体67と、
同箱体67に組付けられてコーヒーカップ68(第4図参
照)等を収容可能な三段の引出69によって構成されてい
て、箱体67の二重壁間に形成される空間Roは接続管Poに
よって各ドリップタンク16に設けた電磁蒸気排出弁24と
貯湯タンク39に設けた排気孔44に接続されており、各電
磁蒸気排出弁24と排気孔44から排出される蒸気が空間Ro
に供給されるようになっている。なお、余剰の蒸気は図
示しない排出孔を通して当該空間Roから排出されるよう
になっている。
一方、各ジュースディスペンサE,F,Gは、第2図にて示
したように、各コーヒーディスペンサA,B,C,Dと同一レ
ベルに配置されていて、作業台L及び引出し式の冷蔵庫
M等とともにユニット化されている。また、各ジュース
ディスペンサE,F,Gは、所定量のジュースを収容する貯
液タンク71と、貯液タンク71の底部からジュースを注出
するための電磁注出弁72によって構成されており、貯液
タンク71内のジュースは保冷装置によって保冷されると
ともに、撹拌装置によって撹拌されるようになってい
る。各貯液タンク71は、前扉70を開くことにより脱着可
能となっていて、各ジュースディスペンサE,F,Gに対応
して設けた注出スイッチE1,F1,G1を押すことにより各注
出弁12が設定時間開いて一杯分のジュースが注出される
ようになっている。
保冷装置は、第1図にて示したように、各ジュースディ
スペンサE,F,Gを収容する冷蔵室R1と引出し式の冷蔵庫
Mを保冷するためのものであり、中間部に設けた蒸発器
73と一対の循環ファン74を備えるとともに、蒸発器73に
冷媒を循環させる圧縮機,凝縮器等(図示を省略した
が、冷蔵庫Mの下方にある機械室R2に設けられている)
を備えていて、冷蔵庫Mの温度が設定値(冷蔵庫Mの近
傍に設けた図示省略の温度センサにより検出される)よ
りも高くなると機械室R2な設けた圧縮機が作動し、また
冷蔵室R1の温度が設定値(冷蔵室R1内に設けた図示省略
の温度センサにより検出される)よりも高くなると循環
ファン74が作動するように制御装置37により制御されて
いる。
撹拌装置は、各貯液タンク71内に揺動可能に収容されて
上端がタンク外に突出する撹拌板75(第2図参照)と、
この撹拌板75を揺動させる板カム76と、各板カム76を一
体的に保持して電動機77により駆動される回転軸78等に
よって構成されていて、各貯液タンク71内のジュースが
沈澱しないように穏やかに撹拌するようになっている。
制御装置37は、上述した各作動の制御のみならず、当該
マルチディスペンサの種々な作動を制御するものであ
り、例えばドリップ制御(抽出器13への湯の供給制
御),各収容タンク35内の冷却水と湯の交換制御及び冷
却水の循環制御,オーガ式製氷機56の運転制御等をも行
う。
ドリップ制御によれば、各ドリップスイッチA2,B2,C2,D
2を押すことにより、該当する電磁給湯弁22及び電磁蒸
気排出弁24が開いてボイラ17から該当するドリップタン
ク16に熱湯が供給されると同時にドリップタンク16の上
部に生じる蒸気(ボイラ17からの熱湯が大気圧下にて10
0℃になることにより生じる蒸気)が電磁蒸気排出弁24
と接続管Poを通して食器収納器Iの空間Roに排出され、
同ドリップタンク16内の湯面が上方のフロートスイッチ
25により検出されると、上記電磁給湯弁22及び電磁蒸気
排出弁24が閉じるとともに該当する電磁蒸気供給弁23及
び電磁ドリップ弁15が開いて上記ドリップタンク16内の
湯が蒸気により加圧されて該当する回転ノズル14から抽
出器13に噴出され、また上記ドリップタンク16内の湯面
が中央のフロートスイッチ26により検出されると、上記
電磁ドリップ弁15が設定時間(抽出器13に噴出された湯
が抽出器13にてドリップを略完了するに必要な時間)閉
じて抽出器13への給湯が休止され、設定時間経過後に上
記電磁ドリップ弁15が再び開いてドリップタンク16内の
湯が再び回転ノズル14から抽出器13に噴出され、更に上
記ドリップタンク16内の湯面が下方のフロートスイッチ
27により検出されると、その後所定の遅延時間(ドリッ
プタンク16底部の湯が完全に排出されるのに要する時
間)経過後に上記電磁ドリップ弁15及び電磁蒸気供給弁
23が閉じるとともに電磁蒸気排出弁24が設定時間開いて
上記ドリップタンク16内に残留する蒸気が食器収納器I
の空間Roに排出されるといった一連の作動が得られる。
また、各収容タンク35内の冷却水と湯の交換制御によれ
ば、各切換スイッチA3,B3,C3,D3をホット側へ切換える
ことにより、循環ポンプ47が所定時間停止するとともに
該当する収容タンク35に設けた電磁給水弁45及び排出パ
イプ51に設けた電磁排水弁52が所定時間開きかつ他の電
磁給水弁45が全て所定時間閉じて該当する収容タンク35
内が空となり、その後に上記電磁給水弁45及び電磁排水
弁52が閉じるとともに他の電磁給水弁45が各切換スイッ
チA3,B3,C3,D3の切換状態に対応した状態(ホット側に
切換られておれば閉状態にまたアイス側に切換られてお
れば開状態)に復帰しかつ該当する電磁給湯弁41及び電
磁ブリーザ弁54が開いて給湯タンク39内の湯が該当する
収容タンク35内に規定レベル(フロートスイッチ42によ
り規定されるレベルであり、戻りパイプ49の立上り部上
端より低い)にまで供給されるといった一連の作動が得
られて、該当する貯液タンク11内のホットコーヒーが的
確に湯煎され、また各切換スイッチA3,B3,C3,D3をアイ
ス側へ切換えることにより、該当する電磁給湯弁41及び
電磁ブリーザ弁54が閉じ、また循環ポンプ47が所定時間
停止するとともに該当する電磁給水弁45及び電磁排水弁
52が所定時間開きかつ他の電磁給水弁45が全て所定時間
閉じて該当する収容タンク35内が空となり、その後に上
記電磁排水弁52が閉じるとともに循環ポンプ47が起動し
て該当する収容タンク35内に冷却水が供給されるといっ
た一連の作動が得られて、該当する貯液タンク11内のコ
ーヒーが的確に冷却される。なお、上述した湯の温度が
低下した場合には、シーズヒータ38がサーミスタ36と協
働して収容タンク35内の湯温を保温設定値に維持する。
更に、冷却水の循環制御によれば、いずれか一つの切換
スイッチA3,B3,C3,D3がアイス側に維持されかつフロー
トスイッチ61により所要量の水が貯氷庫46の底部に溜っ
ていることが検出されると、循環ポンプ47が駆動して冷
却水が該当する収容タンク35内にその底部から流入しか
つ戻りパイプ49の立上り部の上端開口から戻りパイプ49
に流入して貯氷庫46に戻り貯氷庫46内にて棚板59上の氷
に直接かけられて冷却されながら流下し再び循環ポンプ
47に吸入されて循環されるといった一連の作動が得られ
て、該当する貯液タンク11内に収容したアイスコーヒー
が効率よく冷却される。また、上述した冷却水の循環に
よって該当する収容タンク35内の水温が保冷設定値(例
えば、7〜9℃)になると、該当する電磁給水弁45が閉
じて冷却水の無用の循環が防がれる。なお、フロートス
イッチ61により所要量の水が貯氷庫46の底部に溜ってい
ることを検出されないときには、電磁給水弁63が開いて
給水パイプ64から水が補給され、また氷が融けて貯氷庫
46内の水位が規定値に達すると、その水はオーバーフロ
ーパイプ62を通して貯水庫46外に排出され、扉55から溢
れることはない。
また、オーガ式製氷機56の運転制御によれば、当該マル
チディスペンサの使用開始に伴って製氷運転が開始さ
れ、貯氷庫46内の氷量が規定量(貯氷庫46内に設けた図
示省略の検出手段によって検出される)に達したとき製
氷運転が停止される。
ところで、本実施例においては、上述した説明から明ら
かなように、各貯液タンク11内のコーヒーを保温・保冷
する保温・保冷装置において、クーラとして、貯液タン
ク11を収容する収容タンク35内に供給されて排出されか
つ貯氷庫46内の氷により冷却されて循環ポンプ47により
循環される冷却水が採用されていて、各貯液タンク11と
収容タンク35間には所要量の水が収容される最小限の隙
間を設けるだけでよく、収容タンク35の径を小さくでき
て当該装置の小型化を図ることができる。また、本実施
例のように多数の貯液タンク11を並列に設けて使用する
場合、冷却水の供給・排出水路(パイプ48,49)を並列
に設けることにより冷却水の供給源(貯氷庫46及び循環
ポンプ47等)を共用でき、極めて安価に実施することが
できる。更に、シーズヒータ38等による湯煎において
は、貯液タンク11の外周に邪魔な部材が無く、効率よく
保温することができる。
また、ボイラ17を用いてドリップのための湯供給と湯煎
のための湯供給を行うようにしたため、各動作を短時間
に効率よく行うことができるとともに、ボイラ17からド
リップタンク16への熱湯供給時とドリップ完了後に電磁
蒸気排出弁24がそれぞれ開いて、ドリップタンク16の上
部に生じる蒸気と供給管21及びドリップタンク16内に残
留する蒸気が接続管Poを通して箱体67の二重壁間に形成
された空間Roにそれぞれ流入し、これにより食器収納器
I内に収納したコーヒーカップ68等の食器が加温され
る。このように、本実施例においては、ドリップタンク
16への熱湯供給時にドリップタンク16の上部に生じる蒸
気(ボイラ17からの熱湯が大気圧下にて100℃になるこ
とにより生じる蒸気)とドリップ完了後に供給管21及び
ドリップタンク16内に残留する蒸気(ドリップに利用さ
れた蒸気)を食器収納器Iに薄いて、その蒸気の熱を利
用してコーヒーカップ68等の食器を加温するようにした
ものであるため、経済的に食器を加温できるとともに、
食器収納器Iに導かれた蒸気は箱体67の二重壁間に形成
された空間Roに流入するのみで箱体67内には流入せず、
食器を濡らすことなく加温して乾燥・加熱・保温するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による飲料製造機を備えたマルチディス
ペンサの概略構成図、第2図は同マルチディスペンサの
正面図、第3図はマルチディスペンサにおけるコーヒー
ディスペンサ部分の拡大平面図、第4図は第2図のIV-I
V線に沿う概略断面図、第5図は第2図のV-V線に沿う概
略断面図である。 符号の説明 16……ドリップタンク、17……ボイラ、21……供給管、
24……電磁蒸気排出弁(常閉弁)、67……箱体、68……
コーヒーカップ(食器)、69……引出、Ro……空間、I
……食器収納器、Po……接続管(接続路)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱湯及び蒸気を製造・供給するボイラにて
    得られる蒸気の圧力にて同ボイラにて得られる熱湯を押
    し出して同熱湯によりコーヒー等飲料を抽出するように
    した飲料製造機において、開口部を開閉可能な二重壁構
    造の箱体を主体として内部にカップ等食器を収納可能な
    食器収納器を付設するとともに、上記抽出用熱湯を一時
    貯えるドリップタンクを付設して、前記箱体の二重壁間
    に形成される空間と前記ドリップタンクの上部を接続路
    により接続し、同接続路に前記ボイラから前記ドリップ
    タンクへの熱湯供給時に開かれる常閉型の電磁蒸気排出
    弁を介装したことを特徴とする飲料製造機。
JP12173889U 1989-10-18 1989-10-18 飲料製造機 Expired - Lifetime JPH0713614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12173889U JPH0713614Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 飲料製造機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12173889U JPH0713614Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 飲料製造機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0362522U JPH0362522U (ja) 1991-06-19
JPH0713614Y2 true JPH0713614Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31669761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12173889U Expired - Lifetime JPH0713614Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 飲料製造機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713614Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0362522U (ja) 1991-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5724883A (en) Hot/cold beverage brewing device
JP2009523993A (ja) 冷却冷凍機器用製氷システム
US3254501A (en) Automatic ice cube maker
US11326825B2 (en) Stand-alone ice and beverage appliance
US2774224A (en) Ice cube making refrigerator
AU2022204813B2 (en) Clear barrel ice maker
JPH0614708Y2 (ja) 飲料の保温・保冷装置
JPH0713614Y2 (ja) 飲料製造機
JPH0543721Y2 (ja)
JP5227622B2 (ja) 飲料ディスペンサ
US2810271A (en) Refrigerating apparatus
KR20190124834A (ko) 제빙드럼이 내장된 냉장고
WO2022148481A1 (zh) 独立式冰块或饮料分配电器
JPH0322340B2 (ja)
JP2519134B2 (ja) 冷飲料供給装置
KR200355286Y1 (ko) 대용량 냉온수기
JPH09108112A (ja) 貯湯タンク構造
KR100535262B1 (ko) 대용량 냉온수기
JP3630515B2 (ja) 冷菓注出装置及びその注出用作動流体の冷却方法
JPH03131215A (ja) 温冷コーヒーのディスペンサ装置
JP2009072352A (ja) 飲料ディスペンサ
JPH0419420Y2 (ja)
JP2588074B2 (ja) 冷飲料供給装置
JPH0138706Y2 (ja)
JP2000079994A (ja) 断熱庫の内部構造