JPH054255A - 伝動部材インサート成形方法 - Google Patents

伝動部材インサート成形方法

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JPH054255A
JPH054255A JP20336091A JP20336091A JPH054255A JP H054255 A JPH054255 A JP H054255A JP 20336091 A JP20336091 A JP 20336091A JP 20336091 A JP20336091 A JP 20336091A JP H054255 A JPH054255 A JP H054255A
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JP
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resin
transmission member
insert
molding
mold
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JP20336091A
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Yoshihisa Goto
善久 後藤
Norimasa Yamatani
典正 山谷
Kazuo Moro
和夫 茂呂
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KOYO PRECISION CO Ltd
KOYO SEIMITSU KK
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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KOYO PRECISION CO Ltd
KOYO SEIMITSU KK
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、伝動接触面強度が高く機械的強度及
び部品的信頼性の向上した伝動部材のインサート成形方
法を提供することである。 【構成】本発明は、先端又は終端にコールドスラグウェ
ル部4Cを有するスプールまたはランナー4Aが内部に
形成されていると共に、一ないし複数のゲート4Bが成
形後に樹脂によって被覆される部分に形成されているイ
ンサート部材4を用い、該インサート部材4のスプール
またはランナー4A及びゲート4Bを介して溶融状態の
樹脂を金型1内に送り込むことを特徴とする伝動部材イ
ンサート成形方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝動部材のインサート
成形方法に関する。
【0002】
【発明の背景】伝動部材とは、二以上の部材が接触して
相互の摩擦力により動力を一方から他方へそのまま又は
変換して伝える部材を言うものであり、具体的には、歯
車、カム、摩擦車、つめ車、鎖車、星形車、エスケープ
車、ころ、滑車、プーリー等である。従来、これらの伝
動部材を、シャフトないしは軸受部等と伝動接触面部分
とを異なる材質によって成形する場合、シャフトないし
は軸受部等をインサート部材とし、伝動接触面部分を樹
脂成形部とするインサート成形による成形方法が、特開
平2−41222号公報に記載の如く行われている。
【0003】係るインサート成形方法によれば、ゲート
から注入された樹脂の一部がインサート部材内の樹脂通
路を通って樹脂成形部を形成するため、樹脂成形部に後
工程によってインサート部材を挿通したものに比して、
樹脂成形部とインサート部材との一体性が高く、相対位
置のずれが少ない伝動部材を得ることができる。
【0004】この様な従来のインサート成形方法では、
金型内に予めインサート部材を自動または半自動でセッ
トして樹脂成形部の表面に相当する部分に、即ち、キャ
ビティー外周面にゲートを設けた金型で成形している
(図7参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の成
形方法では、樹脂注入ノズル先端の冷却した樹脂が、キ
ャビティー内へ注入されるとフローマークやショートシ
ョット等の不良発生の原因となる。特に伝動部材として
の機能上、最も重要である伝動接触面に前記冷却した樹
脂が送り込まれてしまった場合、伝動接触面強度が低下
するだけでなく、伝動部材としての絶対的な機械的強度
や部品的信頼性が全く得られなくなるという重大な欠点
を有している。
【0006】また、キャビティー外周面にゲートを設け
た金型で成形しているので、樹脂成形部の表面にゲート
痕が残るため、該ゲート痕の切削及び研磨等の後処理工
程が必要であるだけでなく、切削及び研磨の度合いによ
っては、面と面との平行性や平面性が損なわれたり、仕
上がり寸法の狂いが生じたり、ウェルドラインが残るた
め、強度を落とす場合があるという欠点を有している。
【0007】係るゲートは、その位置、個数及び形状等
の条件によって樹脂成形部の寸法精度及び強度に大きく
影響するものであり、金型設計時に経験やコンピュータ
計算による金型内樹脂流動解析または強度解析等に基づ
き、製品全体としての最高強度が得られるように最適な
設計条件を決定する必要がある。
【0008】しかし、従来の金型では、ゲート以外の他
の条件、例えば、スプールまたはランナーの位置、イン
サート部材の位置、前記後処理工程時の切削及び研磨の
行い易さ等、様々な条件を考慮して金型設計条件が決定
されているため、前記キャビティー外周面のゲート位置
は寸法精度及び強度の点で理想的な位置とは云えず、こ
のような金型によるインサート成形によれば、樹脂の流
れが矢符Yで示すように不均一で偏ったものとなった
り、ウェルドラインが発生するため、樹脂成形部の寸法
安定性及び精度、並びに機械強度が部位によって一定で
はないと云う欠点を有している。
【0009】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、伝動接触面強度
が高く機械的強度及び部品的信頼性の向上した伝動部材
のインサート成形方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、本発明に至った
ものである。
【0011】即ち、本発明に係る伝動部材インサート成
形方法は、先端又は終端にコールドスラグウェル部を有
するスプールまたはランナーが内部に形成されていると
共に、一ないし複数のゲートが成形後に樹脂によって被
覆される部分に形成されているインサート部材を用い、
該インサート部材のスプールまたはランナー及びゲート
を介して溶融状態の樹脂を金型内に送り込むことを特徴
とする。
【0012】また本発明に係る伝動部材インサート成形
方法の好ましい実施態様は、インサート部材周囲に2以
上の樹脂成形部を独立して成形することである。
【0013】
【作用】本発明によれば、溶融した樹脂がインサート部
材の内部の中空部であるスプールまたはランナーを通過
し、インサート部材に形成された透孔部であるゲートか
ら金型内に送り込まれて、伝動部材が得られる。このと
き、樹脂注入ノズル先端の冷却した樹脂は、スプール又
はランナーの先端又は終端に形成されているコールドス
ラグウェル部に入り込むことにより、金型内に送り込ま
れることがないので、フローマークやショートショット
等の不良発生の原因となることがない。
【0014】また、樹脂成形部を二以上とした場合であ
っても、金型スプールまたはランナーの通路を複雑とし
たり、樹脂注入ノズルを二以上としたりすることなく、
一つの樹脂注入ノズルによって極めて容易に成形するこ
とができる。
【0015】また、得られた伝動部材は、表面にゲート
痕が残らないため、切削及び研磨等の後処理が不要であ
る。
【0016】更に、得られた伝動部材は、樹脂が樹脂成
形部とインサート部材の内部とにおいて一体的となって
いるので、インサート部材の位置ズレ及び抜け等を完全
に防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面に基
づき説明する。
【0018】図1はインサート部材をセットした状態の
金型を示す概略断面図、図2は図1の金型によって得ら
れた伝動部材の一例を示す断面図、図3は本発明の成形
方法によって得られる伝動部材の他の例を示す断面図、
図4は本発明の成形方法によって得られる伝動部材の他
の例を示す断面図、図5は本発明の成形方法によって得
られる伝動部材の他の例を示す断面図、図6は本発明の
成形方法によって得られる伝動部材の他の例を示す断面
図、図7は従来の成形方法による伝動部材及び金型を示
す概略断面図である。
【0019】図1において、1は二つの割型1A・1B
から成る金型であり、成形の度に後述する構成を有する
インサート部材4がセットされた後、該金型1のキャビ
ティー2に樹脂注入ノズル3によって樹脂が注入され
て、図2に示す如きインサート部材4の周囲に樹脂成形
部6が被覆成形された伝動部材5が成形されるものであ
る。尚、樹脂成形部6の表面である6Aは、伝動部材5
の伝動接触面であり、該伝動接触面6Aとは、伝動部材
5が、例えば歯車である場合には、歯車の歯先(ti
p)、歯末の面(face)、歯元の面(flank)
を言うものである。
【0020】本発明において金型1にセットされるイン
サート部材4には、樹脂成形部6に被覆される部分に一
ないし複数の透孔部4Bが形成されて樹脂注入時のゲー
トとなり、且つ該透孔部4Bに連続して中空部4Aが形
成されて樹脂注入時のスプール又はランナーとなる。
尚、ゲートである透孔部4Bの位置は、成形後に樹脂成
形部6によって被覆される部分であればよいが、好まし
くは樹脂成形部6の略中心部である。また、その口径及
び個数は、用いられるインサート部材4のサイズや材
質、樹脂の種類、得られる伝動部材5の要求強度等の条
件に応じて適宜決定されるが、複数の透孔部4Bを略等
間隔で放射状に設けることが均一成形の点で好ましい。
さらに中空部4Aであるスプール又はランナーの先端又
は終端には、図1及び図2に示す如くコールドスラグウ
ェル部4Cが形成されており、該コールドスラグウェル
部4Cの存在により、樹脂を注入した際、樹脂注入ノズ
ル3先端の冷却した樹脂は、前記コールドスラグウェル
部4Cに入り込むことになる。
【0021】本発明に係る伝動部材5のインサート成形
方法では、図1に示す如き金型1及び前記構成を有する
インサート部材4を用い、樹脂注入ノズル3から注入さ
れ金型スプールまたはランナー1Cを通った樹脂を、イ
ンサート部材4に形成された中空部4A内を通過させた
後、該中空部4Aに連続して形成された透孔部4Bから
キャビティー2内へ注入させるものである。即ち、イン
サート部材4に形成された中空部4Aをスプールまたは
ランナーとし、透孔部4Bをゲートとして、樹脂をキャ
ビティー2内へ注入するのである。この時、注入された
樹脂の内、前述したように樹脂注入ノズル3先端の冷却
した樹脂は、前記コールドスラグウェル部4Cに入り込
み、該冷却した樹脂に連続する溶融樹脂が金型1のキャ
ビティー2内へ送り込まれて樹脂成形部6を構成するも
のである。従って、冷却した樹脂が金型1のキャビティ
ー2内へ送り込まれることがなくなるため、樹脂成形部
6にフローマークやショートショット等を生じさせて不
良発生の原因としたり、伝動接触面6Aの強度を低下さ
せたりするしたりすることがないので、得られる伝動部
材5は、伝動接触面6Aの強度が高く機械的強度及び部
品的信頼性が向上している。
【0022】また、本発明の成形方法では、ゲートの位
置が射出成形において理想的な位置である伝動部材5の
樹脂成形部6の略中心となるので、注入した樹脂は樹脂
成形部6の略中心からキャビティー2の外周面、即ち、
伝動接触面6Aに向かって矢符Xで示すように均一に流
動し固化するため、樹脂成形部6の寸法安定性及び精度
が優れている。さらに得られた伝動部材5は、ゲートが
樹脂成形部6によって被覆されるため表面にゲート痕が
残らず、切削及び研磨等の後処理が不要であるだけでな
く、後処理による仕上がり寸法の変化がないため、金型
1の設計に際しては切削量や研摩量等を考慮することな
く、伝動部材5の仕上がり寸法で設計することができ
る。従って、要求される精度の金型によって成形すれ
ば、所望する仕上がり精度の伝動部材5を得ることがで
きる。
【0023】さらに得られた伝動部材5は、樹脂が樹脂
成形部6とインサート部材4の内部である前記中空部4
A及び透孔部4Bとにおいて一体的となっているので、
インサート部材4の位置ズレ及び抜け等を完全に防止す
ることができる。従って、インサート部材4の材質及び
樹脂の種類を同一とした場合、従来の成形方法で得られ
た伝動部材に比して、本発明の成形方法で得られた伝動
部材5は機械強度が大きく、部品機能の信頼性が高い。
樹脂成形部6とインサート部材4との一体性をより強固
とするために、図3に示す如く透孔部4Bをインサート
部材4外周に形成した溝部4D内に形成してもよい。
【0024】尚、図示の実施例では、透孔部4Bを一列
の放射状に配置した場合を示したが、複数列の放射状な
いしランダムに複数個を配置してもよい。
【0025】尚また、図示の実施例では、樹脂注入ノズ
ル3からの樹脂の注入を金型1の金型スプールまたはラ
ンナー1Cを介してインサート部材4内に注入している
が、本発明はこれに限らず、インサート部材4端部に樹
脂注入ノズル3を圧接して樹脂を直接注入してもよい。
更に樹脂の注入は、樹脂成形部6に近い側のインサート
部材4の端部に限らず、遠い側の端部からでもよいし、
図5に示す如くインサート部材4の表面からでもよい。
【0026】以上、本発明に係る伝動部材インサート成
形方法の一実施例について説明したが、本発明の成形方
法によれば、得られる伝動部材5の樹脂成形部6は一つ
に限らず、図4、図5及び図6に示すように二以上の場
合にも適用可能である。即ち、図4〜図6に示す如くス
プール又はランナー及びゲートを構成することにより樹
脂成形部6を二以上とした場合であっても、金型スプー
ルまたはランナーの通路を複雑としたり、樹脂注入ノズ
ルを二以上としたりすることなく、一つの樹脂注入ノズ
ル3によって極めて容易に成形可能である。
【0027】以上、本発明に係る伝動部材の成形方法に
ついて説明したが、本発明は上記に限らず、成形する伝
動部材の態様によって適宜、本発明の範囲内において変
更することができる。尚、インサート部材4及び樹脂成
形部6に用いられる材質例を下記する。
【0028】本発明の方法において使用されるインサー
ト部材4の材質としては、インサート成形による伝動部
材として種々公知の材質、即ち、鉄、ステンレス、アル
ミニウム、真鍮等の金属製あるいはアルミナ、炭化ケイ
素等のセラミックス製、その他耐熱性プラスチック材、
強化木材(紙パルプ等)、竹材等を用いることができ、
樹脂接触面にローレット加工を施してもよい。
【0029】また、注入される樹脂、即ち、樹脂成形部
6の材質としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の何れ
で形成されていてもよく、具体的には、熱可塑性樹脂と
しては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリス
チレン、スチレン−ブタジエン樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタアクリレート、ポリ塩
化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、AS樹脂、
ABS樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリアセタール、
ポリアミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリフェニ
レンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイ
ミド、ポリアミドイミド、ポリイミド等が挙げられ、ま
た、熱硬化性樹脂としては、例えば、ホルムアルデヒド
樹脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリ
コーン、ポリウレタン、ポリアミノビスマレイミド樹脂
等が挙げられ、これらは単独あるいは二種以上のブレン
ド樹脂であってもよい。
【0030】またこれらの樹脂は、繊維状補強材、例え
ば、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、セラミック
ス繊維、金属繊維等を混合したものであってもよい。繊
維状補強材を混合した場合、本発明によれば、繊維配向
が図1の矢符X方向、即ち、樹脂成形部6の略中心部か
ら伝動接触面6A方向に放射状に並ぶので高い伝動接触
面強度を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成を有するの
で、樹脂注入時、樹脂注入ノズル先端の冷却した樹脂
が、スプール又はランナーの先端又は終端に形成されて
いるコールドスラグウェル部に入り込むことにより、金
型内に送り込まれることがなくなるため、樹脂成形部に
フローマークやショートショット等を生じさせて不良発
生の原因としたり、伝動接触面の強度を低下させたりす
るしたりすることがないので、得られる伝動部材は、伝
動接触面の強度が高く機械的強度及び部品的信頼性が向
上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】インサート部材をセットした状態の金型を示す
概略断面図である。
【図2】図1の金型によって得られた伝動部材の一例を
示す断面図である。
【図3】本発明の成形方法によって得られる伝動部材の
他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の成形方法によって得られる伝動部材の
他の例を示す断面図である。
【図5】本発明の成形方法によって得られる伝動部材の
他の例を示す断面図である。
【図6】本発明の成形方法によって得られる伝動部材の
他の例を示す断面図である。
【図7】従来の成形方法による伝動部材及び金型を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1 金型 1A,1B 割型 1C 金型スプールまたはランナー 2 キャビティー 3 樹脂注入ノズル 4 インサート部材 4A 中空部(スプールまたはランナー) 4B 透孔部(ゲート) 4C コールドスラグウェル部 4D 溝部 5 伝動部材 6 樹脂成形部 6A 伝動接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:12 105:20 B29L 31:32 4F (72)発明者 茂呂 和夫 東京都八王子市東浅川町55番地 甲陽精密 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端又は終端にコールドスラグウェル部を
    有するスプールまたはランナーが内部に形成されている
    と共に、一ないし複数のゲートが成形後に樹脂によって
    被覆される部分に形成されているインサート部材を用
    い、該インサート部材のスプールまたはランナー及びゲ
    ートを介して溶融状態の樹脂を金型内に送り込むことを
    特徴とする伝動部材インサート成形方法。
  2. 【請求項2】インサート部材周囲に2以上の樹脂成形部
    を独立して成形することを特徴とする請求項1記載の伝
    動部材インサート成形方法。
JP20336091A 1991-03-20 1991-07-19 伝動部材インサート成形方法 Pending JPH054255A (ja)

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