JPH0540903U - ロボツトの制御装置 - Google Patents

ロボツトの制御装置

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JPH0540903U
JPH0540903U JP9668791U JP9668791U JPH0540903U JP H0540903 U JPH0540903 U JP H0540903U JP 9668791 U JP9668791 U JP 9668791U JP 9668791 U JP9668791 U JP 9668791U JP H0540903 U JPH0540903 U JP H0540903U
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JP
Japan
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robot
conveyor
work
teaching
encoder
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Withdrawn
Application number
JP9668791U
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Inventor
正俊 佐野
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボット本体をコンベアに平行に設置しない
にも拘らず、簡単な教示作業により、ロボット本体をコ
ンベアに精度良く追従せしめることができる制御装置を
提供する。 【構成】 本考案のロボットの制御装置は、メモリ8を
有するロボット本体1の動作を制御するためのロボット
コントローラ3と、コンベア6の移動量により作動する
リミットスイッチ4と、直進型コンベア6の移動距離を
計測するためのエンコーダ5とから構成されており、メ
モリ8内に記憶させてあるコンベアの移動方向ベクトル
を利用して再生時の位置を算出するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はロボットの制御装置に関する。さらに詳しくは、簡単な教示作業によ り、直進型搬送装置(以下、コンベアで代表させる)にロボット本体を精度良く 追従させることができるロボットの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗装などの作業を人間に代わって行う自動機として動作プログラムを変 更することにより多様なワークにフレキシブルに対応しうる教示・再生型の工業 用ロボットが用いられている。このようなロボットは、とくに自動車などの流れ 生産ラインなどにおいては、コンベアなどにより次々搬送されるワークに対する 作業に用いられることが多い。
【0003】 そして、このロボットを制御する装置は、静止しているワークに対して教示さ れた動作と、ロボットアーム先端の作業具(たとえば塗装ガン)をロボット本体 に平行移動または回転運動させるような動作とを合成させることによりロボット 本体をワークに対して追従させていた。たとえば搬送経路が直線状であるばあい は、コンベアの搬送方向と、ロボット本体を基準とするロボット座標の一つの軸 (たとえばx軸)とが互いに平行になるようにロボット本体を据え付けていた。
【0004】 かかるばあい、前記作業具の平行移動方向を実際のコンベアの搬送経路に対応 させる作業がむずかしく、時間と設備を要するものであった。また、ワークの搬 送方向と前記ロボット座標のx軸との平行度を出すために多大な時間を要するう えに、実際にはどうしてもワークとロボットの相対位置関係がずれるという問題 があった。
【0005】 かかる問題を解消すべく新たな制御装置が提案されている(特開平2−167 685号公報)。
【0006】 このものは、まずコンベア上にワークを取り付けたうえで搬送させ、搬送量が 異なる2カ所以上の位置でワークの同一点を搬送量と対応させて教示することに より、ロボット本体に対するワークの搬送経路を搬送量をパラメータとして求め るものである。そして作業時には、制御装置がこの搬送経路のデータと搬送量に 基づいてロボット本体を制御して搬送されるワークに追従するようにしたもので ある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記公報に開示された制御装置においては、コンベアを移動させ、かつワーク の同一点を搬送距離の異なる2ケ所以上の位置で教示しなければならないため時 間を要する。さらに、搬送経路の教示を必らず作業教示の前に実施しなければな らず、もし先に作業教示を行なったばあいはその教示データは無効となってしま う。
【0008】 本考案はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、ロボット本体 をコンベアに平行に設置しなくても、簡単な教示作業により、ロボット本体をコ ンベアに精度良く追従せしめうるロボットの制御装置を提供することを目的とし ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案の制御装置は、メモリを有するロボット本体 を制御するためのロボットコントローラと、コンベアの移動により作動するリミ ットスイッチと、直進型コンベアの移動距離を計測するためのエンコーダとから 構成されており、前記ロボットコントローラが、静止したコンベア上のコンベア の移動方向(以下、単にコンベア方向という)に沿ってたがいに離間した2点を 教示することにより求められたコンベア方向ベクトルと、作業教示において求め られたロボットの位置データおよび前記リミットスイッチとエンコーダとから求 められたコンベアの移動量とに基づいてロボットアーム位置を算出して、ロボッ ト本体を搬送されるワークに追従せしめることを特徴としている。
【0010】
【作用】
本考案のロボットの制御装置においては、まず直進型コンベアの移動方向に沿 ってたがいに離間した2点を教示することにより、ロボット座標におけるコンベ ア方向の単位ベクトルを求める。
【0011】 つぎにロボットに対して作業教示を行なう。作業教示はワークを取り付けたコ ンベアを移動させつつ行ない、そのときに得られたロボットの位置データと、リ ミットスイッチ作動時点からエンコーダによって計測されたコンベア移動量(コ ンベアの位置データ)とは、ロボットコントローラ中のメモリに記憶される。
【0012】 なお、再生作業以前であれば前記コンベア方向の教示は作業教示の前後いずれ の時点で実施してもよい。
【0013】 この作業教示が終了すると、ロボットの再生作業がなされる。この再生作業時 におけるロボットの再生位置は、前記教示時のデータと、リミットスイッチおよ びエンコーダから求める再生時のコンベア位置データと、前記コンベア方向の単 位ベクトルとを演算処理することにより求められる。
【0014】 このように、コンベア方向の単位ベクトルを求めて再生作業を行なうため、ロ ボット本体をコンベアに平行に設置しなくてもよい。したがって、ロボット本体 の据え付け作業が簡単となる。
【0015】
【実施例】
つぎに添付図面を参照しながら本考案の制御装置について説明する。
【0016】 図1は本考案の制御装置の一実施例をロボット本体およびワーク搬送ラインと 共に示す斜視図、図2は図1における制御装置のブロック図、図3はコンベア方 向を求めるときの説明図、図4は作業教示時のブロック図、図5は再生時のブロ ック図である。
【0017】 図1〜2において、1は作業アーム2を備えたロボット本体、3はロボットコ ントローラ、4はリミットスイッチ、5はエンコーダを示す。6は直進型のコン ベアであり、その上にワーク7が載置されている。アーム2の先端には作業具( たとえば塗装ガン)2aが取り付けられている。実際の作業においては、コンベ ア6は矢印F方向に搬送されるようになっている。そして、図中のコンベア6の 上流に設置されたリミットスイッチ4がワーク7のある一点により作動させられ 、そのときのリミットスイッチ4の信号によりエンコーダ5が0点設定され、そ の後のコンベア6の移動量はコンベア6の下流に備えられたエンコーダ5で計測 されるようになっている。図2はその作業を示すブロック図である。エンコーダ 5は、たとえばコンベア6の伝動ギア(図示されていない)、あるいは伝動ギア を駆動するためのモータ(図示されていない)などと連結されて同期して回転す るようにされており、その分解能はあらかじめロボットコントローラ3のメモリ 8(図2参照)に記憶されている。メモリ8は、ロボット本体1の制御に必要な 教示データなどを記憶するものである。そしてモータまたは伝動ギアなどから、 それらの回転角をパラメータとしてコンベア6の移動量をデジタル量として検出 する。
【0018】 つぎに図3を参照しながらコンベア方向の求め方を説明する。なお、コンベア 方向は、ロボット本体1に対してワーク7への作業を教示する前または教示後、 いずれの時点で求めてもかまわない。
【0019】 まず、ロボット本体1の設置であるが、前記従来のロボットのようにロボット 座標中の一軸とコンベア方向とを平行にする必要はなく、任意の方向に設置すれ ばよい。ただし、ワークに対する作業性を考慮した配置にするのが好ましい。
【0020】 ロボット本体1の設置が終了すると図3に示すように、コンベア6上の、コン ベア6の移動方向に沿ってたがいに離間した2点A、B(Aをコンベア6の上流 側の点、Bを下流側の点とし、離間をLとする。)を教示する。その際、AB間 は、コンベアベクトルを精度良く求めるために、できるだけ広くしておくのが好 ましい。なお、コンベア方向の教示は1回だけでよく、コンベア6を停止させた 状態で実施することができ、また、ワーク7をコンベア6上に取り付けておく必 要がないため、作業がきわめて容易に行なえる。
【0021】 前記2点A、Bはロボット座標において、A=(X1,Y1,Z1)およびB =(X2,Y2,Z2)として特定される。そしてロボット座標中で、AB間の 距離をLとするとコンベア方向の単位ベクトルCVは、 CV={(X2−X1)/L,(Y2−Y1)/L,(Z2−Z1)/L} で表される。
【0022】 ここでLは、 {(X2−X1)2+(Y2−Y1)2+(Z2−Z1)2} の平方根より求められる。
【0023】 前述のごとくして求められたコンベア方向の単位ベクトルCVはロボットコン トローラ3のメモリ8に記憶される。
【0024】 つぎにロボットに対する作業教示を行なう。なお、この作業教示は前述のごと く、コンベア方向の単位ベクトルを求める前に実施しておいてもよい。
【0025】 しかして、この作業教示はワーク7を取り付けたコンベア6を移動させつつ行 なう。その際のコンベア6の原点は、ワーク7の所定の一点がリミットスイッチ 4をオンしたときの位置であり、その位置からコンベア6の移動量を測定する。 これは、エンコーダ5のカウント値に、あらかじめメモリ8に記憶されているエ ンコーダの分解能を乗じて算出される。
【0026】 ロボットの位置データと、上述のごとくして得られるコンベア移動量、すなわ ちコンベア6の位置データとは作業教示時に同時に教示データとしてロボットコ ントローラ3中のメモリ8に記憶される。
【0027】 以上の作業教示作業を簡単なブロック図として示したものが図4である。
【0028】 この作業教示が終了すると、ロボットは所定の再生作業に入る。再生作業時の ロボット本体1の位置はつぎのようにして求められる。
【0029】 このときのコンベア6の原点も、先の場合と同様ワーク7の所定の一点がリミ ットスイッチ4をオンしたときの位置である。そしてエンコーダ5のカウント値 に基づいて再生時のコンベア6の移動量を算出する。このようにして求められた 再生時のコンベア位置をCrとし、一方前記教示時のコンベア位置をCtとする と、ロボット本体1の再生位置Pr(Xr,Yr,Zr)は下記式により表され る。
【0030】 Xr=Xt+(Cr−Ct)×CVx Yr=Yt+(Cr−Ct)×CVy Zr=Zt+(Cr−Ct)×CVz
【0031】 なお、CVx、CVy、CVzはそれぞれ前述のコンベア方向の単位ベクトル CVのx成分、y成分、z成分を示す。
【0032】 以上のロボット再生位置データを求める手順をブロック図として示したものが 図5である。
【0033】 このように本考案においては、コンベアにワークを載置することなく求められ るコンベア方向の単位ベクトルを用いてロボットの再生位置を求めているので、 搬送経路の教示が容易になる。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の制御装置によれば、ロボット本体の据え付けに多 大な時間を要することなく、また搬送経路の教示が、作業教示の前後のいずれの 時点でもできるので作業性が良好であるという効果がえられる。さらに、コンベ ア方向の単位ベクトルを用いてロボットの再生位置を求めているので、教示が簡 単であるにもかかわらず、ロボット本体をコンベアに精度良く追従させることが できるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の制御装置の一実施例をロボット本体お
よびワーク搬送ラインと共に示す斜視図である。
【図2】図1における制御装置のブロック図である。
【図3】コンベア方向を求めるときの説明図である。
【図4】作業教示の手順を示すブロック図である。
【図5】作業再生時の手順を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ロボット本体 2 ロボットアーム 3 ロボットコントローラ 4 リミットスイッチ 5 エンコーダ 6 コンベア 7 ワーク 8 メモリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリを有するロボット本体の動作を制
    御するためのロボットコントローラと、直進型搬送装置
    の移動により作動するリミットスイッチと、直進型搬送
    装置の移動距離を計測するためのエンコーダとからな
    り、 前記ロボットコントローラが、静止した直進型搬送装置
    上の直進型搬送装置の移動方向に沿ってたがいに離間し
    た2点を教示することにより求められた直進型搬送装置
    の移動方向ベクトルと、作業教示において求められたロ
    ボットの位置データおよび前記リミットスイッチとエン
    コーダとから求められた直進型搬送装置の移動量とに基
    づいて、ロボットアームの位置を算出して、ロボット本
    体を搬送されるワークに追従せしめることを特徴とする
    ロボットの制御装置。
JP9668791U 1991-10-28 1991-10-28 ロボツトの制御装置 Withdrawn JPH0540903U (ja)

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JPH0540903U true JPH0540903U (ja) 1993-06-01

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ID=14171709

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014104581A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Fanuc Robotics America Inc ロボットシステムの較正方法

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Effective date: 19960208