JPH0539248Y2 - - Google Patents

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JPH0539248Y2
JPH0539248Y2 JP7791688U JP7791688U JPH0539248Y2 JP H0539248 Y2 JPH0539248 Y2 JP H0539248Y2 JP 7791688 U JP7791688 U JP 7791688U JP 7791688 U JP7791688 U JP 7791688U JP H0539248 Y2 JPH0539248 Y2 JP H0539248Y2
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socket
circumferential surface
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diameter
synthetic resin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複合管同士を接合する際に、挿口部
が挿入される受口部構造に関する。
(従来の技術) 例えば、建築物内に略鉛直状に竪配管される排
水管としては、金属管内周面を合成樹脂層にて被
覆した複合管が使用される。そして、このような
複合管同士の接続には、該複合管の一端部を拡径
して受口部を形成し、他端部を挿口部として、接
合すべき一対の複合管の受口部に他方の挿口部を
挿入することが行われている。
このような複合管の受口部構造は複合管の一端
部が拡径された構造となつている。複合管を構成
する金属管と合成樹脂層は、通常、拡径成形によ
り接着性が低下する傾向が見られ、合成樹脂層は
金属管から剥離しやすい。更に、このような複合
管の端部に形成された受口部では、特に常温にお
いて拡径加工された場合、この合成樹脂層には内
部応力が残留するため、金属管内周面より一層剥
離しやすい状態となる。このため、このような受
口部構造を有する複合管を、日光にさらされるよ
うな場所に放置した際に、該日光により合成樹脂
層が高温になつて軟化されると、内部に残留する
応力が作用し、受口部を構成する合成樹脂層はそ
の開口端から順次縮径して金属管内周面から容易
に剥離する。
受口部において、合成樹脂層の開口端が縮径し
て金属管内周面から剥離されれば、該受口部内に
は挿口部を挿入することができなくなる。
本考案は、上記従来の問題を解決するものであ
り、その目的は、高温にさらされても合成樹脂層
が金属管等の外管から容易に剥離するおそれがな
く、従つて、挿口部が確実に挿入し得る複合管の
受口部構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の複合管の受口部構造は、外管内周面を
合成樹脂層にて被覆された受口部と、その内部に
挿口部が挿入されてその内周面が該挿口部外周面
と液密に接合されるべく該受口部内に嵌合されて
おり、該内周面に環状の凹溝が設けられた弾性円
筒状のシール部材と、該シール部材を前記本体部
内に押圧するべく該シール部材の凹溝内に嵌合さ
れた環状のバツクアツプリングと、を有してな
り、そのことにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。
本考案の複合管の受口部構造は、第1図に示す
ように、複合管10の一端部に形成される。該複
合管10は、鋼管、銅管、アルミニウム管等の金
属管や、ヒユーム管等の外管11の内周面に接着
剤層13を介して、塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ナイロン等の合成樹脂層12が
被覆されている。本考案の受口部構造は、複合管
10の一端部を拡径してなる受口部14と、該受
口部14内に嵌合された円筒状のシール部材20
と、該シール部材20の内周部に同心状に嵌合さ
れた、例えば3本の円環状のバツクアツプリング
31,32,33とを有する。
受口部14は複合管10と同様に金属管等の外
管11内周面に接着剤層13を介して合成樹脂層
12が被覆されている。
受口部14内に配設されるシール部材20は、
ゴム等の弾性材より、該受口部14内周面の略全
域に密着し得る円筒状に形成されており、該受口
部14と同心状に嵌合されている。該シール部材
20の受口部14内奥側の端部は、内径が複合管
10と略等しい内径となるように内方へ突出した
小径の係止部21が設けられている。
該シール部材20には、受口部14の開口部側
端から挿口部40が挿入され、その挿口部40の
端面がシール部材20の係止部21と該係止部2
1を除く部分との連設部である段差に突き当てら
れる。
該シール部材20は、受口部14の開口部側端
部近傍部、および係止部21近傍部内周面にそれ
ぞれ断面長方形状をした環状の凹溝22および2
3が形成されている。各凹溝22および23内に
は、各凹溝23の底面の内径よりも若干大径の外
径を有する断面長方形状をした環状のバツクアツ
プリング31および32が同心状に嵌合されい
る。各バツクアツプリング31および32は、各
凹溝22および23に嵌合された状態で、シール
部材20を受口部14内周面に押圧している。各
バツクアツプリング31および32の内径は、シ
ール部材20内に挿入される挿口部40の外径よ
りも若干大径でかつシール部材20の内径と略同
一か若干大きくなつており、各バツクアツプリン
グ31および32内に挿口部40が挿入されて
も、該挿口部40外周面には、各バツクアツプリ
ング31および32内周面が接触しない。
各バツクアツプリング31および32は、鋼、
ステンレス、真鍮等の金属、あるいは、受口部1
4の合成樹脂層12よりも剛性に優れており、し
かも軟化温度も高い、ナイロン、ABS樹脂、フ
ツ素樹脂等により製造されている。
各バツクアツプリング31および32が嵌合さ
れた各凹溝22および23間のシール部材20内
周面には、内方へ突出する円環状の突条24が設
けられている。該突条24の内径は、受口部14
の開口端側からシール部材20に挿入される挿口
部40外径よりも小さく、該挿口部40がシール
部材20に挿入された際に該突条24が該挿口部
40外周面に押付けられて密着する。その結果、
該シール部材20と挿口部40との間が液密にシ
ールされる。
シール部材20の係止部21内周面には、断面
半円状の円環状の凹溝21aが設けられており、
該凹溝21a内に断面半円状をした円環状のバツ
クアツプリング33が嵌合されている。該バツク
アツプリング33も、鋼、ステンレス、真鍮等の
金属、あるいは、ナイロン、ABS樹脂、フツ素
樹脂等合成樹脂製である。該バツクアツプリング
33の外径は、該凹溝21aの底面の内径よりも
若干大きくなつており、従つて、該バツクアツプ
リング33は、嵌合されたシール部材20の係止
部21を受口部14内周面に押圧している。な
お、該バツクアツプリングは、装着を容易に行え
るように1カ所に切欠部を設けてもよい。
このような受口部構造は、複合管10の外管1
1が金属製の場合には、該外管11の端部をパン
チ成形により拡径しておき、該外管11内に例え
ば塩化ビニル等の合成樹脂管を接着剤層13を介
して嵌合させて、該合成樹脂管を外管11の拡径
部内周面に沿うように加熱膨張させることによ
り、受口部14を形成し、該受口部14内にシー
ル部材20を挿入した後に該シール部材20内に
バツクアツプリング31〜33を装着することに
より製造される。受口部14は、一端部が拡径さ
れた外管11に、予め端部が拡径加工された合成
樹脂管を発泡性接着剤を介して嵌合して成形して
もよい。また受口部14は、このような方法に限
らず、例えば、内外径が一定の複合管の一端部
を、熱間、湿間、あるいは冷間で、油圧、水圧あ
るいはゴム等弾性体により強制的に拡径するバル
ジ加工により成形してもよい。受口部14内に嵌
合されるシール部材20は、受口部14内周面に
接着剤により接着しておいてもよい。各バツクア
ツプリング31〜33を、シール部材20の各凹
溝21a,22,23内の予め装着した状態で受
口部14内に圧入してもよい。
このような受口部構造では、シール部材20内
に挿口部40が挿入されると、挿口部40外周面
にシール部材20の突条24が密着して、該挿口
部40外周面とシール部材20との間が液密状態
にシールされる。このとき、シール部材20内に
装着された各バツクアツプリング31および32
は挿口部40外径よりも若干大きく、しかもシー
ル部材20の内径と同径か若干大径であるため
に、金属製の各バツクアツプリング31および3
2にて挿口部40外周面が傷つけられるおそれが
ない。シール部材20内に挿入された挿口部40
の端面は、該シール部材20の係止部21に突き
当てられて、受口部と挿口部40とが接合され
る。
第2図は本考案の受口部構造の他の実施例を示
す縦断面図である。本実施例では、受口部14′
は外管11の開口側端部が合成樹脂層12により
被覆されていない。該受口部14′内に嵌合され
るシール部材20′は、受口部14′の開口端側内
周面が、開口端側になるに連れて拡径したテーパ
面28となつており、該内周面に連続する舌片2
6が、内奥側内方に向けて突出している。そし
て、受口部14′の合成樹脂層12が配設された
係止部21近傍部内周面に、円環状の凹溝27が
形成されており、該凹溝27内にバツクアツプリ
ング34が設けられている。係止部21内周面に
は、前記実施例と同様に、円環状の凹溝21aが
形成されており、その凹溝21a内にバツクアツ
プリング33が設けられている。
このような受口部構造では、シール部材20′
に挿口部40が挿入されれば、シール部材20′
の端部のテーパ面28および舌片26内周面が該
挿口部40外周面に密着し、該シール部材20′
と挿口部40外周面との間が確実に液密状にシー
ルされる。その他の作用効果は、前記実施例と同
様である。
(考案の効果) 本考案の受口部構造は、バツクアツプリングに
よりシール部材が受口部内周面に押圧されている
ため、該受口部構造を有する複合管を高温の場所
に保管しても、該受口部の合成樹脂層が縮径して
鋼管等の外管から離脱するおそれがない。しかも
バツクアツプリングは、シール部材が受口部から
離脱することも防止するため該シール部材は受口
部内に確実に保持される。さらにはバツクアツプ
リングによるシール部材の押圧により該シール部
材と受口部との止水性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案の受口部
構造の一例を示す縦断面図である。 10……複合管、11……外管、12……合成
樹脂層、14……受口部、20,20′……シー
ル部材、21……係止部、21a,22,23,
27……凹溝、31,32,33,34……バツ
クアツプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外管内周面を合成樹脂層にて被覆された受口部
    と、 その内部に挿口部が挿入されてその内周面が該
    挿口部外周面と液密に接合されるべく該受口部内
    に嵌合されており、該内周面に環状の凹溝が設け
    られた弾性円筒状のシール部材と、 該シール部材を前記受口部内に押圧するべく該
    シール部材の凹溝内に嵌合された環状のバツクア
    ツプリングと、 を有する複合管の受口部構造。
JP7791688U 1988-06-13 1988-06-13 Expired - Lifetime JPH0539248Y2 (ja)

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JP7791688U JPH0539248Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13

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JPH02484U JPH02484U (ja) 1990-01-05
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