JPH0538141A - 複数の2次電源を生成する電源装置 - Google Patents

複数の2次電源を生成する電源装置

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JPH0538141A
JPH0538141A JP18470291A JP18470291A JPH0538141A JP H0538141 A JPH0538141 A JP H0538141A JP 18470291 A JP18470291 A JP 18470291A JP 18470291 A JP18470291 A JP 18470291A JP H0538141 A JPH0538141 A JP H0538141A
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JP
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voltage
power supply
secondary power
control
circuit
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JP18470291A
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English (en)
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Toyoyasu Kusaka
豊康 日下
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Toshiba TEC Corp
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】各2次電源電圧の安定化とコスト低減を図る。 【構成】2つの2次電源系路L1,L2をトランスTr
の共通2次巻線CLから引出しグランドGNDを共通と
し、各2次電源系路L1,L2のそれぞれに2次電源電
圧+V1,+V2に応じた信号発生素子41の端子電圧
Vs1,Vs2を生成する信号用抵抗分圧回路R11
0,R100、R120,R100と制御用素子42の
駆動電圧Vd1,Vd2を生成する制御用抵抗分圧回路
R11,R12、R21,R22とを設け、各2次電源
系路L1,L2の2次電源電圧+V1,+V2が設定電
圧にある場合各信号用抵抗分圧回路R110,R10
0、R120,R100が生成する各端子電圧値Vs
1,Vs2が同一Vs1=Vs2かつ各制御用抵抗分圧
回路R11,R12、R21,R22が生成する各駆動
電圧値Vd1,Vd2が同一Vd1=Vd2となるよう
に形成し、電圧信号発生回路41,42を各2次電源系
路L1,L2に共通に接続した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共通の1次電源から複
数の2次電源を生成する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、共通の1次電源から複数の2次
電源を生成する電源装置の一般的構成を示す。同図にお
いて、フィルター回路10と整流器21および平滑コン
デンサ22を含む整流回路20とから1次電源が構成さ
れ、この1次電源は電圧制御回路30(パワーMOS3
3,PWM制御IC34,ホトカプラ受光器35)を介
して、トランスTrの1次巻線(制御巻線31,ベース
巻線32)に接続されている。
【0003】一方、2次電源は、トランスTrの別巻回
された2次巻線CL1から引出した第1の2次電源系路
L1と2次巻線CL2から引出した第2の2次電源系路
L2とからなる2つ(複数)とされている。
【0004】第1の2次電源系路L1には、抵抗R11
0と信号発生素子(ホトカプラ発光器)41と制御用素
子(シャントレギュレータ)42を直列接続された電圧
信号発生回路が設けられている。シャントレギュレータ
(42)の駆動電圧Vd1は制御用抵抗分圧回路(R1
1,R12)の抵抗間電圧として生成され、また、ホト
カプラ発光器(41)の端子電圧Vs1は、抵抗R11
0を含む電圧信号発生回路(R110,41,42)自
体の回路定数で生成される。なお、第1の2次電源系路
L1には、直流生成用のダイオードD1、平滑用のコン
デンサC11,C12が含まれる。
【0005】次に、第2の2次電源系路L2は、トラン
スTrの他の2次巻線CL2から引出され、電圧制御I
C45、直流生成用のダイオードD2、平滑用のコンデ
ンサC21,C22を含み形成されている。
【0006】かかる構成の電源装置では、第1の2次電
源(+V1〜GND)の電圧(+V1)が変動し設定電
圧よりも高くなり、これに伴って高まった駆動電圧Vd
1が基準電圧以上となるとシャントレギュレータ(4
2)がONとなり、ホトカプラ発光器41から電圧信号
(光量)が発生される。したがって、ホトカプラ受光器
35で受けた電圧信号(光量)に応じて電圧制御回路3
0(33,34,35)がトランスTr(31)への1
次電源を制御する。ここに、第1の2次電源電圧(+V
1)が設定電圧に戻されて安定化が図られる。
【0007】一方、電圧(+V1)が低くなり、これに
伴って低くなった駆動電圧Vd1が基準電圧未満となる
とシャントレギュレータ(42)がOFFとなるから、
ホトカプラ発光器41から電圧信号(光量)が発せられ
ない。この場合、電圧制御回路30は、1次側から2次
側への流れ込み(1次電源電流I1)を増大するように
制御する。したがって、第1の2次電源電流I2を増大
しつつ2次電圧(+V1)の安定化が図られる。
【0008】なお、この電源装置は、いわゆるフライバ
ック方式であるから、1次電源側電流I1と第1の2次
電源側電流I2とは、図4に示す関係となる。
【0009】これに対して、第2の2次電源(+V2〜
GND)の電圧(+V2)変動は、トランスTrの巻線
比と電圧制御用IC45とで制御される。つまり、第1
の2次電源系路L1とは異なり、当該2次電源電圧+V
2をフィードバック信号として制御されていない。
【0010】このように、共通の1次電源から複数の2
次電源を生成する電源装置では、例えばプリンタに用い
る場合、キャリアや印字ヘッドの駆動電源が24V〜4
0V,0〜20Aで、ロジック用電源が5V〜12V,
0〜2Aであるとすると、基本的には負荷変動の大きな
2次電源系路(L1)に検出部つまり電圧信号発生回路
(R110,41,42)を設け、電圧制御回路(3
3,34,35)で1次電源をコントロールして、当該
2次電源の電圧安定化を図るように構成せざるを得な
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、電圧信号
発生回路(R110,41,42)が設けられていない
第2の2次電源系路L2(電圧+V2)は、単にトラン
スTrの巻線比だけで間接制御されるので、電圧+V2
が非常に不安定である。すなわち、第2の2次電源電圧
(+V2)が変動してその値が高くあるいは低くなって
も、1次電源が共通でかつトランスTrの巻線比が一定
である限り、電圧制御IC45の能力を越えた場合には
制御しようがない。したがって、負荷が増大すると第2
の2次電源電圧は、図5に示すように、非常に低下して
しまう不都合が生ずる。
【0012】また、第1の2次電源の電圧(+V1)が
低くなり、1次電源が電圧制御回路30によって制御さ
れると、これに追従して電圧(+V2)も高まる方向に
変動されてしまう。もっとも、電圧制御用IC45が働
くが、この場合の電力損失は大きく発熱する。これとは
逆に、第2の2次電源電圧(+V2)が、1次電源つま
り第1の2次電源電圧(+V1)にふられて、低く変動
する場合も生ずる。
【0013】以上の問題は、2次電源の数を増大するほ
どに顕著に現れる。すなわち、図3に2点鎖線で示すよ
うにトランスTrの第3の2次巻線CL3から引出した
一段と簡単構造の第3の2次電源系路L3(D3,C
3)で、第3の2次電源(+V3〜GND)を生成する
場合、この電圧(+V3)は上記理由から非常に不安定
となってしまう。
【0014】なお、各2次電源(+V2,+V3)を、
電圧制御されている2次電源(+V1)を基準に例えば
チョッパーやドロッパー等を使用して、それぞれに電圧
制御すれば電圧不安定は改善されるが、非常にコスト高
となり、また大型してしまう欠点があり採用し難い。
【0015】さらに、上記従来電源装置では、各2次電
源系路(L1,L2)を共通のトランスTrの別々の2
次巻線(CL1,CL2)から引出すので、益々高周波
傾向にある現今ではトランスTrの巻線が小さく、2次
電源の数を増大できないとの問題もある。
【0016】なお、以上の問題は、図6に示す構成で図
7に示す電圧−電流関係となるフォワード方式の場合で
も同様に内在する。因みに、各2次電源系路L1,L2
には、ダイオードD12,D22とコイルCL11,C
L21とが設けられる。
【0017】ここに、本発明の目的は、2次電源電圧の
変動が小さく構造簡単で小型かつ低コストの複数の2次
電源を生成する電源装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、1次電源から
トランスを介して複数の2次電源を生成し、かつ直列接
続された信号発生素子と制御用素子とを有する2次電源
側に設けられた電圧信号発生回路と1次電源側に設けら
れた電圧制御回路との協働によって2次電源の電圧安定
化を図るように構成された複数の2次電源を生成する電
源装置において、複数の2次電源系路を前記トランスの
共通2次巻線から引出しかつグランドを共通として形成
し、各2次電源系路のそれぞれに当該2次電源電圧に応
じた前記信号発生素子の端子電圧を生成する信号用抵抗
分圧回路と前記制御用素子の駆動電圧を生成する制御用
抵抗分圧回路とを設ける、とともに各2次電源系路の2
次電源電圧が設定電圧にある場合において各信号用抵抗
分圧回路が生成する各端子電圧値が同一かつ各制御用抵
抗分圧回路が生成する各駆動電圧値が同一となるように
形成し、前記電圧信号発生回路を各2次電源系路に共通
として接続したことを特徴とする。
【0019】
【作用】上記構成の本発明では、どの2次電源系路の電
圧がその設定電圧より高くなっても、当該制御用抵抗分
圧回路で生成した駆動電圧が基準電圧以上に高くなるの
で、制御用素子はONされる。また、信号発生素子の端
子電圧も当該信号用抵抗分圧回路が働くので変動した当
該2次電源電圧に応じて高くなる。したがって、電圧信
号発生回路を形成するホトカプラ発光器から当該電圧変
動に相応した大きさの電圧信号(光量)が発せられる結
果、電圧制御回路が当該2次電源電圧を設定電圧に戻す
ように1次電源をコントロールする。
【0020】この際、各信号用抵抗分圧回路、各制御用
抵抗分圧回路は、各2次電源電圧が設定電圧にある場合
に、各駆動電圧値,各端子電圧値がそれぞれ同一となる
ものと形成されているので、廻り込みがなく電圧信号発
生回路としての電流ループは形成されない。したがっ
て、電圧変動幅が一番大きい2次電源電圧を設定電圧に
戻す制御を正確に行える。他の2次電源電圧の電圧変動
幅はそれとともに当該設定電圧に戻される。
【0021】一方、いずれかの2次電源電圧が低くなっ
ても、当該制御用抵抗分圧回路および信号用抵抗分圧回
路が働き、当該2次電源電圧に応じた駆動電圧と端子電
圧が生じる。すると、制御用素子はOFFされ信号発生
素子からの電圧信号は消滅する。したがって、電圧制御
回路は、当該2次電源電圧を設定電圧とする方向に1次
電源をコントロールする。
【0022】よって、いずれの2次電源電圧が変動して
も、その変動幅の一番大きな2次電源電圧を当該設定電
圧にコントロールするので、いずれの2次電源電圧をも
同時的に安定化できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を参照して説明
する。複数の2次電源を生成する電源装置は、図1に示
すように、基本構成(整流回路20,電圧制御回路30
等)が従来例(図3)と同じフライバック方式とされて
いるが、各2次電源系路L1,L2はトランスTrの共
通2次巻線CLからグランドGNDを共通として引出し
形成され、かつ各2次電源系路L1,L2のそれぞれに
信号用抵抗分圧回路R110,R100、R120,R
100と制御用抵抗分圧回路R11,R12、R21,
R22とを設ける、とともに各2次電源電圧+V1,+
V2が設定電圧状態にある場合において信号発生素子4
1の各端子電圧値Vs1,Vs2が同一(Vs1=Vs
2)で、制御用素子42の各駆動電圧値Vd1,Vd2
が同一(Vd1=Vd2)となるように構成し、2次電
源側に共通として設けた1つの電圧信号発生回路(4
1,42)と1次電源側に設けた1つの電圧制御回路3
0(33,34,35)で、一番電圧変動幅の大きな2
次電源電圧を当該設定電圧とするようにコントロールし
て、いずれの2次電源電圧も同時的に電圧安定化できる
ように形成されている。
【0024】なお、フィルター回路,整流回路,電圧制
御回路等々、従来例(図3)と同一または共通する部分
については、同一の符号を付しその説明は簡略または省
略する。
【0025】図1において、2つ(複数)の2次電源系
路L1,L2は、トランスTrの共通2次巻線CLから
引出され、グラントGNDも共通とされている。第2の
2次電源系路L2の共通2次巻線CLからの引出位置A
は、第1の2次電源の設定電圧値(+V1)と第2の2
次電源の設定電圧値(+V2)との比に基づいて決定さ
れている。したがって、1次電源電圧に対して2次電源
電圧+V1と+V2との比率は一定である。
【0026】さて、各信号用抵抗分圧回路は、抵抗R1
00を共通としてなる。第1(第2)の2次電源系路L
1(L2)に設けた信号用抵抗分圧回路は、2次電源
(+V1〜GND)〔(+V2〜GND)〕間に直列接
続された抵抗R110,R100(R120,R10
0)から形成され、第1(第2)の2次電源電圧+V1
(+V2)が設定電圧の場合に信号発生素子(ホトカプ
ラ発光器)41の端子電圧がVs1(Vs2)となり、
かつVs1=Vs2となるように各抵抗R110,R1
20,R100の抵抗値が決定されている。
【0027】すなわち、いずれの2次電源電圧+V1,
+V2についても、その設定電圧に対する電圧変動幅が
同じであれば、信号発生素子41からのフィードバック
用の電圧信号(光量)の変動幅が同じでかつ絶対量も同
一となる。
【0028】一方、第1(第2)の2次電源系路L1
(L2)に設けた制御用抵抗分圧回路は、2次電源(+
V1〜GND)〔(+V2〜GND)〕間に直列接続さ
れた抵抗R11,R12(R21,R22)から形成さ
れ、第1(第2)の2次電源電圧+V1(+V2)が設
定電圧の場合に制御用素子(シャントレギュレータ)4
2を駆動(ON−OFF)するための駆動電圧がVd1
(Vd2)となり、かつVd1=Vd2となるように各
抵抗R11,R12,R21,R22の抵抗値が決定さ
れている。
【0029】したがって、いずれの2次電源電圧+V
1,+V2についても、その設定電圧に対する電圧変動
幅が同じであれば、駆動電圧Vd1,Vd2の変動幅が
同じでかつ絶対値も同一となる。なお、この実施例のシ
ャントレギュレータ(42)は、駆動電圧Vd1=Vd
2が基準電圧2.5V以上でONとなり、2.5V未満
でOFFとなる。
【0030】かくして、電圧信号発生回路(41,4
2)は、各信号用抵抗分圧回路(R110,R100、
R120,R100)と各制御用抵抗分圧回路(R1
1,R12、R21,R22)を介して各2次電源系路
L1,L2に共通として接続されていると理解される。
【0031】なお、この実施例の電源装置は、プリンタ
に供されるものとされ、第1の2次電源電圧+V1はキ
ャリアや印字ヘッドの駆動用で設定電圧が+40V、第
2の2次電源電圧+V2はロジック用で設定電圧が+V
20Vとされている。
【0032】次に、この実施例の作用を説明する。今、
第1の2次電源電圧+V1が、キャリア駆動により変動
して+40V以下に低下したとする。
【0033】すると、第1の制御用抵抗分圧回路R1
1,R12で検出した駆動電圧Vd1が基準電圧たる
2.5V未満に低下する。したがって、シャントレギュ
レータ(42)は、OFFとなる。
【0034】この際、トランスTrの2次巻線CLを共
通としているので、第2の2次電源電圧+V2も第1の
2次電源電圧+V1の電圧低下と同率だけ電圧低下する
から、第2の制御用抵抗分圧回路R21,R22で検出
する駆動電圧Vd2も先の駆動電圧Vd1と同じであ
る。すなわち、いずれの2次電源電圧+V1,+V2が
変動しても、それに応じて駆動電圧Vd1=Vd2が変
化する。つまり、ループは形成されず正確な検出ができ
る。
【0035】かくして、信号発生素子41からの電圧信
号(光量)が遮断されるので、電圧制御回路30は、第
1の2次電源電圧+V1を設定電圧(+40V)へ復帰
させるように1次電源電圧をコントロールする。第1の
2次電源電圧+V1が設定電圧(+40V)に復元され
ると、これにつれて第2の2次電源電圧+V2も設定電
圧(+20V)に戻る。トランスTrの2次巻線CLを
共通としているからである。
【0036】一方、キャリアが停止され第1の2次電源
系路L1の負荷が減少して第1の2次電源電圧+V1が
+40Vを越えるようになると、第1の制御用抵抗分圧
回路R11,R12で検出した駆動電圧Vd1(=Vd
2)は、基準電圧2.5V以上となる。すると、シャン
トレギュレータ(42)がONとなる。
【0037】これと同時的に、第1の信号用抵抗分圧回
路R110,R100で生成する端子電圧Vs1も第1
の2次電源電圧+V1の変動幅に応じて高くなる。した
がって、ホトカプラ発光器(41)からの電圧信号(光
量)は増大するから、今度は電圧制御回路30が、第1
の2次電源電圧+V1を設定電圧(+40V)に戻すよ
うに1次電源をコントロールする。
【0038】この際、第2の信号用抵抗分圧回路R12
0,R100で生成する端子電圧Vs2も、第2の2次
電源電圧+V2が第1の2次電源電圧+V1の変動に伴
って高くなっているので、端子電圧Vs1と同じ値に高
くなっている。換言すれば、信号用抵抗分圧回路R11
0,R100、R120,R100も、前述の如く、制
御用抵抗分圧回路R11,R12、R21,R22の場
合と同様に、いずれの2次電源電圧+V1,+V2が変
動しても、その変動分に応じた電圧信号(光量)を発生
するように端子電圧Vs1,Vs2を生成することがで
きる。
【0039】かくして、いずれかの2次電源系路L1,
L2に負荷変動があって当該2次電源電圧値+V1,+
V2が昇降変化しても、1つの電圧信号発生回路(4
1,42)と1つの電圧制御回路(33,34,35)
を用いて各2次電源電圧+V1,+V2を、それぞれの
設定電圧(+40V,+20V)に自動調整できる。し
たがって、各2次電源系路L1,L2の負荷電流(A)
と電圧(V)とは、図2に示す如くなり、いずれの2次
電源電圧(+V1,+V2)も非常に安定化できる。
【0040】つまり、従来例(図3)の第2の2次電源
電圧(+V2)が図5に示すように非常に不安定なのに
対して、同じ構成の本実施例における第2の2次電源電
圧(+V2)は、図2に示すように、負荷変動に拘わら
ず電圧安定化を飛躍的に向上できる。
【0041】なお、図3に2点鎖線で示した第3の2次
電源系路(L3)を本実施例に設けても、当該信号用お
よび制御用抵抗分圧回路を設けさえすれば、第3の2次
電源電圧(+V3)を、図5に示す状態と異なり、他の
2次電源電圧+V1,+V2と同様に、図2に示すよう
に、安定化できること明白である。
【0042】しかして、この実施例によれば、複数(2
つ)の2次電源系路L1,L2をトランスTrの共通2
次巻線CLからグランドGを共通として引出し形成し、
各2次電源系路L1,L2にそれぞれ信号用抵抗分圧回
路R110,R100、R120,R100と制御用抵
抗分圧回路R11,R12、R21,R22とを設け
る、とともに各2次電源電圧+V1,+V2が設定電圧
(+40V,+20V)にある場合に、信号発生素子4
1の端子電圧値Vs1,Vs2を同一(Vs1=Vs
2)かつ駆動電圧値Vd1,Vd2も同一(Vd1=V
d2)として、電圧信号発生回路(41,42)を各2
次電源系路L1,L2に共通として接続した構成である
から、2次電源側に設けた1つの電圧信号発生回路(4
1,42)と1次電源側に設けた1つの電圧制御回路3
0(33,34,35)で、いずれの2次電源装置+V
1,+V2が変動しても、いずれの2次電源電圧+V
1,+V2ともに同時的にそれぞれの設定電圧(+40
V,+20V)に迅速に復元させることができ、複数
(2つ)の2次電源電圧(+V1,+V2)を正確かつ
円滑に安定化できる。
【0043】また、複数(2つ)の2次電源系路L1,
L2は、トランスTrの1つの2次巻線CLを共通とし
て引出し形成される構成であるから、トランスTrを非
常に小型化でき、電源高周波数化に即応できる適応性の
広いものとなる。一方、トランスTrの大きさを一定と
すれば、2次電源系路の数を非常に増大できる。
【0044】また、各信号用抵抗分圧回路と各制御用抵
抗分圧回路とは、抵抗R110,R100,R120、
R11,R12,R21,R22を接続した簡単な構成
であるから、装置コストを大幅に引下げられ、かつ電圧
制御精度を大幅に向上できる。また、電圧制御用IC
(45)による電力損失もなくなる。
【0045】なお、以上の実施例では、2次電源系路が
2つ(L1,L2)とされていたが、その系路数は3以
上として実施することができ、この場合にも本発明はそ
のまま適用される。また、フライバック方式の電源装置
としたがフォワード方式の場合にも適用ある。
【0046】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、1次電源
からトランスを介して複数の2次電源を生成し、かつ直
列接続された信号発生素子と制御素子とを有する2次電
源側に設けられた電圧信号発生回路と1次電源側に設け
られた電圧制御回路との協働によって2次電源の電圧安
定化を図るように構成された複数の2次電源を生成する
電源装置において、複数の2次電源系路を前記トランス
の共通2次巻線から引出しかつグランドを共通として形
成し、各2次電源系路のそれぞれに当該2次電源電圧に
応じた前記信号発生素子の端子電圧を生成する信号用抵
抗分圧回路と前記制御用素子の駆動電圧を生成する制御
用抵抗分圧回路とを設ける、とともに各2次電源系路の
2次電源電圧が設定電圧にある場合において各信号用抵
抗分圧回路が生成する各端子電圧値が同一かつ各制御用
抵抗分圧回路が生成する各駆動電圧値が同一となるよう
に形成し、電圧信号発生回路を各2次電源系路に共通と
して接続した構成であるから、以下の効果を奏する。
【0047】 2次電源の数の大きさに拘わらず、1
つの電圧信号発生回路と1つの電圧制御回路で、いずれ
の2次電源電圧が変動した場合でも、全ての2次電源電
圧をそれぞれ設定電圧に同時に安定化できる。
【0048】 各信号用抵抗分圧回路,各制御用抵抗
分圧回路は、ともに抵抗接続による簡単な構成であるか
ら、装置コストを大幅に引下げられ、かつ高精度制御が
できる。
【0049】 2次巻線が1つでよいので、トランス
を非常に小型化できる。したがって、電源高周波化に好
適であり、またコスト低減も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】同じく、各2次電源電圧の安定度を説明するた
めの図である。
【図3】従来例(フライバック方式)を示す回路図であ
る。
【図4】同じく、1次電源電流と2次電源電流との関係
を説明するための図である。
【図5】同じく、問題点を説明するための図である。
【図6】他の従来例(フォワード方式)を示す回路図で
ある。
【図7】同じく、1次電源電流と2次電源電流との関係
を説明するための図である。
【符号の説明】
10 フィルター回路(1次電源) 20 1次電源 21 整流器 22 平滑コンデンサ 30 電圧制御回路 31 制御巻線 32 ベース巻線 33 パワーMOS(電圧制御回路) 34 PWM制御IC(電圧制御回路) 35 ホトカプラ受光器(電圧制御回路) 40 2次電源 41 信号発生素子(電圧信号発生回路) 42 制御用素子(電圧信号発生回路) 45 電圧制御IC Tr トランス CL 共通2次巻線 CL1,CL2,CL3 2次巻線 L1 第1の2次電源系路 L2 第2の2次電源系路 +V1 第1の2次電源電圧 +V2 第2の2次電源電圧 Vd1,Vd2 駆動電圧 Vs1,Vs2 端子電圧 GND グランド R11,R12 抵抗(第1の制御用抵抗分圧回路) R21,R22 抵抗(第2の制御用抵抗分圧回路) R110,R100 抵抗(第1の信号用抵抗分圧回
路) R120,R100 抵抗(第2の信号用抵抗分圧回
路)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次電源からトランスを介して複数の2
    次電源を生成し、かつ直列接続された信号発生素子と制
    御用素子とを有する2次電源側に設けられた電圧信号発
    生回路と1次電源側に設けられた電圧制御回路との協働
    によって2次電源の電圧安定化を図るように構成された
    複数の2次電源を生成する電源装置において、 複数の2次電源系路を前記トランスの共通2次巻線から
    引出しかつグランドを共通として形成し、各2次電源系
    路のそれぞれに当該2次電源電圧に応じた前記信号発生
    素子の端子電圧を生成する信号用抵抗分圧回路と前記制
    御用素子の駆動電圧を生成する制御用抵抗分圧回路とを
    設ける、とともに各2次電源系路の2次電源電圧が設定
    電圧にある場合において各信号用抵抗分圧回路が生成す
    る各端子電圧値が同一かつ各制御用抵抗分圧回路が生成
    する各駆動電圧値が同一となるように形成し、前記電圧
    信号発生回路を各2次電源系路に共通として接続したこ
    とを特徴とする複数の2次電源を生成する電源装置。
JP18470291A 1991-07-24 1991-07-24 複数の2次電源を生成する電源装置 Pending JPH0538141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1128537A2 (en) * 2000-02-25 2001-08-29 Murata Manufacturing Co., Ltd. Switching power supply apparatus
JP2013034365A (ja) * 2011-07-01 2013-02-14 Canon Inc 電源装置及び記録装置

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