JP3157625B2 - 多出力電源装置 - Google Patents
多出力電源装置Info
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- JP3157625B2 JP3157625B2 JP29503492A JP29503492A JP3157625B2 JP 3157625 B2 JP3157625 B2 JP 3157625B2 JP 29503492 A JP29503492 A JP 29503492A JP 29503492 A JP29503492 A JP 29503492A JP 3157625 B2 JP3157625 B2 JP 3157625B2
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- Japan
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- voltage
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多出力電源装置に関し、
特に多出力電源装置の非制御系の出力の電圧安定化に関
する。
特に多出力電源装置の非制御系の出力の電圧安定化に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の多出力電源装置は、制御系の出力
が軽負荷になることで非制御系の出力電圧が低下するの
を防ぐための次の対処がみなされていた。
が軽負荷になることで非制御系の出力電圧が低下するの
を防ぐための次の対処がみなされていた。
【0003】(1)非制御系の最低電圧を確保するだけ
の電流を制御系の出力に疑似負荷電流として制御系の電
流に無関係に常時流し、非制御系の出力を安定化させ
る。
の電流を制御系の出力に疑似負荷電流として制御系の電
流に無関係に常時流し、非制御系の出力を安定化させ
る。
【0004】(2)出力電流に応じて疑似負荷電流を増
減させ非制御系の出力を安定化させる。
減させ非制御系の出力を安定化させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の多出力
電源装置では、上述の(1)の場合、疑似負荷電流を流
す構成となっているので、電力損失による効率の悪化が
生じるという問題点がある。
電源装置では、上述の(1)の場合、疑似負荷電流を流
す構成となっているので、電力損失による効率の悪化が
生じるという問題点がある。
【0006】又、上述の(2)の場合では制御系の電流
が多い場合に、効率は改善できるが軽負荷状態が多い負
荷では上述の(1)と同じように電力損失が発生すると
いう問題点がある。
が多い場合に、効率は改善できるが軽負荷状態が多い負
荷では上述の(1)と同じように電力損失が発生すると
いう問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多出力電源装置
は、直流入力を二次側に複数の巻線出力を有するトラン
スを介し、前記複数の巻線出力がそれぞれ整流平滑され
複数の負荷に電流を供給し、前記複数の巻線出力が電圧
検出され負帰還制御することにより安定化される制御系
の出力と、その他の負帰還制御されない電圧変動の大き
い非制御系の出力とに分けられる多出力電源装置におい
て、前記制御系の出力電圧が軽負荷あるいは無負荷にな
り前記非制御系の出力電圧が低下した場合に、前記制御
系の出力電圧の+(前記制御系の出力電流×前記制御系
の出力電流の制限抵抗)の電圧を抵抗で分割した分割電
圧が予め設定した電圧より低下したことを検出したこと
を示す検出信号によって、前記非制御系の前記二次側の
第1の巻線に積み上げた第2の巻線を導通させ、前記ト
ランスの二次側に発生する電圧が積み上げた前記第2の
巻線の巻数に応じて高くし、前記トランスの二次電圧を
整流平滑した前記非制御系の出力を安定化する安定化回
路を備えている。
は、直流入力を二次側に複数の巻線出力を有するトラン
スを介し、前記複数の巻線出力がそれぞれ整流平滑され
複数の負荷に電流を供給し、前記複数の巻線出力が電圧
検出され負帰還制御することにより安定化される制御系
の出力と、その他の負帰還制御されない電圧変動の大き
い非制御系の出力とに分けられる多出力電源装置におい
て、前記制御系の出力電圧が軽負荷あるいは無負荷にな
り前記非制御系の出力電圧が低下した場合に、前記制御
系の出力電圧の+(前記制御系の出力電流×前記制御系
の出力電流の制限抵抗)の電圧を抵抗で分割した分割電
圧が予め設定した電圧より低下したことを検出したこと
を示す検出信号によって、前記非制御系の前記二次側の
第1の巻線に積み上げた第2の巻線を導通させ、前記ト
ランスの二次側に発生する電圧が積み上げた前記第2の
巻線の巻数に応じて高くし、前記トランスの二次電圧を
整流平滑した前記非制御系の出力を安定化する安定化回
路を備えている。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。
る。
【0010】図1において、本実施例は、入力電源1が
電圧変換用トランス2を介してスイッチングトランジス
タ3に接続されている。電圧変換用トランス2の二次側
は出力に応じた巻線に分かれておりトランス2の巻線d
の出力はダイオード12、13、チョークコイル18、
コンデンサ23で整流平滑され出力電圧VOとなり負荷
24に出力電流を供給する。さらに出力電圧VOはパル
ス幅制御回路25に接続され、出力電圧VOが一定にな
るようにスイッチングトランジスタ3のオン幅を制御す
る。またトランス2の巻線cの出力はダイオード7、
8、チョークコイル9、コンデンサ10で整流平滑され
出力電圧V1となり負荷11に出力電流を供給する。ト
ランス2の巻線bは巻線cに積み上げられダイオード
4、トランジスタ5、ドイオード6を経てチョークコイ
ル9に接続されている。
電圧変換用トランス2を介してスイッチングトランジス
タ3に接続されている。電圧変換用トランス2の二次側
は出力に応じた巻線に分かれておりトランス2の巻線d
の出力はダイオード12、13、チョークコイル18、
コンデンサ23で整流平滑され出力電圧VOとなり負荷
24に出力電流を供給する。さらに出力電圧VOはパル
ス幅制御回路25に接続され、出力電圧VOが一定にな
るようにスイッチングトランジスタ3のオン幅を制御す
る。またトランス2の巻線cの出力はダイオード7、
8、チョークコイル9、コンデンサ10で整流平滑され
出力電圧V1となり負荷11に出力電流を供給する。ト
ランス2の巻線bは巻線cに積み上げられダイオード
4、トランジスタ5、ドイオード6を経てチョークコイ
ル9に接続されている。
【0011】コンパレータ17には出力電圧VOに出力
電流制限用の抵抗(以下R)22を流れた出力電流(以
下10)による電圧降下分を加えた電圧をR20、21
で分割されて接続されている。コンパレータ17の出力
はR16を介してトランジスタ15のベースに接続され
ている。
電流制限用の抵抗(以下R)22を流れた出力電流(以
下10)による電圧降下分を加えた電圧をR20、21
で分割されて接続されている。コンパレータ17の出力
はR16を介してトランジスタ15のベースに接続され
ている。
【0012】次に、本実施例の動作について説明する。
【0013】コンパレータ17の一方の入力はVO+R
22×I0をR20、21で分割した電圧となるがI0
が十分流れている場合、基準電圧19より高くなるため
コンパレータ17の出力は“ロー”レベルとなるためト
ランジスタ15、トランジスタ5はオフ状態となる。こ
の時出力電圧V1は巻線cより出力電流が供給される。
制御系の出力である出力電圧VOの電流が少なくなり軽
負荷になるとスイッチングトランジスタ3のオン幅は狭
くなり出力電圧VOは安定するがスイッチングトランジ
スタ3がオン時の巻線cに発生する二次電圧のパルス幅
も狭くなるためダイオード7、8、チョークコイル9、
コンデンサ10で整流平滑された非制御系の出力電圧V
1は低くなる。
22×I0をR20、21で分割した電圧となるがI0
が十分流れている場合、基準電圧19より高くなるため
コンパレータ17の出力は“ロー”レベルとなるためト
ランジスタ15、トランジスタ5はオフ状態となる。こ
の時出力電圧V1は巻線cより出力電流が供給される。
制御系の出力である出力電圧VOの電流が少なくなり軽
負荷になるとスイッチングトランジスタ3のオン幅は狭
くなり出力電圧VOは安定するがスイッチングトランジ
スタ3がオン時の巻線cに発生する二次電圧のパルス幅
も狭くなるためダイオード7、8、チョークコイル9、
コンデンサ10で整流平滑された非制御系の出力電圧V
1は低くなる。
【0014】出力電流がさらに少なくなるとVO+R2
2×I0をR20,21で分割した電圧が基準電圧19
より低くなるためコンパレータ17の出力は“ハイ”レ
ベルとなりトランジスタ15をオンしトランジスタ5は
ベース電流が引き込まれオンすることになる。トランジ
スタ5がオンすることでトランス2の巻線c及び巻線c
に積み上げられた巻線bからダイオード4、トランジス
タ5、ダイオード6、8、チョークコイル9、コンデン
サ10を介して負荷電流が供給される。この時巻線cの
二次電圧に巻線bの二次電圧が加えられるため整流平滑
された出力電圧V1は上昇することになる。
2×I0をR20,21で分割した電圧が基準電圧19
より低くなるためコンパレータ17の出力は“ハイ”レ
ベルとなりトランジスタ15をオンしトランジスタ5は
ベース電流が引き込まれオンすることになる。トランジ
スタ5がオンすることでトランス2の巻線c及び巻線c
に積み上げられた巻線bからダイオード4、トランジス
タ5、ダイオード6、8、チョークコイル9、コンデン
サ10を介して負荷電流が供給される。この時巻線cの
二次電圧に巻線bの二次電圧が加えられるため整流平滑
された出力電圧V1は上昇することになる。
【0015】図2は本実施例における制御系出力電流に
対する非制御系出力電圧の特性図である。
対する非制御系出力電圧の特性図である。
【0016】図1,図2において、本実施例は、トラン
ジスタ5がオフ状態のままでは出力電流I0の減少によ
りトランジスタ5がオンすることで実線に示すように出
力電圧V1は上昇することになる。また出力電流I0が
トランジスタ5がオンオフ動作をする検出電流になって
いる場合、トランジスタ5がオンオフを繰り返すためト
ランジスタ5のオンオフによる出力電圧の変化が負荷に
影響がある場合ヒステリシス特性を持たすことも考えら
れる。
ジスタ5がオフ状態のままでは出力電流I0の減少によ
りトランジスタ5がオンすることで実線に示すように出
力電圧V1は上昇することになる。また出力電流I0が
トランジスタ5がオンオフ動作をする検出電流になって
いる場合、トランジスタ5がオンオフを繰り返すためト
ランジスタ5のオンオフによる出力電圧の変化が負荷に
影響がある場合ヒステリシス特性を持たすことも考えら
れる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、制御系の
出力電流を検出し非制御系の巻線に積み上げた巻線を導
通させ出力電圧を上昇させることにより、出力電流を検
出する抵抗の損失はあるものの疑似負荷電流による電力
損失よりも十分小さい損失にすることができ、効率の悪
化を防止できる効果がある。また、軽負荷時に安定した
出力を得ることができる効果がある。
出力電流を検出し非制御系の巻線に積み上げた巻線を導
通させ出力電圧を上昇させることにより、出力電流を検
出する抵抗の損失はあるものの疑似負荷電流による電力
損失よりも十分小さい損失にすることができ、効率の悪
化を防止できる効果がある。また、軽負荷時に安定した
出力を得ることができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本実施例における制御系出力電流に対する非制
御系の出力電圧の特性図である。
御系の出力電圧の特性図である。
1 入力電源 2 トランス 3 スイッチングトランジスタ 4,6,7,8,12,13 ダイオード 5,15 トランジスタ 9,18 チョークコイル 10,23 コンデンサ 11 負荷 14,16,20,21,22 抵抗 17 コンパレータ 19 基準電圧 24 負荷 25 パルス幅制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 直流入力を二次側に複数の巻線出力を有
するトランスを介し、前記複数の巻線出力がそれぞれ整
流平滑され複数の負荷に電流を供給し、前記複数の巻線
出力が電圧検出され負帰還制御することにより安定化さ
れる制御系の出力と、その他の負帰還制御されない電圧
変動の大きい非制御系の出力とに分けられる多出力電源
装置において、前記制御系の出力電圧が軽負荷あるいは
無負荷になり前記非制御系の出力電圧が低下した場合
に、前記制御系の出力電圧+(前記制御系の出力電流×
前記制御系の出力電流の制限抵抗)の電圧を抵抗で分割
した分割電圧が予め設定した電圧より低下したことを検
出したことを示す検出信号によって、前記非制御系の前
記二次側の第1の巻線に積み上げた第2の巻線を導通さ
せ、前記トランスの二次側に発生する電圧が積み上げた
前記第2の巻線の巻数に応じて高くし、前記トランスの
二次電圧を整流平滑した前記非制御系の出力を安定化す
る安定化回路を備えことを特徴とする多出力電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29503492A JP3157625B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 多出力電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29503492A JP3157625B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 多出力電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06153503A JPH06153503A (ja) | 1994-05-31 |
JP3157625B2 true JP3157625B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=17815466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29503492A Expired - Fee Related JP3157625B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 多出力電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3157625B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP29503492A patent/JP3157625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06153503A (ja) | 1994-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010130 |
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