JPH0536134Y2 - - Google Patents
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- JPH0536134Y2 JPH0536134Y2 JP1989023976U JP2397689U JPH0536134Y2 JP H0536134 Y2 JPH0536134 Y2 JP H0536134Y2 JP 1989023976 U JP1989023976 U JP 1989023976U JP 2397689 U JP2397689 U JP 2397689U JP H0536134 Y2 JPH0536134 Y2 JP H0536134Y2
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- Japan
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- hole
- combustion chamber
- plate
- outer plate
- head gasket
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 78
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 31
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 22
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、内燃機関用のシリンダヘツドガスケ
ツトに関するものである。
ツトに関するものである。
[従来の技術]
内燃機関のシリンダブロツクとシリンダヘツド
との間に装着して、燃焼ガスや冷却水、油などが
漏洩するのを防止するシリンダヘツドガスケツト
は、通常、複数枚の金属板を積層し、上下両面の
外板で中板を被覆して組立てられ、燃焼室穴や各
種流体穴の周辺に穴シール部が設けられている。
このうち、燃焼室穴シール部においては、通常、
一方の外板を他方の外板上に折り返すか、あるい
はグロメツトにより積層した金属板を挟んでいる
が、該燃焼室穴シール部のシール効果を高めるた
めには、締付け時における穴シール部の面圧を他
の部分より高めておくことが必要である。その中
でも特に、接近する2つの燃焼室穴に挟まれた部
分は、非常な高温に曝されるため金属板が熱ヘタ
リを生じ易く、それによつてガス漏れを生じるこ
とから、十分に面圧を高めてシール性の低下を生
じないようにしておくことが必要である。
との間に装着して、燃焼ガスや冷却水、油などが
漏洩するのを防止するシリンダヘツドガスケツト
は、通常、複数枚の金属板を積層し、上下両面の
外板で中板を被覆して組立てられ、燃焼室穴や各
種流体穴の周辺に穴シール部が設けられている。
このうち、燃焼室穴シール部においては、通常、
一方の外板を他方の外板上に折り返すか、あるい
はグロメツトにより積層した金属板を挟んでいる
が、該燃焼室穴シール部のシール効果を高めるた
めには、締付け時における穴シール部の面圧を他
の部分より高めておくことが必要である。その中
でも特に、接近する2つの燃焼室穴に挟まれた部
分は、非常な高温に曝されるため金属板が熱ヘタ
リを生じ易く、それによつてガス漏れを生じるこ
とから、十分に面圧を高めてシール性の低下を生
じないようにしておくことが必要である。
穴シール部の面圧を高める方法として、該穴シ
ール部内に所望厚さの面圧調整板を重設して金属
板の積層厚さを増大させる方法があるが、穴シー
ル部内に一定厚さの面圧調整板を重設して穴シー
ル部全体の面圧を高めるようにすると、ガスケツ
トを締付ける際に大きな締付力を必要とする。従
つて、局部的に穴シール部の面圧を高めるように
することが望ましい。
ール部内に所望厚さの面圧調整板を重設して金属
板の積層厚さを増大させる方法があるが、穴シー
ル部内に一定厚さの面圧調整板を重設して穴シー
ル部全体の面圧を高めるようにすると、ガスケツ
トを締付ける際に大きな締付力を必要とする。従
つて、局部的に穴シール部の面圧を高めるように
することが望ましい。
[考案が解決しようとする課題]
本考案の技術的課題は、シリンダヘツドガスケ
ツトにおいて、簡単な構成により燃焼室穴シール
部の面圧を局部的に高め、そのシール効果を向上
させることにある。
ツトにおいて、簡単な構成により燃焼室穴シール
部の面圧を局部的に高め、そのシール効果を向上
させることにある。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するため、本考案は、金属板か
らなる外板及び中板を積層することにより構成さ
れ、シリンダブロツクの燃焼室に対応する複数の
燃焼室穴を備えると共に、各燃焼室穴の周囲に、
一方の外板を該燃焼室穴の穴縁に沿つて他方の外
板側に折り返すか又は穴縁にグロメツトを挟着す
ることにより形成した穴シール部を有する内燃機
関用シリンダヘツドガスケツトにおいて、上記燃
焼室穴の回りの穴シール部の面圧を局部的に高め
るため、各燃焼室穴の回りに積層金属板より薄肉
の補助板を該燃焼室穴を取り囲むように配設し、
該補助板の燃焼室穴に沿う側端部に、その端部を
穴シール部の幅より狭い幅で折り返すことにより
扁平二重構造の折曲部を形成すると共に、該折曲
部を穴シール部内において積層金属板間に挟持さ
せたことを特徴とするものである。
らなる外板及び中板を積層することにより構成さ
れ、シリンダブロツクの燃焼室に対応する複数の
燃焼室穴を備えると共に、各燃焼室穴の周囲に、
一方の外板を該燃焼室穴の穴縁に沿つて他方の外
板側に折り返すか又は穴縁にグロメツトを挟着す
ることにより形成した穴シール部を有する内燃機
関用シリンダヘツドガスケツトにおいて、上記燃
焼室穴の回りの穴シール部の面圧を局部的に高め
るため、各燃焼室穴の回りに積層金属板より薄肉
の補助板を該燃焼室穴を取り囲むように配設し、
該補助板の燃焼室穴に沿う側端部に、その端部を
穴シール部の幅より狭い幅で折り返すことにより
扁平二重構造の折曲部を形成すると共に、該折曲
部を穴シール部内において積層金属板間に挟持さ
せたことを特徴とするものである。
また、本考案は、金属板からなる外板及び中板
を積層することにより構成され、シリンダブロツ
クの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を備えると
共に、各燃焼室穴の周囲に、一方の外板を該燃焼
室穴の穴縁に沿つて他方の外板側に折り返すか又
は穴縁にグロメツトを挟着することにより形成し
た穴シール部を有する内燃機関用シリンダヘツド
ガスケツトにおいて、上記燃焼室穴の回りの穴シ
ール部の面圧を局部的に高めるため、隣接する2
つの燃焼室穴の境界部分に積層金属板より薄肉の
補助板を部分的に配設し、該補助板の燃焼室穴に
沿う側端部に、その端部を穴シール部の幅より狭
い幅で折り返すことにより扁平二重構造の折曲部
を形成すると共に、該折曲部を穴シール部内にお
いて積層金属板間に挟持させたことを特徴とする
ものである。
を積層することにより構成され、シリンダブロツ
クの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を備えると
共に、各燃焼室穴の周囲に、一方の外板を該燃焼
室穴の穴縁に沿つて他方の外板側に折り返すか又
は穴縁にグロメツトを挟着することにより形成し
た穴シール部を有する内燃機関用シリンダヘツド
ガスケツトにおいて、上記燃焼室穴の回りの穴シ
ール部の面圧を局部的に高めるため、隣接する2
つの燃焼室穴の境界部分に積層金属板より薄肉の
補助板を部分的に配設し、該補助板の燃焼室穴に
沿う側端部に、その端部を穴シール部の幅より狭
い幅で折り返すことにより扁平二重構造の折曲部
を形成すると共に、該折曲部を穴シール部内にお
いて積層金属板間に挟持させたことを特徴とする
ものである。
更に本考案は、金属板からなる外板及び中板を
積層することにより構成され、シリンダブロツク
の燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を備えると共
に、各燃焼室穴の周囲に、一方の外板を燃焼室穴
の穴縁に沿つて他方の外板側に折り返すか又は穴
縁にグロメツトを挟着することにより形成した穴
シール部を備え、該穴シール部内にワイヤリング
を配設してなる内燃機関用シリンダヘツドガスケ
ツトにおいて、上記燃焼室穴の回りの穴シール部
の面圧を局部的に高めるため、各燃焼室穴の回り
に積層金属板より薄肉の補助板を燃焼室穴を取り
囲むように配設し、該補助板の燃焼室穴に沿う側
端部に、その端部を穴シール部の幅より狭い幅で
折り返すことにより扁平二重構造の折曲部を形成
すると共に、該折曲部を穴シール部内において金
属板とワイヤリングとの間に挟持させたことを特
徴とするものである。
積層することにより構成され、シリンダブロツク
の燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を備えると共
に、各燃焼室穴の周囲に、一方の外板を燃焼室穴
の穴縁に沿つて他方の外板側に折り返すか又は穴
縁にグロメツトを挟着することにより形成した穴
シール部を備え、該穴シール部内にワイヤリング
を配設してなる内燃機関用シリンダヘツドガスケ
ツトにおいて、上記燃焼室穴の回りの穴シール部
の面圧を局部的に高めるため、各燃焼室穴の回り
に積層金属板より薄肉の補助板を燃焼室穴を取り
囲むように配設し、該補助板の燃焼室穴に沿う側
端部に、その端部を穴シール部の幅より狭い幅で
折り返すことにより扁平二重構造の折曲部を形成
すると共に、該折曲部を穴シール部内において金
属板とワイヤリングとの間に挟持させたことを特
徴とするものである。
[作用]
上記ガスケツトは、シリンダブロツクとシリン
ダヘツドとの間に装着され、燃焼室穴を取り囲む
複数のボルト穴で締付けボルトにより締付けられ
るが、補助板に形成した折曲部によつて燃焼室穴
の回りの穴シール部の厚さが部分的に増大せしめ
られることにより、締付け時の面圧が局部的に高
められているので、該穴シール部におけるシール
性能が向上し、熱ヘタリによるガス漏れを生じる
ことがない。
ダヘツドとの間に装着され、燃焼室穴を取り囲む
複数のボルト穴で締付けボルトにより締付けられ
るが、補助板に形成した折曲部によつて燃焼室穴
の回りの穴シール部の厚さが部分的に増大せしめ
られることにより、締付け時の面圧が局部的に高
められているので、該穴シール部におけるシール
性能が向上し、熱ヘタリによるガス漏れを生じる
ことがない。
[実施例]
以下に図面を参照して本考案の実施例について
詳述する。
詳述する。
第1図及び第2図は金属積層形のシリンダヘツ
ドガスケツトを示している。
ドガスケツトを示している。
このシリンダヘツドガスケツト1は、上下の外
板2,3及び中板4,5を構成する金属板を数枚
積層し、外板2,3で中板4,5を被覆すること
により構成され、エンジン部材、即ち燃焼室を備
えたシリンダブロツクとシリンダヘツドとの間に
装着して用いられるものである。
板2,3及び中板4,5を構成する金属板を数枚
積層し、外板2,3で中板4,5を被覆すること
により構成され、エンジン部材、即ち燃焼室を備
えたシリンダブロツクとシリンダヘツドとの間に
装着して用いられるものである。
上記外板2,3及び中板4,5からなるガスケ
ツト1は、シリンダブロツクの燃焼室に対応する
複数の燃焼室穴6の周囲の穴シール部7におい
て、下方の外板3を燃焼室穴6の穴縁に沿つて上
方の外板2側に折り返すことにより中板4,5を
被覆しており、この折返部3a内においては、ガ
スケツトの締付け時における穴シール部7の面圧
を局部的に高めるため、上記外板2,3及び中板
4,5よりも薄肉(0.02〜0.15mm)の補助板8を
中板4と5との間に配設し、該補助板8の燃焼室
穴6に沿う側端部に形成した折曲部8aにより、
穴シール部7における金属板の積層厚さを該折曲
部8aの位置で局部的に大きくしている。
ツト1は、シリンダブロツクの燃焼室に対応する
複数の燃焼室穴6の周囲の穴シール部7におい
て、下方の外板3を燃焼室穴6の穴縁に沿つて上
方の外板2側に折り返すことにより中板4,5を
被覆しており、この折返部3a内においては、ガ
スケツトの締付け時における穴シール部7の面圧
を局部的に高めるため、上記外板2,3及び中板
4,5よりも薄肉(0.02〜0.15mm)の補助板8を
中板4と5との間に配設し、該補助板8の燃焼室
穴6に沿う側端部に形成した折曲部8aにより、
穴シール部7における金属板の積層厚さを該折曲
部8aの位置で局部的に大きくしている。
即ち上記補助板8は、第3図及び第4図に示す
ように、各燃焼室穴6に対応する複数の穴10を
備え、各穴10の周縁部に、その端部を穴シール
部7の幅より狭い幅で折り返すことにより扁平二
重構造の上記折曲部8aを形成したもので、該折
曲部8aを穴シール部7において中板4,5間に
挟持させることにより、金属板の積層厚さを該折
曲部8aの位置で局部的に大きくし、それによつ
て穴シール部7の面圧を局部的に高めるようにし
ている。この場合、補助板8を各燃焼室穴6毎に
独立するものとして構成することもできる。
ように、各燃焼室穴6に対応する複数の穴10を
備え、各穴10の周縁部に、その端部を穴シール
部7の幅より狭い幅で折り返すことにより扁平二
重構造の上記折曲部8aを形成したもので、該折
曲部8aを穴シール部7において中板4,5間に
挟持させることにより、金属板の積層厚さを該折
曲部8aの位置で局部的に大きくし、それによつ
て穴シール部7の面圧を局部的に高めるようにし
ている。この場合、補助板8を各燃焼室穴6毎に
独立するものとして構成することもできる。
また、上記の如く補助板を燃焼室穴6の全周に
配設することなく、特に熱ヘタリを生じ易い隣接
する2つの燃焼室穴6,6に挟まれた境界部分9
のみに部分的に配設しても良く、あるいは、燃焼
室穴6の全周に配設した上記補助板8の上から、
境界部分9に別の補助板11(第5図参照)を重
設することもできる。この補助板11は、第5図
及び第6図に示すように、その長さ方向の両端部
にそれぞれ二股状の分岐部12,12及び13,
13を備えると共に、幅方向の両側部に2つの燃
焼室穴6,6の穴縁に適合する円弧状の曲縁1
4,14を備えたもので、該曲縁14,14の端
部が内側に折り返されて折曲部11a,11aが
形成されている。
配設することなく、特に熱ヘタリを生じ易い隣接
する2つの燃焼室穴6,6に挟まれた境界部分9
のみに部分的に配設しても良く、あるいは、燃焼
室穴6の全周に配設した上記補助板8の上から、
境界部分9に別の補助板11(第5図参照)を重
設することもできる。この補助板11は、第5図
及び第6図に示すように、その長さ方向の両端部
にそれぞれ二股状の分岐部12,12及び13,
13を備えると共に、幅方向の両側部に2つの燃
焼室穴6,6の穴縁に適合する円弧状の曲縁1
4,14を備えたもので、該曲縁14,14の端
部が内側に折り返されて折曲部11a,11aが
形成されている。
なお、図中、15は冷却水用穴、16はボルト
穴を示している。
穴を示している。
また、図示の実施例では、下方の外板3を上方
の外板2側に折り返しているが、上方の外板2を
下方の外板3側に折り返すことにより中板4,5
を被覆することもできる。
の外板2側に折り返しているが、上方の外板2を
下方の外板3側に折り返すことにより中板4,5
を被覆することもできる。
上記構成を有するシリンダヘツドガスケツト1
は、シリンダブロツクとシリンダヘツドとの間に
装着し、燃焼室穴6を取り囲む複数のボルト穴1
6で締付けボルトにより締付けられるが、補助板
8,11に形成した折曲部8a,11aによつて
燃焼室穴6の回りの穴シール部7の積層厚さが局
部的に増大せしめられることにより、その部分に
おいて締付け時の面圧が局部的に高められている
ため、該穴シール部7のシール性能が向上する。
は、シリンダブロツクとシリンダヘツドとの間に
装着し、燃焼室穴6を取り囲む複数のボルト穴1
6で締付けボルトにより締付けられるが、補助板
8,11に形成した折曲部8a,11aによつて
燃焼室穴6の回りの穴シール部7の積層厚さが局
部的に増大せしめられることにより、その部分に
おいて締付け時の面圧が局部的に高められている
ため、該穴シール部7のシール性能が向上する。
なお、上記実施例では、補助板8を中板4,5
間に挟持させているが、いずれかの中板4,5と
それぞれに対応する外板2,3との間、またはグ
ロメツトを用いる場合はこのグロメツトの内側に
配設しても良いことは勿論である。
間に挟持させているが、いずれかの中板4,5と
それぞれに対応する外板2,3との間、またはグ
ロメツトを用いる場合はこのグロメツトの内側に
配設しても良いことは勿論である。
第7図に示す第2実施例は、穴シール部27に
おいて、上方の外板22を下方の外板23の外側
に折り返して折返部22aとすると共に、一部の
中板24にビード24aを形成し、該中板24と
上方の外板22との間に配設した補助板28の端
部の折曲部28aを、ビード24aと外板22と
の間に挟持させたものである。
おいて、上方の外板22を下方の外板23の外側
に折り返して折返部22aとすると共に、一部の
中板24にビード24aを形成し、該中板24と
上方の外板22との間に配設した補助板28の端
部の折曲部28aを、ビード24aと外板22と
の間に挟持させたものである。
また、第8図に示す第3実施例では、穴シール
部37において、上方の外板32の折返部32a
の内部に軟鋼線やステンレス線等の金属線条から
なるワイヤリングWを設け、上方の外板32と上
端の中板35との間に配設した補助板38の折曲
部38aを、該ワイヤリングWと外板32との間
に挟持させている。
部37において、上方の外板32の折返部32a
の内部に軟鋼線やステンレス線等の金属線条から
なるワイヤリングWを設け、上方の外板32と上
端の中板35との間に配設した補助板38の折曲
部38aを、該ワイヤリングWと外板32との間
に挟持させている。
[考案の効果]
以上に詳述した本考案によれば、燃焼室穴の回
りの穴シール部内に補助板を配設し、該補助板の
燃焼室穴に沿う側端部に、その端部を穴シール部
に幅より狭い幅で折り返すことにより扁平二重構
造の折曲部を形成し、該折曲部を穴シール部内に
おいて積層金属板間又は金属板とワイヤリングと
の間に挟持させているので、この折曲部の介在に
より穴シール部の面圧を局部的に高めることがで
き、これによつて該穴シール部のシール効果をよ
り向上させることができる。
りの穴シール部内に補助板を配設し、該補助板の
燃焼室穴に沿う側端部に、その端部を穴シール部
に幅より狭い幅で折り返すことにより扁平二重構
造の折曲部を形成し、該折曲部を穴シール部内に
おいて積層金属板間又は金属板とワイヤリングと
の間に挟持させているので、この折曲部の介在に
より穴シール部の面圧を局部的に高めることがで
き、これによつて該穴シール部のシール効果をよ
り向上させることができる。
また、補助板として積層金属板より薄肉のもの
を使用し、その側端部を扁平二重構造に折曲する
ようにしたので、補助板の折曲加工が簡単であ
る。
を使用し、その側端部を扁平二重構造に折曲する
ようにしたので、補助板の折曲加工が簡単であ
る。
第1図は本考案に係るシリンダヘツドガスケツ
トの正面図、第2図はそのA−A線での拡大断面
図、第3図は補助板の一例を示す正面図、第4図
はそのB−B線での拡大断面図、第5図は補助板
の他の例を示す正面図、第6図はそのC−C線で
の拡大断面図、第7図〜第8図はそれぞれ本考案
の別実施例を示す断面図である。 1……シリンダヘツドガスケツト、2,3……
外板、4,5……中板、6……燃焼室穴、7,2
7,37,……穴シール部、8,11,28,3
8,……補助板、8a,11a,28a,38
a,……折返部、9……境界部分、W……ワイヤ
リング。
トの正面図、第2図はそのA−A線での拡大断面
図、第3図は補助板の一例を示す正面図、第4図
はそのB−B線での拡大断面図、第5図は補助板
の他の例を示す正面図、第6図はそのC−C線で
の拡大断面図、第7図〜第8図はそれぞれ本考案
の別実施例を示す断面図である。 1……シリンダヘツドガスケツト、2,3……
外板、4,5……中板、6……燃焼室穴、7,2
7,37,……穴シール部、8,11,28,3
8,……補助板、8a,11a,28a,38
a,……折返部、9……境界部分、W……ワイヤ
リング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 金属板からなる外板及び中板を積層すること
により構成され、シリンダブロツクの燃焼室に
対応する複数の燃焼室穴を備えると共に、各燃
焼室穴の周囲に、一方の外板を該燃焼室穴の穴
縁に沿つて他方の外板側に折り返すか又は穴縁
にグロメツトを挟着することにより形成した穴
シール部を有する内燃機関用シリンダヘツドガ
スケツトにおいて、 上記燃焼室穴の回りの穴シール部の面圧を局
部的に高めるため、各燃焼室穴の回りに積層金
属板より薄肉の補助板を該燃焼室穴を取り囲む
ように配設し、該補助板の燃焼室穴に沿う側端
部に、その端部を穴シール部の幅より狭い幅で
折り返すことにより扁平二重構造の折曲部を形
成すると共に、該折曲部を穴シール部内におい
て積層金属板間に挟持させた、 ことを特徴とするシリンダヘツドガスケツト。 2 金属板からなる外板及び中板を積層すること
により構成され、シリンダブロツクの燃焼室に
対応する複数の燃焼室穴を備えると共に、各燃
焼室穴の周囲に、一方の外板を該燃焼室穴の穴
縁に沿つて他方の外板側に折り返すか又は穴縁
にグロメツトを挟着することにより形成した穴
シール部を有する内燃機関用シリンダヘツドガ
スケツトにおいて、 上記燃焼室穴の回りの穴シール部の面圧を局
部的に高めるため、隣接する2つの燃焼室穴の
境界部分に積層金属板より薄肉の補助板を部分
的に配設し、該補助板の燃焼室穴に沿う側端部
に、その端部を穴シール部の幅より狭い幅で折
り返すことにより扁平二重構造の折曲部を形成
すると共に、該折曲部を穴シール部内において
積層金属板間に挟持させた、 ことを特徴とするシリンダヘツドガスケツト。 3 金属板からなる外板及び中板を積層すること
により構成され、シリンダブロツクの燃焼室に
対応する複数の燃焼室穴を備えると共に、各燃
焼室穴の周囲に、一方の外板を燃焼室穴の穴縁
に沿つて他方の外板側に折り返すか又は穴縁に
グロメツトを挟着することにより形成した穴シ
ール部を備え、該穴シール部内にワイヤリング
を配設してなる内燃機関用シリンダヘツドガス
ケツトにおいて、 上記燃焼室穴の回りの穴シール部の面圧を局
部的に高めるため、各燃焼室穴の回りに積層金
属板より薄肉の補助板を燃焼室穴を取り囲むよ
うに配設し、該補助板の燃焼室穴に沿う側端部
に、その端部を穴シール部の幅より狭い幅で折
り返すことにより扁平二重構造の折曲部を形成
すると共に、該折曲部を穴シール部内において
金属板とワイヤリングとの間に挟持させた、 ことを特徴とするシリンダヘツドガスケツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989023976U JPH0536134Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989023976U JPH0536134Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02114751U JPH02114751U (ja) | 1990-09-13 |
JPH0536134Y2 true JPH0536134Y2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=31243426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989023976U Expired - Lifetime JPH0536134Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536134Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2586323Y2 (ja) * | 1990-10-22 | 1998-12-02 | 日本ガスケット株式会社 | 内燃機関用金属ガスケット |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58184360A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-10-27 | キユルテイ | 内燃機関用シリンダヘツドのガスケツト |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP1989023976U patent/JPH0536134Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58184360A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-10-27 | キユルテイ | 内燃機関用シリンダヘツドのガスケツト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02114751U (ja) | 1990-09-13 |
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