JPH0534432Y2 - - Google Patents

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JPH0534432Y2
JPH0534432Y2 JP6676288U JP6676288U JPH0534432Y2 JP H0534432 Y2 JPH0534432 Y2 JP H0534432Y2 JP 6676288 U JP6676288 U JP 6676288U JP 6676288 U JP6676288 U JP 6676288U JP H0534432 Y2 JPH0534432 Y2 JP H0534432Y2
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rail
lower rail
seat
rear end
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は乗員の最適なシートポジシヨンを確
保する車両用シートスライド装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 一般に車両のシートは、例えば、特開昭61−
21835号公報記載の如くシートスライド装置によ
つてドライバーの身長に合わせて最適なシートポ
ジシヨンが確保されるようになつている。
シートスライド装置の概要は、第5図と第6図
に示す如く車体側に組付けられるロアレール10
1と、ロアレール101と前後動自在に組付けら
れシート側に取付けられるアツパレール105と
から成る構造となつている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如くアツパレール105はロアレール
101に対して前後動させることで所定のシート
ポジシヨンが確保されるわけであるが、第5図の
如くシートポジシヨンが前方寄りに設定されると
ロアレール101の後端部107が露出するよう
になる。
ロアレール101の後端部107は後部乗員の
足元部に位置するため後端部107に足をぶつけ
たり、後端部107の角、エツジによつて場合に
よつては怪我をする等の虞れがあつた。また、円
滑なスライドを確保するために充填されたグリス
等の潤滑材が衣服に付着する等の不具合があると
共に見栄えの面でも望ましくなかつた。
また、シートポジシヨンが第6図に示す如く後
方寄りに設定されると、アツパレール105はロ
アレール101の後端部107から後方へ大きく
突出するようになる。この場合、例えば、アツパ
レール105にシートベルトが取付けられるアン
カブラケツト109付のタイプにあつては、衝突
時にアンカブラケツト109を介してアツパレー
ル105に上向きの剥離荷重Wが働くためモーメ
ントの関係で比較的小さい剥離荷重Wであつても
ロアレール101の後端部107が大きく変形し
易く剥離が起こる可能性があつた。
そこで、この考案はロアレール後端部の見栄え
を確保すると共に剥離荷重に対しても強い車両用
シートスライド装置を提供することを目的として
いる。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案は、前後
に長いロアレールを車体側に取付け、ロアレール
と前後動自在に取付けられ前後の長いアツパレー
ルをシート側に取付けたシートスライド装置にお
いて、前記ロアレールの後端部を、ロアレールの
レール延長線上に沿つて車体側に配置固着した補
強カバーで被覆し、上方への動きを規制すると共
に補強カバーの上面に、アツパレールのレール主
体部をロアレールの後端部よりさらに後方移動を
可能にするレールガイド溝を設けてある。
(作用) かかるシートスライド装置によれば、シートポ
ジシヨンが前方寄りになつてもロアレールの後端
部は、補強カバーによつて被覆されるため衣服を
汚したり、怪我をすることがなくなると共に、見
栄えを損なうこともない。また、シートポジシヨ
ンが後方寄りとなつた場合、アツパレールに上方
への剥離荷重が働らくとロアレールの後端部から
後方へ突出したアツパレールの突出領域は補強カ
バーで受けとめられるようになり変形や剥離が阻
止されるようになる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図の図面を参照しながら
この考案の一実施例を詳細に説明する。
図中1はほぼ中央部位にフロアトンネル3が形
成されたフロアパネルを示しており、フロアパネ
ル1にはフロアトンネル3を挟んでフロントシー
ト5(反対側は図示されていない)が設けられて
いる。
フロントシート5はシートバツク7とシートク
ツシヨン9とから成り、左右に設けられたシート
スライド11,13によつて前後動可能となつて
いる。
シートスライド11,13は、ロアレール15
とアツパレール17とで形成され、外側に位置す
るシートスライド11はサイドシル19に沿つて
配置されている。ロアレール15はほぼ断面上む
きのU字状の形状となつており、前後に設けられ
たブラケツト21,21を介してフロアパネル1
に固着されている。アツパレール17はほぼ断面
下向きのC字状の形状となつており、シートクツ
シヨン9のシートクツシヨンフレーム23に固着
され、ロアレール15とアツパレール17はガイ
ドローラ(図示していない)を介して前後動自在
に組付けられている。
一方、内側に位置するシートスライド13のロ
アレール15のブラケツト15aはフロアトンネ
ル3側に設けられると共にフロアトンネル3の側
壁25にボルト29によつて固着される。また、
アツパレール17はシートクツシヨンフレーム2
3にボルト31、ナツト33により固着され、ア
ツパレール17には図外のシートベルトが取付け
られるアンカブラケツト35が設けられている。
フロアトンネル3の側壁25に固着されたロア
レール15は、ほぼ断面U字状の形状となつてい
る。
アツパレール17はシートクツシヨンフレーム
23に固着された垂直なレール主体部37から前
記ロアレール15内において左右に延長されたほ
ぼ断面逆T字状の形状となつており、ロアレール
15内に設けられたガイドローラ39及びボール
41によつて前後方向のスライドが可能となつて
いる。
また、ロアレール15の後端部43は強度を有
する材質で作られた前方が開放された補強カバー
45によつて被覆されている。
補強カバー45は、ロアレール15のレール延
長線上に沿つて配置され、フランジ部47はビス
49によつてフロアパネル3の側壁25に固着さ
れることでロアレール15の後端部の上方への動
きを規制している。補強カバー45のカバー主体
部51の上面には、前記ロアレール15の後端部
より、さらにアツパレール17のレール主体部3
7の後方移動を可能にするレールガイド溝53が
設けられている。
なお、55はフロアカーペツト、57はコンソ
ールボツクスをそれぞれ示している。
このように構成されたシートスライド装置にお
いて、アツパレール17を前後動させることで乗
員の希望するシートポジシヨンが得られるように
なる。この場合、シートポジシヨンが前方寄りに
設定された時、ロアレール15の後端部43は補
強カバー45によつて被覆されるため衣服を汚し
たり、怪我をすることがなくなる。見栄えを損な
うこともない。次に、シートポジシヨンが後方寄
りに設定された時に、アツパレール17に上方の
剥離荷重Wが働くと、ロアレール17から後方へ
突出したアツパレール17の突出領域は補強カバ
ー45によつて受けとめられるようになる変形や
剥離が阻止されるようになる。
なお、補強カバー45は、影響の起き易い内側
に位置するシートスライド13側に設けた実施例
となつているがサイドシル19に沿つて配置され
る影響の小さい外側のシートスライド11側に設
けることも可能である。この場合には、アツパレ
ール17をほぼ断面逆T字状に形状とすることが
望ましい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のシートスライ
ド装置によれば、ロアレールの後端部を被覆する
補強カバーによつて見栄えの向上を図ることがで
きると共に衣服の汚れや怪我等を防ぐことができ
る。また、アツパレールにかかる上向きの剥離荷
重に対して変形や剥離を阻止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のシートスライド装置を示し
た全体の概要斜視図、第2図は要部の分解斜視
図、第3図は第1図の−線断面図、第4図は
シートスライド装置の概要側面図、第5図と第6
図は従来例を示した第4図と同様の側面図であ
る。 15……ロアレール、17……アツパレール、
37……レール主体部、45……補強カバー、5
3……ガイド溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後に長いロアレールを車体側に取付け、ロア
    レールと前後動自在に取付けられ前後に長いアツ
    パレールをシート側に取付けたシートスライド装
    置において、前記ロアレールの後端部を、ロアレ
    ールのレール延長線上に沿つて車体側に配置固着
    した補強カバーで被覆し、上方への動きを規制す
    ると共に補強カバーの上面に、アツパレールのレ
    ール主体部をロアレールの後端部より、さらに後
    方移動を可能にするレールガイド溝を設けたこと
    を特徴とする車両のシートスライド装置。
JP6676288U 1988-05-23 1988-05-23 Expired - Lifetime JPH0534432Y2 (ja)

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JP6676288U JPH0534432Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

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JP6676288U JPH0534432Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

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JPH01169443U JPH01169443U (ja) 1989-11-29
JPH0534432Y2 true JPH0534432Y2 (ja) 1993-08-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154353A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Aisin Seiki Co Ltd シートスライド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2527805Y2 (ja) * 1991-03-28 1997-03-05 株式会社大井製作所 自動車用シートスライドの保護カバー
JP5766510B2 (ja) * 2011-05-25 2015-08-19 日本発條株式会社 車両用シート装置

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JPH01169443U (ja) 1989-11-29

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