JPH05333145A - データキャリアシステム - Google Patents

データキャリアシステム

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JPH05333145A
JPH05333145A JP4135396A JP13539692A JPH05333145A JP H05333145 A JPH05333145 A JP H05333145A JP 4135396 A JP4135396 A JP 4135396A JP 13539692 A JP13539692 A JP 13539692A JP H05333145 A JPH05333145 A JP H05333145A
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Kazutaka Goto
和隆 後藤
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Nippon Denshi Kiki Co Ltd
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
Nippon Denshi Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交信可能領域にある子機が複数であっても、
親機と子機間の混信を防止する。 【構成】 親機は、子機との交信可能領域に進入する
と、親機に対して応答信号を送信する。この時、交信可
能領域に複数の子機が進入していると、子機との間に混
信が発生する。この場合、子機は、各々が異なるタイミ
ングで、すなわち、遅延手段に設定された遅延時間の待
機後、あるいは、ランダムなタイミングで応答信号を再
送信する。親機は、応答信号の受信順に、対応する子機
と交信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、少なくとも1つの親
機と複数の子機との間で交信してデータを授受するシス
テムに用いて好適なデータキャリアシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動倉庫の管理、車両や人の
管理に無線による非接触形の移動体のデータキャリアシ
ステムが用いられている。これらの装置の多くは、電波
を空中に発射する機能を有する親機(質問機とも呼ばれ
る)と該親機から発射された電波を受信し、該受信電波
に変調を加えるとともに、何等かの情報を混入させて、
上記親機へ送信する機能を有する子機(応答機とも呼ば
れる)とを組み合わせて、親機と子機とが相対的に移動
中または静止中に情報を授受するようになっている。
【0003】上記子機側において、混入させる情報に
は、例えば、親機において、子機の個体識別を行なうた
めのIDコードがある。また、親機から発射される電波
は、現在よく用いられているものの多くが、周波数が高
く、放射電波は指向性を有しているため、親機と子機と
の交信できる範囲は、親機と子機との相対的距離の他
に、電波の指向性により一定の範囲に限定されるという
特徴がある。
【0004】一般に、上記子機は、所定の間隔を置いて
親機の前方、すなわち、上記交信範囲内を順次通過する
ようになっており、この交信範囲内で、上述した相互の
交信が行なわれる。そして、親機は、子機からのIDコ
ードを受信することによって、交信範囲内に侵入した子
機の個体識別を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ータキャリアシステムでは、子機が交信範囲内において
親機と1:1で相対する時には、特に問題はないが、親
機1台に対して子機が複数台(n台)の組み合わせとな
ると、親機は、複数の子機からほぼ同時に応答情報を受
けることになり、混信して情報伝達に支障をきたす。こ
のため、人がカード型の子機を名札代りにし、出入時に
上記名札チェックを行なうことにより、名札を所持する
人の個体識別を行なうような場合や、通勤定期乗車券を
ポケットに入れたまま、自動改札するようなシステムを
実現しようとした場合には、親機の近傍に複数の人が立
つ可能性が大であるため、混信して正常に子機の情報が
読み取れないという問題を生じる。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、交信可能領域にある子機が複数であっても、親
機と子機間の混信を防止できるデータキャリアシステム
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、少なくとも1つの
質問装置と、前記質問装置との交信可能領域に進入した
際、前記質問装置との間に混信が発生した場合に、各々
が異なるタイミングで応答信号を送出する複数の応答装
置とを具備し、前記質問装置は、前記複数の応答装置の
うち、受信した応答信号に対応するものと交信すること
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
データキャリアシステムにおいて、前記複数の応答装置
は、各々に固有の遅延時間が設定されている遅延手段を
備え、前記混信が発生した場合に、前記遅延時間の待機
後に応答信号を送出することを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
データキャリアシステムにおいて、前記複数の応答装置
は、前記混信が発生した場合に、各々においてランダム
に生成されるタイミングで応答信号を送出することを特
徴とする。
【0010】請求項4記載の発明では、少なくとも1つ
の質問装置と、前記質問装置との交信可能領域に進入し
た際、前記質問装置と前記複数の応答装置との間に混信
が発生した場合に、各々が異なるキャリア信号で応答信
号を送出する複数の応答装置とを具備し、前記質問装置
は、前記複数の応答装置のうち、受信した応答信号に対
応するものと交信することを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
データキャリアシステムにおいて、前記複数の応答装置
は、各々に固有の遅延時間が設定されている遅延手段を
備え、前記混信が発生した場合に、前記遅延時間の待機
後に各々が異なるキャリア信号で応答信号を送出するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
データキャリアシステムにおいて、前記複数の応答装置
は、前記混信が発生した場合に、各々においてランダム
に生成されるタイミングで、前記各々に異なるキャリア
信号で応答信号を送出することを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1,2および3記載の発明によれば、応
答装置は、質問装置との交信可能領域に進入すると、質
問装置に対して応答信号を送信する。この時、交信可能
領域に複数の応答装置が進入していると、質問装置との
間に混信が発生する。この場合、応答装置は、各々が異
なるタイミングで、すなわち、遅延手段に設定された遅
延時間の待機後、あるいは、ランダムなタイミングで応
答信号を再送信する。質問装置は、応答信号の受信順
に、対応する応答装置と交信する。
【0014】請求項4記載の発明によれば、応答装置
は、質問装置との交信可能領域に進入すると、質問装置
に対して応答信号を送信する。この時、交信可能領域に
複数の応答装置が進入していると、質問装置との間に混
信が発生する。この場合、応答装置は、各々が異なるキ
ャリア信号で応答信号を再送信する。質問装置は、応答
信号の受信順に、対応する応答装置と交信する。
【0015】請求項5および6記載の発明によれば、応
答装置は、質問装置との交信可能領域に進入すると、質
問装置に対して応答信号を送信する。この時、交信可能
領域に複数の応答装置が進入していると、質問装置との
間に混信が発生する。この場合、応答装置は、遅延手段
に設定された遅延時間の待機後、あるいは、ランダムな
タイミングで、かつ、各々が異なるキャリア信号で、応
答信号を再送信する。質問装置は、応答信号の受信順
に、対応する応答装置と交信する。
【0016】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図において、親機1は、光信号の
送信部(超音波/電磁波)2と電波信号の受信部(発振
検波部)3とマイクロコンピュータ部4とで構成され
る。送信部2はマイクロコンピュータ部4のシリアル信
号出力を変調した後、光信号に変換して送信する。受信
部3は交信に必要な時間、受信可能な状態となってい
る。
【0017】子機5は、光信号の受信部6と電波の変調
反射信号送信部7とマイクロコンピュータ部8とで構成
される。受信部6は交信に必要な時間、受信可能な状態
となっている。送信部7はマイクロコンピュータ部8の
シリアル信号出力を変調した後、電波変調反射体に変調
信号を与える。親機1および子機5の受信部3,6は、
共に、受信した変調された信号を復調した後、マイクロ
コンピュータ部4,8のシリアル信号入力端へ供給す
る。親機1内のマイクロコンピュータ部4と子機5内の
マイクロコンピュータ部8は、シリアル信号入出力回路
9,10を経由してリンクが成立する。
【0018】なお、図においては、親機1台と子機1台
とが組合された状態を示しているが、実際には、1台の
親機に対して、複数台(n台)の子機が対応する。ま
た、本実施例のデータキャリアシステムでは、イーサネ
ット等とは異なり、子機5側から交信要求は行なわず、
常に、親機1の交信要求により交信が開始される形態を
とることを特徴としている。
【0019】上述した構成による基本的な2つの実施例
について説明する。まず、第1の実施例としては、次の
ようなフローがある。 親機1は、混信した時、「混信して情報を読み取れな
い」という信号を出力する。 この種のシステムは子機5と他の子機とは互いに通信
できないため、混信して情報を読み取れないという信号
を受信したら、子機5の各々がランダムな時間、また
は、子機固有の時間、遅延させて応答する。 親機1は、全ての子機の情報が得られるまで、上記
の動作を繰り返す。
【0020】次に、第2の実施例としては、次のような
フローがある。 a.親機1は、混信した時、「混信して情報を読み取れ
ない」という信号を出力する。 b.子機5は、各々に固有のIDコード(識別符号)
を、ランダムな時間、または子機固有の時間、遅延(待
機)させた後、応答する。 c.親機1は、子機5からの固有のIDコードを順次読
み取るか、または、最初に読み取った子機5に対しての
み回線接続要求信号を出す。なお、この回線接続要求信
号には、最初に読み取った子機5のIDコードが付けら
れている。 d.子機5は自分以外との回線接続要求信号を受信した
場合、一旦、一定時間、親機1への応答を停止する。し
たがって、親機1は、回線接続要求の合致した子機5と
のみ交信できる。 e.再び、親機1から一般応答要求を出力することによ
り、全ての子機の情報が得られるまで、bの応答を行な
い、c¬dと繰り返す。
【0021】次に、上述した第1および第2の実施例の
具体的な動作について、図2および図3に示すフローチ
ャートを参照して説明する。まず、親機側1では、ステ
ップSA1において、通信可能な領域内に子機5が有る
時、子機5に対し交信開始を知らせるウエイクアップ信
号を送信部2より送信する。次に、ステップSA2にお
いて、”OK”+”コード”受信待ちとなる。
【0022】一方、各々の子機5側では、ステップSB
1において、親機1からのウエイクアップ信号を受信部
6により受信すると、信号を途中で分岐し、1つは割込
み入力端子へ、他方シリアル信号入力端子へ入力する。
次に、ステップSB2において、割込み信号を受信する
と、直ちに、STOPモードの状態にあるマイクロコン
ピュータ部8の動作を立上がらせてRUNモードとす
る。なお、マイクロコンピュータ部8がイニシャライズ
中は、シリアル信号入力は受け付けない。そして、ステ
ップSB3において、子機5のマイクロコンピュータ部
8がRUNモードとなり立上がったら、直ちに、割込み
禁止処理(割込入力端子にマスクする)を行ない、ステ
ップSB4へ進む。ステップSB4では、子機5のマイ
クロコンピュータ部8は、イニシャル処理後、ランダム
要素を持つ遅延時間の間、待機する。次に、ステップS
B5において、受信準備完了(”OK”)信号に子機に
予め設定された固有の”コードNO.”を付加して、送
信部7により親機に送信する。
【0023】上記ランダム要素を持つ遅延時間、待機さ
せているのは、1つの親機から複数の子機にウエイクア
ップ信号を同時に送信すると、このシステムでは、1チ
ャンネルしかないため、通信可能な領域内にある子機
は、全て、同時にウエイクアップ信号を受信するので、
遅延時間がないか、あるいは同じ値の時には、複数の子
機がほぼ同時に応答信号を送出するので、信号に衝突が
発生し混信する。このため、子機の送出信号を個々に少
しづつ遅らせて送出させ、最初にリンクが成立したもの
を優先して交信し、交信が終了するまで、他の子機を待
機させる。そして、子機5はステップSB6に進み、受
信待ちとなる。
【0024】親機1側では、ステップSA3において応
答信号を受信部3により受信し、ステップSA4におい
て、上記応答信号が”OK”+”コードNo.”である
か否かを判断する。そして、ステップSA4における判
断結果が「NO」の場合、ステップSA1へ戻る。そし
て、ステップSA4における判断結果が「YES」にな
るまで、ステップSA1〜SA4を繰り返し実行する。
ステップSA3において受信した応答信号が”OK”
+”コードNo.”の場合には、ステップSA4の判断
結果が「YES」となり、ステップSA5へ進む。ステ
ップSA5では、応答信号を正常に受信したか否かを判
断する。ここで、コードの内容が正常でない場合には、
ステップSA6へ進み、コードNo.を再送するよう
に、親機1から子機5に再送要求を行なう。これはコー
ド受信時、衝突が発生し、混信した場合の処理である。
そして、ステップSA7において、コード受信待ちにな
る。
【0025】一方、子機5は、ステップSB7におい
て、コード再送要求を受信部6により受信すると、ステ
ップSB8においてランダム要素を持つ遅延時間、待機
後に、ステップSB9においてコードNo.を送信部7
から再送する。そして、ステップSB10で受信待ちと
なる。
【0026】これに対して、親機1では、ステップSA
8において、子機5からコードの再送を受信部6により
受信する。そして、ステップSA9において、正常に受
信できたか否かを判断する。これはコード受信時、衝突
が発生し、混信したかどうかの判定である。ステップS
A6の処理で、再送要求を受けた子機5は、各々が再送
前と同じ値の遅延待機時間を用いて送信すると、再送時
に、再び、衝突が発生する確率が極めて高くなる。そこ
で、改めて、ランダマイズした遅延待機時間値を用いて
再送タイミングを遅延させている。
【0027】そして、ステップSA9における判断結果
が「NO」の場合には、ステップSA6へ戻り、再び、
コードの再送を要求する。以下、ステップSA9におけ
る判断結果が「YES」となるまで、ステップSA6〜
SA9を繰り返し実行する。そして、上記ステップSA
3において受信が正常に行なわれた場合、あるいは、上
記ステップSA8において受信が正常に行なわれた場合
には、それぞれ、ステップSA5またはSA9における
判断結果が「YES」となり、ステップSA10へ進
む。ステップSA10では、コードNo.を指定し、親
機1から子機5へコードNo.を送信部2より送信す
る。
【0028】一方、子機5は、ステップSB11におい
て、交信指定コードを受信部7により受信する。そし
て、ステップSB12において、受信した交信指定コー
ドが自分のコードであるか否かを判断する。受信した交
信指定コードが自分のコードでない場合には、ステップ
SB12における判断結果が「NO」となり、ステップ
SB13へ進む。ステップSB13では、送信を禁止し
た後、ステップSB14へ進む。そして、ステップSB
14において、待機時間がオーバーしたか否かを判断す
る。一定の待機時間を設けてあるのは、他の子機が交信
中に、まだ、通信可能な領域にある場合、他の子機の交
信信号でウエイクアップがかかり、誤った送信をしない
ようにするためであり、システム設計時に適宜、待機時
間を設定する。
【0029】そして、待機時間がオーバーしていない場
合には、上記ステップSB14における判断結果は「N
O」となり、ステップSB11へ戻る。そして、自分の
コードが受信されるか、自分のコードが受信されず、か
つ、待機時間がオーバーするまで、ステップSB11〜
SB14を繰り返し実行する。上記ステップSB11〜
SB14の処理において、自分のコードが受信されず、
かつ、待機時間がオーバーすると、ステップSB14に
おける判断結果が「YES」となり、ステップSB20
へ進む。ステップSB20では、ウエイクアップ割込み
許可してステップSB21へ進む。ステップSB21で
は、RUNモードからSTOPモードに変更し、ステッ
プSB1へ戻り、親機1からの次のウエイクアップ信号
の受信のために待機する。
【0030】一方、上記ステップSA10において、親
機1が送信した交信指定コードが自分のコードと合致す
ると、ステップSB12における判断結果が「YES」
となり、ステップSB15へ進む。言換えると、親機1
が送信した交信指定コードが自分のコードと合致した子
機5では、ステップSB12における判断結果が「YE
S」となり、ステップSB15へ進む。
【0031】そして、親機1ではステップSA11にお
いて、子機5ではステップSB15において、情報の授
受が行なわれる。次に、親機1側では、ステップSA1
2において、交信が継続されているか否かを判断する。
交信が継続されている場合には、ステップSA12にお
ける判断結果は「YES」となり、ステップSA13へ
進む。ステップSA13では、混信が生じたか否かを判
断する。そして、混信が生じていない場合には、ステッ
プSA13における判断結果が「NO」となり、ステッ
プSA11へ戻り、子機5と情報を交換する。そして、
子機5との交信が継続している間で、かつ、混信が生じ
ていない場合には、上記ステップSA11〜SA13を
繰り返し実行し、順次情報を交換する。
【0032】一方、上記ステップSA11〜SA13に
おいて、交信が混信すると、ステップSA13における
判断結果が「YES」となり、ステップSA5へ戻る。
そして、再び、交信(受信)が正常であるかを判断し、
正常でない場合には、ステップSA6〜SA9へ進み、
交信が正常になるまで、交信すべき子機5のコードN
o.を送信するとともに、子機5からのコードNo.を
受信する。そして、交信(受信)が正常に行なわれる
と、ステップSA5またはSA9における判断結果が
「YES」となり、ステップSA10以下の処理へ進
み、情報交換を再開する。そして、上記ステップSA1
1〜SA13において、交信が終了すると、ステップS
A12における判断結果が「NO」となり、ステップS
A14へ進む。ステップSA14では、交信終了信号を
送信部2より送信する。
【0033】この時、子機5では、ステップSB16に
おいて、交信終了信号を受信すると、ステップSB17
へ進む。そして、ステップSB17において、交信終了
確認信号を送信する。これに対して、親機1では、ステ
ップSA15において、交信終了確認信号を受信する。
そして、ステップSA16において、交信終了確認信号
を受信したか否かを判断する。受信した信号が交信終了
確認信号でない場合には、ステップSA16の判断結果
が「NO」となり、ステップSA14へ戻り、再び、交
信終了信号を送信する。以下、子機5からの交信終了確
認信号を受信するまで、ステップSA14〜SA16を
繰り返し実行する。
【0034】そして、子機5からの交信終了確認信号を
受信すると、ステップSA16における判断結果が「Y
ES」となり、ステップSA17へ進む。ステップSA
17では、次の子機5と交信するかを判断する。次の子
機5と交信する場合には、ステップSA17における判
断結果が「YES」となり、ステップSA10へ戻る。
そして、再び、次の子機5のコードNo.を送信し、以
下のステップにおいて情報交換を開始する。一方、他の
子機5と交信しない場合、すなわち、交信可能領域にあ
る全ての子機5との交信が終了した場合には、ステップ
SA17における判断結果は「NO」となり、当該処理
を終了する。
【0035】以上をまとめると、親機1は受信したコー
ド全てを一時、記憶し、一定の順序(受信した順序の昇
順とか降順のように)で交信を行なう。例えば、A,
B,Cの3組の子機のコードNo.が「5」,「6」,
「7」とすると、コードNo.が「5」の子機と交信終
了後、「6」と交信し、その終了後、「7」の子機と交
信するといったように、順次交信していく。
【0036】次に、本願発明の第3の実施例について説
明する。ここでは、従来のデータキャリアシステムに本
願発明を適用した例について説明する。まず、第3の実
施例の基本的な動作は、次のようになる。 第3の実施例(一般例) I.親機は複数のキャリア周波数の信号を弁別できるよ
うにする。 II.子機は混信して情報が読み取れないと、(ランダ
ムなタイミングで)キャリア周波数を変えて再送する。
(または、各々がランダムな値を有するキャリア周波数
に変えて再送する。) III.交信が終了したら、交信終了の子機は、一定時
間応答を停止し、他の子機と親機間の交信用に回線を開
放する。
【0037】次に、上述した第1ないし第3の実施例の
処理を従来のシステムに適用した場合について、図4
(a),(b)を参照して説明する。 モデルA(第1ないし第3の実施例の適用例) 図4(a)において、モデルAでは、親機20は、デー
タ処理部21、質問用送信部22、読取用受信部23お
よび書込用送信部24から構成されている。データ処理
部21は、送受信したデータの正誤判断や、その判断に
従って上記各送受信部と所定のデータ等の入出力を行な
う。また、質問用送信部22は、上記データ処理部21
からのデータを所定の搬送波に重畳せてアンテナより子
機30側へ送信する。読取用受信部23は、子機30か
らの信号を受信した後に復調し、読取ったデータを上記
データ処理部21へ出力する。また、書込用送信部24
は、上記データ処理部21からの書込用データを所定の
搬送波に重畳させてアンテナより子機30側へ送信す
る。
【0038】次に、子機30は、書込受信部31、情報
記憶部32、遅延部33、変調信号発生部34および変
調部35から構成されている。書込受信部31は、上述
した親機20の書込用送信部24から送信された信号を
受信した後に復調し、受信したデータを情報記憶部32
へ出力する。情報記憶部32は、上記データを記憶する
とともに、該データを遅延部33へ出力する。なお、親
機20からの書込用データの送信は常時行なわれるわけ
ではなく、必要に応じて行なわれる。次に、遅延部33
には、所定の遅延時間が設定されており、該遅延時間に
応じて上記データを遅延させた後、変調信号発生部34
へ出力する。変調信号発生部34は、上記データに応じ
た変調信号を発生し、これを変調部35へ出力する。変
調部35は、親機20の質問用送信部22から送信され
た電波を受信した後、上記変調信号に応じて受信した電
波を変調し、再び、アンテナより送信する。なお、図で
は、親機1台と子機1台とが組合された状態を示してい
るが、実際には、1台の親機に対して、複数台(n台)
の子機が対応し、各子機における遅延部33の遅延時間
はそれぞれ異なる。
【0039】上述した構成において、親機20より無変
調の連続波または間欠波が質問用送信部22より送信さ
れる。この電波は、子機30側の変調部35によって受
信され、情報記憶部32に記憶されたデータによって生
成された変調信号に応じて変調された後、再び、送信さ
れる。この時、親機20側において、受信電波が混信し
た場合には、混信したため交信不能であることを知らせ
る交信不能信号を書込用送信部24から送信する。この
場合、親機20が1台に対し、子機30がn台あっとと
しても、交信不能信号は1台の親機20から発せられる
ので、交信可能電波強度エリア内にある全ての子機30
に交信不能信号が受信される。子機30において、交信
不能信号が受信されると、各子機30は、各々の遅延部
33を動作させ、情報記憶部32から出力される変調用
データを遅延させて、変調信号発生部34における変調
信号の発生タイミングを遅延させる。したがって、各子
機30から送信される、変調された電波は、上記遅延部
33における遅延時間に応じた異なるタイミングで親機
20に受信される。親機20では、受信した順番に応じ
て子機30とデータの授受を行なう。
【0040】なお、上述した実施例では、子機に子機毎
に異なる遅延時間を有する遅延部33を設けるようにし
たが、変調信号発生部34において、子機毎にキャリア
周波数を変更するようにしてもよい。また、上述した実
施例では、遅延部33に子機毎に異なる遅延時間を有す
るようにしたが、遅延時間をランダムに生成するように
してもよい。また、現在、以上の処理は全てソフトウエ
アで行なってもよい。また、キャリア周波数はPLL
(Phase Locked Loop)の設定をマイ
クロコンピュータからのビット信号で設定するようにし
てもよい。
【0041】モデルB(第2の実施例の適用例) 次に、上述した第3の実施例の処理をモデルBのシステ
ムに適用した場合について説明する。図4(b)はモデ
ルBの構成を示すブロック図である。図において、上述
した図4(a)に示すモデルAと同一の構成要件には同
一の符号を付けて説明を省略する。親機20における変
調掃引部25は、データ処理部21からのデータを掃引
信号により振幅変調し、アンテナより送信する。また、
復調信号受信部26は、子機30からの電波を受信した
後、復調してデータ処理部21へ出力する。
【0042】次に、子機30におけるダイオード36
は、上記親機20からの掃引信号により振幅変調された
電波を検波し、フィルタ37へ出力する。フィルタ37
は検波された信号をフィルタリングした後、信号処理部
38へ出力する。信号処理部38は、子機個別のタイミ
ングで周波数共振部39を動作させる。周波数共振部3
9は、子機個別の識別符号(コード)に応じた共振係数
を生成し、これを変調部40へ出力する。変調部40
は、識別符号(コード)に応じた共振係数に応じて、受
信した掃引信号により振幅変調された信号を変調した
後、親機20へ送信する。なお、図では、親機1台と子
機1台とが組合された状態を示しているが、実際には、
1台の親機に対して、複数台(n台)の子機が対応して
おり、各子機における識別符号はそれぞれ異なる。
【0043】上述した構成において、親機20より掃引
信号により振幅変調された電波が変調掃引部25より送
信される。この電波は、子機30側の変調部40によっ
て受信されるとともに、ダイオード36およびフィルタ
37を介して信号処理部38へ供給される。信号処理部
38では、周波数共振部39を(ランダムに行なうか、
あるいは)子機固有の間隔で動作させる。この結果、変
調部40では、子機固有の間隔で、識別符号に応じた共
振係数に応じて受信された信号が変調され、その後、親
機20へ送信される。したがって、各子機から送信され
る、変調された電波は、上記子機固有の間隔で親機20
に受信される。親機20では、受信した順番に応じて子
機30とデータの授受を行なう。
【0044】なお、上述した実施例では、周波数共振部
39を子機毎に異なる間隔で動作させるようにしたが、
ランダムな間隔で動作させるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1,2お
よび3記載の発明によれば、応答装置が質問装置との交
信可能領域に進入した際、質問装置との間に混信が発生
すると、応答装置は各々が異なるタイミングで、すなわ
ち、遅延手段に設定された遅延時間の待機後、あるい
は、ランダムなタイミングで応答信号を再送信し、これ
に対して、質問装置は、応答信号の受信順に、対応する
応答装置と交信するようにしたため、交信可能領域にあ
る子機が複数であっても、親機と子機間の混信を防止で
きるという利点が得られる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、応答装置が
質問装置との交信可能領域に進入した際、質問装置との
間に混信が発生すると、応答装置は各々が異なるキャリ
ア信号で応答信号を再送信し、これに対して、質問装置
は、応答信号の受信順に、対応する応答装置と交信する
ようにしたため、交信可能領域にある子機が複数であっ
ても、親機と子機間の混信を防止できるという利点が得
られる。
【0047】請求項5および6記載の発明によれば、応
答装置が質問装置との交信可能領域に進入した際、質問
装置との間に混信が発生すると、応答装置は、遅延手段
に設定された遅延時間の待機後、あるいは、ランダムな
タイミングで、かつ、各々が異なるキャリア信号で、応
答信号を再送信し、これに対して、質問装置は、応答信
号の受信順に、対応する応答装置と交信するようにした
ため、交信可能領域にある子機が複数であっても、親機
と子機間の混信を防止できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第1および第2の実施例の具体的な動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】第1および第2の実施例の具体的な動作を説明
するためのフローチャートである。
【図4】(a)は第1ないし第3の実施例の処理を従来
のモデルAのシステムに適用した場合の構成を示すブロ
ック図であり、(b)は第1ないし第3の実施例の処理
を従来のモデルBのシステムに適用した場合の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1,20 親機(質問装置) 5,30 子機(応答装置) 33 遅延部(遅延手段) 38 信号処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの質問装置と、 前記質問装置との交信可能領域に進入した際、前記質問
    装置との間に混信が発生した場合に、各々が異なるタイ
    ミングで応答信号を送出する複数の応答装置とを具備
    し、 前記質問装置は、前記複数の応答装置のうち、受信した
    応答信号に対応するものと交信することを特徴とするデ
    ータキャリアシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の応答装置は、各々に固有の遅
    延時間が設定されている遅延手段を備え、前記混信が発
    生した場合に、前記遅延時間の待機後に応答信号を送出
    することを特徴とする請求項1記載のデータキャリアシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記複数の応答装置は、前記混信が発生
    した場合に、各々においてランダムに生成されるタイミ
    ングで応答信号を送出することを特徴とする請求項1記
    載のデータキャリアシステム。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの質問装置と、 前記質問装置との交信可能領域に進入した際、前記質問
    装置と前記複数の応答装置との間に混信が発生した場合
    に、各々が異なるキャリア信号で応答信号を送出する複
    数の応答装置とを具備し、 前記質問装置は、前記複数の応答装置のうち、受信した
    応答信号に対応するものと交信することを特徴とするデ
    ータキャリアシステム。
  5. 【請求項5】 前記複数の応答装置は、各々に固有の遅
    延時間が設定されている遅延手段を備え、前記混信が発
    生した場合に、前記遅延時間の待機後に各々が異なるキ
    ャリア信号で応答信号を送出することを特徴とする請求
    項4記載のデータキャリアシステム。
  6. 【請求項6】 前記複数の応答装置は、前記混信が発生
    した場合に、各々においてランダムに生成されるタイミ
    ングで、前記各々に異なるキャリア信号で応答信号を送
    出することを特徴とする請求項4記載のデータキャリア
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012004656A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Lixil Corp リモコンユニット

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