JPH0533058Y2 - - Google Patents

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JPH0533058Y2
JPH0533058Y2 JP1984092830U JP9283084U JPH0533058Y2 JP H0533058 Y2 JPH0533058 Y2 JP H0533058Y2 JP 1984092830 U JP1984092830 U JP 1984092830U JP 9283084 U JP9283084 U JP 9283084U JP H0533058 Y2 JPH0533058 Y2 JP H0533058Y2
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circuit
amplifier circuit
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transistor
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、電力増幅回路に関するもので、特に
オーデイオ機器の最終段に用いて好適な電力増幅
回路に関する。
(ロ) 従来技術 オーデイオ機器の最終段には、B級SEPP(シ
ングルエンデツド・プツシユプル)増幅回路が多
用されている。前記B級SEPP増幅回路は、A級
増幅回路に比べ発熱が少いという利点を有する反
面、クロスオーバー歪やスイツチング歪を生じる
という欠点を有する。しかして、B級SEPP増幅
回路においては、前記クロスオーバー歪を軽減す
る為にアイドリング回路を配置し、出力トランジ
スタのベースを所定値にバイアスしているが、無
信号時における前記アイドリング回路に流れるア
イドリング電流は、単に損失になるだけで、回路
動作に何ら寄与していない。従つて、従来のB級
SEPP増幅回路は、クロスオーバー歪の改善を計
る為のアイドリング回路が、熱損失を招くという
新たな欠点を生じ、特に大出力増幅回路の場合問
題があつた。
一方、B級増幅回路の利点とA級増幅回路の利
点とを兼ね備える疑似A級増幅回路が知られてい
る。前記疑似A級増幅回路は、出力信号レベルに
応じて出力トランジスタのベースバイアス電圧を
変化させることにより非動作側の極性の出力トラ
ンジスタがオフにならない様にし、スイツチング
歪が生じるのを防止することが出来る。
しかしながら、前記疑似A級増幅回路は、有信
号時の動作がA級に準じており、単なるB級増幅
回路に比べて熱損失が大きいとともに、出力信号
レベルを検出する為に各極性の出力トランジスタ
にそれぞれエミツタ抵抗を接続し、かつ該エミツ
タ抵抗に発生する電圧に応じて前記出力トランジ
スタのベースに可変バイアス電圧を印加する為の
回路構成を必要とするので、回路が複雑になり、
普及型のオーデイオ機器に利用出来ないという欠
点があつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、簡
単な回路構成でクロスオーバー歪の軽減が計れる
電力増幅回路を提供せんとするものである。
(ニ) 考案の構成 本考案に掛かる電力増幅回路は、SEPP接続さ
れた出力トランジスタと、該出力トランジスタの
ベースバイアス電圧を定めるアイドリング回路
と、無信号時に前記アイドリング回路に所定のア
イドリング電流を供給し、有信号時に電源電圧に
応じた前記所定のアイドリング電流よりも大なる
アイドリング電流を供給する電流供給回路とによ
つて構成される。
(ホ) 実施例 図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
エミツタが共通接続された一対のNPNトランジ
スタ2及び3から成る第1差動増幅回路、はエ
ミツタが共通接続された一対のNPNトランジス
タ5及び6から成る第2差動増幅回路、は第
1、第2、第3及び第4出力トランジスタ8,
9,10及び11と該第1及び第3出力トランジ
スタ8及び10のベース間に接続されたアイドリ
ング回路12とから成るSEPP増幅回路、13
前記第1差動増幅回路1の出力信号を前記SEPP
増幅回路に供給するとともに、可変アイドリン
グ電流を供給する第1電流供給回路、14は前記
第2差動増幅回路の出力信号を前記SEPP増幅
回路に供給するとともに、可変アイドリング電
流を供給する第2電流供給回路、及び15は
SEPP増幅回路の出力端に接続される負荷であ
る。しかして、前記第1電流供給回路13は、ベ
ースが第1差動増幅回路に、エミツタが第1抵
抗16を介して電源ライン17に接続された第1
トランジスタ18と、エミツタが前記第1トラン
ジスタ18のコレクタに、コレクタが前記アイド
リング回路12の一端に接続された第2トランジ
スタ19と、前記第1トランジスタ18のエミツ
タと前記第2トランジスタ19のベースとの間に
接続されたツエナーダイオード20と、前記第2
トランジスタ19のベースとアースとの間に接続
された第2抵抗21とによつて構成され、前記第
2電流供給回路14は、第3及び第4トランジス
タ22及び23と、ツエナーダイオード24と、
第1及び第2抵抗25及び26とにより前記第1
電流供給回路13と略同一の回路接続と成されて
いる。
次に動作を説明する。いま、入力端子27に印
加される入力信号が零、すなわち無信号状態であ
るとし、第1差動増幅回路1のエミツタ抵抗28
に流れる電流をI0とすれば、前記第1差動増幅回
路1を構成するNPNトランジスタ2及び3のコ
レクタ電流は等しくI0/2になり、前記第1差動増 幅回路の負荷抵抗29の両端電圧V1は、 V1=I0/2・R0 ……(1) となる。ただし、R0は前記負荷抵抗29の抵抗
値である。また、第1電流供給回路13の第1抵
抗16の両端電圧V2は、 V2=V1−VBE ……(2) となる。ただし、VBEは第1トランジスタ18の
エミツタ・ベース間電圧である。その時、前記エ
ミツタ抵抗28に流れる電流I0が一定であるか
ら、第(1)式より前記負荷抵抗29の両端電圧V1
が一定となり、第(2)式より第1抵抗16の両端電
圧も一定となる。
ここで、第1トランジスタ18のエミツタ電流
をI1、ツエナーダイオード20に流れる電流を
I2、電源電圧を+Vccとすれば、次式が成立する。
VCC=V2+Vz+I2R2 ……(3) ただし、Vzhaツエナーダイオード20のツエ
ナー電圧、R2は第2抵抗21の抵抗値である。
前記第(3)式よりI2を求めると、 I2=Vcc−V2−Vz/R3 ……(3)′ となり、第(3)′式は、ツエナーダイオード20に
流れる電流I2が電源電圧に応じたものとなること
を示す。また、抵抗値R1の前記第1抵抗16の
両端電圧V2は、 V2=(I1+I2)R1 ……(4) と表わすことが出来、前記V2が一定であるから、
前記電流I2が前記電源電圧に応じて増加すれば前
記電流I1が減少し、前記電流I2が減少すれば、前
記電流I1は増加する。前記電流I1は、第1電流供
給回路13の出力電流としてSEPP増幅回路7の
アイドリング回路12に供給される。前記アイド
リング回路12を構成するダイオード30及び3
1の順方向電圧降下をそれぞれVD,抵抗32の
抵抗値をR3とすれば、SEPP増幅回路の第1及
び第3出力トランジスタ8及び10のベース間電
圧VBは、 VB=2VD−I1・R3 ……(5) となる。
次に、入力端子27に入力信号が印加されたと
すると、前記入力信号は第1及び第2差動増幅回
及びで増幅され、前記第1差動増幅回路
の負出力信号及び前記第2差動増幅回路の正出力
信号に対応した出力信号が前記第1及び第2電流
供給回路13及び14から発生し、SEPP増幅回
の第1乃至第4出力トランジスタ8乃至11
に印加されることになり、SEPP増幅回路の出
力端に増幅された出力信号が発生し、それが負荷
15に印加される。従つて、第1及び第2電流供
給回路13及び14は、第1及び第2差動増幅回
及びとSEPP増幅回路とを結合する段間
回路として機能する。
入力信号に応じた出力信号(電力)を負荷15
に印加するとき、そのレベルに応じて電源電圧が
変動する。例えば、電源トランジスタのレギユレ
ーシヨンを10〜15%に設定すると、負荷駆動時の
電源電圧Vcc′は、無信号時の電源電圧Vccに対し、
0.9Vcc〜0,85Vccになる。そして、本考案にお
いては、前記負荷駆動時の電源電圧の低下を第1
及び第2電流供給回路13及び14で検出し、前
記電源電圧の低下に応じた電流をアイドリング回
12に供給する点を特徴とする。
先に第(3)′式で示した如く、ツエナーダイオー
ド20に流れる電流I2は正の電源電圧Vccに対応
するから、前記電源電圧が例えばVccから0.85Vcc
に低下したとすれば、それに応じて前記電流I2
減少する。そして、前記第(4)式から明らかな如
く、前記電流I2が減少すると、それに応じて第1
電流供給回路13の出力電流I1が増加し、アイド
リング回路12に流れる電流が増加する。
従つて、無信号時における前記第1電流供給回
路13の出力電流I1を通常のB級SEPP増幅回路
のアイドリング電流よりも小にしておき、所定レ
バル以上の入力信号が印加されたとき、前記出力
電流I1が前記通常のB級SEPP増幅回路のアイド
リング電流よりも大となる様に適切な設定を行な
えば、無信号時のむだな発熱を十分に防止出来る
とともに、有信号時のクロスオーバー歪の軽減を
計ることが出来る。
尚、第2電流供給回路14は、負の電源ライン
33の電源電圧−Vccの変動に応じてアイドリン
グ回路12に流れる電流を制御するものである
が、第1電流供給回路13と略同一の動作を行う
ので、その説明は省略する。
(ヘ) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、無信号時の
アイドリング電流が十分小となるので、むだな発
熱を押さえることが出来るという利点が得られ
る。また、本考案に依れば、有信号時のアイドリ
ング電流を十分に供給することが出来るので、ク
ロスオーバー歪の軽減が計れるという利点が得ら
れる。更に本考案に依れば、SEPP増幅回路の前
段に配置される段間回路の構成を変更するだけで
前記利点を得ることが出来るので、簡単な回路構
成で多くの利点を有する電力増幅回路を提供出来
る。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の一実施例を示す回路図である。 主な図番の説明、……差動増幅回路、
……SEPP増幅回路、8,9,10,11……出
力トランジスタ、12……アイドリング回路、
3,14……電流供給回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力段に入力された信号を電圧増幅した後に
    SEPP増幅回路により電力増幅して負荷を駆動す
    る電力増幅回路において、前記SEPP増幅回路を
    構成する出力トランジスタのベースバイアス電圧
    を定めるアイドリング回路と、無信号時に前記ア
    イドリング回路に所定のアイドリング電流を供給
    するとともに、有信号時に信号レベルに応じて低
    下する電源電圧を検出し、前記アイドリング回路
    に前記所定のアイドリング電流よりも大なるアイ
    ドリング電流を供給する電流供給回路とを備え、
    前記電流供給回路は、ベースに入力信号が印加さ
    れ、エミツタが第1抵抗を介して電源に接続され
    た第1トランジスタと、エミツタが前記第1トラ
    ンジスタのコレクタに、コレクタが前記アイドリ
    ング回路に接続された第2トランジスタと、前記
    第1トランジスタのエミツタと前記第2トランジ
    スタのベースとの間に接続されたツエーナーダイ
    オードと、前記第2トランジスタのベースとアー
    スとの間に接続された第2抵抗とによつて構成さ
    れ、かつ、前記SEPP増幅回路の前段に配置され
    るとともに、入力段に入力された信号を電圧増幅
    して前記SEPP増幅回路に供給する段間回路を構
    成するようにしたことを特徴とする電力増幅回
    路。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5680906A (en) * 1979-12-05 1981-07-02 Hitachi Ltd Acoustic power amplifier

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5972026U (ja) * 1982-11-02 1984-05-16 日本ビクター株式会社 電源電圧低下抑制用リミツタ回路

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5680906A (en) * 1979-12-05 1981-07-02 Hitachi Ltd Acoustic power amplifier

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