JP2509462Y2 - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JP2509462Y2
JP2509462Y2 JP1985160161U JP16016185U JP2509462Y2 JP 2509462 Y2 JP2509462 Y2 JP 2509462Y2 JP 1985160161 U JP1985160161 U JP 1985160161U JP 16016185 U JP16016185 U JP 16016185U JP 2509462 Y2 JP2509462 Y2 JP 2509462Y2
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雅憲 藤沢
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、B級プツシユプル増幅器の改良に関するも
ので、特にクロスオーバー歪の改善を行なわんとするも
のである。
(ロ)従来の技術 特願昭59−200773号(特開昭61−78212号公報)に示
される如く、最大出力電流を大にすることが出来、IC
(集積回路比)に適した増幅器が知られている。この増
幅器は第2図に示す如く、ベースが共通接続された第1
及び第2トランジスタ(1)及び(2)と、ベースが共
通接続された第3及び第4トランジスタ(3)及び
(4)と、前記第1乃至第4トランジスタ(1)乃至
(4)の共通エミツタにコレクタが接続された定電流ト
ランジスタ(5)と、前記第1及び第3トランジスタ
(1)及び(3)のコレクタ間に接続された第1電流反
転回路()と、前記第2及び第4トランジスタ(2)
及び(4)のコレクタ間に接続された第2電流反転回路
)とから成る差動増幅回路()を備えている。前
記差動増幅回路()は、入力端子(9)に正の入力信
号が印加されたとき、第1及び第2トランジスタ(1)
及び(2)のコレクタ電流が第3及び第4トランジスタ
(3)及び(4)のコレクタ電流よりも大になって前記
第2トランジスタ(2)のコレクタに出力電流が発生さ
せ、入力端子(9)に負の入力信号が印加されたとき、
第1及び第2トランジスタ(1)及び(2)のコレクタ
電流が第3及び第4トランジスタ(3)及び(4)のコ
レクタ電流よりも小により、前記第3トランジスタ
(3)のコレクタに出力電流を発生させる。しかして、
前記第2トランジスタ(2)のコレクタはPNP型の第1
段間トランジスタ(10)のベースに、前記第3トランジ
スタ(3)のコレクタはPNP型の第2段間トランジスタ
(11)のベースにそれぞれ印加されるので、正の入力信
号の印加時に第1段間トランジスタ(10)が導通し、第
1出力トランジスタ(12)が駆動されて、出力端子(1
3)に正の出力信号が発生するとともに、負の入力信号
の印加時に第2段間トランジスタ(11)が導通し、第2
出力トランジスタ(14)が駆動されて、出力端子(13)
に負の出力信号が発生する。その際、第1段間トランジ
スタ(10)とベース及びエミツタが共通接続されたトラ
ンジスタ(15)と第3電流反転回路(16)とから成る第
1調整回路(17)と、第2段間トランジスタ(11)とベ
ース及びエミツタが共通接続されたトランジスタ(18)
と第4電流反転回路(19)とから成る第2調整回路(2
0)とが設けられているので、トランジスタの電流増幅
率に無関係で、定電流トランジスタ(5)のコレクタ電
流に応じたアイドリング電流の設定を行なうことが出来
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら第2図の増幅器は、周波数が高くレベル
が大なる入力信号が印加された時、PNPトランジスタの
スイッチング特性に起因する時間遅れが生じ、クロスオ
ーバー歪が増大するという問題があった。例えば、正の
高周波大入力信号が印加されたとき、第1及び第2トラ
ンジスタ(1)及び(2)のコレクタ電流が大になり、
大3及び大4トランジスタ(3)及び(4)のコレクタ
電流が零になって、第1段間トランジスタ(10)が導
通、第2段間トランジスタ(11)が非常導通になるが、
前記正の高周波大入力信号が終了したとき、前記第2段
間トランジスタ(11)が非導通状態から導通状態に切換
わるのに時間遅れを生じるので、第2出力トランジスタ
(14)にアイドリング電流が流れず、クロスオーバー歪
が増大する。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、段間トラ
ンジスタのベース電流を常時流す為の定電流回路を前記
段間トランジスタのベースに接続した点を特徴とする。
(ホ)作用 本考案に依れば、入力信号のレベルに関係無く段間ト
ランジスタを導通状態に維持することが出来、出力トラ
ンジスタに常にアイドリング電流を流し続けることが出
来る。
(ヘ)実施例 第1図は本考案の一実施例を示すもので、(21)は第
1乃至第4トランジスタ(22)乃至(25)と第1及び第
2電流反転回路(26)及び(27)とを含む差動増幅回
路、(28)はベースが前記第2トランジスタ(23)のコ
レクタに接続された第1段間トランジスタ、(29)は該
第1段間トランジスタ(28)により駆動される第1出力
トランジスタ、(30)はベースが前記第3トランジスタ
(24)のコレクタに接続された第2段間トランジスタ、
(31)は該第2段間トランジスタ(30)により駆動され
る第2出力トランジスタ、(32)はベース及びエミツタ
が前記第1段間トランジスタ(23)と共通接続それたト
ランジスタ(33)と第3電流反転回路(34)とを含む第
1調整回路、(35)はベース及びエミツタが前記第2段
間トランジスタ(30)と共通接続されたトランジスタ
(36)と第4電流反転回路(37)とを含む第2調整回
路、(38)はベースが差動増幅回路(21)の定電流トラ
ンジスタ(39)のベースに接続された定電流トランジス
タ(40)と、コレクタが該定電流トランジスタ(40)の
コレクタに接続されたダイオード接続型のトランジスタ
(41)と、前記第1段間トランジスタ(28)のベースと
前記ダイオード接続型のトランジスタ(41)のベースと
の間に直列接続された第1及び第2抵抗(42)及び(4
3)とから成る第1定電流回路、及び(44)はベースが
差動増幅回路(21)の定電流トランジスタ(39)のベー
スに接続された定電流トランジスタ(45)と、コレクタ
が該定電流トランジスタ(45)のコレクタに接続された
ダイオード接続型のトランジスタ(46)と、第2段間ト
ランジスタ(30)のベースと前記ダイオード接続型のト
ランジスタ(46)のベースとの間に直列接続された第3
及び第4抵抗(47)及び(48)とから成る第2定電流回
路である。
入力端子(49)に印加された正の入力信号は、差動増
加回路(21)で増幅それた後、第1段間トランジスタ
(28)を介して第1出力トランジスタ(29)に印加さ
れ、該第1出力トランジスタ(29)で更に増幅された後
出力端子(50)に導出される。また、入力端子(49)に
印加された負の入力信号は、差動増幅回路(21)で増幅
された後、第2段間トランジスタ(30)を介して第2出
力トランジスタ(31)に印加され、該第2出力トランジ
スタ(31)で更に増幅された後出力端子(50)に導出さ
れる。従って、出力端子(50)に得られる出力信号は、
プツシユプルの関係でヘツドフオン等の負荷に供給さ
れ、該負荷を駆動する。
次に、第1及び第2定電流回路(38)及び(44)につ
いて説明する。第1及び第2定電流回路(38)及び(4
4)は、それぞれ第1及び第2段間トランジスタ(23)
及び(30)のベース電流を供給し、前記第1及び第2段
間トランジスタ(28)及び(30)を導通状態に維持する
ものである。しかして、入力端子(49)に正の大入力信
号が印加された場合、第2トランジスタ(23)が導通
し、第4トランジスタ(25)が非導通となるので、第2
電流反転回路(27)を構成するトランジスタ(51)も非
導通になり、前記第2トランジスタ(23)のコレクタ電
流はすべて第1段間トランジスタ(28)及び第1電流調
整回路(32)を構成するトランジスタ(33)のベースか
ら供給される。いま、第1定電流回路(38)の第2抵抗
(43)に流れる電流をIB、第2トランジスタ(23)のコ
レクタ電流をIC1とすれば、第1段間トランジスタ(2
8)のコレクタ電流IC2は、 IC2=1/2hEFP(IB+IC1) ……(1) (ただし、hEFPはPNPトランジスタの電流増幅率)と
なる。また、入力端子(49)に負の大入力信号が印加さ
れた場合、第2トランジスタ(23)が非導通となり、第
4トランジスタ(25)が導通となるので、第2電流反転
回路(27)のトランジスタ(51)が導通する。その為、
前記トランジスタ(51)のコレクタ電流をIC3とすれ
ば、第1段間トランジスタ(28)のこれ電流IC2は、 IC2=1/2hEFP(IB−IC3) ……(2) となる。前記第(2)式で示される第1段間トランジ
スタ(28)のコレクタ電流が正になる条件は、IB>IC3
であり、第2抵抗(43)に流れる電流IBの値をその様に
設定すれば、正の大入力信号から負の大入力信号迄第1
段間トランジスタ(28)を導通状態に維持することが出
来る。
一般に、PNPトランジスタはその遮断周波数が低く、
非導通状態から導通状態に切換わるとき時間遅れを生じ
る。しかして第1図に示す如く、PNP型の第1段間トラ
ンジスタ(28)のベースに第1定電流回路(38)を接続
し、前記第1段間トランジスタ(28)を常に導通状態に
維持すれば、例えば高周波大入力信号が印加された場合
でも、追従性が悪化することが無く、第1出力トランジ
スタ(29)に所定のアイドリング電流を流し続けること
が出来るので、クロスオーバー歪を軽減することができ
る。
第2段間トランジスタ(30)のベースに接続された第
2定電流回路(44)も第1定電流回路と同一の目的を達
成する為に配置されているもので、前記第2定電流回路
44)の配置により前記第2段間トランジスタ(30)は
常に導通状態を維持し、第2出力トランジスタ(31)に
アイドリング電流を流し続けることが出来るので、クロ
スオーバー歪の低減が計れる。
尚、第1定電流回路(38)の定電流トランジスタ(4
0)のコレクタ電流をIrefとし、第1及び第2抵抗(4
2)及び(43)の値を等しいものとすれば、前記第1及
び第2抵抗(42)及び(43)にそれぞれ流れる電流I
Bは、 となり、前記定電流トランジスタ(40)のエミツタに接
続された抵抗(52)の値を調整することにより前記Iref
の値を自由に調整出来るので、前記第1及び第2抵抗
(42)及び(43)に流れる電流IBも自由に調整出来、IB
>IC3とすることは容易である。
尚、第1調整回路(32)のトランジスタ(33)のコレ
クタと出力端子(50)との間には、発振防止用の小容量
(25PF以上)のコンデンサ(53)が設けられている。通
常ヘツドフオンを駆動する場合、出力端子(50)とアー
スとの間に抵抗とコンデンサとから成る発振防止用の直
列回路を挿入しなければならないが、前記コンデンサ
(53)を接続すれば前記直列回路の省略を計ることが出
来、外付部品の削減を計ることが出来る。
(ト)考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば出力トランジスタを
駆動する段間トランジスタを常に導通状態にする為の定
電流回路を設けているので、前記段間トランジスタとし
て遮断周波数の低いPNPトランジスタを用いたとしても
出力トランジスタのアイドリング電流を安定に流し続け
ることが出来る。その為、高周波大入力信号の印加時に
おいてもクロスオーバー歪が悪化することがない。従っ
て、本考案を用いれば、IC化に適し、特性の良い増幅器
を提供出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、及び第2図
は従来の増幅器を示す回路である。 主な図番の説明 (21)…差動増幅回路、(28)(30)…段間トランジス
タ、(29)(31)…出力トランジスタ、(38)…第1定
電流回路、(44)…第2定電流回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースが共通接続された第1及び第2トラ
    ンジスタと、ベースが共通接続された第3及び第4トラ
    ンジスタと、前記第1乃至第4トランジスタのエミッタ
    に共通接続された定電流源と、前記第1及び第3トラン
    ジスタのコレクタ間に接続された第1電流反転回路と、
    前記第2及び第4トランジスタのコレクタ間に接続され
    た第2電流反転回路と、前記第2トランジスタのコレク
    タ電流に応じて動作するPNP型の第1段間トランジスタ
    と、前記第3トランジスタのコレクタ電流に応じて動作
    するPNP型の第2段間トランジスタと、前記第1段間ト
    ランジスタの出力信号を増幅する第1出力トランジスタ
    と、前記第2段間トランジスタの出力信号を増幅する第
    2出力トランジスタとから成り、前記第1及び第2出力
    トランジスタによりプッシュプルの関係で負荷を駆動す
    る様にした増幅器において、 ベースーコレクタ間に抵抗が接続されるとともに、前記
    第1及び第2段間トランジスタのベースに抵抗を介して
    ベースがそれぞれ接続されるダイオード接続型の第1及
    び第2PNPトランジスタと、該ダイオード接続型の第1及
    び第2PNPトランジスタに定電流を供給する定電流回路と
    を設け、前記第1及び第2段間トランジスタによって前
    記第2及び第3トランジスタの出力信号を増幅するとと
    もに、前記定電流を前記第1及び第2段間トランジスタ
    に電流反転比に応じて伝達し、前記第1または第2電流
    反転回路を構成するトランジスタが遮断状態になった場
    合にも前記定電流回路に流れる電流に応じて前記段間ト
    ランジスタのコレクタ電流を流し、前記出力トランジス
    タにアイドリング電流が流れ続けるようにし、前記段間
    トランジスタの電荷蓄積効果に起因するクロスオーバー
    歪の改善を計ったことを特徴とする増幅器。
JP1985160161U 1985-10-18 1985-10-18 増幅器 Expired - Lifetime JP2509462Y2 (ja)

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JPS6268318U JPS6268318U (ja) 1987-04-28
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