JP3189605B2 - スピーカー駆動回路 - Google Patents

スピーカー駆動回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PA(パブリックオー
ディオ)システム等で用いられ、特に出力電流がスピー
カーの許容入力電流値以上となったときに、スピーカー
が良好に保護されるようにしたスピーカー駆動回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばPA(パブリックオーディオ)シ
ステムにおいては、大音量を発生させるために、往々に
して増幅回路の出力電流がスピーカーの許容入力電流を
超え、ボイスコイルの発熱による断線等の事故が発生す
る恐れがあった。そこでこのような事故からスピーカー
を保護するために、増幅回路の出力電流を許容以下に規
制するスピーカー保護回路が検討されている。
【0003】すなわち図5においては、入力端子71に
供給された音声信号が増幅器72で増幅され、この増幅
された信号が抵抗器73、リレー74を通じてスピーカ
ー75に供給される。また抵抗器73の両端間の電圧が
過電流検出回路76に供給され、電流に応じて生じる降
下電圧によって抵抗器73を流れる電流が検出される。
そしてこの過電流検出回路76からの検出信号がリレー
74の制御端子に供給される。
【0004】従ってこの回路において、入力端子71に
供給された音声信号でスピーカー75が駆動されると共
に、抵抗器73の両端間にスピーカー75に供給される
信号電流に応じた電圧が発生される。そしてこの抵抗器
73の両端間の電圧が過電流検出回路76に供給されて
許容入力電流以上の過大電流が検出され、この検出信号
が得られたときにリレー74がオフされることによっ
て、増幅器72からスピーカー75への許容入力電流以
上の過大電流の供給が遮断される。
【0005】しかしながらこの回路においては、過大電
流検出用の抵抗器73がスピーカー75の回線内にある
ために、抵抗器73の降下電圧によってスピーカー75
に印加される電力が減少され、効率が低下されると共に
歪み等が発生する恐れもある。また、リレー74によっ
てスピーカー75の回線が切断されるために、発生され
る音声が断続し聴取の際に違和感を感じる恐れもあっ
た。
【0006】これに対して、実開平4−50913号公
報に示されるような回路が提案されている。すなわち図
6は同公報で提案(第1図)されている回路の図であっ
て、この図6においては、入力端子81に供給された音
声信号が増幅器82の非反転入力に供給され、この増幅
器82の出力信号がスピーカー83のボイスコイルの一
端に供給されると共に、抵抗器84、85を通じて増幅
器82の反転入力に帰還される。
【0007】また、スピーカー83のボイスコイルの他
端が抵抗器86を通じて接地されると共に、この他端が
抵抗器87を通じて増幅器88の反転入力に供給され
る。そしてこの増幅器88の非反転入力に接地され、こ
の増幅器88の出力が抵抗器89を通じて増幅器88の
反転入力に供給される。さらにこの増幅器88の出力が
抵抗器90、91を通じて増幅器82の反転入力に供給
される。
【0008】従ってここまでの回路において、増幅器8
2には正帰還が掛けられ、特に小型のスピーカーを使用
する際に低域の増強が図られるものである。ところがこ
の回路において、過大な入力が供給されるとこの正帰還
によってリニアリティが悪化し、歪みが発生しやすいと
いう欠点がある。そこでこの回路においては、図中に示
すように増幅器82の出力側に帰還電流制限回路92が
設けられる。
【0009】すなわちこの帰還電流制限回路92におい
て、増幅器82の出力信号が抵抗器93、94を通じて
接地され、この接続中点がダイオード95を通じてコン
デンサー96及び抵抗器97の並列回路の一端に接続さ
れる。さらにこの並列回路の他端が接地され、この並列
回路の一端が抵抗器98を通じてトランジスタ99のベ
ースに接続される。そしてこのトランジスタ99のコレ
クタが抵抗器90、91の接続中点に接続され、エミッ
タが接地されるようにしている。
【0010】これによってこの回路において、増幅器8
2の出力電流が過大になるとダイオード95が導通さ
れ、コンデンサー96及び抵抗器97の並列回路の一端
の電位が上昇される。そしてこの電位が高くなるとトラ
ンジスタ99のコレクタ、エミッタ間が導通され、抵抗
器90、91を通じる正帰還が遮断されて増幅器82の
出力電流が規制される。
【0011】ところがこの回路において、帰還電流制限
回路92では増幅器82の出力を検出してはいるもの
の、スピーカー83を流れる電流そのものを検出しては
いないために、スピーカー83のインピーダンスの変化
によって検出されるレベルが変動され、また増幅器82
の正帰還量を減少して略一定と成した出力レベルにも変
動を生じてしまう。さらに増幅器82の帰還量を変化さ
せるために、増幅器82の動作も不安定になるなどの問
題点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の構成では、過大電流検出用の抵抗器がス
ピーカーの回線内にあるために抵抗器の降下電圧によっ
てスピーカーに印加される電力が減少され、効率が低下
や歪み等が発生する恐れがあるか、または、スピーカー
を流れる電流そのものを検出してはいないためにスピー
カーのインピーダンスの変化によって検出されるレベル
が変動を生じてしまうなどの問題点があったというもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、入力音声信号のレベルを制御する音量制御回路2
、この音量制御回路から供給される音声信号を増幅し
てスピーカーに供給する音声増幅回路3とを有し、上記
音声増幅回路3は増幅器31と出力抵抗(抵抗器36、
37)とからなり、この出力抵抗の出力端から上記スピ
ーカーに供給する音声信号を取り出す出力端を設け、こ
の出力端から上記増幅器に帰還利得制御(抵抗器38)
を掛けると共に、上記音声増幅回路の上記出力抵抗に流
れる信号電流を検出する電流検出回路(差動増幅回路
5)と、この電流検出回路により検出された信号電流に
応じて上記音量制御回路が上記入力音声信号のレベルを
制御することにより上記音声増幅回路の出力電流を制御
する電流制御手段を付加して構成したことを特徴とす
るスピーカー駆動回路である。
【0014】本発明による第2の手段は、上記電流検出
回路は、上記出力抵抗の両端間の電位差を供給され上記
出力抵抗に流れる信号電流を検出する差動増幅器5で
される第1の手段記載のスピーカー駆動回路である。
本発明による第3の手段は、上記電流制御手段は、上記
電流検出回路の出力を所定時間ピークホールドするピー
クホールド回路6をさらに備え、このピークホールド回
路の出力に応じて上記音量制御回路が上記入力音声信号
のレベルを制御するように構成された第1の手段記載の
スピーカー駆動回路である。
【0015】本発明による第の手段は、上記電流制御
手段は、上記音声増幅回路3の上記出力抵抗(抵抗器3
6、37)に流れる信号電流を検出(差動増幅回路5)
し、この検出された信号電流の値と上記スピーカーの許
容入力電流値に相当する値(基準電圧源9)とを比較
(回路8)し、上記信号電流の値が上記許容入力電流値
に相当する値を超えたときに、上記検出された信号電流
応じて上記音量制御回路が上記入力音声信号のレベル
を低下させることにより上記音声増幅回路の出力電流を
制御するように構成された第1〜3の手段記載のスピー
カー駆動回路である。
【0016】本発明による第の手段は、記検出され
た信号電流をスイッチ7を介して上記音量制御回路2に
供給すると共に、上記電流制御手段は、上記検出された
信号電流の値と上記スピーカーの許容入力電流値に相当
する値(基準電圧源9)とを比較回路8で比較し、この
比較出力により上記信号電流の値が上記許容入力電流値
に相当する値を超えたときに上記スイッチをオンにし
て、上記検出された信号電流に応じて上記音量制御回路
が上記入力音声信号のレベルを低下させることにより上
記音声増幅回路の出力電流を制御するように構成された
第4の手段記載のスピーカー駆動回路である。
【0017】
【作用】これによれば、音声増幅回路の帰還ループ内出
力段の出力抵抗に流れる信号電流を検出し、この検出さ
れた信号電流によって音量制御回路の音量を制御して出
力電流を一定とするようにしたので、音声増幅回路の出
力段の出力抵抗はスピーカーに印加される電力を減少さ
せることが無いと共に、スピーカーのインピーダンスの
変化によって検出されるレベルが変動を生じてしまうこ
とがなく、また増幅器の帰還量の変化によって動作が不
安定になることもなく、常に良好なスピーカーの保護を
行うことができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明によるスピーカー駆動回路の一
実施例の構成を示すブロック図である。この図1におい
て、入力端子1に供給された音声信号が、本発明による
スピーカー駆動回路10を構成する音量制御回路2を通
じて音声増幅回路3に供給される。この音声増幅回路3
の出力信号がスピーカー4のボイスコイルの一端に供給
される。このスピーカー4のボイスコイルの他端は接地
される。
【0019】またこの音声増幅回路3においては、音量
制御回路2の出力が増幅器31の非反転入力に接続さ
れ、この増幅器31の出力がバイアス電圧32、33を
通じてそれぞれ相補型のトランジスタ34、35のベー
スに接続される。これらのトランジスタ34、35のコ
レクタがそれぞれ電源及び接地に接続される。そしてこ
れらのトランジスタ34、35のエミッタが抵抗器3
6、37を通じて互いに接続され、この接続中点がスピ
ーカー4のボイスコイルの一端に接続される。
【0020】さらに上述の抵抗器36、37の接続中点
が抵抗器38、39を通じて増幅器31の反転入力に接
続される。これによって、この増幅器31には帰還が掛
けられ、音量制御回路2からの信号が増幅されてスピー
カー4に供給されると共に、抵抗器36、37の接続中
点には、トランジスタ34、35がプッシュプル構成と
されることによって、増幅器31の出力端に比例した信
号が取り出されている。
【0021】そこでこの抵抗器36、37の両端(トラ
ンジスタ34、35のエミッタ)の電位が、それぞれ差
動増幅回路5を構成する抵抗器51、52を通じて差動
増幅器53の反転入力及び非反転入力に供給され、この
差動増幅器53の非反転入力が抵抗器54を通じて接地
されると共に、差動増幅器53の出力が抵抗器55を通
じて反転入力に帰還される。これによって抵抗器36、
37の両端からの正方向の電位及び負方向の電位が接地
中心の電位に変換される。
【0022】さらにこの差動増幅回路5の出力がピーク
ホールド回路6を構成するダイオード61を通じてコン
デンサ62及び抵抗器63の並列回路一端に接続され
る。この並列回路の他端が接地される。これによって差
動増幅回路5からの出力信号がピークホールドされ、こ
のホールドされたピーク値の信号がスイッチ7を通じて
音量制御回路2の制御端子に供給される。
【0023】またピークホールド回路6からの信号が比
較回路8の一方の入力に供給され、さらに基準電圧源9
からのスピーカー4の許容入力電流値に相当する電圧が
比較回路8の他方の入力に供給される。これによってこ
の比較回路8からは、ピークホールド回路6からの信号
がスピーカー4の許容入力電流値に相当する電圧を超え
たときに出力が取り出され、この出力にてスイッチ7が
オン制御される。
【0024】すなわちこの回路において、増幅器31の
帰還抵抗器38に流れる電流はスピーカー4に流れる電
流に比べて無視できるものである。従ってスピーカー4
に流れる電流は、増幅器31の正電圧出力時は出力抵抗
器36に流される電流に等しく、また増幅器31の負電
圧出力時は出力抵抗器37に流される電流に等しいとみ
なすことができる。
【0025】また、出力抵抗器36、37を通じて流さ
れるアイドリング電流は、スピーカー4の保護が必要と
されるレベルではスピーカー4に流される電流に比べて
無視できるレベルとなるため、ここでもスピーカー4に
流れる電流は、増幅器31の正電圧出力時は出力抵抗器
36に流される電流に等しく、また増幅器31の負電圧
出力時は出力抵抗器37に流される電流に等しいとみな
すことができる。
【0026】そこで増幅器31の出力抵抗器36、37
の両端間の電圧を差動増幅回路5で接地基準の電圧に変
換し、ピークホールド回路6で一定時間電圧保持を行
この電圧で音量制御回路2を制御する。これによ
り、例えばスピーカー4に設定値より過大な電流が流れ
た場合には、増幅器31の出力抵抗器36、37の両端
間の電圧が大きくなり、ピークホールド回路6に現れる
電圧も増大し、音量制御回路2を制御し、信号レベルを
低下させてスピーカー4を保護する。
【0027】こうして上述の装置によれば、音声増幅回
路3の帰還ループ内出力段の出力抵抗(抵抗器36、3
7)に流れる信号電流を検出(差動増幅回路5)し、こ
の検出された信号電流によって音量制御回路2の音量を
制御して出力電流を一定とするようにしたので、音声増
幅回路3の出力段の出力抵抗(抵抗器36、37)はス
ピーカー4に印加される電力を減少させることが無いと
共に、スピーカー4のインピーダンスの変化によって検
出されるレベルが変動を生じてしまうことがなく、また
増幅器31の帰還量の変化によって動作が不安定になる
こともなく、常に良好なスピーカー4の保護を行うこと
ができるものである。
【0028】なお上述の構成で、例えばピークホールド
回路6に現れる電圧で音量制御回路2を直接制御した場
合には、音量制御回路2の制御がスピーカー4を保護す
る必要のないレベルにおいてもフィードバック制御を行
うために、常にスピーカー4に流れる電流による振幅変
調が掛かっている状態となり、音質の劣化が生じる。
【0029】そこで上述の構成では、ピークホールド回
路6に現れる電圧と基準電圧源9からのスピーカー4の
許容入力電流値に相当する電圧を比較回路8で比較し、
ピークホールド回路6に現れる電圧がスピーカー4の許
容入力電流値に相当する電圧より大きい場合のみスイッ
チ7をオン制御して、フィードバック制御を行うように
している。
【0030】これによって、ピークホールド回路6に現
れる電圧がスピーカー4の許容入力電流値に相当する電
圧より小さい場合には、フィードバック制御を遮断して
振幅変調による音質の劣化を防ぐことができる。ただ
し、本願の発明は、スイッチ7、比較回路8、基準電圧
源9等を省いて、常にフィードバック制御を行うように
しても動作することができる。
【0031】従ってこの回路において、 1 従来と比較してリレーによる回路に切断がないた
め、音の断続による違和感が生じることがない。 2 従来と比較してフィードバックループ内に過電流の
検出用抵抗器があるため、過電流検出用抵抗器によるス
ピーカー4への供給電力の減少がない。 3 従来と比較して増幅器31の帰還量を変化させない
ため、増幅器31の動作が安定である。 4 従来と比較してスピーカー4に流れる電流を検出し
ているため、フィードバック制御を開始するレベルと音
量制御により一定にした出力電流の関係が一定である。
【0032】なお上述の回路において、音声増幅回路3
の構成は、例えば図2に示すように同等の増幅回路を2
系統設け、一方(符号に〔′〕を付して示す)にはイン
バーター30を通じて反転した信号を供給し、両者の出
力をスピーカー4のボイスコイルの両端に供給したBT
L接続として用いてもよい。この場合に、信号電流の検
出は、2系統の増幅回路のいずれから行ってもよい。
【0033】また上述の回路において、音声増幅回路3
の増幅器31は、上述の非反転増幅に限らず、例えば図
3に示すような反転増幅でも同様の作用効果を得ること
ができるものである。
【0034】さらに上述の回路において、本発明はプッ
シュプル構成の出力段を有する増幅回路に限らず、例え
ば図4に示すような構成でも実施することができる。す
なわち図4において、増幅器31の出力がトランジスタ
34のベースに接続される。このトランジスタ34のコ
レクタが電源に接続されると共に、このトランジスタ3
4のエミッタが出力抵抗器36を通じてスピーカー4の
ボイスコイルの一端に接続される。さらにこのスピーカ
ー4のボイスコイルの一端抵抗器38、39を通じて増
幅器31の反転入力に接続される。そして出力抵抗器3
6の両端がそれぞれ抵抗器51、52を通じて差動増幅
器53に接続される。
【0035】これによってこの回路においても、上述の
回路と同様に増幅器31には帰還が掛けられ、音量制御
回路2からの信号が増幅されてスピーカー4に供給され
ると共に、抵抗器36の他端には増幅器31の出力端と
全く同等の信号が取り出される。そしてこの抵抗器36
の両端間の電位を検出することによって、スピーカー4
に流される電流が直接検出され、この検出された値を用
いて良好なスピーカー4の保護を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、音声増幅回路の帰還
ループ内出力段の出力抵抗に流れる信号電流を検出し、
この検出された信号電流によって音量制御回路の音量を
制御して出力電流を一定とするようにしたので、音声増
幅回路の出力段の出力抵抗はスピーカーに印加される電
力を減少させることが無いと共に、スピーカーのインピ
ーダンスの変化によって検出されるレベルが変動を生じ
てしまうことがなく、また増幅器の帰還量の変化によっ
て動作が不安定になることもなく、常に良好なスピーカ
ーの保護を行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピーカー駆動回路の一例の構成
図である。
【図2】本発明によるスピーカー駆動回路の他の例の構
成図である。
【図3】本発明によるスピーカー駆動回路の他の例の構
成図である。
【図4】本発明によるスピーカー駆動回路の他の例の構
成図である。
【図5】従来のスピーカー駆動回路の構成図である。
【図6】従来のスピーカー駆動回路の構成図である。
【符号の説明】
10 スピーカー駆動回路 1 入力端子 2 音量制御回路 3 音声増幅回路 4 スピーカー 31 増幅器 32、33 バイアス電圧 34、35 相補型のトランジスタ 36、37 抵抗器 38、39 抵抗器 5 差動増幅回路 51、52 抵抗器 53 差動増幅器 54、55 抵抗器 6 ピークホールド回路 61 ダイオード 62 コンデンサ 63 抵抗器 7 スイッチ 8 比較回路 9 基準電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 3/00 310 H03F 1/34 H04R 27/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声信号のレベルを制御する音量制
    御回路と この音量制御回路から供給される音声信号を増幅してス
    ピーカーに供給する音声増幅回路と を有し、 上記音声増幅回路は増幅器と出力抵抗とからなり、この
    出力抵抗の出力端から上記スピーカーに供給する音声信
    号を取り出す出力端を設け、この出力端から上記増幅器
    に帰還利得制御を掛けると共に、 上記音声増幅回路の上記出力抵抗に流れる信号電流を検
    する電流検出回路と、この電流検出回路により検出さ
    れた信号電流に応じて上記音量制御回路が上記入力音声
    信号のレベルを制御することにより上記音声増幅回路の
    出力電流を制御する電流制御手段を付加して構成した
    ことを特徴とするスピーカー駆動回路。
  2. 【請求項2】 上記電流検出回路は、上記出力抵抗の両
    端間の電位差を供給され上記出力抵抗に流れる信号電流
    を検出する差動増幅器で構成される請求項1記載のスピ
    ーカー駆動回路。
  3. 【請求項3】 上記電流制御手段は、上記電流検出回路
    の出力を所定時間ピークホールドするピークホールド回
    路をさらに備え、 このピークホールド回路の出力に応じて上記音量制御回
    路が上記入力音声信号のレベルを制御するように構成さ
    れた請求項1記載のスピーカー駆動回路。
  4. 【請求項4】 上記電流制御手段は、上記音声増幅回路
    上記出力抵抗に流れる信号電流を検出し、この検出さ
    れた信号電流の値と上記スピーカーの許容入力電流値
    相当する値とを比較し、上記信号電流の値が上記許容入
    力電流値に相当する値を超えたときに、上記検出された
    信号電流に応じて上記音量制御回路が上記入力音声信号
    のレベルを低下させることにより上記音声増幅回路の
    力電流を制御するように構成された請求項1〜3記載の
    スピーカー駆動回路。
  5. 【請求項5】 記検出された信号電流をスイッチを介
    して上記音量制御回路に供給すると共に、上記電流制御手段は、 上記検出された信号電流の値と上
    記スピーカーの許容入力電流値に相当するとを比較回
    路で比較し、この比較出力により上記信号電流の値が上
    記許容入力電流値に相当する値を超えたときに上記スイ
    ッチをオンにして、上記検出された信号電流に応じて
    記音量制御回路が上記入力音声信号のレベルを低下させ
    ことにより上記音声増幅回路の出力電流を制御する
    うに構成された請求項4記載のスピーカー駆動回路。
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