JPH0531724Y2 - - Google Patents

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JPH0531724Y2
JPH0531724Y2 JP8810986U JP8810986U JPH0531724Y2 JP H0531724 Y2 JPH0531724 Y2 JP H0531724Y2 JP 8810986 U JP8810986 U JP 8810986U JP 8810986 U JP8810986 U JP 8810986U JP H0531724 Y2 JPH0531724 Y2 JP H0531724Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は情報記録デイスク(以下、単にデイス
クという)を保管あるいは情報読出し、記録する
ためのケースに関するものであり、コンパクトデ
イスク、レコード等の音楽用、CD、CD−ROM
(コンパクトデイスク・Read Only Memory)、
DRAW(Diect Road After Write)等の情報記
録用のデイスクに使用可能なものである。
〈従来技術とその問題点〉 従来よりコンパクトデイスク用としては、底
部、蓋部、トレイを有するケースが用いられてお
り、デイスクを使用して音楽を演奏する際には、
人がデイスクを掴んでケースより取出し、プレイ
ヤーに収納する作業が必要であつた。その作業中
に、デイスクの情報記録面に傷、あるいは汚れが
生じて、雑音等の障害の原因となる。また、CD
−ROMにおいても、ドライブへの収納時に上記
と同様の作業が必要なため、情報読取りでの誤動
作を発生させることがあつた。このため、情報記
録デイスクを人が直接手に触れずに、プレイヤー
或いは、ドライブに収納しうることが要望される
ようになり、そのためのトレイを開発することが
重視されるようになつた。もし、該トレイが、保
管中にはデイスクをトレイに固定し、プレイヤー
或いはドライブに挿入するときは、デイスクを回
転可能な状態にする機能があれば、前述の要望は
達成される。
しかし、厚みの限られたトレイにおいて、デイ
スクを保管する時には安定した状態でトレイに固
定でき、しかも、プレイヤー或いはドライブに挿
入中はトレイからデイスクを容易に解放出来る様
な簡単な機構は、容易には実現できないものであ
つた。そこで本考案者等は、トレイ中にデイスク
を固定する手段及び解放する手段に焦点を絞り、
トレイの構造を鋭意研究し、本考案を考えた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案の情報記録デイスク用ケースは、デイス
クを載置するトレイ11、該トレイ11を収納す
る本体9、及び蓋10から成る情報記録デイスク
用ケースであつて、前記トレイ11には凹陥状の
デイスク収納部が設けられ、該収納部の底部の周
縁にはデイスクの情報記録面の外周のみを支持す
るリング状高台部7及びデイスクの情報読出し、
書込みのための窓8が、前記収納部の周壁にはデ
イスク保持用フツク6がそれぞれ設けられてお
り、さらに前記収納部の一側部には切欠きが形成
され、該切欠きを介して収納部内に露出したばね
機構がトレイ11に一体に設けられ、該バネ機構
は略L字状の先端にデイスク保持用可動フツク2
を有する片持ちはり1と、該片持ちはり1に固定
された金属ばね5とから成り、片持ちはり1はそ
の一端がトレイ11に固定され、金属ばね5はそ
の一端がトレイ11に設けられた金属ばね用フツ
ク4及び前記片持ちはり1に設けられた金属ばね
用フツク3により固定されている情報記録デイス
ク用ケースである。
以上の構成よりなり、トレイの樹脂部分は一体
成形で行え、ばね部材をピアノ線又は金属板ばね
とすることにより、例えば車の車載用CDプレイ
ヤー用等のトレイとして、十分な耐熱性及び熱環
境下での使用において、ばね復元力を維持するも
のである。なお、デイスク固定面は金属ばねが直
接当たらないように保護されている。
したがつて、本考案においてはデイスクをトレ
イに収納したときは、片持ちはり先端のデイスク
保持用可動フツク2がデイスクの外周部に接触し
てデイスクを保持し、且つ後述する金属ばねとの
接触からデイスクを保護する機能を果す。更に片
持ちはりには、ピアノ線或は、金属板ばねを保持
するための金属ばね用フツク3がついており、ま
た、これとは別にトレイの側面に穿つた金属ばね
用フツク4を設け、この二種類のフツクで金属ば
ねが取付けられている。ここで、金属ばねは、弾
性体としての機能をもつたものであり、デイスク
をトレイに固定する際には、デイスク保持用可動
フツクを介して背面よりデイスクを押して、デイ
スクを固定する力を与えるものであり、ドライブ
中で情報読取りを行う際には、ドライブ中の別機
構により、デイスク保持用可動フツクを介して金
属ばねを反デイスク側に押込むことにより、デイ
スクを解放状態にする。ここで、デイスクに直
接、接触するものは樹脂製の情報デイスク保持用
可動フツクであり、金属ばねが直接デイスクに接
触することがないため、デイスク保持用可動フツ
クは、デイスクを金属ばねとの接触から保護する
役割り及び該フツクの形状により、デイスクがト
レイ平面に対して垂直な力が働いたときに、トレ
イから離脱することを防止する役割を有する。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
〈実施例〉 第1図に本実施例のトレイの構造を示す。トレ
イの材料となる樹脂としては、旭化成スタイラツ
ク−ABSを用いた。金属ばねとしてはピアノ線
を用い、その両端はコの字型の溝12を有する金
属ばね用フツク4で支持している(第3図ア,
イ)。片持ちはりの金属ばね用フツク3と4とは、
ピアノ線を押える向きが反対であり、両方向から
挾むようにしてピアノ線を保持する構造になつて
いる。
デイスクを、その外周がデイスク保持用可動フ
ツク2及びデイスク保持用フツク6に、金属ばね
5を反デイスク収納部側に引つ張つた状態で挿入
し固定されるようトレイに装着し、トレイの天面
を下に向けても落下せず、トレイを振つてもデイ
スクが外れることがなく、デイスク保持機能は良
好である。
また、トレイをプレイヤー、或いはドライブに
挿入中には金属ばね5及び片持ちはり1を反デイ
スク方向に変位させた状態に保ち、その後、トレ
イを取出したときに、デイスクを保持する機能を
維持できるか否かを確認するため、デイスクをト
レイより取外し、金属ばね5及び片持ちはり1を
半径方向の反デイスク側に5mm変位させた状態で
高温下(85℃)に2時間放置してその永久変形量
を調べた結果、金属ばね5を取付けた状態で、片
持ちはり1の先端にあるデイスク保持用可動フツ
ク2の永久変形量は0.05mmであつた。そして、再
びデイスクを装着し、トレイの天面を下に向けた
り、振つたりしたが、デイスクの保持機能に支障
はなかつた。
また、製造に要する時間及び単価は従来のトレ
イと比べて変らなかつた。
なお、金属ばね5を取付ける手段としては、上
記実施例の他に、第5図アに示すように金属ばね
用フツク4に凹部となる溝12を設けて支持する
ようにしてもよいし、第5図イに示すように金属
ばね用フツク4の一端面に金属ばね5の端部を挿
入する穴14を設けて支持するようにしてもよい
し、第5図ウに示すように金属ばね用フツク4の
一隅部に切欠き13を設けて、その切欠き13の
一辺により金属ばね5を支持するようにしてもよ
い。
〈考案の効果〉 本考案は以上の構成になつているので、次のよ
うな優れた実用上の効果を有する。
(イ) デイスクをトレイに収納したまま、直接手で
触れることなく、プレイヤー、又はドライブに
挿入できるため、従来のようにデイスクが汚れ
たり、傷が付いたりすることがない。
(ロ) デイスクをトレイに保持するばね機構におい
て、金属ばねを用いているので適度な弾発力が
得られ、金属ばねとデイスクとの間に樹脂製の
デイスク保持用可動フツクが介在しているので
デイスクを傷付けることがない。
(ハ) 金属ばね以外の部品はすべてトレイと一体に
成形されているため、製造、組立が簡単であ
り、材料費、加工費ともに安価で、従来のもの
と単価はほとんど変わらない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
トレイの平面図、第2図はトレイにデイスクを収
納した状態を示す説明図、第3図アはトレイのば
ね機構の構成を示す部分拡大平面説明図、第3図
イはアのX−X断面説明図、第3図ウはアのY−
Y断面説明図、第4図は本考案の構成部分を示す
斜視図、第5図ア,イ,ウはそれぞれ金属ばね用
フツクの別の実施例を示す部分拡大平面説明図で
ある。 1……片持ちはり、2……デイスク保持用可動
フツク、3,4……金属ばね用フツク、5……金
属ばね、6……デイスク保持用フツク、7……リ
ング状高台部、8……窓、9……本体、10……
蓋、11……トレイ、12……溝、13……切欠
き、14……穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクを載置するトレイ11、該トレイ11
    を収納する本体9、及び蓋10から成る情報記録
    デイスク用ケースであつて、前記トレイ11には
    凹陥状のデイスク収納部が設けられ、該収納部の
    底部の周縁にはデイスクの情報記録面の外周のみ
    を支持するリング状高台部7及びデイスクの情報
    読出し、書込みのための窓8が、前記収納部の周
    壁にはデイスク保持用フツク6がそれぞれ設けら
    れており、さらに前記収納部の一側部には切欠き
    が形成され、該切欠きを介して収納部内に露出し
    たばね機構がトレイ11に一体に設けられ、該バ
    ネ機構は略L字状の先端にデイスク保持用可動フ
    ツク2を有する片持ちはり1と、該片持ちはり1
    に固定された金属ばね5とから成り、片持ちはり
    1はその一端がトレイ11に固定され、金属ばね
    5はその一端がトレイ11に設けられた金属ばね
    用フツク4及び前記片持ちはり1に設けられた金
    属ばね用フツク3により固定されていることを特
    徴とする情報記録デイスク用ケース。
JP8810986U 1986-06-10 1986-06-10 Expired - Lifetime JPH0531724Y2 (ja)

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JP8810986U JPH0531724Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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JP8810986U JPH0531724Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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JPS62198565U JPS62198565U (ja) 1987-12-17
JPH0531724Y2 true JPH0531724Y2 (ja) 1993-08-16

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JP8810986U Expired - Lifetime JPH0531724Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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