JPH0531474U - 音声復調回路 - Google Patents

音声復調回路

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JPH0531474U
JPH0531474U JP087991U JP8799191U JPH0531474U JP H0531474 U JPH0531474 U JP H0531474U JP 087991 U JP087991 U JP 087991U JP 8799191 U JP8799191 U JP 8799191U JP H0531474 U JPH0531474 U JP H0531474U
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circuit
audio
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low
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Withdrawn
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JP087991U
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Inventor
信一 近沢
Original Assignee
関西日本電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声信号の搬送波レベルが特に低い放送局を
選局した場合にも、音声バズによる音声信号のS/N比
の劣化を防止できる音声復調回路を提供することを目的
とする。 【構成】 AM検波回路7でビート信号の振幅レベルを
検出し、この振幅レベルがしきい値よりも小さい場合
に、比較切換回路8がローパスフィルタ4に並列にコン
デンサC2 を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビ受像機やVTR等の受信回路において、映像信号の搬送波に 対する音声信号の搬送波のレベルが低い場合に生じる音声バズの影響を低減する 音声復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビ放送における音声信号は、映像信号の搬送波周波数よりも4.5MHz高 い搬送波で音声信号をFM変調する方式が一般に用いられている。そして、この FM変調された音声信号は、映像信号の搬送波に対して所定の割合(例えば4対 1乃至10対1)のレベルで、この映像信号と共に放送局から発信される。
【0003】 図3に示す受信回路は、上記音声信号と映像信号からなるテレビ高周波信号を アンテナ20で受信し、これをチューナ21に送るようになっている。チューナ 21は、放送局から送られて来るテレビ高周波信号を選局し、これを音声中間周 波信号(わが国では54.25MHz)と映像中間周波信号(わが国では58.7 5MHz)に変換して出力する回路である。そして、この音声中間周波信号は、音 声復調回路19に送られ、周波数変換とFM復調によって音声信号が取り出され ることになる。
【0004】 上記音声復調回路19は、一般にインターキャリア方式が用いられている。従 って、この音声復調回路19に入力された音声中間周波信号(映像中間周波信号 を含む)は、まずSAWフィルタ11を通してインターキャリア検波回路12に 送られ、4.5MHzのビート信号(SIF信号)に周波数変換される。そして、 音声FM検波回路13でFM復調され、ローパスフィルタ14で高周波成分を除 去して音声信号として出力される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ここで、上記インターキャリア検波回路12によるインターキャリア方式は、 映像中間周波信号より音声中間周波信号をスイッチングすることにより4.5M Hzのビート信号を得る方式であり、アンテナ20で受信する電波が弱い場合でも 安定した復調を行うことができるという利点がある。
【0006】 ところが、この方式では、音声信号への映像信号成分の混入が避けられず、耳 ざわりな音声バズが生じるという欠点がある。そして、この音声バズは、映像信 号の搬送波レベルに対して音声信号の搬送波レベルが低いほど影響が大きくなる 。
【0007】 このため、従来の音声復調回路19では、映像信号の搬送波レベルに対して音 声信号の搬送波レベルが特に低い信号波の受信を行う場合に、音声バズの影響が 大きくなりすぎ、音声信号のS/N比が悪化するという問題が生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、音声中間周波信号をインターキャリア 検波回路でビート信号に周波数変換し、このビート信号を音声FM検波回路でF M復調して、ローパスフィルタで高周波成分を除去することにより音声信号を得 る音声復調回路において、ローパスフィルタに、通常の通過帯域における高域部 分をさらに遮断する高域遮断回路が設けられると共に、映像信号の搬送波レベル に対する音声信号の搬送波レベルの比を検出するレベル比検出回路と、このレベ ル比検出回路によって検出された音声信号の搬送波レベルの比が所定値より低い と判定した場合に、ローパスフィルタに高域遮断回路を接続し、この比が所定値 より高いと判定した場合には、ローパスフィルタから高域遮断回路を切り離す比 較切換回路とが設けられたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記レベル比検出回路は、チューナの選局により受信したテレビ高周波信号に おける映像信号の搬送波レベルに対する音声信号の搬送波レベルの比を検出する 。そして、この音声信号の搬送波レベルの比が所定値より低かった場合には、比 較切換回路がローパスフィルタに高域遮断回路を接続する。すると、音声信号の 高周波成分を除去するローパスフィルタがさらに低域まで遮断するようになる。
【0010】 ここで、インターキャリア検波回路によって生じる音声バズは、映像信号が音 声信号に漏洩して発生するものであるため、音声周波数帯域では高域部分に多く 含まれる。従って、ローパスフィルタが高域遮断回路によって通常の通過帯域に おける高域部分まで遮断するようになると、この音声バズの影響を低減させ、音 声信号のS/N比の悪化を防止することができる。
【0011】 また、レベル比検出回路が検出した音声信号の搬送波レベルの比が所定値より 高かった場合には、比較切換回路がローパスフィルタから高域遮断回路を切り離 す。すると、ローパスフィルタが音声周波数帯域の高域部分を含め通常の通過帯 域全域を通過させるので、従来からの音声復調回路で音声信号の搬送波レベルの 比が十分高かった場合と同様に、音質を劣化させることなく音声信号の復調を行 うことができる。
【0012】 この結果、本考案の音声復調回路は、通常の信号波を選局した場合は、従来通 りの音質で音声を再生することができる。また、音声信号の搬送波レベルが特に 低い信号波を選局した場合には、音声バズによる音声信号のS/N比の劣化を防 止することができるので、テレビの音声が聞き苦しくなるようなことがなくなる 。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本考案の実施例を詳述する。
【0014】 図1及び図2は本考案の一実施例を示すものであって、図1は音声復調回路の ブロック図、図2は音声復調回路における要部の回路図である。
【0015】 本実施例の音声復調回路は、前記図3に示した従来例と同様のチューナから出 力された音声中間周波信号(映像中間周波信号を含む)を、図1に示すように、 SAWフィルタ1を介してインターキャリア検波回路2に入力するようになって いる。SAWフィルタ1は、音声中間周波信号と映像中間周波信号以外の不要な 信号成分を抑制する表面弾性波フィルタである。インターキャリア検波回路2は 、このSAWフィルタ1を通過した映像中間周波信号を増幅し振幅制限した信号 で音声中間周波信号をスイッチングすることにより4.5MHzのビート信号を取 り出す周波数変換回路である。このインターキャリア検波回路2の出力は、音声 FM検波回路3とバンドパスフィルタ5とに接続されている。音声FM検波回路 3は、インターキャリア検波回路2から出力されたビート信号を振幅制限しFM 復調を行う回路であり、これによってFM変調された音声信号を再生することが できる。そして、この音声FM検波回路3の出力は、ローパスフィルタ4に接続 されている。
【0016】 上記ローパスフィルタ4は、音声信号帯域を超える高周波成分を遮断する低域 通過フィルタであり、これによって再生した音声信号から不要な高周波数成分を 除去することができる。また、このローパスフィルタ4は、図2に示すように、 信号線に直列に接続された1個の抵抗R1 とそれぞれ他端を接地して並列に接続 された2個のコンデンサC1 ,C2 とによって構成されている。ただし、一方の コンデンサC1 は他端を直接接地されているが、他方のコンデンサC2 は、後に 説明する比較切換回路8のスイッチングトランジスタQ3 を介して他端を接地さ れている。そして、このスイッチングトランジスタQ3 がOFFの場合には、1 個の抵抗R1 と1個のコンデンサC1 からなるローパスフィルタ4が音声信号帯 域の全域を通過させる低域通過フィルタとして働くようになっている。また、ス イッチングトランジスタQ3 がONの場合には、さらに1個のコンデンサC2 が 並列に追加されて、音声信号帯域の高域部分まで遮断する低域通過フィルタとし て働くようになっている。
【0017】 上記バンドパスフィルタ5は、4.5MHzのビート信号を通過させる帯域通過 フィルタであり、セラミックフィルタにより構成されている。このバンドパスフ ィルタ5の出力は、アンプ6を介してAM検波回路7に接続されている。アンプ 6は、図2に示すように、トランジスタQ1 による増幅回路である。また、AM 検波回路7は、図2に示すように、ダイオードD1 ,D2 からなる整流回路7a と、2個の抵抗R2 ,R3 からなるしきい値調整回路7bと、コンデンサC3 か らなる平滑回路7cによって構成されている。整流回路7aは、ダイオードD1 ,D2 によってビート信号の直流成分を取り出し、その振幅のレベルを検出する 回路である。ここで音声復調回路に入力される中間周波信号は、前記チューナの AGC回路によって、受信電波の強さにかかわりなく映像信号レベルが常に一定 となるように利得を調整されている。従って、この整流回路7aによって検出さ れたビート信号の振幅レベルは、映像信号の搬送波レベルに対する音声信号の搬 送波レベルの比を示すことになる。しきい値調整回路7bは、抵抗R2 ,R3 に より、整流回路7aが検出したビート信号の振幅レベルを前記比較切換回路8の しきい値との関係で調整する回路である。また、平滑回路7cは、このしきい値 調整回路7bの出力を平滑する回路である。
【0018】 上記AM検波回路7の出力は、比較切換回路8に接続されている。比較切換回 路8は、図2に示すように、スイッチングトランジスタQ2 からなるインバータ 回路8aと前記スイッチングトランジスタQ3 からなるスイッチ回路8bによっ て構成されている。インバータ回路8aは、AM検波回路7から出力されたビー ト信号の振幅レベルを2値化して、この振幅レベルがしきい値よりも小さい場合 にHレベルの出力を行う回路である。また、スイッチ回路8bは、このインバー タ回路8aの出力がHレベルの場合にスイッチングトランジスタQ3 をONにし て、前記コンデンサC2 の他端を接地することによりローパスフィルタ4に並列 に接続する回路である。
【0019】 上記構成の音声復調回路の動作を説明する。
【0020】 チューナから出力された音声中間周波信号は、SAWフィルタ1を介してイン ターキャリア検波回路2でビート信号に周波数変換され、音声FM検波回路3で FM復調されて、ローパスフィルタ4で高周波成分を除去されることにより音声 信号として出力される。
【0021】 また、この際、インターキャリア検波回路2から出力されたビート信号は、バ ンドパスフィルタ5とアンプ6を介してAM検波回路7に送られ、ビート信号の 振幅レベル、即ち映像信号の搬送波レベルに対する音声信号の搬送波レベルの比 が検出される。そして、このビート信号の振幅レベルは比較切換回路8に送られ 、振幅レベルがしきい値よりも小さい場合には、スイッチ回路8bのスイッチン グトランジスタQ3 をONにする。すると、ローパスフィルタ4に並列にコンデ ンサC2 が接続されるので、このローパスフィルタ4が音声信号帯域の高域部分 まで遮断して音声信号を出力するようになる。従って、音声信号の搬送波レベル の比が小さい場合には、音声バズの成分が多いこの高域部分まで除去されるので 、音声信号のS/N比の悪化を防止することができるようになる。
【0022】 また、ビート信号の振幅レベルがしきい値よりも大きい場合には、スイッチ回 路8bのスイッチングトランジスタQ3 がOFFとなり、ローパスフィルタ4か らコンデンサC2 が切り離される。すると、このローパスフィルタ4は、抵抗R 1 とコンデンサC1 のみとなり、音声信号帯域の全域を通過させるようになるの で、音声信号の搬送波レベルの比が大きい場合には、従来と同様に、音質を劣化 させることなく音声信号を出力することができる。
【0023】 この結果、本実施例の音声復調回路によれば、通常の信号波を選局した場合は 従来通りの音質で音声を再生することができ、また、音声信号の搬送波レベルが 特に低い信号波を選局した場合には、音声バズによる音声信号のS/N比の劣化 を防止することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の音声復調回路によれば、音声信号の 搬送波レベルが特に低い信号波を選局した場合にも、音声バズによる音声信号の S/N比の劣化を防止できるので、テレビの音声が聞き苦しくなるようなことが なくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すものであって、音声復
調回路のブロック図である。
【図2】本考案の一実施例を示すものであって、音声復
調回路における要部の回路図である。
【図3】従来例を示すものであって、音声復調回路のブ
ロック図である。
【符号の説明】
2 インターキャリア検波回路 3 音声FM検波回路 4 ローパスフィルタ 7 AM検波回路(レベル比検出回路) 8 比較切換回路 C2 コンデンサ(高域遮断回路)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声中間周波信号をインターキャリア検波
    回路でビート信号に周波数変換し、このビート信号を音
    声FM検波回路でFM復調して、ローパスフィルタで高
    周波成分を除去することにより音声信号を得る音声復調
    回路において、 ローパスフィルタに、通常の通過帯域における高域部分
    をさらに遮断する高域遮断回路が設けられると共に、 映像信号の搬送波レベルに対する音声信号の搬送波レベ
    ルの比を検出するレベル比検出回路と、 このレベル比検出回路によって検出された音声信号の搬
    送波レベルの比が所定値より低いと判定した場合に、ロ
    ーパスフィルタに高域遮断回路を接続し、この比が所定
    値より高いと判定した場合には、ローパスフィルタから
    高域遮断回路を切り離す比較切換回路とが設けられたこ
    とを特徴とする音声復調回路。
  2. 【請求項2】高域遮断回路が、比較切換回路によってス
    イッチングされるコンデンサであることを特徴とする請
    求項1に記載の音声復調回路。
JP087991U 1991-09-30 1991-09-30 音声復調回路 Withdrawn JPH0531474U (ja)

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