JPS6338609Y2 - - Google Patents

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JPS6338609Y2
JPS6338609Y2 JP14280183U JP14280183U JPS6338609Y2 JP S6338609 Y2 JPS6338609 Y2 JP S6338609Y2 JP 14280183 U JP14280183 U JP 14280183U JP 14280183 U JP14280183 U JP 14280183U JP S6338609 Y2 JPS6338609 Y2 JP S6338609Y2
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tuner
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、カラーテレビジヨン受像機なかでも
互いに異なる方式のテレビジヨン信号を共に受信
できるようにしたテレビジヨン受像機に関する。
(ロ) 従来技術 現在採用されているテレビジヨン方式には種々
のものがあり、特にヨーロツパや中近東では隣接
する国々で異なる方式を採用している場合があ
る。このような隣接地域に於いては、自国の方式
のテレビジヨン放送だけでなく、方式の異なる隣
接国のテレビジヨン放送も受信できるカラーテレ
ビジヨン受像機が望まれる。例えば、フランスの
放送(SECAM−L方式)を受信できるようにし
たスペインやスイス(何れもPAL−B方式)向
けの所謂デユアル型受像機がそれである。
ところで、上記のPAL−B方式では、映像キ
ヤリア周波数P、カラーサブキヤリア周波数C
音声キヤリア周波数Sの周波数関係は、VL(VHF
のローバンド)、VH(VHFのハイバンド)、U
(UHFバンド)の何れのバンドに於いても第1図
のようになつている。従つて、一般のPAL−B
方式用の受像機では、上記各バンドでチユーナの
局部発振周波数0を第1図に破線で示す周波数位
置に設定することによつて、PCSがそれぞ
れ図示の中間周波数となるIF(中間周波数)信号
に変換している。
一方、フランスのSECAM方式では、PC
Sの周波数関係がVLバンドと、VH及びUバンド
とでは異なり、VH及びUバンドでは第2図bの
如く先のPAL−B方式と同様にCSPよりも
周波数の高い側に位置しているが、VLバンドで
は第2図aの如くCSは逆に周波数の低い側に
位置している。従つて、フランスSECAM方式用
の一般の受像機では、第2図a,b図示の各位置
にチユーナの局部発振周波数0を選定して、VL
バンドに対しては上側ヘテロダイン検波を行なわ
せ、VH及びUバンドに対しては下側ヘテロダイ
ン検波を行なわせることにより、PCSがそ
れぞれ図示の周波数となるIF信号を得るように
している。
したがつて、PAL−B方式とフランスSECAM
方式の両者を受信するには、第1図及び第2図の
各IF信号の各々に対して専用のVIF(映像中間周
波数)フイルタ及びVIF信号処理回路を並設すれ
ばよい訳であるが、このような方法では、その二
つの処理回路の切換回路等も更に必要とするため
コスト高となり、得策ではない。
そこで、これに代る方法として、フランス
SECAM方式のテレビジヨン信号に対して、PAL
−B方式用に設計された第3図の如き帯域特性を
もつ単一のVIF信号処理回路でVIF増幅や検波等
を行なう方法が考えられ、この場合にはチユーナ
の局部発振周波数0を第4図a,b図示の各位置
に設定すればよいことになる。即ち、フランス
SECAMのVH及びUバンド(第2図b)受信時
は、チユーナの0を図示の如く高い側に設定して
上側ヘテロダイン検波を行なわせ、VLバンド
(第2図a)受信時は0を図示の如く低い側に設
定して下側ヘテロダイン検波を行なわせると、上
記各受信時に38.9MHzをIF映像キヤリア周波数と
し、34.47MHzをIFカラーサブキヤリア周波数と
するVIF信号をチユーナから導出して、上記VIF
信号処理回路(第3図)で処理することができ
る。
しかしながら、この方法の場合、フランス
SECAMのVLバンドの最下側チヤンネル映像キヤ
リア周波数は47.75MHzであるから、このチヤン
ネルに対するチユーナの局部発振周波数00
47.75−38.9=8.85MHzとなつて相当低くなる。こ
れは上記VLバンドでの0の相当的変化が大きく
なることを意味する。従つて、このバンド内の各
チヤンネルに対して常に一定の大きさの発振出力
を得ることが困難となり、特に上記のような低い
周波数で充分な発振出力が得られないと言う問題
があつた。このため、前述のスペイン向け等のデ
ユアル型受像機では、フランスのUバンドのみを
受信できるようにしていた。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記の点に鑑みなされたものであり、
前述のPAL−B方式とフランスSECAM方式のよ
うに方式の互いに異なるテレビジヨン信号を共に
受信できるカラーテレビジヨン受像機を簡単な構
成で安価に実現することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案のカラーテレビジヨン受像機は、各バン
ドにおいてPC間に常に一定の周波数差が存在
する第1方式のテレビジヨン信号と、PCの周
波数差の関係が一方のバンドでは上記第1方式と
一致し、他方のバンドでは逆転する第2の方式の
テレビジヨン信号を受信するカラーテレビジヨン
受像機に於いて、第1方式の受信時及び第2方式
の前記一方のバンド受信時はPが周波数1C
周波数2になるようチユーナで中間周波数変換
し、第2方式の前記他方のバンド受信時はPが上
2Cが上記1になるようチユーナで中間周波
数変換し、その中間周波数変換後の各信号を、上
記周波数12に対する減衰量が略同一になるよ
うに設定された映像中間周波数フイルタを通し
て、単一の映像中間周波数信号処理回路に入力す
るようにした構成である。
(ホ) 実施例 第5図は本考案によるカラーテレビジヨン受像
機の一実施例を示しており、1は前述の如き
PAL−B方式及びフランスSECAM方式の各バン
ドのテレビジヨン信号を受信できるようにした複
合型のチユーナ、2はVIFフイルタ、はVIF信
号処理用IC、4は5.5MHzのインタキヤリア信号
に対するPAL用のSIF増幅兼FM検波回路、5は
SIFフイルタ、6はIF帯域で動作するSECAM用
のSIF増幅兼AM検波回路、7は音声増幅回路で
ある。そして、これらの各回路は以下のような構
成になつている。
先ず、チユーナ1によつて説明する。即ち、こ
のチユーナ1は、PAL−B方式のテレビジヨン
信号に対しては、第1図図示の場合と全く同じ
く、上側ヘテロダイン検波によつてIF映像キヤ
リア周波数が38.9MHz、IFカラーサブキヤリア周
波数が34.47MHz、IF音声キヤリア周波数が
33.4MHzになるように局部発振周波数0が設定さ
れる。また、フランスSECAM方式のVH及びUバ
ンドに対しても第6図bの如く上記PAL−B方
式受信時と同様に上側ヘテロダイン検波によつて
IF映像キヤリア周波数が38.9MHzでIFカラーサブ
キヤリア周波数が34.47MHzになるように0が設
定され、更にVLバンドに対しては上側ヘテロダ
イン検波によつてIF映像キヤリア周波数が
34.47MHzでIFカラーサブキヤリア周波数が
38.9MHzになるように0が設定される。
次に、前記VIFフイルタ2の帯域特性は前述し
た第3図のように設定しているが、特にこの帯域
特性の38.9MHzでの減衰量と34.47MHzでの減衰
量が等しく(ピーク値から6dBダウン)なり、且
つ、その34.47MHz〜38.9MHzの範囲内で上記ピ
ーク値に対して略左右対称な帯域特性となるよう
に設定した点を特徴としている。
一方、SIFフイルタ5はフランスSECAM受信
時にAM変調型式のSIF信号を前記チユーナ1の
出力信号から分離するためのものである。そし
て、SECAMの各バンドに対してチユーナ1を前
述の如く動作させた場合、IF音声キヤリア周波
数はVLバンドでは40.97MHz(第6図a参照)と
なり、VH及びUバンドでは32.4MHz(同図b参
照)となつている。従つて、このSIFフイルタ5
はその各バンドの受信時に上記各周波数をそれぞ
れ中心とするバンドパス特性に切換えられるよう
になつている。
また、前記VIF信号処理用ICはVIF増幅回路
8、映像検波用の同期検波回路9、映像キヤリア
信号抽出回路10、AFT用のクオドラチヤ型位
相検波回路11、映像増幅兼極性切換回路12、
及びAGC電圧作成回路13等を備える広帯域特
性の汎用のものであり、このICの斯る構成自体
には特記すべき特徴はない。
斯る受像機に依れば、これまでの説明から分る
ように、PAL−B方式及びフランスSECAMの各
バンドの受信時に於いてVIFフイルタ2から導出
されるVIF信号は同一の帯域幅と該帯域幅内での
同様の減衰特性をもつた信号となつている。従つ
て、その各VIF信号に対して単一のVIF信号処理
用ICでVIF増幅、映像検波、AGC電圧作成、
及びAFT電圧作成等の各動作を行なわせること
ができる。
ところで、上記同期検波回路9及び位相検波回
路11に供給する映像キヤリア信号の抽出回路1
0の同調周波数をフランスSECAMのVLバンド受
信時とそれ以外の受信時の場合とで切換える必要
がある。しかし、上記位相検波回路11の検波特
性(所謂S字特性)自体は切換える必要はない。
なぜなら、PAL−B方式及びフランスSECAM方
式の何れのバンドに対してもチユーナ1が上側ヘ
テロダイン検波を行なうからである。勿論、同期
検波回路9はAM検波を行なうものであるから、
その検波動作自体は何等切換える必要はない。
なお、VIF信号処理用IC内の映像増幅兼極性
切換回路12は次のように動作する。即ち、映像
信号はPAL方式では負変調型式でSECAM方式で
は正変調型式になつているので、その何れか一方
の受信時にのみ同期検波回路9から出力される映
像信号の極性を反転させて、上記両方式の受信時
とも同一極性の映像信号を導出するようにしてい
る。
また、IF音声キヤリア周波数は、フランス
SECAMのVLバンド受信時は40.97MHz(第6図
a)で、VH及びUバンド受信時は32.4MHz(第6
図b)となり、これらは何れもVIFフイルタ2の
帯域特性の充分外側に位置している。従つて、上
記IF音声キヤリアの除去用のトラツプ回路をVIF
回路系に特に設けたり、それらを切換える必要が
ない。
(ヘ) 考案の効果 本考案に依れば、PCの周波数差の関係が全
バンドを通じて一定である第1の方式のテレビジ
ヨン信号と、放送バンドによつてPCの周波数
差の関係が逆転する第2の方式のテレビジヨン信
号を単一のVIF信号処理回路に導いてVIF増幅や
映像検波を行なうことができ、しかも、チユーナ
は上記両方式の全てのバンドに対して常に同一方
向のヘテロダイン検波を行なうので、局部発振周
波数の相対的変化が小さくなり、従つて、常に安
定した発振出力が得られIF変換を確実に行なう
ことができる。従つて、上記各方式にそれぞれ専
用のVIFフイルタ及びVIF処理回路を設けてその
各信号処理回路を切換えて動作させる場合に比べ
て受像機の構成が簡単になり、上記二方式のテレ
ビジヨン信号の受信を行なうデユアル型のカラー
テレビジヨン受像機を安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はPAL−B方式のPCSの周波数関
係を示す図、第2図a,bは、フランスSECAM
方式のPCSの周波数関係を示す図、第3図
はPAL−B方式用のVIFフイルタの帯域特性を
示す図、第4図a,bはフランスSECAM方式の
テレビジヨン信号を第3図のVIFフイルタに適合
するIF信号に変換する先行技術を説明するため
の図、第5図は本考案カラーテレビジヨン受像機
の一実施例を示すブロツク図、第6図a,bはこ
の実施例に於けるフランスSECAM方式のIF変換
動作を説明するための図である。 1:チユーナ、2:VIFフイルタ、:VIF信
号処理用IC、4:PAL用のSIF増幅検波回路、
5:SIFフイルタ、6:SECAM用のSIF増幅・
検波回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各バンドにおいて映像キヤリア周波数Pとカ
    ラーサブキヤア周波数C間に一定の周波数差を
    もつ第1方式のテレビジヨン信号と、PC
    周波数差の関係が一方のバンドでは上記第1方
    式と一致し、他方のバンドでは逆転する第2方
    式のテレビジヨン信号を受信するカラーテレビ
    ジヨン受像機であつて、第1方式の受信時及び
    第2方式の前記一方のバンド受信時はPが周波
    1Cが周波数2になるようチユーナで中間
    周波数変換し、第2方式の前記他方のバンド受
    信時はPが上記2Cが上記1になるようチユ
    ーナで中間周波数変換し、その中間周波数変換
    後の各信号を、上記周波数12に対する減衰
    量が略同一になるように設定された映像中間周
    波数フイルタを通して、単一の映像中間周波数
    信号処理回路に入力するようにしたことを特徴
    とするカラーテレビジヨン受像機。 (2) 前記チユーナでの中間周波数変換は、前記各
    受信時において上側ヘテロダイン検波によつて
    行なうようにしたことを特徴とする登録請求の
    範囲第1項記載のカラーテレビジヨン受像機。
JP14280183U 1983-09-14 1983-09-14 カラ−テレビジヨン受像機 Granted JPS6050578U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14280183U JPS6050578U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 カラ−テレビジヨン受像機

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JP14280183U JPS6050578U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 カラ−テレビジヨン受像機

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Publication Number Publication Date
JPS6050578U JPS6050578U (ja) 1985-04-09
JPS6338609Y2 true JPS6338609Y2 (ja) 1988-10-12

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JP14280183U Granted JPS6050578U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 カラ−テレビジヨン受像機

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60240288A (ja) * 1984-05-15 1985-11-29 Sharp Corp デユアル方式テレビ受信機
JP2675550B2 (ja) * 1987-03-31 1997-11-12 株式会社東芝 中間周波処理回路

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JPS6050578U (ja) 1985-04-09

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