JPH0531418U - 電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 親子電話に電話をかけるとき指定した子機の
電話番号を回すことでその子機のみ着信音を鳴らし他の
電話機の着信音を鳴らさない。 【構成】 リンガ信号を検出しフックリレー部４を接続
する。子機の番号をコード検出部３が検出しリレー部８
を切り換えて回線１を該当する子機に接続する。子機が
通話を終了しオンフックすればフック検出部５がオンフ
ックを検出しリレー部を共通端子に切り換えると共にフ
ックリレー部をオフする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、親子電話機に係り、子機の番号を指定したときに指定した子機のみ 着信音を鳴らす装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、親子接続された電話機に電話がかかってきた場合親機と子機の全てに着 信音が鳴り、その中のどれかで受信してから口頭により指定された子機に回線を 接続する。例えば、各個室に子機を設置した場合、自分以外の部屋にかかってき た電話であっても着信音が鳴り誰かが受信しなければならない。他人が受信した 場合プライバシィが漏れる場合がある。もし子機を指定してかけてくればその対 象の子機のみ着信音が鳴り他の電話機が鳴らないようにできる装置の出現が望ま れていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、親子電話に電話をかける とき指定した子機の電話番号を回すことでその子機のみ着信音を鳴らし他の電話 機の着信音を鳴らさない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案では、電話回線を接・断するフックリレー部 と、リンガー信号を検出し前記フックリレー部を接続するリンガー検出部と、電 話回線と複数の子機を切り換えるリレー部と、複数の子機を識別するコード信号 を検出し前記リレー部を切り換えるコード検出部と、着信時間を計数し所定の時 間に信号を出力する時計部と、時計部からの信号でリンガー信号を送出するリン ガー発生部と、子機がオフフックしたときの信号を検出しリレー部を切り換える と共にフックリレー部をオフし子機がオンフックしたときの信号を検出しフック リレー部をオンするフック検出部で構成される電話機を提供するものである。

【０００５】

【作用】

上記構成によれば、リンガー信号を検出しフックリレー部を接続する。子機の 番号をコード検出部が検出しリレー部を切り換えて回線を該当する子機に接続す る。子機が通話を終了しオンフックすればフック検出部がオンフックを検出しリ レー部を共通端子に切り換えると共にフックリレー部をオフする。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図１は本考案の電話機 の一実施例を示すブロック図である。 図において、１は回線で、図示しないが外部の電話機と交換機を介し接続され ている。４はフックリレー部で、スイッチの開閉により回線の接・断を行う。２ はリンガ検出部で、外部からかかってきた呼び出し信号を検出しフックリレー部 ４をオンする。３はコード検出部で、子機の番号が入力されたときの信号を検出 しリレー部８を駆動して該当する子機に切り換えると共に、検出信号をリンガ発 生部７に送出する。９は子機（電話機）Ａで、１０は子機Ｂで、１１は子機Ｃで ある。８はリレー部で、回線を子機Ａ、Ｂ、Ｃに切り換える。６は時計部で、時 間をカウントする。７はリンガ発生部で、リンガ信号を送出する。５はフック検 出部で、子機が通話を終了して子機のフックスイッチをオフしたときフックリレ ー部４をオフすると共に、リレー部８を共通端子のａに切り換える。またフック 検出部５は子機が通話を開始する時子機のフックスイッチをオンしたとき信号を 検出してフックリレー部４をオンする。

【０００７】 上記構成において、相手が電話をかけた時回線１を介し接続される。この時、 リンガ検出部２は呼び出し信号を検出しフックリレー部４をオンすることで自動 着信すると共に、時計部６をセットする。相手はこの時点で子機の何番に電話す るかを指定する。例えば、子機Ａ９の番号は＃０１（プッシュボタン信号）、子 機Ｂ１０の番号は＃０２、子機Ｃ１１の番号は＃０３とすると、子機Ｂ１０に電 話をかけたい場合、＃０２を入力する。コード検出部３は子機の番号の＃０２を 検出し時計部６をリセットすると共に、リレー部の可動接点を接点ａから接点ｃ に切り換え回線１を子機Ｂ１０に接続する。コード検出部３はしかるのちリンガ 発生部７に信号を送出しリンガ発生部７はリンガ信号を送出して子機Ｂ１０を鳴 動させる。子機Ｂ１０は受話器を取って通話を行う。もし相手が子機の番号を知 らない場合には回線１が接続してもコード信号が送られてこないので時計部６が 所定の時間、例えば、５秒間カウントしてコード信号がない場合リンガ発生部７ に信号を送出しリンガ発生部７からリンガ信号が送出され、リレー部８は接点ａ につながっているため子機の全部を鳴動させ受信したことを知らせる。もしくは 親機を優先して鳴動させるか指定子機を鳴動させることもできる。 子機Ｂ１０は通話が終了すると子機Ｂ１０の受話器を置いてオンフックにする 。フック検出部５はフック信号を検出しリレー部８の可動接点を接点ｃから接点 ａに切り換えると共に、フックリレー部４をオフに切り換える。各子機から電話 をかけたい場合受話器をあげればオフフックになりフック検出部５はフック信号 を検出しフックリレー部４をオンにする。回線１が子機に接続されるので子機か らダイヤルして外部にかけることができる。

【０００８】

【考案の効果】

以上のように本考案においては、簡単な室内交換機能を持たせることで指定し た子機のみ着信音を鳴らすことができるのでその他の子機は受話器を取る必要は ない利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電話機の一実施例を示すブロック図で
ある。

【符号の説明】

１ 回線 ２ リンガ検出部 ３ コード検出部 ４ フックリレー部 ５ フック検出部 ６ 時計部 ７ リンガ発生部 ８ リレー部 ９ 子機Ａ 10 子機Ｂ 11 子機Ｃ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話回線を接・断するフックリレー部
   と、リンガー信号を検出し前記フックリレー部を接続す
   るリンガー検出部と、電話回線と複数の子機を切り換え
   るリレー部と、複数の子機を識別するコード信号を検出
   し前記リレー部を切り換えるコード検出部と、着信時間
   を計数し所定の時間に信号を出力する時計部と、時計部
   からの信号でリンガー信号を送出するリンガー発生部
   と、子機がオフフックしたときの信号を検出しリレー部
   を切り換えると共にフックリレー部をオフし子機がオン
   フックしたときの信号を検出しフックリレー部をオンす
   るフック検出部で構成される電話機。