JPH05313508A - 電子写真印刷装置 - Google Patents

電子写真印刷装置

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JPH05313508A
JPH05313508A JP8437692A JP8437692A JPH05313508A JP H05313508 A JPH05313508 A JP H05313508A JP 8437692 A JP8437692 A JP 8437692A JP 8437692 A JP8437692 A JP 8437692A JP H05313508 A JPH05313508 A JP H05313508A
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JP
Japan
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transfer medium
medium
image carrier
fixing
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Withdrawn
Application number
JP8437692A
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English (en)
Inventor
Hideaki Abe
英昭 阿部
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05313508A publication Critical patent/JPH05313508A/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電子写真印刷装置の中間転写媒体に無端状ベル
トを使用して、転写と定着を同時に行ない、装置の大き
さを小型化する。 【構成】静電潜像担持体a8aは帯電器11により帯電
され、レーザ光20を印刷画像に応じた信号に光強度を
変調してその担持体a8aに照射すると、静電潜像が形
成される。トナー5は担持体a8aと接触したとき、潜
像に応じたトナー像202として可視化される。現像ロ
ール3と担持体a8aの間には1000ボルト以下のバ
イアス電圧が印加され、担持体a8aはトナー像202
を転写部まで運び、中間転写媒体1に接触し、その媒体
1との間には1000ボルト以下の転写バイアス電圧が
与えらる。媒体1は担持体a8aと同速度で移動し、ト
ナー像202を転写し、そのトナー像202を定着用発
熱体24近くまで運ぶ。発熱体24により媒体1を約摂
氏200度まで加熱し、同時に熱伝導によりトナー像2
02も加熱され、印刷媒体16に転写定着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真の印刷装置に
関し、特にその転写および定着方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真印刷装置について図面を
参照して説明する。
【0003】図5は従来例の電子写真印刷装置の転写部
の横断面図、図6は従来例の電子写真印刷装置の全体を
示す横断面図である。
【0004】まず、従来例の電子写真印刷装置の転写部
について図5を参照して説明する。
【0005】図5において、従来例の電子写真印刷装置
は、感光体100と、圧力ロール101と、バックアッ
プロール102と、紙103と、ヒートロール104
と、トナー像105と、転写媒体106と、シリコンラ
バー107と、ポリエステル108とから構成されてい
る。
【0006】ここで、感光体100に形成されたトナー
像105は、圧力ロール101によって転写媒体106
に圧接される。転写媒体106は2層構造となってお
り、外側の層が厚さ0.4mmのシリコンラバー10
7、内側の層が0.1mmの厚さのポリエステル108
で作られている。シリコンラバー107はタック性を持
たせてトナー像105を転写する。転写媒体106に転
写されたトナー像は紙103の裏側からヒートロール1
04によって加熱及びバックアップロール103により
加圧され、紙103に定着する。
【0007】続いて、従来例の電子写真方式の印刷装置
全体の基本機能について図6を参照して説明する。
【0008】ポリゴンモータ15で偏向されたレーザ光
20はFθレンズ13によって歪み補正及び結像補正さ
れる。折り返しミラー51はレーザ光20を静電潜像担
持体a8aに反射させる機能を持つ。
【0009】図6において、静電潜像担持体a8aにレ
ーザ光20を照射させて静電潜像を形成し、現像ロール
3で搬送されるトナー5でトナー像として顕像化する。
【0010】トナー像は転写帯電器53によって直席用
紙16に転写される。用紙16上に転写されたトナー像
は定着ロール55とバックアップロール7のある部分ま
で搬送され、加熱定着される。ヒートランプ54は定着
ロール55を加熱する。レジストロール52は用紙16
を定着ロール55まで搬送する。
【0011】尚、その他の構成要素の機能は実施例の場
合の機能と同様である。
【0012】上記のように、従来の電子写真印刷装置で
は、図6に示すように、静電潜像担持体a8aから用紙
16等の印刷媒体にトナー像を一端転写させ、その後、
定着ロール55とバックアップロール7などの熱や圧力
をかけ、用紙16上にトナー像を定着させる構造をとっ
ている。
【0013】そして、転写方式では、コロトロンや転写
ロールを用いた静電転写方式が一般的である。また、定
着方式では、圧力定着、熱ロール定着、フラッシュ定着
方式が実用化されているが、もっとも普及しているのは
熱ロール方式である。従来、印刷媒体に対する転写工程
と定着工程は別々に行なわれている。そして、転写工程
は単色印刷の場合は印刷媒体に直接行なわれている。カ
ラー複写機や多色印刷装置においては中間転写媒体とし
て転写ドラムや転写ベルトの印刷装置が実用化されてい
る。多色印刷装置の場合の中間転写媒体の役目は、種々
あるが色重ねをする時の問題点を解決する為に用いられ
ることが多い。最近では単色印刷の場合でも富士通
(株)のM.Ogasawara ,M.Kimura,T.Inagaki らが、図5
に示すように、中間転写媒体にシリコンベルトを使用
し、転写定着機構を学会(SPSE proceedings. The fift
h international congress on advances non-impact pr
inting technologies (1989) P320-P323)等で発表して
いる。この中での中間転写媒体の役割は転写工程で中間
転写媒体の粘着力を利用して高画質を得ようとするもの
である。
【0014】図7は従来例の定着方式を使用した電子写
真印刷装置の構成図である。
【0015】本従来例の定着方式は特開昭63ー313
182から引用した。この発明では印刷媒体上にすでに
あるトナー像を耐熱性シートを通して加熱定着する方式
が提案されている。
【0016】図7において、この従来例の定着方式を使
用した電子写真印刷装置は、原稿台71と、レンズアレ
イ72と、感光ドラム73と、帯電器74と、現像器7
5と、給紙ロール76と、照明ランプ77と、搬送ロー
ル79と、搬送ガイド80と、トレイ81と、クリーナ
82と、定着装置90と、シートPと、カセットSとか
ら構成されている。
【0017】そして、この従来例の定着方式は、現像器
75の転写材をカセットSのシートPの印刷媒体と同速
度で移動させ、転写材の熱容量をさげて十分な定着特性
を得ようとするものである。
【0018】尚、その他の動作は図5、図6で説明した
内容と同様である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子写
真印刷装置に使われる用紙等の印刷媒体は、本来は装置
製造者で標準用紙を指定して供給するが、実際には汎用
品が多く存在するため、装置の使用者は指定された紙以
外を使う場合が多々ある。また、使用可能用紙を装置製
造者側があまりに厳密に限定することはできないし、限
定することは使用者の利益に反することになる。よって
印刷装置に要求される性能としては多種多様な用紙や種
々の印刷媒体に対応することが要求されてきている。し
かし、多く印刷媒体に対して対応可能な印刷装置を実現
することは困難である、特に静電方式の転写機構をもつ
装置の場合、例えば、用紙の電気抵抗値にしても環境の
変化や媒体の材料により簡単に7桁程度の抵抗変化がお
きることを想定したり、紙の厚みの多様性(厚紙から薄
手の紙)、紙表面の凸凹、多数枚の重なり(封筒)、プ
ロジェクタ用の透明シート、糊付きの紙、等その要求は
留まることがなく広い。
【0020】次に解決すべき問題点として印刷装置の大
きさの問題がある。
【0021】図6で示したように、静電潜像担持体から
印刷媒体に転写する部分(転写部、図6で転写帯電器5
3付近)、および印刷媒体上トナーを加熱し定着する部
分(定着部、図6でヒートランプ54付近)は従来の印
刷装置では比較的離れた位置に別れている。このように
離れた位置におかなければならない理由としては、定着
部の熱が電子写真部に伝わりにくくしなければならない
こともあるが、むしろ定着部のロールが印刷媒体を鋏み
込み、走行する時の力が転写部に伝達され、印刷媒体の
走行速度や方向に変化を与えるため、静電潜像担持体と
の速度同期が乱れ、転写画像がみだれるとうい問題に対
処するためである。実際には定着部と転写部の距離が短
すぎると、印刷媒体が定着部に突入した時、転写部の画
像が擦れたような画像となる。従来では、この問題に対
処するために転写部と定着部の距離を150mm程度以
上とることが必要になり、装置の大型化、コストアップ
につながるという問題がある。また、印刷媒体の走行距
離が長くなるのでファーストプリントタイムが長くなる
という欠点がある。
【0022】図5の従来例では静電潜像担持体から中間
転写媒体に転写する工程に静電界を使用せず、シリコン
ベルトの粘着性を使用するため、高画質が得られる反
面、粘着性が長期間安定して得られないという欠点があ
る。
【0023】また、ベルトの厚みが500μmと比較的
厚いため、ヒータで加熱されると冷えにくく、連続運転
時においてはベルトが高温になり、ベルトの高温が感光
体や現像器に伝わってこれらも高温となり、トナーが高
温にさらされ、各種の悪影響が生ずるという欠点があ
る。
【0024】図5のような中間転写ベルトを使用しない
従来の技術でも解決すべき問題として定着部の熱の問題
がある。定着部の発熱自体が問題になることもあるが、
むしろ定着ロールのように熱容量が大きいものを加熱す
るとき、所定の温度まで加熱するために必要な立ち上が
り時間が長くなる欠点がある。加熱時間を短くする為に
ヒータの消費電力が大きくなり、一般に事務所や家庭に
普及させる障害になっている。そして、トナーの特性を
変更し、低温で定着する改善も行なわれている。例え
ば、圧力定着方式は立ち上がり時間を短くできるが、印
刷媒体に強い圧力が加わるため、印刷物の光沢が生じて
しまうという欠点と、印刷媒体に皺やが生じやすい、場
合によってはやぶけてしまうという欠点がある。これを
解決しようとして提案された方式に図7の特開昭63ー
313182の定着方式がある。この方法は、転写材を
印刷媒体と同速度で移動させ、転写材の熱容量をさげて
十分な定着特性を得ようとするものである。この従来技
術によれば、定着に関するかなりの問題点が解決できる
が、依然として転写部と定着部が別々の部分にあり、装
置が大型化するという欠点がある。
【0025】本発明の目的は、電子写真印刷装置の中間
転写媒体に無端状ベルトを使用することにより、上記の
欠点を解消し、転写と定着とを同時に行ない、装置の大
きさを小型化できる電子写真印刷装置を提供することに
ある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本第一の発明の電子写真
印刷装置は、トナー像を保持する静電潜像担持体と、こ
れに当接する中間転写媒体と、この中間転写媒体を加熱
する機構とを有し、加熱部分に当接した印刷媒体を中間
転写媒体と同速度で走行させ、転写と定着とを同時に行
なう電子写真印刷装置において、中間転写媒体が無端状
ベルトになっている。
【0027】本第二の発明の電子写真印刷装置は、上記
第一の発明の電子写真装置において、中間転写媒体の厚
みが100μm以下になっている。
【0028】本第三の発明の電子写真印刷装置は、上記
第一の発明の電子写真装置において、中間転写媒体の電
気抵抗値が108 Ωcm以下、104 Ωcm以上になっ
ている。
【0029】本第四の発明の電子写真印刷装置は、トナ
ー像を保持する静電潜像担持体と、これに当接する中間
転写媒体と、この中間転写媒体を加熱する機構とを有
し、加熱部分に当接した印刷媒体を同速度で走行させ、
転写と定着とを同時に行なう電子写真印刷装置におい
て、加熱する機構が中間転写媒体の内面に当接してい
る。
【0030】本第五の発明の電子写真印刷装置は、トナ
ー像を保持する静電潜像担持体と、これに当接する中間
転写媒体と、この中間転写媒体を加熱する機構とを有
し、加熱部分に当接した印刷媒体を中間転写媒体と同速
度で走行させ、転写と定着とを同時に行なう電子写真印
刷装置において、静電潜像担持体と中間転写媒体の当接
する部分に転写体電器を中間転写媒体の内側に配置して
いる。
【0031】本第六の発明の電子写真印刷装置は、トナ
ー像を保持する静電潜像担持体と、これに当接する中間
転写媒体と、この中間転写媒体を加熱する機構とを有
し、加熱部分に当接した印刷媒体を中間転写媒体と同速
度で走行させ、転写と定着とを同時に行なう電子写真印
刷装置において、静電潜像担持体と中間転写媒体の当接
する部分の上流側の中間転写媒体の外側に帯電機構を有
し、帯電機構に対向する電極を中間転写媒体の内側に配
設し、その対向電極を中間転写媒体に近接または接触さ
せ、対向電極の端を帯電機構に、もう一方の端は加熱機
構に近接させている。
【0032】本第七の発明の電子写真印刷装置は、無端
状ベルトの像担持体と、これに当接する加熱機構とを有
し、加熱部分に当接した印刷媒体を静電潜像担持体と同
速度で走行させ、転写と定着とを同時に行なう電子写真
印刷装置において、すくなくとも像担持体に電荷輸送層
と電荷発生層とを有している。
【0033】本第八の発明の電子写真印刷装置は、電荷
輸送層と電荷発生層とから構成される無端状ベルトの像
担持体と、これに当接する加熱機構とを有し、加熱部分
に当接した印刷媒体を静電潜像担持体と同速度で走行さ
せ転写と定着とを同時に行なう電子写真印刷装置におい
て、無端状ベルトの静電潜像担持体の内側に加熱機構を
有している。
【0034】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0035】図1は本発明の第一の実施例の電子写真印
刷装置の転写部の横断面図である。
【0036】図1において、静電潜像担持体a8aは帯
電器10によりあらかじめ均一に帯電される。レーザ光
20を印刷画像に応じた信号に光強度を変調して静電潜
像担持体a8aに照射すると、静電潜像が形成される。
トナー5は供給ロール4により現像ロール3に送り込ま
れ、現像ブレード18により薄層化されて帯電される。
帯電したトナーは静電潜像担持体a8aと接触したと
き、潜像に応じたトナー像202として可視化される。
現像ロール3と静電潜像担持体a8aの間には1000
ボルト以下のバイアス電圧が印加されている。静電潜像
担持体a8aはトナー像202を転写部まで運び、転写
ロール22により中間転写媒体1に接触する。静電潜像
担持体a8aと中間転写媒体1の間には1000ボルト
以下の転写バイアス電圧が与えられる。中間転写媒体1
は静電潜像担持体a8aと同速度で移動しているので、
トナー像を乱すことなく転写される。中間転写媒体1は
トナー像202を定着用発熱体24近くまで運ぶ。定着
用発熱体24は中間転写媒体1の内側に配設されてい
る。この定着用発熱体24によって中間転写媒体1をお
よそ摂氏200度まで加熱すると同時に、熱伝導によっ
てトナー像202も加熱される。そして、中間転写媒体
1と同速度で移動する印刷媒体16に定着バックアップ
ロール7aにより転写定着される。
【0037】尚、中間転写媒体1は駆動ロール2により
駆動され、テンションロール23により一定のテンショ
ンが与えられている。
【0038】図2は本発明の第二の実施例の電子写真印
刷装置の転写部の横断面図である。
【0039】図2において、静電潜像担持体a8aは帯
電器11によりあらかじめ均一に帯電される。レーザ光
20を印刷画像に応じた信号に光強度を変調して静電潜
像担持体a8aに照射すると、静電潜像が形成される。
トナー5は供給ロール4により現像ロール3に送り込ま
れ、現像ブレード18により薄層化されて帯電される。
帯電したトナーは静電潜像担持体a8aと接触したと
き、潜像に応じたトナー像202として可視化される。
静電潜像担持体a8aはトナー像202を転写部まで運
び、中間転写媒体1に転写ロール22により接触する。
中間転写媒体1は静電潜像担持体a8aと同速度で移動
しているので、トナー像202を乱すことなく転写され
る。本実施例は、転写帯電器26によって発生させた電
界によって転写する方式で、比較的高い抵抗値109 Ω
cm以上をもつ中間転写媒体1と組み合わされる。発熱
体は中間転写媒体1の外側におかれ、図2では定着ヒー
トロール7bの中に位置している。中間転写媒体1はト
ナー像202を定着ヒートロール7b近くまで運び、お
よそ摂氏160度まで加熱された定着ヒートロール7b
とバックアップロール25によって用紙16に転写定着
される。転写しきれなかったトナーや回りこんできた紙
粉等はクリーニングブレード9によって清掃される。
【0040】尚、その他の構成要素の機能は図1の場合
と同様である。
【0041】図3は本発明の第一の実施例の電子写真印
刷装置の全体を示す横断面図である。
【0042】図3において、印刷媒体である用紙16は
給紙ロール11によって中間転写媒体1と等速度で転写
定着部の定着バックアップロール7aに送り込まれる。
定着バックアップロール7aは耐熱性シリコンのスポン
ジロール等の柔らかい材料を使用しており、画像を押し
潰すことがない。この部分で定着用発熱体24によって
中間転写媒体1とトナー5は加熱される。中間転写媒体
1は表面エネルギーの小さいフッソ樹脂、例えば、PF
A(4フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレ
ン共重合樹脂)等の材料でコーティングされているた
め、これと比べると表面エネルギーのおおきな印刷媒体
にほとんどが転写と定着ができる。
【0043】尚、トナー5は攪拌羽根6により攪拌さ
れ、用紙ホッパ12上の用紙16は転写と定着の際、用
紙ガイド19に沿って送られ、定着バックアップロール
7aにより転写・定着される。ポリゴンモータ15で偏
向されたレーザ光20はFθレンズ13によって歪み補
正及び結像補正される。また、電源部21より装置全体
に電源が供給され、制御回路17により装置の各部が制
御される。
【0044】その他の構成要素の機能は図1、図2の場
合と同様である。
【0045】図4は本発明の第二の実施例の電子写真印
刷装置の全体を示す横断面図である。
【0046】図4において、静電潜像担持体b8bは中
間転写媒体を兼た無端状ベルトで構成されている。この
静電潜像担持体b8bはカーボンを分散し、抵抗値を調
整した導電静ポリイミド樹脂をベースとして、アンダー
コート層にポリアミド樹脂、電荷発生層にチタニルタロ
シアニン色素を含む電荷発生層とし、電化輸送層として
は60パーセントのPFA樹脂、25パーセントのヒド
ラゾン、15%のブタジエン誘導体で構成した場合、摂
氏150度の耐熱性を有する感光体がえられる。静電潜
像担持体b8bはブラシ状の帯電器10によって均一に
帯電される。この帯電器10に印加する電圧は現像バイ
アス電圧+700V付近が良好な画像が得られる。静電
潜像担持体b8bにはポリゴンモータ15によって走査
され、変調されたレーザ光20が照射されて潜像がつく
られ、現像ロール18を通る時に可視化される。静電潜
像担持体b8bと一体となった中間転写媒体はトナー像
を定着用発熱体24近くまで運ぶ。定着用発熱体24は
中間転写媒体の内側に配設されている。定着用発熱体2
4によって中間転写媒体をおよそ摂氏140度まで加熱
すると同時に、熱伝導によってトナー像も加熱される。
そして、中間転写媒体と同速度で移動する印刷媒体16
に定着バックアップロール7aにより転写定着される。
用いるトナー5は比較的低温摂氏120度で定着するカ
プセル化トナーを使用する。
【0047】尚、その他の構成要素の機能は図1〜図3
の場合と同様である。
【0048】また、図1〜図7の各構成要素において、
名称が同じて項番の異なるものは、説明をしやすくする
ために項番を変えてあるだけで、機能は同じである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子写真
印刷装置は、電子写真印刷装置の中間転写媒体に無端状
ベルトを使用することにより、転写と定着を同時に行な
うことができるので、装置の大きさを小型化できるとい
う効果がある。
【0050】また、印刷媒体の供給から排出までの走行
距離を短くできるので、ファーストプリントタイムを短
縮できる印刷媒体への転写工程に静電界を用いずにす
み、印刷媒体の電気抵抗値が変動しても転写特性が安定
し、画像の転写ムラや低温低湿環境下でも飛び散りの少
ない高品位の画像が得られるという効果がある。
【0051】また、転写定着工程でスポンジロールで軽
く押し当てる方式をとれば、多少凸凹のある印刷媒体
や、封筒などの重なりのある紙などの転写ムラを防止す
ることができるという効果がある。
【0052】また、印刷媒体の表面側から加熱定着する
と印刷媒体の厚みや、熱伝導率、熱容量などの影響を受
けにくく、いろいろな種類の印刷媒体に定着できるとい
う効果がある。
【0053】また、中間転写媒体の厚みを100μm以
下とすることにより、熱容量を小さくでき、ヒータの余
熱時間を短くできるという効果がある。
【0054】また、中間転写媒体の抵抗値を108 Ωc
m以下、104 Ωcm以上とすることにより、中間転写
体上のトナーの飛び散りを防ぐことができるという効果
がある。
【0055】また、中間転写媒体の内側に対向電極をお
くことにより、抵抗の高い中間転写媒体でも飛び散りを
防ぐことができ、さらに、無担中間転写体に電荷発生層
と電荷輸送層と含むことにより、感光体をなくすことが
でき、コストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の電子写真印刷装置の転
写部の横断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例の電子写真印刷装置の転
写部の横断面図である。
【図3】本発明の第一の実施例の電子写真印刷装置の全
体を示す横断面図である。
【図4】本発明の第二の実施例の電子写真印刷装置の全
体を示す横断面図である。
【図5】従来例の電子写真印刷装置の転写部の横断面図
である。
【図6】従来例の電子写真印刷装置の全体を示す横断面
図である。
【図7】従来例の定着方式を使用した電子写真印刷装置
の構成図である。
【符号の説明】
1 中間転写媒体 2 駆動ロール 3 現像ロール 4 供給ロール 5 トナー 6 攪拌羽根 7a 定着バックアップロール 7b 定着ヒートロール 7c バックアップロール 8a 静電潜像担持体a 8b 静電潜像担持体b 9 クリーニングブレード 10 帯電器 11 給紙ロール 12 用紙ホッパ 13 Fθレンズ 14 排出ロール 15 ポリゴンモータ 16 用紙印刷媒体 17 制御回路 18 現像ブレード 19 用紙ガイド 20 レーザ光 21 電源部 22 転写ロール 23 テンションロール 24 定着用発熱体 25 バックアップロール 26 転写帯電器 50 イレースランプ 51 折り返しミラー 52 レジストロール 53 転写帯電器 54 ヒートランプ 55 定着ロール 71 原稿台 72 レンズアレイ 73 感光ドラム 74 帯電器 75 現像器 76 給紙ロール 77 照明ランプ 79 搬送ロール 80 搬送ガイド 81 トレイ 82 クリーナ 90 定着装置 100 感光体 101 圧力ロール 102 バックアップロール 103 紙 104 ヒートロール 105 トナー像 106 転写媒体 107 シリコンラバー 108 ポリエステル 202 トナー像 P シート S カセット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を保持する静電潜像担持体と、
    これに当接する中間転写媒体と、この中間転写媒体を加
    熱する機構とを有し、前記加熱部分に当接した印刷媒体
    を前記中間転写媒体と同速度で走行させ、転写と定着と
    を同時に行なう電子写真印刷装置において、前記中間転
    写媒体が無端状ベルトであることを特徴とする電子写真
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子写真印刷装置におい
    て、前記中間転写媒体の厚みが100μm以下であるこ
    とを特徴とする電子写真印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子写真印刷装置におい
    て、前記中間転写媒体の電気抵抗値が108 Ωcm以
    下、104 Ωcm以上であることを特徴とする電子写真
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 トナー像を保持する静電潜像担持体と、
    これに当接する中間転写媒体と、この中間転写媒体を加
    熱する機構とを有し、前記加熱部分に当接した印刷媒体
    を同速度で走行させ、転写と定着とを同時に行なう電子
    写真印刷装置において、前記加熱する機構が前記中間転
    写媒体の内面に当接していることを特徴とする電子写真
    印刷装置。
  5. 【請求項5】 トナー像を保持する静電潜像担持体と、
    これに当接する中間転写媒体と、この中間転写媒体を加
    熱する機構とを有し、前記加熱部分に当接した印刷媒体
    を前記中間転写媒体と同速度で走行させ、転写と定着と
    を同時に行なう電子写真印刷装置において、前記静電潜
    像担持体と前記中間転写媒体の当接する部分に転写帯電
    器を前記中間転写媒体の内側に配置したことをを特徴と
    する電子写真印刷装置。
  6. 【請求項6】 トナー像を保持する静電潜像担持体と、
    これに当接する中間転写媒体と、この中間転写媒体を加
    熱する機構とを有し、前記加熱部分に当接した印刷媒体
    を前記中間転写媒体と同速度で走行させ、転写と定着と
    を同時に行なう電子写真印刷装置において、前記静電潜
    像担持体と前記中間転写媒体の当接する部分の上流側の
    中間転写媒体の外側に帯電機構を有し、前記帯電機構に
    対向する電極を前記中間転写媒体の内側に配設し、その
    対向電極を前記中間転写媒体に近接または接触させ、前
    記対向電極の端を前記帯電機構に、もう一方の端は前記
    加熱機構に近接させることを特徴とする電子写真印刷装
    置。
  7. 【請求項7】 無端状ベルトの像担持体と、これに当接
    する加熱機構とを有し、前記加熱部分に当接した印刷媒
    体を静電潜像担持体と同速度で走行させ、転写と定着と
    を同時に行なう電子写真印刷装置において、すくなくと
    も像担持体に電荷輸送層と電荷発生層とを有することを
    特徴とする電子写真印刷装置。
  8. 【請求項8】 電荷輸送層と電荷発生層とから構成され
    る無端状ベルトの像担持体と、これに当接する加熱機構
    とを有し、前記加熱部分に当接した印刷媒体を静電潜像
    担持体と同速度で走行させ転写と定着とを同時に行なう
    画像形成機構において、前記無端状ベルトの前記静電潜
    像担持体の内側に前記加熱機構を有することを特徴とす
    る電子写真印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5166293A (en) * 1990-05-29 1992-11-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silicone rubber compositions and cured products thereof
US5248751A (en) * 1991-04-09 1993-09-28 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Curable organopolysiloxane compositions

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US5248751A (en) * 1991-04-09 1993-09-28 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Curable organopolysiloxane compositions

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