JPH05311862A - 建築用段取り支援道具 - Google Patents

建築用段取り支援道具

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JPH05311862A
JPH05311862A JP14365092A JP14365092A JPH05311862A JP H05311862 A JPH05311862 A JP H05311862A JP 14365092 A JP14365092 A JP 14365092A JP 14365092 A JP14365092 A JP 14365092A JP H05311862 A JPH05311862 A JP H05311862A
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JP
Japan
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members
construction
drawn
work
transparent plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP14365092A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Arai
良平 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AAVAN SUPEESU KK
Original Assignee
AAVAN SUPEESU KK
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Publication date
Application filed by AAVAN SUPEESU KK filed Critical AAVAN SUPEESU KK
Priority to JP14365092A priority Critical patent/JPH05311862A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の内装工事の段取り作業を簡単に、効
率的に、かつ、正確に行うための支援道具の提供を目的
とする。 【構成】 建築物の基本構造体の完了後に行う内装工事
に使用する部材の定型的な配置11,12,14,1
6,18,20を、予め透明板10に当該建築物の基本
構造体の設計図面と同一の尺度で描いて準備してあるよ
う構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築業界等において、建
築物の基本構造体の完了後に行う内装工事において使用
する各種部材の当該建築物の基本構造体に対する必要数
を見積り、段取りする場合に使用する支援道具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来においては、建築物の基本構造体の
完了後に行う軽鉄工事やボード貼り工事等の内装工事に
おいて、当該建築物の基本構造体の設計図面を基に、当
該図面と同一の尺度のスケールを使用して各内装工事に
使用する各部材の等ピッチ等の定型的な配置による必要
数量を計算する段取り作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、設計図面
を基に寸法を計測しながら部材の必要数を計算する作業
は煩雑であると共に、多くの時間を要して非効率的であ
り、更には計算を誤ることもあり、改善の余地のある作
業であった。
【0004】依って本発明は、建築物の内装工事の段取
り作業を簡単に、効率的に、かつ、正確に行うための支
援道具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、建築物の基本構造体の完了後に行う内装工事に使用
する部材の定型的な配置を、予め透明板に当該建築物の
基本構造体の設計図面と同一の尺度で描いて準備してあ
ることを特徴とする建築用段取り支援道具を提供する。
【0006】
【作用】内装工事に使用する部材の定型的な配置を透明
板に描いているため、建築物の基本構造体の設計図面の
上に重ねて使用しても、上方から図面の線と内装工事に
使用する部材の定型的な配置の印ラインとを併せて見る
ことができる。従って、部材の必要数量が視覚的に捉え
られ、一目瞭然となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き更に詳細に説明する。建築物の基本構造体の完了後に
行う内装工事には、建築物の内部の軽鉄工事やボード貼
り工事は当然含まれるが、その他この明細書では、タイ
ルや敷石の敷設工事等、基本構造体の工事完了後に行う
各種工事を含む。
【0008】建築物の基本構造体、即ち、ビルの鉄骨や
鉄筋を骨組みとしてコンクリートで固めた壁や床のみを
有する状態の構造体の工事完了後に上記各種内装工事を
行う場合には、基本構造体の設計図面を基にして、各部
材材料の数量カウントやコスト見積の作業を行う。この
設計図面には規格があり、1/10,1/20,1/3
0,1/50が通常用いられる縮尺である。本発明に係
る段取り支援道具はこの各縮尺に対応させた種類だけ準
備しておく必要がある。また、内装工事の各業種によっ
ても準備する段取り支援道具が異なるため、業種別に段
取り支援道具を準備する必要もある。
【0009】図3を参照しながら内装工事の一例とし
て、天井の軽鉄工事とプラスターボードの貼り付け工事
について説明する。まず、基本構造体の天井30には所
定のピッチでアンカーボルト114が垂下されており、
このボルト114にフック34がナット36によって固
定されている。このフック34にはチャンネル116と
呼ばれる長い部材が保持されており、このチャンネル1
16に対して複数のクリップ40が引っ掛けられてい
る。これらのクリップ40の下部に、上記チャンネル1
16と直交する水平方向に延設するようダブルバー11
8,シングルバー120がそれぞれ係止されている。プ
ラスターボード42はこのダブルバー118とシングル
バー120に対してねじ部材44によって固定されてい
る。
【0010】上述の軽鉄工事とプラスターボード貼り付
け工事の各部材の数量カウントやコストの見積作業を行
う際、即ち、段取り作業の際の支援道具について図1を
参照しながら説明する。この支援道具10は無色透明の
塩化ビニール製の薄い矩形の板であって、例えば、33
cm×33cmの正方形の板である。この板に図1のよ
うに各部材の定型的な配置が、油性の筆記具等によって
描かれている。この塩化ビニールは透明であることは必
要であるが、無色である必要はない。有色透明であって
もよい。
【0011】上記矩形の板の4辺10A,10B,10
C,10Dの近傍に、床と天井に平行に延設されて間仕
切り材であるスタット12をその上下において保持する
ランナーと呼ばれる部材の位置を示すライン11が、こ
こで適用する設計図面が1/50の縮尺の場合であるの
で同一の縮尺1/50によって描かれている。以下同一
の縮尺1/50で各種部材の配置が描かれているのであ
る。上記ランナーライン11を基準として所定のピッチ
によって間仕切り材スタットなる立設材の配設位置12
が描かれている。更に、このランナーライン11を基準
として、アンカーボルト114の位置を示す丸印のアン
カー打設ポイント14を所定の配設ピッチにて描いてい
る。
【0012】次にこのアンカー打設ポイント14を基準
に、所定のピッチで所定の位置に配設するチャンネル1
16の配設ラインを一点鎖線16で描いている。この一
点鎖線16で示すチャンネルの配設ライン16に直交す
る方向に、天井材であるダブルバー118の配設ライン
18を所定のピッチ並びに所定の位置に実線で描いてい
る。また、これらの間であって所定のピッチ並びに所定
の位置に、天井材であるシングルバー120の配設ライ
ン20を実線で描いている。更には、プラスターボード
42の一辺を示すライン21を破線によって描いてい
る。この実施例は3尺×6尺(910mm×1820m
m)のプラスターボードを使用する場合であり、その一
枚はアンカー打設ポイント14を特定して述べると、ポ
イント14A,14B,14C,14Dの4点をコーナ
ーとする位置に配設され、他のプラスターボードはこれ
に隙間なく併設される配置となる。上記ライン21は、
このプラスターボードの3尺の辺を示している。
【0013】更に、本実施例ではこの透明板から成る支
援道具10の少なくとも一辺10Cに1/50の縮尺の
スケール22が描かれており、基本構造体の設計図面を
基にした内装工事の段取り作業の際の補助的な道具とな
り、スケールが必要な場合にも、新たに従来からのスケ
ールを持ち出す必要がなく、便利である。
【0014】以上の如く構成された支援道具10は1/
50の縮尺による透明な道具であり、上述の如く適用対
象とする設計図面が1/50の縮尺の図面であるため、
設計図面の段取りをすべき領域に支援道具10を重ねる
と、当該領域に重なっており、支援道具10に描かれて
いる各部材の配設位置の数をカウントするだけで、各部
材の必要な数量が判明する。従って、コストの見積も迅
速に行われ得る。
【0015】設計図面は1/30の縮尺の場合等もある
ので、上記軽鉄工事とプラスターボード貼り付け工事の
場合においても、1/50の縮尺による支援道具のみな
らず他の縮尺による同様の支援道具を準備しておくこと
が一般に必要である。また、内装工事の種類によって使
用する部材の種類が異なるため、工事の種類毎に、ま
た、縮尺毎に支援道具を準備する必要がある。
【0016】支援道具は各部材毎の配置を透明板に描く
ことも可能であるが、上記実施例では、複数種類の部材
の配置を一枚の支援道具10に描いており、支援道具の
数を少なくし、煩雑さを防止することができる。この場
合の支援道具10の各部材位置の描かれた色は一色、例
えば、黒色であるが、各部材を一目瞭然に区別するため
に、チャンネルの位置は一点鎖線16、ボードの一辺は
破線21、他の線は実線で描いている。またこの場合、
実線がその位置を示す部材は数種類あるが、これはその
線の間隔や形等によって容易に区別が可能だからであ
る。
【0017】これらを異なる色によって描くと、更に区
別が容易になる。例えば、ランナーライン11とスタッ
ト配設位置12とを青色、ダブルバーの配設ライン18
とシングルバーの配設ライン20とを黒色、アンカー打
設ポイント14とチャンネルの配設ライン16とを赤
色、プラスターボード42の一辺を示すライン21を緑
色というようにである。勿論、他の色の組み合わせであ
ってもよい。こうすれば多くの種類の部材の配置が描か
れている一枚の支援道具10であっても、設計図面に重
ね合わせた場合にそれぞれの部材の数量を迅速に、かつ
正確に数えることが容易にできる。
【0018】図1の場合はプラスターボード42の大き
さが3尺×6尺の場合であったが、プラスターボード4
2の大きさが3尺×3尺の場合、図1のランナーライン
11とスタット12とに対応する部材配置を省略すれば
図2の支援道具60となる。この場合はボードの大きさ
が半分になるので、図1の場合の一列に並んだアンカー
打設ポイント14の全ての列に対してダブルバー118
が配設されることとなり、図2にはこれをダブルバーの
配設ライン68によって描いている。
【0019】各ダブルバー配設ライン68の間には、シ
ングルバーの配設ライン70が、図1の4本と異なり2
本ずつ描かれている。これはダブルバー間の間隔が狭く
なったからである。一枚のプラスターボードの配設位置
は図2のアンカー打設ポイント64A,64B,64
C,64Dによって囲まれた領域である。他のプラスタ
ーボードはこれに隙間なく並べられる。このように同じ
軽鉄工事とボード貼り工事であっても、使用するプラス
ターボードの規格サイズによってその支援道具が異なっ
てくる。
【0020】以上では建築用の段取り支援道具を塩化ビ
ニール等によって製作しているが、これをグラフィック
の可能なコンピュータと接続された液晶板上に該コンピ
ュータによって各部材の配置を描く場合は、基本的なパ
ターンが出来上ると、以後、縮尺のみが異なるような変
形パターンが容易に描かれ、段取り支援道具の準備の時
間の節約と共に、支援道具がより正確に製作されうる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、建築物の内装工事の段取り作業を行う場合に、
その工事に必要な部材の定型的な配置を設計図面と同一
の尺度によって透明板に描いているので、該設計図面に
重ね合わせれば部材の必要な数量が直接に数えられ、段
取り作業が簡単に、効率的に、かつ、正確に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る建築用段取り支援道具の一
部省略の平面図である。
【図2】図2は本発明に係る他の建築用段取り支援道具
の部分平面図である。
【図3】図3はビル等の天井の軽鉄工事とプラスターボ
ードの貼り付け工事のなされた状態の一断面図である。
【符号の説明】
10 段取り支援道具 11 ランナーライン 12 スタットの配設位置 14 アンカー打設ポイント 16 チャンネルの配設ライン 18 ダブルバー配設ライン 20 シングルバー配設ライン 21 プラスターボードの一辺の位置 22 スケール 30 ビルの天井 34 フック 40 クリップ 42 プラスターボード 114 アンカーボルト 116 チャンネル 118 ダブルバー 120 シングルバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の基本構造体の完了後に行う内装
    工事に使用する部材の定型的な配置を、予め透明板に当
    該建築物の基本構造体の設計図面と同一の尺度で描いて
    準備してあることを特徴とする建築用段取り支援道具。
  2. 【請求項2】 前記内装工事に使用する部材が複数種類
    有り、これら複数種類の部材のうち2種類以上の部材の
    各定型的配置を同一の透明板に描いて成る請求項1に記
    載の建築用段取り支援道具。
  3. 【請求項3】 前記2種類以上の部材の各定型配置が同
    一の透明板に異なる種類の線によって描かれて成る請求
    項2に記載の建築用段取り支援道具。
  4. 【請求項4】 前記透明板の周辺部に前記同一の尺度に
    よってスケールを描いて成る請求項1から3のうち何れ
    か1項に記載の建築用段取り支援道具。
  5. 【請求項5】 前記透明板が液晶板であって、該液晶板
    がコンピュータと連結されており、該コンピュータによ
    って前記定型的配置を前記液晶板に描いて成る請求項1
    から4のうち何れか1項に記載の建築用段取り支援道
    具。
JP14365092A 1992-05-11 1992-05-11 建築用段取り支援道具 Pending JPH05311862A (ja)

Priority Applications (1)

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JPH05311862A true JPH05311862A (ja) 1993-11-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261693B2 (ja) * 1981-10-15 1990-12-20 Efu Heruman Eeberuharuto

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261693B2 (ja) * 1981-10-15 1990-12-20 Efu Heruman Eeberuharuto

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