JP2596365Y2 - 表面材止着位置決め治具 - Google Patents

表面材止着位置決め治具

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JP2596365Y2
JP2596365Y2 JP1993040404U JP4040493U JP2596365Y2 JP 2596365 Y2 JP2596365 Y2 JP 2596365Y2 JP 1993040404 U JP1993040404 U JP 1993040404U JP 4040493 U JP4040493 U JP 4040493U JP 2596365 Y2 JP2596365 Y2 JP 2596365Y2
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gypsum board
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岩男 田中
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、表面材止着位置決め治
具に係り、詳しくは、石膏ボード等の表面材を、金属製
等の下地材にビス等を用いて止着するに際して、その表
面材における止着箇所を適切に位置出しするための技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、間仕切や天井の下地材
は、木製から鋼製に移行しつつあるのが現状であって、
この鋼製の下地材に対して石膏ボード等の表面材を所定
のピッチでビス止めすることにより、間仕切壁や天井面
等を製作施工するのが通例とされている。
【0003】そして、このように表面材を複数箇所でビ
ス止めするには、止着作業に先立って表面材のビス止め
箇所を正確に位置出しする必要がある。
【0004】その一例として、天井に表面材である石膏
ボード等をビス止めする際の位置出し作業は、図7に示
すように、複数本の天井野縁50の妻方向の側壁51に、当
該野縁50が存在している位置を示す目印線52を付し、こ
の目印線52に合致するように墨壺53を用いて天井の石膏
ボード54に向けて墨を打ち、これにより位置決め線55を
引く。この時点において、天井の石膏ボード54は仮止め
等をされた状態にある。
【0005】また、側壁51に対しては、その表面材であ
る壁材の上方及び下方に竪下地の存在している位置を予
め出しておき、これに基づいて、上記と同様に墨打ちを
行うか、或いは同図に示すように長尺定規56を用いて位
置決め線57を引く。
【0006】そして、上記天井の位置決め線55及び側壁
51の位置決め線57に沿ってビス止めを行うのであるが、
その止着箇所のピッチは目測で決められているのが実情
である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ビス止め作業は、墨打ち等により線引きを行うため、天
井や側壁の表面を汚すという問題があるばかりでなく、
その止着箇所のピッチを目測で決めているため、ビス間
隔にバラツキが生じるという問題もある。そして、この
ビス間隔のバラツキは、下地材が鋼製等の金属製である
場合には、正確且つ迅速に作業を行う上で、一層顕著な
問題となる。
【0008】また、天井に対するビス止め作業 (ビス締
め作業) については、長尺な柄を有する専用のビス打ち
機を用いて下方から行えるが、その一方において、天井
の石膏ボード54に対する墨打ち作業については、天井用
足場が別途入用になり、施工設備に関して手間がかかる
ことになる。
【0009】更に、図8に示すように、作業者Aは、天
井用足場に乗った状態で仰向き姿勢で墨壺53を使用せね
ばならず、首が疲れるなどして作業者Aに強いられる負
担が極めて大きくなると共に、作業能率の悪化を招くと
いう問題がある。
【0010】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な作業により正確なピッチで壁材の止着箇
所を位置出しすることができる治具を提供して、施工設
備の簡素化、作業者の負担削減、並びに作業能率の向上
を図ることを技術的課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案に係る表面材止着
位置決め治具は、上記技術的課題を達成するため、以下
に示すように構成したことを特徴とする。
【0012】即ち、複数本の枠組構成材を縦横に張り渡
して組み立てられた矩形の組立枠体と、前記枠組構成材
の一側面より突出する複数の印付突出体と、前記組立枠
体の外枠をなす枠組構成材のうちの一隅部を構成する2
本の枠組構成材に沿って付設され且つその枠組構成材の
一側面より突出する添板材とを有し、前記複数の印付突
出体を所定のピッチで配置すると共に、これらの印付突
出体の先端を略同一平面内に位置させるように構成した
ものである。
【0013】そして好ましくは、組立枠体における枠組
構成材の他側面であって外枠の対角線に沿う箇所に筋か
いを配設する。
【0014】
【作用】上記手段によると、床の上に石膏ボード等の表
面材を載置し、この表面材の上面に組立枠体を載せるの
であるが、この際には、組立枠体の枠組構成材の一側面
より突出する複数の印付突出体の先端が下方を向くよう
にする。従って、略同一平面内に位置している印付突出
体の全ての先端が、前記表面材の上面に当接することに
なる。
【0015】また、前記表面材に対する組立枠体の相対
位置決めは、該組立枠体の外枠の一隅部を構成する2本
の枠組構成材に沿って付設され且つこの双方の枠組構成
材の一側面より突出する添板材を、前記表面材の一隅部
を構成する2側辺に添わせて当てることにより、この両
者の相対位置が正確に決まる。
【0016】このような状態で、作業者が組立枠体を表
面材の上面に対して所定の力で押圧することにより、例
えば組立枠体の上方から手でたたくことにより、表面材
の上面には印付突出体による窪み等の目印が付される。
【0017】そして、印付突出体は所定のピッチで配置
されているので、表面材の上面には所要の間隔で規則正
しく瞬時に目印が付されることになる。
【0018】この場合、組立枠体における枠組構成材の
他側面に筋かいを配設しておけば、この筋かいに対して
上方から押圧力を加えるだけで、表面材の上面に目印を
付することが可能になる。
【0019】
【実施例】以下、本考案に係る表面材止着位置決め治具
の実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】図1に示すように、この表面材止着位置決
め治具1は、縦方向に沿って平行に配置された長尺な3
本の枠組構成材(以下、縦枠材という)2と、横方向に
沿って平行に配置された繋ぎである短尺な3本の枠組構
成材(以下、横枠材という)3とを、縦横に張り渡して
組み立てられた矩形の組立枠体4を有する。
【0021】この実施例では、前記各縦枠材2の一側面
である下面2aと、各横枠材3の一側面である下面3a
とは、全て同一平面内に配置されるように組み立てられ
ている。
【0022】そして、前記組立枠体4を構成している各
枠組構成材のうちの3本の縦枠材2に複数の印付突出体
5が植込まれており、これらの印付突出体5は縦枠材2
の下面2aより所定寸法だけ突出している。
【0023】詳しくは(図2参照)、前記印付突出体5
としては、ビスや釘等のように先端が鋭利な止着部材が
使用されており、これを縦枠材2に打ち込むことによ
り、その先端鋭利部である印付部5aを縦枠材2の下面
2aより突出させたものである。
【0024】前記各印付突出体5は、全て同一寸法だけ
縦枠材2の下面2aより突出しており、従って全ての印
付突出体5の先端の印付部5aが略同一平面内に位置し
ていることになる。
【0025】更に、図1に示すように、前記組立枠体4
の外枠をなす縦枠材2及び横枠材3のうちの一隅部6を
構成する各1本の縦枠材2及び横枠材3には、添板材
7,7が付設されており、これらの添板材7,7は、縦
枠材2及び横枠材3の下面2a,3aより突出してい
る。
【0026】また、前記組立枠体4における縦枠材2及
び横枠材3の他側面つまり上面側であって外枠の対角線
に沿う箇所には、筋かい8が固設されている。この実施
例においては、横枠材3が縦枠材2よりも厚みが大きい
ために横枠材3の方が上面側に突出している関係上、前
記筋かい8は、横枠材3の上面に固着されている。
【0027】図3に示すように、上述の位置決め治具1
と、天井の表面材である石膏ボード9との寸法関係は、
例えば石膏ボード9の縦寸法A1が2mで横寸法A2が
1mである場合には、組立枠体4の縦寸法X1を1.8
mに、横寸法X2を0.686mに設定する。また、組
立枠体4における印付突出体5のピッチPを、0.25
mに設定し、縦枠材2の配設間隔Sを、0.333mに
設定する。
【0028】同図から考察すれば、石膏ボード9に対し
て隙間Sを隔てて4列に目印を付さねばならないところ
を、組立枠体4により3列についてのみ目印が付される
ことになるが、これは、同図に符号Zで示す箇所の列に
ついては、組立枠体4による目印と隣接することになる
ので、目視により目印の位置を正確に知ることができる
から、敢えて3列にのみ目印を付するようにしているの
である。
【0029】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0030】先ず、図4に示すように、床10の上に石
膏ボード9を載置し、この石膏ボード9の上面9aに組
立枠体4を載せる。この場合、組立枠体4の縦枠材2に
突設されている複数の印付突出体5の先端が下方を指向
した状態で石膏ボード9に載せることにより、略同一平
面内に位置している印付突出体5の先端の印付部5aが
全て、前記石膏ボード9の上面9aに当接することにな
る。
【0031】またこれと同時に、前記石膏ボード9に対
する組立枠体4の位置決めを行うには、該組立枠体4の
外枠の一隅部を構成する縦枠材2及び横枠材3に沿って
付設された添板材7、7を、前記石膏ボード9の一隅部
を構成する2つの側辺9x,9yに添わせて当てる。こ
の時点においては、添板材7、7の下端と床10との間
には僅かな隙間が存在している。
【0032】このような状態で、図5に示すように、作
業者Aが組立枠体4を下方に対して所定の力で押圧する
ことにより、組立枠体4の印付突出体5の先端が石膏ボ
ード9の上面9aに押し付けられ、該上面9aには窪み
等の目印が付される。
【0033】この場合、作業者Aは組立枠体4の筋かい
8に対して上方から押圧力を加えるだけで、石膏ボード
9の上面9aに目印を付することが可能であるが、筋か
い8が存在していない対角線箇所については、必要なら
ば作業者Aが組立枠体4の当該隅部を手で叩くなどすれ
ば、確実に目印を付することができる。
【0034】そして、各印付突出体5は所定のピッチで
配置されているので、石膏ボード9の上面9aには等間
隔で規則正しく迅速に目印が付されることになる。
【0035】このように、石膏ボード9の上面9aに目
印が付された後は、ボード揚げ装置を使用して石膏ボー
ド9を裏向きの状態で天井に吊り上げ、長柄付きビス締
め機を使用して、図6に示すように、石膏ボード9の各
目印箇所に付き天井野縁11に対してビス等の止着部材
12により止着していく。また、同図における側壁につ
いても同様にして、表面材であるボード13に付した各
目印箇所について竪下地に対して止着部材12により止
着する。
【0036】以上のように、1枚のボード9,13に対
して多数の目印が瞬時に付されると共に、仕上がりは、
ビス間隔が統一され、且つ、従来のような墨壺や鉛筆に
よる目印線が存在しなくなるので綺麗になる。
【0037】そして、上記の表面材止着位置決め治具1
は、解体せずに次の現場に搬送することが可能であるの
で、複数の現場で使用することができるのみならず、簡
単に解体できるように組み付けられているので、解体し
てコンパクトな状態で搬送することも可能である。
【0038】尚、上記実施例は、筋かい8を一方の対角
線に沿う箇所にのみ配設したものであるが、他方の対角
線に沿う箇所についても上記筋かい8と交差する他の筋
かいを配設するようにしてもよい。
【0039】また、上記実施例は、縦枠材2のみに印付
突出体5を突設したものであるが、必要ならば、横枠材
3の本数を増加してその横枠材3に印付突出体5を突設
するようにしてもよい。
【0040】更に、組立枠体4と石膏ボード9(13)との
寸法関係は、図3に示す状態に限定されるものではな
く、例えば石膏ボード9(13)の寸法と略同寸法の組立枠
体4を作製するようにしてもよい。
【0041】
【考案の効果】本考案に係る表面材止着位置決め治具
は、上述の通り構成されているので、以下に示す効果を
奏する。
【0042】即ち、請求項1に記載の表面材止着位置決
め治具によれば、床面上に仮置きした石膏ボード等の表
面材の上面に組立枠体を載せ、作業者がこの組立枠体を
下方に押し付けるだけで、組立枠体の枠組構成材に突設
された印付突出体により表面材の上面に目印が瞬時に且
つ正確なピッチで付されることになり、而も表面材に対
する組立枠体の相対位置決めも添板材により正確且つ迅
速に行われることになり、作業能率の向上並びに省力化
が図られると共に、天井や壁等が墨や鉛筆で汚されるこ
とが回避され、更には天井足場が不要になるという利点
が得られる。
【0043】請求項2に記載の表面材止着位置決め治具
によれば、石膏ボード等の表面材に対して組立枠体を押
し付ける際には、筋かいに対して上方から押圧力を加え
るだけで、表面材の上面に均一に目印を付することが可
能になり、更なる作業の簡素化が図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る表面材止着位置決め治具の実施例
を示すものであって、当該治具を斜め下方から見た斜視
図である。
【図2】上記表面材止着位置決め治具の要部を示す拡大
縦断正面図である。
【図3】上記表面材止着位置決め治具と石膏ボード等と
の寸法関係を示す概略平面図である。
【図4】上記表面材止着位置決め治具の使用状態を示す
斜視図である。
【図5】上記表面材止着位置決め治具の使用状態を示す
斜視図である。
【図6】上記表面材止着位置決め治具を使用して仕上げ
られた室内の状態を示す要部斜視図である。
【図7】従来の問題点を示す要部斜視図である。
【図8】従来の問題点を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 表面材止着位置決め治具 2 縦枠材(枠組構成材) 3 横枠材(枠組構成材) 4 組立枠体 5 印付突出体 7 添板材 8 筋かい 9 石膏ボード(表面材)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材に対する表面材の止着箇所を位置
    出しするために使用される表面材止着位置決め治具であ
    って、 複数本の枠組構成材を縦横に張り渡して組み立てられた
    矩形の組立枠体と、前記枠組構成材の一側面より突出す
    る複数の印付突出体と、前記組立枠体の外枠をなす枠組
    構成材のうちの一隅部を構成する2本の枠組構成材に沿
    って付設され且つその枠組構成材の一側面より突出する
    添板材とを有し、前記複数の印付突出体を所定のピッチ
    で配置すると共に、これらの印付突出体の先端を略同一
    平面内に位置させるように構成したことを特徴とする表
    面材止着位置決め治具。
  2. 【請求項2】 組立枠体における枠組構成材の他側面で
    あって外枠の対角線に沿う箇所に筋かいを配設したこと
    を特徴とする請求項1に記載の表面材止着位置決め治
    具。
JP1993040404U 1993-07-23 1993-07-23 表面材止着位置決め治具 Expired - Lifetime JP2596365Y2 (ja)

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JPH0710251U JPH0710251U (ja) 1995-02-14
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