JPH0528739U - パワーシート装置 - Google Patents

パワーシート装置

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JPH0528739U
JPH0528739U JP7842191U JP7842191U JPH0528739U JP H0528739 U JPH0528739 U JP H0528739U JP 7842191 U JP7842191 U JP 7842191U JP 7842191 U JP7842191 U JP 7842191U JP H0528739 U JPH0528739 U JP H0528739U
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JP
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pinion
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rack
seat
power seat
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JP7842191U
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勉 相原
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置保持強度の低下等をもたらすことなくウ
ォークイン機能を実現することのできるパワーシート装
置を提供する。 【構成】 通常のシート位置調整時は、ラッチ20がリ
ングギア18の係止溝18Aに係合し、電動モータの回
転は、ウォームギア11,ホイールギア,シャフト1
2,サンギア16,キャリアピニオン24、およびキャ
リアプレート23を介してピニオン14に伝達される。
ウォークイン時は、ラッチ20の係止が解除され、リン
グギア18が自由となり、キャリアピニオン24,キャ
リアプレート23およびピニオン14のラックとの拘束
が解除されアッパーレールが移動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車等に用いられるパワーシート装置、特に、ウォークイン機能を 備えたシートに用いて好適なパワーシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーシート装置としては、車体フロアに固設されるロアレールと、該 ロアレールに摺動自在に嵌合されシートが固設されるアッパーレールと、ロアレ ールに固設されたラックと、アッパーレールに支承されラックに嵌合するピニオ ンとを有し、該ピニオンをウォームギアとホイールギアとからなる非可逆減速歯 車機構を介して電動モータでもって駆動するようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなパワーシート装置にあっては、電動モータの回転を 非可逆減速歯車機構で減速しピニオンを駆動するようにし必要トルクを得るよう にしているので、シートの移動速度が遅いという特性がある。
【0004】 ところで、2ドア車両等において後席への乗降を容易とすべく、シートバック を前傾させると自動的にシートクッションが前方に移動する、いわゆるウォーク イン機能を備えた車両が知られている。しかし、かかるウォークイン機能を上述 のパワーシート装置で実現しようとすると、電動モータの回転速度に限界がある ことから、シートの移動速度が充分にとれず、満足し得る速さでシートを移動さ せることができない。
【0005】 このような理由から、ウォークイン機能を備えたパワーシート装置を実現させ るのはかなり困難であり、今だに実現されていない。
【0006】 本考案の目的は、かかる事情に鑑み、位置保持強度の低下等をもたらすことな くウォークイン機能を実現することのできるパワーシート装置を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は車体フロアに固設されるロアレールと、 該ロアレールに摺動自在に嵌合されシートが固設されるアッパーレールと、前記 レールのいずれか一方に固設されたラックと、前記レールのいずれか他方に支承 され該ラックに噛合するピニオンとを有し、該ピニオンを減速歯車機構を介して 電動モータで駆動するようにしたパワーシート装置において、前記ピニオンと前 記減速歯車機構との間に遊星歯車組からなるクラッチ機構を配設したことを特徴 とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、通常のシート位置調整の際には、クラッチ機構を接続状態と することにより、減速歯車機構を介してピニオンを駆動すればよい。また、ウォ ークイン時には、クラッチ機構を断続状態とすれば、ピニオンは自由となりラッ クとの拘束が解除されるので、シートを速やかに移動させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明する。
【0010】 図において、1は取付ブラケット2(2Aおよび2B)を介して、不図示の車 体フロアに固設されるロアレールであり、本実施例にあっては、略々断面U字状 を有し、その一内側面にラック3が固設されている(図1参照)。4はロアレー ル1に摺動自在に嵌合されたアッパーレールであり、本実施例にあっては、同じ く略々断面U字状を有し、その上面に不図示のシートクッションが取付けられる 縦壁5(5Aおよび5B)が固着されている。そして、アッパーレール4上面の 縦壁5の間には不図示の開口が形成されており、該開口に対応させて本願の要部 にかかる後述の減速歯車機構および遊星歯車組からなるクラッチ機構を内蔵する ケーシング6(6Aおよび6B)がボルト7でもって固設されている。
【0011】 8は左右のアッパーレール4を連結するパネル9に載置された電動モータであ り、可撓性ケーブル10を介してケーシング6に回転自在に支承されたウォーム ギア11を両方向に回転駆動する。
【0012】 減速歯車機構は、本実施例にあっては、上述のウォームギア11とケーシング 6に回転自在に支承されたシャフト12に固設されたホイールギア13とからな る非可逆減速歯車機構として構成されている。そして、シャフト12にはピニオ ン14が回転自在に支持されており、ピニオン14は前述のロアレール1に固設 されたラック3に噛合する。
【0013】 ここで、減速歯車機構とピニオン14との間に配設される遊星歯車組からなる クラッチ機構につき、主に図3を用いて説明する。
【0014】 シャフト12には、鍔部材15が圧入固着され、同じくその下側にサンギア1 6が圧入固着されている(図3(A)参照)。さらに、鍔部材15の上側には補 強板17が圧入固着され、該補強板17が上述のホイールギア13に取付穴17 Aに装着される不図示のビスでもって固設される。なお、補強板17と鍔部材1 5とは一体に形成してもよい。
【0015】 次に、18は鍔部材15に回動自在に支承されるリングギアであり、その外周 部に係止溝18Aが形成されている。該係止溝18Aには前述のケーシング6と 共にアッパーレール4の上面に、枢支ピン19でもって一端が枢着されたラッチ 20の係止爪20Aが係合するよう形成されている。枢支ピン19には巻きばね 21の巻回部が支持され、ラッチ20を係合方向に付勢している。ラッチ20の 中腹部には、さらに、シートバック等に設けられる操作レバーでもって駆動され る操作ケーブル22の一端が固定されている。
【0016】 23は前述のピニオン14と一体的に回動すべく、シャフト12に支持された キャリアプレートであり、周方向に等間隔に3本の支軸23Aが植設されており 、該支軸23Aでもって、前述のリングギア18およびサンギア16にそれぞれ 噛合するキャリアピニオン24を回動自在に支承している。
【0017】 上記構成になる本実施例においては、その通常のシートの位置調整時には、巻 ばね21の付勢力によりラッチ20の係止爪20Aがリングギア18の係止溝1 8Aに係合し、リングギア18の回転が阻止されている。
【0018】 しかして、かかる状態で電動モータ8が起動されると、可撓性ケーブル10を 介してウォームギア11が回転され、所定の減速比でもって噛合するホイールギ ア13も回転される。ホイールギア13が回転すると、これと一体的な補強板1 7およびシャフト12を介してサンギア16が回転する。すると、リングギア1 8は固定されているので、リングギア18に噛合しているキャリアピニオン24 が自転しつつ公転する。すなわち、キャリアプレート23が回転し、これと一体 的なピニオン14が回転する。この結果、ピニオン14はラック3に案内されて 転動し、アッパーレール4がロアレール1に対し摺動しつつ位置調整されること になる。
【0019】 かかる停止状態で、シート側から入力があったとしても、この入力はピニオン 14を回転させようとする力であるが、サンギア16はウォームギア11とホイ ールギア13との非可逆歯車機構により、リングギア18と共に回転が阻止され ているので、ピニオン14が回転することはない。
【0020】 一方、かかるパワーシート装置が車両の前席に用いられて、シートバックを前 傾すべく、操作レバーが操作されると、ケーブル22を介してラッチ20が巻き ばね21の付勢力に抗って回動され、ラッチ爪20Aのリングギア18の係止溝 18Aとの係合が解除される。すると、リングギア18は拘束が解除され、サン ギア16は上述の如く固定状態にあるので、キャリアピニオン24が自転しつつ 公転可能状態となる。このとき、アッパーレール4は不図示のスプリングでもっ て車両の前方向に付勢されており、上述の如く、公転可能状態にあるキャリアピ ニオン24、およびキャリアプレート23と共に、一体的にピニオン14が回転 し、アッパーレール4、ひいてはシートが速やかに前方向に移動する、いわゆる ウォームイン動作が行われる。
【0021】 シートバックを戻し、ウォークインを解除するときには、操作レバーに公知の メモリ装置を設けておけば、シートの元の位置でラッチ20を係合させることも できる。
【0022】 なお、上述の実施例においては減速歯車機構として、ウォームギアを利用した 非可逆性のものを用いたが、調整位置において減速歯車の回転を防止する拘束手 段を設ければ非可逆性のものに限られない。
【0023】 また、本実施例においては、遊星歯車組によるクラッチ機構としたので、ピニ オン14の駆動トルクが増大される分、電動モータを小型化することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ラックに噛合するピニオン と減速歯車機構との間に遊星歯車組からなるクラッチ機構を配設したので、車両 の前後方向におけるシートの位置保持強度の低下等をもたらすことなく、ウォー クイン機能を実現することのできるパワーシート装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】レール部分を省略して示す図1のA−A矢視断
面図である。
【図3】本考案一実施例の要部の組付手順を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 ロアレール 3 ラック 4 アッパーレール 8 電動モータ 11 ウォームギア 13 ホイールギア 14 ピニオン 16 サンギア 18 リングギア 18A 係止溝 20 ラッチ 23 キャリアプレート 24 キャリアピニオン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロアに固設されるロアレールと、
    該ロアレールに摺動自在に嵌合されシートが固設される
    アッパーレールと、前記レールのいずれか一方に固設さ
    れたラックと、前記レールのいずれか他方に支承され該
    ラックに噛合するピニオンとを有し、該ピニオンを減速
    歯車機構を介して電動モータで駆動するようにしたパワ
    ーシート装置において、 前記ピニオンと前記減速歯車機構との間に遊星歯車組か
    らなるクラッチ機構を配設したことを特徴とするパワー
    シート装置。
JP1991078421U 1991-09-27 1991-09-27 パワーシート装置 Expired - Lifetime JPH0741628Y2 (ja)

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JP1991078421U JPH0741628Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 パワーシート装置

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JPH0528739U true JPH0528739U (ja) 1993-04-16
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63124535U (ja) * 1987-02-09 1988-08-15
JPS63124533U (ja) * 1987-02-06 1988-08-15

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63124533U (ja) * 1987-02-06 1988-08-15
JPS63124535U (ja) * 1987-02-09 1988-08-15

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JPH0741628Y2 (ja) 1995-09-27

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