JPH0414295Y2 - - Google Patents

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JPH0414295Y2
JPH0414295Y2 JP1984159583U JP15958384U JPH0414295Y2 JP H0414295 Y2 JPH0414295 Y2 JP H0414295Y2 JP 1984159583 U JP1984159583 U JP 1984159583U JP 15958384 U JP15958384 U JP 15958384U JP H0414295 Y2 JPH0414295 Y2 JP H0414295Y2
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operating lever
parking brake
actuator
actuating body
braking
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  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のパーキングブレーキ装置、
特にマニユアル操作とモータ等のアクチユエータ
によるパワー操作とが両立するように構成したも
のに関する。
(従来技術) 従来、マニユアル操作とモータ等のアクチユエ
ータによるパワー操作とが両立するように構成し
た自動車用パーキングブレーキ装置としては、例
えば、実開昭58−75156号公報に記載されている
ように、車体に設けたガードレールに移動可能に
設けられたベースと、このベースに取付けられた
正逆回転可能なモータと、上記ベースにその移動
方向と略平行にかつ回転可能に取付けられて前記
モータにより正逆回転するシヤフト状ネジ部材
と、このネジ部材上に進退可能に螺合されたナツ
ト部材と、上記モータの正逆転および停止を制御
する制御手段を備え、パーキングブレーキ装置を
構成するブレーキレバーとイコライザ間に配置し
て、ブレーキレバーに接続したワイヤの一端を上
記ベースに連結し、イコライザに連結したワイヤ
の一端を前記ナツト部材に接続したものが知られ
ている。
しかし、このような自動車のパーキングブレー
キ装置は、パワー操作するためのベース、モー
タ、ネジ部材、ナツト部材等よりなる組立部品の
部品数が多く、構造が複雑であるうえ、モータ部
材、ネジ部材及びナツト部材を支持し、レバーに
連動して移動するに大きなベースを有しているこ
とから、小形化する上で不利であるという問題が
あつた。
(考案の目的) 本考案は、自動による制動及び制動解除が可能
で且つ従来通り手動による制動及び制動解除が可
能な、簡単な構成の自動車のパーキングブレーキ
装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案に係る自動車のパーキングブレーキ装置
は、車体に設けられたブラケツトに回動可能に取
付けられるパーキングブレーキ操作用レバーと、
上記操作レバーに回動可能に取付けられた車輪の
ブレーキ部材に接続されたワイヤが連結された作
動体と、上記パーキングブレーキ操作レバーに固
設され上記作動体を回動操作することでワイヤを
駆動し、車輪を制動する制動状態と制動を解除し
た解除状態とに亙つて駆動可能なアクチユエータ
と、上記作動体に形成された係合部と、この係合
部に係合可能にパーキングブレーキ操作レバーに
係合部材とを備え、上記作動体の係合部と係合部
材とは、アクチユエータにより作動体が制動動作
方向に回動されるときには係合解除状態となつて
作動体の回動を許し、またパーキングブレーキ操
作レバーが制動動作方向に回動されるときには係
合状態となつて作動体を制動動作方向に回動させ
るように、弧状スリツトとこの弧状スリツトに挿
入されたピン部材とで夫々構成されていることを
特徴とするものである。
(作用) 本考案に係る自動車のパーキングブレーキ装置
においては、自動操作によりパーキングブレーキ
装置を制動状態にするときには、作動体を制動動
作方向へ駆動するようにアクチユエータを作動さ
せると、作動体の弧状スリツトからなる係合部と
この弧状スリツトに挿入された係合部材であつて
操作レバーに設けられたとの係合が解除されて作
動体の回動が許されるので、作動体が制動動作方
向へ回動して制動状態となる。このとき、操作レ
バーは回動せず原位置を保持する。この制動状態
を解除するときには、アクチユエータを逆方向へ
作動させればよい。
一方、手動操作によりパーキングブレーキ装置
を制動状態にするときには、操作レバーを作動体
を制動動作方向へ駆動する方向へ回動させると、
作動体の係合部と係合部材とが係合して作動体を
制動動作方向に回動させるので、制動状態とな
る。この制動状態を解除するときには、操作レバ
ーを上記とは反対の方向へつまり原位置の方へ回
動させると、係合部と係合部材とが係合した状態
のまま作動体が反対の方向へ回動して制動が解除
される。
(考案の効果) 本考案に係る自動車のパーキングブレーキ装置
によれば、パーキングブレーキ操作レバーに作動
体を回動可能に取付けるとともに、作動体を回動
駆動するアクチユエータを上記操作レバーに固設
し、作動体に係合部を形成し且つこの係合部に係
合する係合部材を操作レバーに設け、上記作動体
の係合部と係合部材とは、アクチユエータにより
作動体が制動動作方向に回動されるときには係合
解除状態となつて作動体の回動を許し、またパー
キングブレーキ操作レバーが制動動作方向に回動
されるときには係合状態となつて作動体を制動動
作方向に回動させるように、弧状スリツトとこの
弧状スリツトに挿入されたピン部材とで夫々構成
したことにより、簡単な構成によつて、アクチユ
エータによる自動制動及び制動解除と、操作レバ
ーを介しての手動制動及び制動解除とが可能にな
つた。
特に、係合部と係合部材とを設けたことで、自
動制動時に操作レバーが原位置(倒した位置)に
保持さることから、アクチユエータを介しての自
動制動解除が可能になり、また自動制動時に操作
レバーの自動回動が生じないからドライバーに違
和感を与えることもない。更に、従来の手動操作
式のパーキングブレーキ装置と全く同様に手動制
動と制動解除とが可能である。
加えて、作動体とアクチユエータとを操作レバ
ーに設け、操作レバーを車体側のブラケツトに取
付けるように構成したので、パーキングブレーキ
装置の車体に対する組付けも簡単化できた。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。第1図に示すように、パーキングブレーキを
マニユアル操作するために、車体内の例えば運転
席の脇に設けられるセンタコンソールボツクスC
内に位置させてブラケツト1が車体に取付けら
れ、このブラケツト1に支軸2を介してパーキン
グブレーキ操作レバー3が回動可能に支持され
る。符号4は上記センタコンソールボツクスCか
ら車室内に突出させられた上記操作レバー3の一
端部に設けられた操作用のハンドルである。
第2図に示すように、上記操作レバー3には、
円板状の作動体5が支軸2を介してレバーの回転
軸心のまわりに回転可能に支持される。この作動
体5の外周縁の下半部にはワイヤ巻取溝6が形成
されるとともに、上記ワイヤ巻取溝6の時計回り
方向終端にワイヤ係止部7が形成される。このワ
イヤ係止部7には車輪のブレーキ部材に連結され
たワイヤ8の一端の係合部9が嵌め込まれて係止
されている。上記ワイヤ8は、作動体5の回動に
より作動体5のワイヤ巻取り溝6に巻取られた
り、ここから繰出されたりする。
上記操作レバー3の他端側10は支軸2に関し
て上記ハンドル4と反対側に延出されており、こ
の他端部10に取付枠11を介してパワー操作用
のアクチユエータ12が上記操作レバー3の側面
に偏心させて取付けられている。上記アクチユエ
ータ12は、電動モータで構成され、その出力軸
13にはウオーム軸14が同軸状に連結される。
ウオーム軸14の先端は、軸心の振れを防止す
るために、軸受15を介して上記操作レバー3の
側面に回転可能に支持されている。上記作動体5
の外周縁上部の約3分の1外周縁部分には上記ウ
オーム軸14に噛み合うウオームホイル部分16
が形成されている。
操作レバー3に対する作動体5の揺動角を規制
するために、上記作動体5には支軸2を曲率中心
とする弧状スリツト17(これが、係合部に相当
する)が形成され、上記操作レバー3にはこの弧
状スリツト17に摺動可能に挿通されたピン部材
18(以下単にピンと称する。これが、係合部材
に相当する)が植設されている。このピン18
は、操作レバー3が床側に倒され、ワイヤ8が最
も長く繰出された制動解除状態で上記弧状スリツ
ト17の制動動作方向(矢印Bの方向)の端部に
受止められる位置に設けられている。
次に、このように構成された自動車のパーキン
グブレーキ装置の作動について説明する。
パーキングブレーキを解除しているときには、
第2図に示すように、上記操作レバー3は車室の
床側に倒され、作動体5はワイヤ8が繰出された
制動解除位置に位置させられる。このとき、上記
ピン18が弧状スリツト17のワイヤ巻取方向
(矢印Bの方向)の端に当接させられているので、
ワイヤ8の張力によつて作動体5がその位置より
もワイヤ繰出し方向(矢印Bと反対の方向)に回
転させられることはない。
パワー操作によりパーキングブレーキをかける
ときには、第3図に示すように、上記アクチユエ
ータ12を作動させて作動体5をワイヤ巻取方向
(矢印Bの方向)に回転させ、ワイヤ8を作動体
5に巻取らせて緊張させることによりブレーキ部
材をブレーキ作動側へ締めさせる。
アクチユエータ12の動作は、ピン18が弧状
スリツト17の制動解除方向(矢印Bと反対の方
向)の端に当接させられたり、パーキングブレー
キが一杯締込まれたりしてワイヤ8の張力が所定
値以上になり、アクチユエータ12の負荷が所定
値以上になると、自動停止させられるようにすれ
ばよい。
アクチユエータ12が停止すると、ウオームホ
イル部分16の回転はウオーム軸とウオームホイ
ル部分16との噛合によつて禁止され、作動体5
の操作レバー3に対する回転が阻止されるととも
に作動体5は制動位置に保持される。
尚、パワー操作によりパーキングブレーキが一
杯にかけられているときには、ワイヤ8が既に最
も長く作動体5に巻取られ、一杯に張られている
ものでマニユアル操作用の操作レバー3を更に制
動操作側に引起し操作することはできない。
パワー操作によりパーキングブレーキを解除す
るときは、マニユアル操作用のレバー3を床側に
倒しておいて、アクチユエータ12を制動操作時
と逆に作動させ、作動体5をワイヤ繰出方向(矢
印Bと反対の方向)に回転させる。このアクチユ
エータ12および作動体5の制動解除方向への動
作は、上記ピン18が弧状スリツト17の制動動
作方向、すなわちワイヤ巻取方向の端に当接させ
られてアクチユエータ12に所定値以上の負荷が
かかつたときに自動停止させられるようにすれば
よい。
マニユアル操作によつてパーキングブレーキを
かけるときには、第4図に示すように、操作レバ
ー3を床側から引き起こせばよい。作動体5の操
作レバー3に対する回転は、ウオームホイル部分
16の回転がウオーム軸14によつて阻止される
とともに、上記ピン18が弧状スリツト17の上
記一端に当接することにより阻止されているから
作動体5が操作レバー3に連動して制動操作方向
(矢印Bの方向)に回転し、ワイヤ8を巻取るこ
とになる。この場合、ピン18が弧状スリツト1
7のワイヤ巻取方向の端を受止めて作動体5を操
作レバー3に連動させているので、ウオーム連動
機構14,16に作用する力は軽減されることに
なる。
マニユアル操作でパーキングブレーキが一杯に
かけられているときには、ワイヤ8が一杯に張ら
れているので、さらにアクチユエータ12で作動
体5を制動操作方向に回転させようとしてもアク
チユエータ12は直ちに所定値以上の負荷を受け
て自動停止させられる。もちろん、ピン18が弧
状スリツト17の制動動作方向側の端を受止めて
いるので、マニユアル操作によりパーキングブレ
ーキをかけている間は、パワー操作により作動体
5を制動解除方向(矢印Bと反対の方向)に回転
させることはできない。
マニユアル操作によりパーキングブレーキを解
除するときには、上記操作レバー3を床側に倒せ
ばよい。操作レバー3に連動して作動体5が制動
解除位置に戻され、ワイヤ8が作動体5から繰出
されることになる。
このように、上記自動車のパーキングブレーキ
装置では、パーキングブレーキのマニユアル操作
とパワー操作がうまく両立させられている。
しかも、マニユアル操作用の操作レバー3と、
パワー操作に必要なアクチユエータ12、ウオー
ム軸14および作動体5とが1つのブラケツト1
に支持されているので、車体への取付作業が簡単
かつ容易になるうえ、構成が簡単でコンパクトに
てきる。
また、アクチユエータ12はモータ等の回転駆
動装置に限らず、ソレノイド、排気、圧油、電気
などを駆動源とするシリンダ等の直線駆動装置で
構成してもよい。この場合、アクチユエータ12
と円板形の作動体5とをラツクとピニオンで連動
連結することが考えられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
全体斜視図、第2図は制動解除状態における部分
縦断側面図、第3図はパワー操作により制動状態
にしたときの側面図、第4図はマニユアル操作に
より制動状態にしたときの側面図である。 1……ブラケツト、3……操作レバー、12…
…アクチユエータ、5……作動体、13……ワイ
ヤ、14……ウオーム軸、16……ウオームホイ
ール部分、17……弧状スリツト、18……ピン
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体に設けられたブラケツトに回動可能に取付
    けられるパーキングブレーキ操作用レバーと、上
    記操作レバーに回動可能に取付けられた車輪のブ
    レーキ部材に接続されたワイヤが連結された作動
    体と、上記パーキングブレーキ操作レバーに固設
    され上記作動体を回動操作することでワイヤを駆
    動し、車輪を制動する制動状態と制動を解除した
    解除状態とに亙つて駆動可能なアクチユエータ
    と、上記作動体に形成された係合部と、この係合
    部に係合可能にパーキングブレーキ操作レバーに
    設けられた係合部材とを備え、 上記作動体の係合部と係合部材とは、アクチユ
    エータにより作動体が制動動作方向に回動される
    ときには係合解除状態となつて作動体の回動を許
    し、またパーキングブレーキ操作レバーが制動動
    作方向に回動されるときには係合状態となつて作
    動体を制動動作方向に回動させるように、弧状ス
    リツトとこの弧状スリツトに挿入されたピン部材
    とで夫々構成されていることを特徴とする自動車
    のパーキングブレーキ装置。
JP1984159583U 1984-10-22 1984-10-22 Expired JPH0414295Y2 (ja)

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JP1984159583U JPH0414295Y2 (ja) 1984-10-22 1984-10-22

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JP1984159583U JPH0414295Y2 (ja) 1984-10-22 1984-10-22

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Publication Number Publication Date
JPS6173464U JPS6173464U (ja) 1986-05-19
JPH0414295Y2 true JPH0414295Y2 (ja) 1992-03-31

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ID=30717535

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2648345B2 (ja) * 1988-08-31 1997-08-27 リズム自動車部品製造株式会社 パーキングブレーキ装置
KR100339235B1 (ko) * 1999-12-29 2002-05-31 이계안 주차 브레이크 안전장치
JP4608428B2 (ja) * 2005-12-27 2011-01-12 ヒルタ工業株式会社 パーキングブレーキ装置
KR101057843B1 (ko) 2008-12-04 2011-08-19 현대자동차주식회사 상용차의 센터 파킹 브레이크 장치

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